※この作品はR-18です。

悠里ちゃんは〇〇なんてみとめない!【更新はしばらく停止】   作:八束祐

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◆1章ー4 悠里ちゃんはイッたなんてみとめない!

 意識が途切れる寸前、私の脳内をある感情で埋め尽くされていた。

 それが、全身を駆け巡るこの熱と、急速に脈打つ心臓の理由なのだと本能が叫んでいる。

 

 体が地面に倒れ込む寸前、誰かに抱きかかえられた感覚があった。

 意識の深い闇に沈み込む中、耳元で来夏の焦った声が聞こえる。

 

「悠里!」

 

 誰かが私の頬を軽く叩いている。

 その手から伝わる冷たさが心地よくて、私はうっすらと目を開けた。

 

 目の前にいたのは、紅葉ちゃんと来夏だった。

 来夏が私の体を支え、紅葉ちゃんは心配そうな表情で私の顔を覗き込んでいる。

 

「悠里大丈夫か!?」

 

 来夏が不安そうに言う。

 私は、かろうじて掠れた声で答えた。

 

「だ……大丈夫…… ちょっと、体調が……」

 

 そう言いながらも、全身を熱が支配している。

 特に、体の奥にある何かが、脈打つように疼いていた。

 これは、ただの体調不良じゃない。

 

(まさか……性印の、発情……?)

 

(紅葉ちゃんに抱きしめられた時、私が昔の紅葉ちゃんを思い出して、うっかり嬉しくなっちゃったから……!?)

 

 最悪だ。

 このままでは、人前でどうにかなってしまう。

 

「紅葉ちゃん……」

 

 私は助けを請うべく意識を振り絞る。

 

「なに? 大丈夫? なにかあるのならなんでも言って」

「なんでも!?」

 

 思わずそれに食いつく。

 

「えぇ、良いわよ」

「なら…ちょっと、発散させないとまずいの」

 

 私は羞恥を捨てて、必死に紅葉ちゃんに訴えた。

 紅葉ちゃんは、一瞬何を言われたのか分からなかったようだが、私の顔が異常に赤く体から湯気でも出ているかのように熱くなっているのを見て、何かを察したらしい。

 

「わかったわ。 来夏、悠里を運ぶわよ。」

 

 紅葉ちゃんはそう言うと、私の片腕を肩に回し、来夏と二人で私を抱えるようにして歩き出した。

 幸い、人通りの少ない廊下だったため、誰にも見られることなく、私たちは一番近い体育倉庫へとたどり着いた。

 

 鍵が開けられ、中へ押し込められる。

 ヒンヤリとした空気が、火照った体に心地いい。

 二人によって手ごろなマットに座らされる。

 

「ちょうど授業は始まっているけれど、この時間に授業が行われる場所ではないから大丈夫」

 

 紅葉ちゃんが言った。

 どうやら彼女は、この一か月でサボる時用の場所をいくつか確保していたらしく、ここはそのうちの一つらしい。

 

 私は少しだけ笑いながら「いーけないんだ」と冗談っぽく言おうとするが、上手く体が動いてくれなかった。

 

「悠里、一体どういうことなの?」

 

 紅葉ちゃんが真剣な顔で尋ねる。

 私は、息を切らしながら、できるだけ簡潔に事情を説明した。

 

「実は私、ホムンクルスになっちゃってて…… 興奮すると、こうなっちゃうらしいの、ほらさっき……紅葉ちゃんに、抱きしめられたから……」

 

 紅葉ちゃんは、私の説明を聞いて、信じられないといった顔で固まっている。

 

「……は? ホムンクルス? なによそれ、冗談でしょ?」

 

「冗談じゃないんだなぁ……これが……」

 

 私の必死な様子に、紅葉ちゃんは観念したようにため息をついた。

 

「わかったわよ…… んで、どうすればいいの?」

「だ、誰かに、体を……触って……もらう……必要が……」

 

 嘘だ。 本当は一人でも良いのは分かってる。

 できればやってほしい……

 めちゃくちゃに…淫らになるまで……

 想像の羞恥で顔が真っ赤になる。 目も潤んできた。

 多分私は今少しだけ人に見せちゃいけない顔になっているのだろう。

 紅葉ちゃんは、一瞬目を丸くしたが、すぐに意を決したような表情になった。

 

「わかったわ。 あたしが手伝ってあげる。 来夏、あんたは外で見張り番してて」

「おう! わかった!」

 

