悠里ちゃんは〇〇なんてみとめない!【更新はしばらく停止】 作:八束祐
◆0章 悠里ちゃんは暑さなんてみとめない!
長い梅雨が終わりかけ。 夏がチラッと顔を出した夜。
外では遠くに虫が鳴いてて、湿っぽい空気がまだ少し残ってる。
「ここ8階なのに虫のなき声が聴こえるの凄いな…」
そんなどうでもいい事を考えながら、私はベッドに座って教科書を膝に乗っけてるだけ。
期末テスト前なのに、頭の中は苦手な数学より別のことでモヤモヤしてる。
今日はずっと勉強するから邪魔だけはしないでねと、みんなに宣言しておいてからのこれである。
今夜は勉強しようとノート開いたけど、ペン持つ手が止まっちゃって。
……それに最近忙しくてさ、そういうことする暇なかったからか、ムラムラが抑えられない。
きっと体が熱いのは、部屋を閉め切っているからだと自分に言い聞かせていたが我慢ももう限界だ。
教科書閉じて、深呼吸をする。
「べっ別に快楽とか求めてないし――」
誰もいないのに誰かに聞こえるような言い訳を呟く。
今だって部屋にやってくる人たちはいないのをわかっている。
だからこそ自由な時間をどう使おうが勝手なのだ。
誰でもない自分に言い訳しながら、指がTシャツの上から胸に触れる。
少し膨らんだとこ、柔らかくて触ると吐息が漏れちゃう。
「んっ」
乳首摘むとピリッてきて、唇を思わず噛む。
まだ軽く触っただけなのに、身体が反応するのが恥ずかしい。
左手は勝手に下に滑って、短パンの裾から太もも撫でる。
胸弄る手はそのままで息がちょっと荒くなってくる。
下着越しに熱くなっているそこ触ると、じんわり湿ってるのが分かり短パン少しずらした。
「これくらいなら…いいよね」
言い訳重ねて、下着の端をずらして直に触る。
ぬるっとした感触に一瞬ビクッとしたけど、指這わせると声が漏れる。
「あっ……」
そして中に指入れた瞬間、頭真っ白。
膝が震えて、ゆっくり動かすと、自分の息と水音が部屋に響いて、余計意識しちゃう。
指が中に入ったまま、ちょっと動かすたびに身体がビクッてなる。
息が整わなくて、口開けて喘ぐみたいになっちゃうの、恥ずかしいけど止められない。
「気持ちいいとかじゃないし、ただ……ちょっとだけだから」
自分に言い聞かせてるけど、頭の中ぐちゃぐちゃ。
右手はまだ胸にあって、Tシャツ越しに乳首を軽くつまむ。
硬くなってるのが分かって、触るたびに電気が走る。
左手は下着の中で動いてて、ぬるぬるしてくるのが自分でも分かる。
指一本じゃ物足りなくなってきて、もう一本入れようか迷う。
道具でも使う? でも今日はなんとなく使わないって決めたから、指だけで我慢する事にする。
膝がガクガクしてきて、ベッドに背中預けた。
枕に頭押し付けて、目を閉じる。
閉め切った部屋の中で、自分の息と水っぽい音だけが響いてる。
(気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい――)
気持ちよさがジワジワ広がってきて、腰が勝手に動いちゃうのがわかる。
指の動き速くすると、声我慢できなくて思わず声が漏れる。
慌てて口を紡ぐ、しかし手を止めはしない。
声は出ちゃダメなのにって思うけど、手が止まらない。
頭の中、真っ白になってきて、胸弄る手も力入っちゃう。
乳首引っ張ると、痛いくらいなのに気持ちよくて、下がキュッて締まるの感じる。
指をもっと奥まで入れてグチュグチュ動かすと、頭の中がふわっとする。
もう言い訳とか考える余裕などない。
「……もっと、もっと、もっと」
気持ちいいって認めちゃうくらい、身体が熱い。
太もも震えてきて、指の動きが早くなる。
息がハァハァって荒くなって、腰が浮いちゃう。
イク寸前って分かるけど、まだ焦らしたい気持ちもあって、指止めてみる。
でも我慢できなくてすぐ動かしちゃう。
「もう…ダメかも――」
そう声に出ちゃって、指を奥まで押し込む。
頭の中がパチって弾けて、全身がビクビクッて震えた。
膝が力抜けて、ベッドに崩れ落ちる。
息が落ち着かなくて、胸が上下してるの自分でも分かる。
下着の中がびしょびしょで、指引き抜くと糸引いちゃって、顔が真っ赤になった。
「はぁ、はぁ、ふぅ――」
しばらくボーッとしてて、身体がまだ熱いままで、姿見に目をやる。
そこに映っているのは愛くるしい少女とそれに似合った獣……たとえば、イヌ耳と尻尾のような淡い青色の光がきらめいている。
「……」
普通の人間ならこんなものがあるはずがない、だって私の身体は実はホムンクルスなのだから。