※この作品はR-18です。

デビルサバイバー2/ハッカーズメモリー   作:ボルメテウスさん

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3日目/逃走

「俺はロナウド。この辺りの人間を纏める代表みたいなものだ」

 

栗木 ロナウドと名乗った男は冷静に俺たちを見つめていた。

 

「君はシプスの関係者なのか?」

 

ロナウドはそう質問してくる。

 

俺はリンゴの方を見る。

 

リンゴは首を横に振る。

 

「私達はAionの者でね。シプスとは全く別の組織なんだ。まぁある意味で似ている部分もあるけど」

 

「似ている?どういう意味だ」

 

「君達と同じく悪魔を召喚して戦えるという事だね」

 

それを聞いてロナウドは眉間にシワを寄せた。

 

「なるほどな。そういう事か……だがなぜ俺達を狙う?」

 

「狙っているわけじゃない。ただ偶然居合わせただけさ」

 

「偶然ね……」

 

ロナウドは納得していない様子だった。

 

「まあいい。お前らには関係ないことだ。それにしても……お前らは一体何者なんだ?」

 

「さっきも言った通りAionのメンバーだよ」

 

「Aionとは一体」

 

「それは、秘密だよ」

 

「・・・そうか、ならば」

 

ロナウドは、それと共に携帯をかざす。

 

そうして見えてくるのは悪魔の影。

 

まるで呼び出したかのように現れた悪魔は、こちらを威嚇する。

 

それを見たリンゴは、すぐに手に持っていた銃を構える。

 

「ほう、悪魔を使役できるのか」

 

「それはお互い様だろう?それにしても随分と強力な悪魔を連れているようだね」

 

「当たり前だ。正義の為の力だからな」

 

「正義か、まぁ、嫌いではないけど」

 

そうして、リンゴもまた、構えていた。

 

「リンゴ、どうする?戦うか?」

 

「いや、やめておこう。この人数相手では分が悪い」

 

リンゴの言葉を聞き、俺も納得する。

 

「でも、このまま帰すわけにはいかない。逃げる前に一発だけ見せてあげようか」

 

そう言ってリンゴは銃口を空に向ける。

 

そして引き金を引く。

 

すると銃から放たれたのは弾丸ではなく、眩い光だった。

 

その光はあたり一帯を包み込み、やがて消えた。

 

「これは・・・一体」

 

ロナウドが呟く。

 

すると突然周囲にいた人々が混乱し始めた。

 

まるで幻覚を見ているかのようだ。

 

「これでしばらくは私たちのことは見えなくなるはずだよ」

 

リンゴが笑みを浮かべながら言う。

 

「じゃあ行こうか」

 

そうしてリンゴはすぐにその場を離れようとする。

 

「待て!」

 

ロナウドが叫ぶ。

 

しかしリンゴは振り向かない。

 

そのまま走り去ってしまった。

 

「くそっ!」

 

ロナウドは悔しそうに地面を殴りつける。

 

そして周りにいた人たちは混乱しているようだった。

 

どうやらリンゴが使った悪魔の力によって幻覚を見せられたらしい。

 

「何が起きたんだ?」

 

「わかんねえよ……」

 

人々は戸惑っていた。

 

しばらくすると次第に落ち着きを取り戻していった。

 

「・・・リンゴ、侮れない人物だと覚えておこう」

菅野史はヒロイン入りしますか?

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