 そういうと来夏は倉庫から出ていく。

 

「さてと――」

 

 私の身体は依然として熱に支配されていた。

 心臓の鼓動は速く、頭の中は靄がかかったようにぼんやりしている。

 それでも、紅葉ちゃんの真剣な眼差しが意識を現実に引き戻す。

 

「悠里、ほんとに大丈夫? なんか、顔……めっちゃ赤いんだけど」

 

 紅葉ちゃんは少し心配そうに、しかしどこか落ち着いた声で尋ねる。

 彼女の髪が、倉庫の薄暗い光の中でほのかに輝いている。

 最初はまるで別人のようだと思ったけど真剣なところを見て、やはりあの頃のままの紅葉ちゃんであった。

 

「う、うん…大丈夫、じゃないけど…」

 

 私は掠れた声で答える。

 体の中を駆け巡る熱は、まるで自分の意志とは関係なく暴走しているようだった。

 性印の発情。

 このホムンクルス特有の症状が、こんなタイミング、こんな場所で発動するなんて最悪だ。

 

 紅葉ちゃんは一瞬、悠里の言葉を咀嚼するように黙り込んだ。

 そして、ゆっくりと近づいてくる。

 彼女の手が悠里の肩にそっと触れると、悠里の体はビクッと反応してしまう。

 その小さな動きに、紅葉ちゃんは少し驚いたように目を細めた。

 

「一応聞くよ? ……これ、ほんとにあたしが何かしてやらないとダメな感じ?」

 

 紅葉ちゃんの声には、からかうような軽いトーンが混じるが、その目は真剣だ。

 多分最後通達のつもりなのだろう。

 

 恥ずかしさで顔を背けそうになるが、なんとか首を振って否定する。

 

「だ、ダメじゃない……けど、こうなっちゃうと……自分じゃ、抑えられない」

 

  声は震え、言葉を紡ぐたびに羞恥が胸を締め付ける。

  久しぶりに再会した幼馴染にこんな姿を見られるなんて、想像しただけで頭が沸騰しそうだった。

  そして、その事実にますます自分の身体が熱くなるのが分かる。

 

「ふーん……」

 

 少し考え込むように顎に手を当て、じっと私を見つめる。

 その視線に、私の心臓はさらに速く脈打つ。

 まるで彼女の目が、自分の全てを見透かしているようで、逃げ場がない。

 

「じゃあ、悠里。 あたしに任せてくれる?」

 

 声は低く、どこか優しく響く。

 ゴクリと唾を飲み込み、私はこくりと頷いた。

 もう後戻りはできない。

 この熱をどうにかするには、紅葉に頼るしかないのだ。

 

 紅葉ちゃんは軽く笑うと、悠里の近くに膝をついて座った。

 彼女の手が、ゆっくりと悠里の頬に触れる。

 長く冷たい指先が、火照った肌に触れた瞬間、私は小さく声を漏らしてしまった。

 

「んっ…!」

「ふふ、敏感なのね。 悠里」

 

 紅葉ちゃんは少し意地悪そうに笑うがその目はどこか優しい。

 指が、悠里の頬をなぞるように動き、首筋へと滑っていく。

 私の体は、その小さな動き一つ一つに過剰に反応してしまう。

 

「紅葉ちゃん……や、ちょっと…待って……」

 

 私は恥ずかしさで声を震わせながら、なんとか抵抗しようとする。

 でも、体は正直だった。

 彼女の触れる場所全てが、まるで電気が走るようにビリビリと反応する。

 

「待ってられないでしょ悠里? こんな状態でほっとくわけにいかないんだから」

 

 紅葉ちゃんの声には、どこか楽しそうな響きが混じっている。

 彼女の手は、悠里の制服の襟元を軽く引っ張り、肩を露出させる。

 ひんやりとした空気が肌に触れ、悠里はゾクッと震えた。

 

「や……恥ずかしい……」

 

 思わず顔を真っ赤にして目を閉じる。

 彼女の指が、肩から鎖骨へとゆっくり滑っていく。

 その動きはまるで、私の反応を一つ一つ確かめるように慎重で、しかしどこか確信に満ちていた。

 

「恥ずかしがってる場合じゃないっつーの。 ほら、ちゃんと息して」

 

 そう言うと、私の顎を軽く持ち上げ、顔を自分の方に向けさせた。

 私の潤んだ瞳と、紅葉ちゃんの真剣な目がぶつかる。

 その瞬間、私の胸の奥で何かが弾けたような気がした。

 

