勝ちヒロインにとって最高に都合のいい男子 作:愛甲ハマチ
最後にLINEの描写が抜けていたので加筆しました。
今日は姫宮さんを初めて抱いた日から二週間後。
朝雲さんの調教は容赦なく続いていた。
「はぁ……♥️ はぁ……♥️」
姫宮さんの漏れ出る生暖かい吐息が俺の首筋に当たり、姫宮さんの張りのある大きな胸が俺の胸筋でぐにゅう♥︎と潰れて形を変える。
姫宮さんの柔らかくて温かい体温と俺の体温が溶け合うように思えた。
「んんぅ……♥️ これ、やばいよぉ……♥️」
悶える声がすぐ近くから聞こえる。
それでピクリと下半身が反応すると、『あぁん♥️』と喘ぎ声を上げる姫宮さん。
荒い息を吐く姫宮さんの濡れた瞳と俺の視線が交わった。
「んはぁ……♥️ 温水君……温水くぅん♥️」
「うっ……姫宮さん」
既に三時間ほどベッドの上で姫宮さんと抱き合っている。
だけど、ただ抱き合っている訳じゃない。
ゴムをした状態で彼女の膣に俺の男性器を挿入したまま、お互い裸で抱き合っていた。
「これぇ、だめぇ……っ♥️ 温水くんの大きいおちんちんの形がハッキリ分かっちゃう♥️ 頭、ビリビリするぅ♥️」
俺の上で寝そべる姫宮さん。
八奈見にも『温水君ってさ、最近筋肉質になった?ヒョロヒョロって感じだったのに何かガッチリしてきて男の子らしくなったって言うかさ……あーっとその……う、うんっ、良いと思うよ!健康的だしねっ!あ、あはは……っ』って言ってたし。
「(……いや、ちょっと待て。それって良い事なのか?あれは言外に似合ってないって意味だったりしない?)」
そんな疑問が頭を
「良い調子ですよ。華恋さん」
ベッドの横で椅子に座る朝雲さんが、俺達の情事を横から観察しながら綺麗な笑みを浮かべた。
「華恋さんが温水さんの背中に爪を立ててしまったのは、華恋さんのおまんこが温水さんのおちんぽを受け入れる準備ができていなくて、驚いてしまっていたからです。だからこそ、これはその大きさに慣れて貰う訓練です」
そう、これは前回のような俺に対する焦らしのための時間ではなく、姫宮さんに対して行っている朝雲さんの性指導だ。
「温水さんのおちんぽよりも袴田さんのモノの方が、長さも太さも硬さも何もかもが劣っています。今回で完璧に膣の形が温水さんのモノになれば、二度と袴田さんとのSEXで快感を得ることはできないでしょうーーつまり、これも姫宮さんが袴田さんを忘れるために必要な、プロセスの一つなんですよ」
俺のチンポで袴田とのSEXを上書きする。
それを朝雲さんは狙っているらしい。
「温水さんのおちんぽの大きさにも慣れて、袴田さんとの未練を断ち切るための要素にもなる。ね?実に素晴らしいでしょう?」
「(これって思考誘導だよな?この人、怖ぁ……)」
絶対に敵に回してはいけないのだと強く思った……何でこの人、俺の味方なんだろう?
俺のために頑張り過ぎじゃない?
