※この作品はR-18です。

根源接続者の間桐慎二は酒池肉林を満喫する   作:フランチェスカスキー

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読まなくてもヨシ!(慎二が好き勝手にできる理由付けの話)


幕間
【幕間】: 始まり


 蟲蔵の中をギチギチと這いずり回る蟲の大群。

 それは自由気ままにそれぞれが動き回っているわけではない。

 蟲蔵の中心で寝かされている少女に向かって動き回っていた。

 (おぞ)ましいことにそれは生殖器の形を為しており、幼女の秘められた場所に入り込み、その熟していない幼い肉体を蹂躙し尽くしている。

 ーーこれこそが冬木の御三家の一つにして、魔術の家系である間桐家の魔術による鍛練方法だ。

 

「クカカッ……経過は順調と言ったところか。第四次聖杯戦争には間に合わなかったが、次の第五次聖杯戦争には少聖杯として充分に役目を果たせるだろう。遠坂から養子を取りお前が来てくれて助かったぞ、桜」

 

「…………………………」

 

 瞳に光を灯さず責め苦を受け止め続ける間桐桜に希望などありはしない。

 自分がこの地獄に耐え続けるしかできないことは、既に分かっているからだ。

 桜は無理やり女の子としてのありとあらゆる尊厳を奪われた。

 そんな桜にあるのは諦観だけである。

 臓硯は絶望の中に沈む桜を見送り扉を閉めて外に出ていく。

 魔術師として優秀な母体になるよう桜の調整は続く。

 これこそが、遠坂桜から間桐桜として生まれ変わった彼女の人生だった。

 

 そんな定められた結末を、さらに自分勝手な理由で破壊しにきた少年が現れる。

 

 

「ーーやあ、お爺様。桜の鍛練は順調ですか?」

 

 

 そんな醜悪な光景が広がる蟲蔵の扉の前で、その少年は何でもないかのように平然と、桜と間桐家当主、間桐臓硯(ぞうけん)を開けた扉から見下ろした。

 

「慎二……?何故、お主がここにおる?第四次聖杯戦争の間は海外に留学をさせて冬木は勿論、日本の地にも居ない筈……」

 

 それは慎二がここに居ることの疑問だった。

 この間桐家では臓硯の言葉が絶対だ。

 だからこそ、それを破るなどあり得ない。

 その疑問の答えを慎二は何でもないように臓硯へ口にした。

 

 

「間桐家の当主に今すぐになりたいんだよ、お爺様。だから、お爺様から奪ってこれからは僕がこの家の王になるよ」

 

 

 思わず、あの臓硯が唖然とする。

 余りにも愚か過ぎるその目的に面食らったのだ。

 その余りにも身の程知らずな言葉を受けて、遂に臓硯から笑みが溢れる。

 

「フ、フフフフ……まさかそんな冗談を言うようになるとは。魔術の事を何も知ることができなければ、ここまで愚かになるのも仕方がないのかもしれんがな。まあ、いい。少しは魔術というものを教えてやろう」

 

 すると、周囲から蟲が現れて津波のように慎二を取り囲む。

 

「間桐の魔術の奥深さを何一つ理解できないまま、そのまま蹂躙されると良い。さすれば、生物として儂との間にある圧倒的な格の差ぐらいは分かるじゃろう」

 

 蟲蔵に居る蟲がザザザザザッッと不愉快な音を鳴らしながら(うごめ)き、四方八方から慎二を取り囲むように動き出す。

 今から急いで蟲蔵から離れようとしても、その数と勢いから逃げ切ることは不可能だろう。

 

「おえっ、……キモすぎでしょ。僕って不潔なものや気持ち悪いものって嫌いなんだよね」

 

 だが、腰を抜かす事はおろか、逃げ出す事すらしない。

 この絶望的な光景を見ても不快さを(あらわ)にするだけだ。

 