「紅葉ちゃん…私…もう……」

 

 言葉は途切れ、代わりに小さな吐息が漏れる。

 紅葉ちゃんはそんな私を見て、ふっと微笑む。

 

「悠里、やっぱりかわいいわあんた」

 

 その言葉に、私の心はさらに乱れる。

 紅葉ちゃんの指が、私の腕をなぞり、ゆっくりと手を握る。

 彼女の手は冷たく、しかしどこか温かみを感じさせた。

 もう、抵抗する気力すら失いかけていた。

 ただ、彼女の動きに身を委ねることしかできない。

 

「ん……紅葉ちゃん…やさしく、して…お願い……」

 

 私はかろうじてそう呟く。

 紅葉ちゃんは一瞬、目を丸くしたが、すぐにニヤリと笑った。

 

「やさしく、ね。 わかったよ、悠里」

 

 彼女の手が、私の腰側にそっと触れる。

 その瞬間、私の体はまたしても強く反応し、声にならない声を上げてしまう。

 紅葉ちゃんはそんな私の反応を楽しみながら、ゆっくりと、しかし確実に、悠里の体を「責める」ように触れていく。

 彼女の指は、まるで悠里の弱点を探すように動き、火照った体をさらに熱くさせる。

 

「ほら、悠里。 ちゃんと声出して? じゃないと、あたしはどこまでやっていいかわからないわよ?」

 

 紅葉ちゃんの声は少し意地悪で、しかしどこか優しく、私の心をさらに揺さぶる。

 体育倉庫の薄暗い空気の中、悠里の息はますます荒くなっていた。

 紅葉ちゃんの指が、私の腰をなぞるように動くたび、体の奥から湧き上がる熱が抑えきれなくなる。

 まるで自分の体が自分のものではなく、紅葉ちゃんの手に操られているかのようだった。

 

「く…くれ…紅葉ちゃん…っ、ん…待って、ちょっと…」

 

 必死に声を絞り出すが、その声は震え、ほとんど懇願に近い。

 紅葉ちゃんはそんな私の声を聞いても、くすっと笑う。

 

「待って、って言われてもさ、悠里の顔がそんな風じゃ説得力ないんだけど?」

 

 紅葉ちゃんの声は少しからかうような響きを持ちつつ、どこか優しくて、心をさらにかき乱す。

 彼女の指が、私の制服の裾を軽く持ち上げ、腹部にそっと触れる。

 ひんやりとした指先が熱を持った肌に触れた瞬間、小さく身をよじらせ、喉から小さな声が漏れた。

 

「んっ…!」

「ほら、こんな反応されると、もっとしたくなっちゃうじゃん」

 

 紅葉ちゃんはそう言うと、反応を確かめるように、ゆっくりと指を動かし続ける。

 彼女の動きは丁寧で、まるでこちらの限界を試すように、少しずつ、しかし確実に「責める」ような触れ方だった。

 

 私の頭はもう真っ白だった。

 羞恥と熱が混ざり合い、思考を奪っていく。

 紅葉ちゃんの目を見つめることすらできず、目を閉じてマットにしがみつく。

 だが、その閉じた目の裏には、紅葉の真剣な表情や、昔の無邪気な笑顔がチラチラと浮かんでくる。

 

 紅葉ちゃん……抱きしめられた記憶が、この熱をさらに増幅させているのだ。

 

「紅葉ちゃん…私、ほんとに…おかしくなりそう……」

 

 掠れた声で呟く。 言葉を紡ぐたびに、胸の奥が締め付けられるような感覚が広がる。

 こんな姿を紅葉ちゃんに見られるなんて、恥ずかしすぎる。

 でも、彼女の手に触れられるたびに、体の奥が疼き、もっと委ねたいという気持ちが抑えきれなかった。

 

「ふふ、おかしくなっちゃっても、あたしがちゃんと見ててあげるからさ」

 

 紅葉ちゃんはそう言うと、私の髪をそっとかき上げ、額に軽く唇を寄せる。

 その瞬間、私の体はビクッと跳ね、まるで全身に電流が走ったような感覚に襲われた。

 

「ひゃ…っ! 紅葉ちゃん、だ、だめっ…!」

 

 慌てて声を上げるが、紅葉ちゃんはにやりと笑うだけだ。

 

「だめ、って言われてもさ、悠里の体がこうやって反応してるんだから、仕方ないよね?」

 