「はぁ……♥️ ふぅー♥️ ふぅー……♥️ ふぅー……♥️」
そんなことを思っていると、姫宮さんの息が段々と荒くなり……、
「はぁん♥️ んぅあ♥️ あぁん……♥️」
姫宮さんが腰を左右に
その動かし方が『もっと、もっと』と
左右だけではなく上下運動になるその直前……朝雲さんが割って入る。
「ーーはい、ダメですよ。華恋さん」
「っ!いや、待って!?ちはーーああぁぁぁ……っ」
姫宮さんのお尻の穴にアナルビーズが
ズププ……っ。
「ふむ、こちらの方の開発を初めてまだ十一日ですからね。十連珠の先にある極細の玉を二つを受け入れるので限界ですか」
無理やりは
それでお尻が壊れてしまうともう使えなくなってしまうからだと、朝雲さんは言っていた。
ちゃんと状態を見て経過観察をしなければ成功しないと。
「や、やめ……」
「これも温水さんを傷付けた罰ですよ。姫宮さんが温水さんを引っ掻いたのは一回ではありませんから。受け入れてくださいね?」
浣腸を抱き合う前と抱き合ってから一度の二回行っている。
一週間前はあれだけ嫌がっていたけれど、手足を縛って身動ぎ一つできない絶頂地獄と寸止め地獄によって、最終的には受け入れた。
三日間の調教と開発により、完全に上下関係ができあがっている。
にゅこ♥︎にゅこ♥︎
「こ、これ……ヤダ……っ」
背中を震わして鳥肌を出す姫宮さんは、少なくない嫌悪感を感じていることが分かる。
でも、身体は反射的に俺のチンポを締め付けた。
きゅうぅぅぅぅ♥︎
「ぐあ……っ!姫宮さんっ、締め付け凄過ぎ……!」
前に朝雲さんが言っていたお尻に力を入れて膣を締める技が、朝雲さんの手によって強制的に行われていた。
「ほら、姫宮さん。温水さんが喜んでいます。姫宮さんのお尻にアナルビーズを
いや、そんなことはない。
朝雲さんのお陰で昔ほど潔癖症では無いけど、お尻はちょっと勘弁して欲しいのが本音だ。
病気とか怖いし。
「ぬく、みず……君」
「こうして、華恋さんのお尻にオモチャを
ーーしかし、それを朝雲さんが自分の都合の良いように姫宮さんの認識を
まるで、俺の性癖であるかのように姫宮さんに刷り込んだ。
「(まあ、それを朝雲さんも分かってるから、『マンコにチンポを
そうなると、朝雲さんも姫宮さんにお尻の開発をされてしまいそうだが、そのための言い分を確保しているのが彼女だ。
「お手本を見せましたよね?私の
「は……い……っ」
「これを私の道具が無くても自然とできるようになってくださいね?私のように」
これは指導なのだと朝雲さんは言う。
でも、それを姫宮さんは否定することができない。
姫宮さんの中で俺に五倍も射精をさせて、女としての能力の違いを教えられたのは相当なトラウマとなっていたようだ。
だから、こうしてその技を盗もうとしているが、その間にお尻を完全に開発されてしまう方が早いと思う。
ーーそして、俺もそろそろ我慢できない。
姫宮さんの背中に回した手を、彼女の肩と大きなお尻を掴みそのまま抱き付くような形で腰を上に突き上げた。
ドチュ……ッ♥︎!
「あっ♥️ んん~~~~っ"っ♥️♥️」
今までよりも1cmもないだろう深さに亀頭が侵入する。
そのたった数mmで姫宮さんの腰はガクガクと震える。
敏感になっている膣にはこれだけで充分な衝撃だったらしい。
「華恋さんも気持ち良さそうですね。これが温水さんが好きな締め付けですよ。よく感じてくださいね」
「んぐっ……ま、まっで、千早ぢゃん……あんっ♥️ ぞれ"ぇ、今はぁ……やだぁ♥️」
感じている姫宮さんのお尻に
まるでその感覚が気持ち良いものだと身体に錯覚させているかのようだった。
「ふふっ、もう普通のSEXでは満足のできない淫乱な身体に変えて差し上げますからね?華恋さん」
朝雲さんを焦らしながら調教し身体を開発させる。
連続寸止め地獄を味わっている姫宮さんは、動いては"お仕置き"が待っているのだと分かっていながら、条件反射でつい腰を動かしてしまう。
それを許さない朝雲さんがアナルを開発し、その嫌悪感を姫宮さん自身のコンプレックスを刺激することで無理やり受け入れさせる。
この俺が腰を自発的に動かさなくては永遠に続く調教だ。
でも、だからこそ思うーーこうなるのは、当たり前の事でしかない。
「(姫宮さんが朝雲さんに劣るのは当たり前だ。俺のチンポを二年半弱もの間、挿入していたアドバンテージが朝雲さんにはあるし、その手の知識を散々試した上で今のテクニックがある)」
朝雲さんだって最初は俺のチンポに毎回精魂尽き果てていた。