「……ここまで見せて魔術の恐ろしさを理解できんとはつくづく救えん奴よ。言ってなかったがお主には魔術の才能は微塵もない。間桐の当主になるどころか魔術師にもなれん『失敗作』、それがお主よ。何者にもなることができん自身の無様さを呪うがいい」

 

 醜悪な蟲が合わさり、まるで大きな波のように四方八方から慎二に向けて殺到する。

 そのまま圧死か。

 体を貪られて栄養となるか。

 どちらにしても慎二にとって絶望が怒涛の勢いで押し寄せる。

 

 

 ーーしかし、それは慎二の前では無意味だった。

 

 

「なん……じゃ、と……?」

 

 轟ッと空間が膨張する音と目が眩むほどの閃光が瞬いたかと思えば、臓硯が使役していた全ての蟲が一瞬で焼き尽くされた。

 まるで昼間のように業火が燃え盛る光景をみながら、目の前で起きたその現象に驚愕を露にする。

 

「(なん、じゃ?これは……?魔術、ですらない?)」

 

 そんな臓硯に向けて、慎二は舐め腐った表情を向ける。

 

「あのさあ……僕を見くびらないで欲しいなぁ?お爺様。この僕が僅かでも負けるかもしれない戦いをする訳がないじゃないか。こうして僕がお爺様の前に出ている時点で詰みに決まっているだろう?」

 

 間桐臓硯の扱う蟲はライターの火など死滅するようなものではない。

 少なくともただの放火で殺す事などできる訳がないのだ。

 

「馬鹿な……あり得ん。魔術回路すら持たん者がこれほどの事ができるなど……」

 

 この番狂わせのその仕組みが全く理解できない臓硯。

 慎二はそんな臓硯を小馬鹿にして嘲笑う。

 

「もしかしてだけど、魔術なんてものだけがこの世界で唯一特別な力だとでも思ってたワケ?魔術に何百年も傾倒し過ぎるとこんな簡単な事にすら気付けないようになっちゃうなんて、時間の流れは残酷だよねー?」

 

「どういう事じゃッ!何をしたッ!?」

 

 自らの魔術を破ったその手品。

 それは臓硯が予想だにしないものだった。

 

 

 

「僕のこの力は『超能力』だよ」

 

「超……能力……じゃと……?」

 

 

 

 魔術で高みに登り詰めた怪物にとってその単語は余りにも陳腐だった。

 

「超能力に魔術回路なんてものは必要ないからね。炎も雷も風も自由自在ってワケ!それこそ、神秘なんてものが薄まろうが何一つ影響なんて無いんだから、魔術みたいな古臭くて消費期限が決まってるものより、よっぽど優れていると思わない?」

 

 超能力者とは魔術回路を持たない者でも、超自然的な力を扱える者のことだ。

 

 それは未来予知。

 瀬尾静音、瓶倉光溜、観布子の母などの魔術とは一切の関係の無い一般人にも宿り、その人生を迷わせ狂わせてきた異能。

 

 或いは、パイロキネシス。

 魔術を用いずに発火現象を引き起こす力。

 黒桐鮮花は魔術と合わせているが、元々は魔術を使わずともパイロキネシスを引き起こす超能力を有した、超能力者だった。

 

 そんな『超能力』だが、魔道の深淵を覗いた間桐臓硯……いや、マキリ・ゾォルケンがその存在を知らない筈もない。

 

「そんなものの力など程度は知れておる……ッ!儂の蟲をその程度の小技で殺せる訳がないッ!!」

 

 それは事実だった。

 神秘が宿らない力は安定して力を引き出す事はできない。

 上手く扱う事ができたとしても、魔術の研鑽による成果よりも劣ることは明らかだ。

 

 

 

「まあ、普通はそうなんだろうけど僕だけは例外なんだよ。だって、ーー僕は根源接続者なんだから」

 

「……………………は?」

 

 

 