 紅葉ちゃんの手は、私の背中に回り、軽く抱き寄せるように動く。

 彼女の腕の中で、まるで小さな子供のようになってしまう。

 紅葉ちゃんの体温と、ほのかに香る彼女の匂いが、私の意識をさらに溶かしていく。

 

「紅葉ちゃん…なん……でやさしく、してって…言ったのに…」

 

 弱々しく抗議するが、その声には力がない。

 紅葉ちゃんはそんな悠里を見て、目を細める。

 

「やさしくしてるつもりなんだけど? 悠里が可愛すぎるから、つい、ね?」

 

 彼女の声は甘く、どこか意地悪な響きを帯びている。

 紅葉ちゃんの指が、首筋をなぞり鎖骨のあたりで止まる。

 そこを軽く押されると、またしても小さな声を上げてしまう。

 

「んん…っ!」

「ほら、ちゃんと声出して。 じゃないと、どこがいいのかわかんないでしょ?」

 

 紅葉ちゃんはそう言うと、こちらの反応を楽しみながら、ゆっくりと指を動かし続ける。

 彼女の動きは、まるで私の心と体のリズムを掴んでいるかのようだった。

 もう、抵抗する気力すら失い、紅葉ちゃんの手に身を委ねるしかなかった。

 

 体育倉庫の静寂を破るのは、私の小さな吐息と、紅葉ちゃんの落ち着いた声だけ。

 私の体は、性印の発情による熱に支配され、紅葉ちゃんの触れる指先に過敏に反応し続けていた。

 彼女の動きは、優しく、しかしどこか意図的にこちらを追い詰めるような、絶妙なバランスを保っている。

 

「紅葉ちゃん…もう、ほんとに…っ、限界…!」

 

 私の声は震え、ほとんど泣き出しそうなほど切迫していた。

 体の奥から湧き上がる熱は、まるで爆発を待つマグマのよう。

 紅葉ちゃんの指が、私の腰を軽く撫で、背中にそっと圧をかけるたびに全身がビクビクと震える。

 

「限界? ふふ、悠里、めっちゃ可愛いこと言ってるね」

 

 そう囁くと、耳元に顔を寄せ、軽く息を吹きかける。

 その小さな刺激に、私は思わず声を上げ、肩をすくめた。

 

「ひゃっ…! 紅葉ちゃん、それだ、だめって…!」

 

 私の抗議は弱々しく、ほとんど懇願に近い。

 だが、紅葉ちゃんはそんな反応を楽しみながら、ニヤリと笑う。

 

「だめ、って言われても、悠里の体がこんなに正直なんだから、しょうがないよね?」

 

 紅葉ちゃんの声は甘く、しかしどこか意地悪な響きを帯びている。

 彼女の手が、私の背中から腰、そして太ももの内側へと滑る。

 ゆっくり、しかし確実に、弱点を的確に捉えるような動きだった。

 

 意識は、紅葉ちゃんの手に完全に支配されていた。

 羞恥心はまだ胸を締め付けるが、それ以上に、紅葉ちゃんへの信頼と、体の奥で暴れる熱が抗えない流れに押し流していく。

 指が腹部を軽く押さえ、ゆっくりと円を描くように動くと、私の体は一気に限界点へと押し上げられた。

 

「んんっ…! 紅葉ちゃん、それ待っ…あっ…!」

 

 声が、ほとんど叫びに近いものに変わる。

 体の奥で何かが弾けるような感覚が広がり、全身が一瞬硬直する。

 そんな私の反応を見逃さず、動きをさらに加速させる。

 指先が、首筋から肩、胸元へと滑り、まるで最後のスイッチを押すように、軽く、しかし確実にそこに触れる。

 

「ほら、悠里。 ちゃんと全部出しちゃいなよ」

 

 紅葉ちゃんの声は優しく、しかしどこか命令口調だ。

 彼女の手が、体を包み込むように抱き寄せ、耳元で囁く。

 

「あたしが、全部受け止めてあげるからさっ」

 

 その言葉をきっかけに、心と体の最後の抵抗を崩した。

 次の瞬間、体は大きく震え、抑えきれなかった熱が一気に解放される。

 口から漏れる声は、ほとんど叫びのような、しかしどこか安堵に満ちたものだった。

 全身を駆け巡る快感の波が潮になり、まるで嵐のように押し寄せ飲み込む。

 頭の中は真っ白になり、ただ彼女の温もりと声だけが、私を現実につなぎ止めていた。




紅葉ちゃん潮塗れになってます。
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