だからこそ、今までのように綾野のチンポをただ挿入して、腰を振られるだけのSEXを止めたのだ。
それで綾野は充分満足していたらしいが、それでは俺を満足させることはできないと確信したらしい。
「(だからこそ、膣トレを始めただけじゃなく、膣の締め方、腰の振り方、その全てを勉強したらしい。向上心の塊みたいな朝雲さんは自分が劣っていると感じたものは我慢できず、凄まじい成長を見せて遂には俺に対して逆に指導するほどになった)」
それからは、二人でSEXのための体力を作ることを目的として、ランニングに筋トレを始めて、
「(昔の朝雲さんと一緒だ。姫宮さんは高校時代に一人暮らしをしていたマンションに袴田を呼び出して、SEX三昧の日々を送っていたらしいけど、朝雲さんのような努力はしてこなかったんだ。だって、その身体で誘えば袴田は興奮して腰を振って射精したから)」
男の性的な興奮は視覚的な情報によるものが大きな割合を示すらしい。
姫宮さんの暴力的とも呼べるメリハリの付いた肉体は、それだけで男を興奮させるものだ。
だからこそ、姫宮さんは単純に腰を前後に振るだけで充分だった。
「(挫折や失敗が無ければ人は成長しようとしない。姫宮さんからすれば今まで通用していたことが全く通じないんだから、混乱するのは当たり前だ……朝雲さんも意地が悪い)」
どう考えても、朝雲さんに並び立つというのは不可能に近い。
だが、姫宮さんは俺と朝雲さんの二年半の月日を知らないため、それに気付くことは決してできない。
「(姫宮さんがレベルが『Lv.10』で初期装備よりも、一つ上の武器しか持っていないキャラクターだとすれば、レベルが『Lv.99』の伝説級の武器を沢山持ったキャラクターが、同じ『Lv.10』の表記で対戦をしてくるようなものだ。こんなの初心者狩りどころじゃないだろ……)」
果たして『Lv.99』に『Lv10』のキャラクターが一方的に負かされて、どれだけの経験値を得ることができるのだろうか?
身に付けていない技を目の前でされても真似なんてできるわけがない。
ーーしかし、『温水和彦が満足できていない』という諦められない理由があるため、姫宮さんはそれから逃げる事もできずに朝雲さんに調教され続ける。
しかも、ここから被虐心まで開花してしまえば、これから姫宮さんが朝雲さんの支配から抜けることはまず不可能だ。
つまり、このゲームはどうしたって朝雲さんが勝つ結末ということ。
「……朝雲さんは情報戦が上手すぎる」
【♀️⚡♂️】
温水さんの行為で高ぶっている華恋さん。
それを見て全てが順調であることを理解する。
「(全てが計画通り。華恋さんは益々温水さんの沼から抜け出せなくなりますし、これから様々な女性を攻略する上で必要な経験値を、私も姫宮さんで得ることができます。Win-Winというやつですね)」
目の前で喘ぎ悶えている姿から見ても、華恋さんが喜んでいるのは分かりますしね。
「(身体中のあらゆる性感帯を開発し尽くせば、温水さんの巨根とは関係無く私からも逃げられなくなる。脅迫などで縛り付けても強い力で押し返したくなるだけなんですから、自分から進んで檻の中に入り、
そうすれば、どこにも不満など存在しない誰もが幸せな世界のできあがり。
何て素晴らしいんでしょう。
「おや、これは……」
近くの机に置かれていたスマートフォンが震えている。
その画面を見てみれば、『草介』の二文字。
それは、袴田さんから姫宮さんに向けての電話でした。
バイブレーションが途切れるまで待ち、終わると華恋さんのパスワードを勝手に解除する。
そして、LIN○のメッセージ画面を開くとそこには今日の彼らのやり取りがあった。
不在着信
不在着信
キャンセルb
でも、それでも話がしたいんだ。
どうか、俺の話を聞いて欲しい。
不在着信
その絶縁状態に近い彼らのメッセージを見て、私の口角が自然と上がってしまう。
「……もう少し引き延ばせるかと思いましたが、今日で最低限の調教は終わりましたし、もういいでしょう」
空港で好きな人に引き留められて恋人になる。
女性ならば一度は想像したことのあるシチュエーション。
本来ならば、今回の問題でさえ袴田さんと華恋さんの二人の絆が、さらに深まるイベントになったのかもしれない。
ーーしかし、それはもうありえない未来。
何故なら、華恋さんは温水さんという最高の
「ふふふふっ、お別れは大切ですよね?華恋さん」
通話の記号の代わりになるもの探すのに時間が掛かりました。
ハーメルンだと受話器の記号が入力されなくなるようです。