 間の抜けた声を出す臓硯。

 根源とは全ての魔術師が夢見る到達点。

 それを魔術回路一つ無い不出来な孫がその根源と接続しているなど、臓硯からすれば馬鹿げた話でしかない。

 そんな臓硯のあからさまな様子を察した慎二は、目の前にいる害虫の老害に見下されたという事実に苛立った。

 

「……魔術以外の方法で根源に辿り着けないワケじゃないよね?魔術が根源に辿り着く事が一番簡単ってだけなんだからさ。なら、超能力でも科学でも可能性としては充分あるに決まってるじゃないか」

 

 根源接続者の慎二だが、一つだけ絶対的に足りないものが存在していた。

 それこそが、血脈で受け継がれる擬似神経系の魔術回路だ。

 慎二には間桐の魔術師としての証明であるその魔術回路が、他の世界線同様に1つたりとも存在しなかった。

 

「僕は根源から漏れ出た力の中で、『魔術』じゃなくて『超能力』の力を引き出している。もちろん、出力で言えば『魔術』の方が効率的に現象を引き起こせはするけど、『超能力』だからこそ色々と自由度が高いんだ」

 

 だが、生まれながらに根源へ接続してしまっているために、特に不足は感じることはない。

 未来が分かるなんて当たり前で、魔術は『神秘の秘匿』という側面から好き勝手には使えないが、『超能力』はそれには当てはまらないため好き勝手に扱える。

 

 ーー要するに、間桐慎二という少年は『魔術』という力に、まるで価値を見出だしていなかったのだ。

 

 

「魔術なんて神秘がどんどん薄れていっていけばそのうち使えなくなる程度のものだけど、超能力は神秘なんてものが無くても自由自在に扱う事ができる、真に選ばれた人間の特権なんだよ!ははっ、ははははははははっ!!」

 

 

 間桐慎二は根源接続者である。

 彼は魔術を使わずとも世界に干渉が可能だった。

 いや、それどころか根源の渦から溢れた『魔術』とは違い、『超能力』という体系を、慎二は誰よりも熟知しているエキスパートと言ってもいいだろう。

 

 ……しかし、それでも不便さは否めない。

 

 魔術回路が無いために出力が全く出ないのもまた事実。

 実現可能な知識も実現可能な技術も全て身に修めているというのに、それが使えないというのは不便としか言いようがなかった。

 

 だからこそ、慎二は超能力以外の他の技術も習得した。

 

 

 

「間桐臓硯ーー【僕に隷属しろ】」

 

「ゴッッボッ……!?な、なん、じゃ?これはァ……ッッ!?!?!?ーーがああああぁあぁああッッ!?」

 

 

 

 魂の主導権が奪われようとしている謎の強制力に、臓硯は寒気と恐怖に襲われる。

 その正体を慎二は事も無げに言い放つ。

 

「『統一言語』だよ。旧約聖書の『バベルの塔』で神により『言葉を乱された』……つまり、神代において全てに通じる言葉は消失してしまったんだ。でも、当然『アカシックレコード』を覗ける根源接続者なら、その『統一言語』も理解できるのは当然だろう?」

 

 神代の言葉を話せる。

 ただそれだけの事で世界の理を塗り替える男が既に居る。

 

「『統一言語師(Master of Babel)』 、『偽神の書(ゴドーワード)』あるいは、『ゴドーワード・メイデイ』。そんな異名で呼ばれている魔術の才能が無い男が扱う異能だよ。言葉一つで世界に催眠を掛けて書き換える絶対言語。実に便利だと思わない?……まあ、他の接続者なら『統一言語』なんてなくても世界を改変させるだろうけどさ」

 

 とはいえ、あのフランチェスカ・プレラーティすら撃退してみせた力だ。

 さしもの臓硯であっても無事で済む訳がない。

 

「ぐぎぃ……ッ、……だ、だが、この程度で、この儂に勝てるとでも思ったのか?慎二よ……。ならば、その思い上がりと共に儂が貴様をこのまま葬ってやろう……!」

 

 予想外の一撃だったが臓硯は耐えきった。

 そして、最初の炎も『統一言語』で出力を上げたのだろうと臓硯は推測し、それは見事に正解を引き当てている。

 魔術師が代々受け継いでいく魔術回路が何一つ扱えないというそのハンデは、根源接続者であっても無視できるものではないのだ。

 

 

「まあ、そうだろうね。……だけど、全部想像の範囲内なんだよ、お爺様」

 

 

 だが、慎二は先程と変わらずに余裕であり続けていた。

 まるで、ここからが本番とでも言いたげに。

 

「忘れちゃったのかい?僕は『超能力者』だ。PKやESPって単語を知ってる?超能力の分類でさ、PKが念力やパイロキネシスみたいな物理的に外界へ影響を与える力で、ESPがテレパシーや透視能力、千里眼、未来予知、霊視がそれにあたるってワケ。だからさ、当然僕にもできるんだよ」

 

 そして、慎二が目を開くとその目にはーー魔眼が宿っていた。

 

「ま、魔眼じゃとッ!?」

 

 魔眼。

 一見、魔術師しか持ち得ないもののようにに思えるが、未来視もこの魔眼に当たり先の魔術とは関わりのない一般人であっても、その身に宿る突然変異の力である。

 魔眼は眼球の中に独立した魔力回路が宿っており、魔眼のみで魔力が生成可能なため、全身に擬似神経が通っていなくとも魔術を行使する事が可能だった。

 

「これでも世界で一番万能な超能力者を自負してるからさ。透視や未来視くらいはできなきゃいけないだろ?僕の魔眼にはそれができる。そうだねぇ、『可変の魔眼』ってところかな?」

 

 イヴェット・L・レーマンは宝石から作られた加工魔眼を付け替えることで、異なる魔眼の機能を使い分けていたが、慎二はただ念じれば全く別の機能を持つ魔眼へと変質する。

 とはいえ、全部の魔眼へと変質できる訳ではない。

 

「まあ、変えられる魔眼のランクは『ノウブルカラー』までが限界みたいだね。僕が所有しているからか『虹』や『宝石』はもちろん、『黄金』にさえ届かない微妙な性能の魔眼にしかならないみたいだ。あー、イヤイヤ。根源接続者だってのに上には上がいるっていうんだからさ」

 

 もしも目の前に『沙条愛歌』という同じ根源接続者が現れれば、何も抗う事ができず、出力の違いで簡単に踏み潰されるのだと慎二は知っている。

 

 『超能力』という異端の力が自由に扱えるのだとしても、その力以上に世界へ敷かれた基盤が強固に存在している『魔術』には、やはり敵うことは無いのだと正しく認識している。

 沙条愛歌が自身の魔術回路の本数が少なかったために、人里定礎を破壊できず、ブリテンの滅びの運命を無かったことにできなかったように、慎二も魔術回路の乏しさから運命に対する抵抗力が低いのだ。

 つまり、慎二は魔術回路の量と質で愛歌に負けているために、どのような手段を用いても慎二が愛歌に勝つことは絶対にあり得ない。

 

 慎二は魔術師としては落ちこぼれであり、根源接続者としても落ちこぼれという他なかった。

 ーーだからこそ、桜の憐憫の視線が慎二に刺さったのかもしれない。

 

「まあ、お爺様の事だ。僕に魔眼があることを知れば対策なんて幾らでも取れただろうけどね。だからこそ、隠し通すのは苦労したよ」

 

 慎二は根源接続者特有の出鱈目な方法でその面倒事を突破した。

 

「産まれてすぐの赤子の時にお爺様や父さんに向けて、『統一言語』を『超能力』のテレパシーで無理やり聞かせたのさ。皆には魔眼が認識できないように細工をしたんだよ。相手は言葉も喋れない赤子だからと油断していたお爺様を相手なら、洗脳を施すのは大して難しくはなかったよ」

 

 言葉も喋れない産まれたばかりの赤ん坊を警戒しろというのが無理な話だ。

 

 そして、慎二がこうして長々と自分の力の話をしているのは、臓硯に送る冥土の土産でも何でもなく、いつも通りの自分が気持ちよくなるための自慢話でしかない。

 それは実に自己顕示欲が強い慎二らしい語り口だった。

 

「お爺様の魂を『魅了の魔眼』で支配するから逃がしはしないし、お爺様が聴覚を魔術で遮断しても、テレパシーで無理やり『統一言語』を聞かせるから逃げられないってワケ。まあ、サーヴァントでもないのにその腐敗した魂で一度だけとはいえ、僕の『統一言語』をよく耐えられたものだよ」

 

 慎二の舐め腐ったその言葉と態度すら、臓硯にはどうでもよかった。

 そんなものよりも自身を襲う、理解のできない事象を理解する方が先だ。

 

「この儂が、『ノウブルカラー』程度の魔眼ごときで動けんくなるかァッッ!!……慎二!その魔眼は一体なんじゃ!?」

 

 その言葉に慎二は愉悦を感じて口角を上げる。

 

「ああ、やっぱり気付いた?これは『さる高名な人形師』の技術でさ。『積重魔眼』っていう魔眼の中に魔眼を創ることで、魔眼の効果を無限に増幅させるってものなんだよ。相手が『魔法使い』であっても通用することが実証済みの狂気の技術さ」

 

 血統だの魔力量だの、そんな魔術師の極致である『魔法使い』を、魔眼対決で真正面から打倒してみせた埒外の技術。

 (のち)に『冠位(グランド)』となる、とある『人形師』の知識と技術を、慎二は根源からの知識で獲得している。

 それこそ、昔はサーヴァントと張り合える魔術師だったのだとしても、魂が腐敗し妖怪爺へと成り下がったマキリ・ゾォルケンが相手ならば、『統一言語』と『積重魔眼』を完璧に扱う慎二が負ける事は、万が一にもありはしない。

 

「ま、待て!慎二ッ!?儂はこんなところで……ッ!!」

 

 だが、当然のようにそんな命乞いを待つ義理は微塵もなく、慎二は再び唱えた。

 

 

 

「【僕に隷属しろ】」

 

 

 

 こうして長い間悲劇を生み出し続けた妖怪は、見下し続けた孫に絶対の服従をさせられたのだ。

 

 

 

【♡】

 

 

 

 ーーそれから数多の謀略を巡らせた慎二は、第四次聖杯戦争を理想通りに終わらせる。目標に掲げた『ギルガメッシュの打倒』と『言峰綺礼の抹殺』を完遂したのだ。

 

 この二つをやり遂げ、慎二はこの先10年は問題の無い平穏な冬木の町を手に入れる。

 

 ーー全ては自らの欲望を満たすために。

 




Q.慎二が強くなりすぎでは?
A.あの沙条愛歌と比べてしまうと、魔術回路の差で根源接続者としての性能は下も下。
 愛歌は『統一言語』なんてなくても世界を思いのまま歪められるし、慎二と違ってサーヴァントの攻撃(大幅に出力が低下したとはいえ)も、猛毒も無効化してしまえる人外です。
 慎二はその愛歌と比べてしまうと、人の枠組みから逸脱することのない雑魚の根源接続者でしかありません。

・慎二の能力
『統一言語』
 万物に認識を改変させる最強の催眠術。 
『魔眼』
 多種多様なもの書き換えて切り替えられる。
 しかし、性能は『黄金』まで。『宝石』や『虹』の魔眼に変えることは不可能。
『積重魔眼』
 蒼崎橙子の技術を盗用。
『外付け魔術回路』
 蒼崎橙子の技術を盗用。
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