デビルサバイバー2/ハッカーズメモリー 作:ボルメテウスさん
「新たなセプテントリオンの出現が確認された」
その報告を受けた俺達は、すぐに情報収集を開始した。スマートフォンの画面に映し出されるリアルタイム衛星映像。太平洋上に三つの異様な光点が見える。
「ああ。今までの傾向から考えると、セプテントリオンの4体目だな」
巨大な球形をしており、その体の至る所には棘状の芽が生えている。
「三つ同時に……」
「三つ同時に出現するなんて初めてだね」
俺たちは顔を見合わせる。これまでのセプテントリオンは必ず一体ずつ現れていた。それが今回は三つ同時にとは。
「詳細な情報はあるのか?」
「今調べてる」
フミは素早くキーボードを操作する。高速で情報が表示され、消えていく。
「見つけた。これは……」
「何がわかった?」
「新たなセプテントリオンの名前はメグレズ、結構厄介みたいだねぇ」
「しかも単純な分裂じゃない。三つの本体は互いに補完性があり、一つを倒してもすぐに他の二体が復活させてしまうみたいだ」
「つまり三つ同時に倒さないと……」
「そう。一体ずつ対応するのは不可能だね」
状況はより厳しくなった。これまでのように一体ずつ対処すれば良いという単純な話ではなくなったのだ。
「しかも、これらの三つの本体は互いに連動していて、一つがダメージを受けると他の二つも応答する仕組みになっているらしい」
「まるで意識を共有しているみたいだね」
「そうだ。これは厄介だな」
俺たちは情報画面を見つめながら考え込む。どうすれば三体同時に攻撃できるのだろうか。
「まぁ、その辺は局長が色々と考えてくれていると思うよ」
そうしながら、フミはコーヒーを飲んでいる。
「なるほど、それを考えると、今回の私達はサポートをメインだね」
リンゴは笑みを浮かべながら言う。
「フミに聞きたいんだけどさ」
「何?」
「メグレズが出てくると思われる地点と、そうだね、三箇所の中間地点を計測してくれないかな」
「計測?だけど、中間地点と言っても、かなり距離があるけど、いけるの」
フミの言葉に対して、俺は新たな悪魔の力を見せる。
すると、フミは興味深そうに見つめる。
「へぇ、こんな悪魔の力があるなんて、相変わらず君達の悪魔は、他の悪魔とは違うね」
「まぁね」
「そうなんだね。それで、この悪魔で何をするつもり?」
「簡単さ。三箇所の中間地点で、今回の作戦に参加していると思われるシプスの協力を行うのさ」
「あれぇ、協力しないんじゃなかったの?」
「別に敵対している訳じゃないからね、何よりも」
「何よりも?」
「人類が滅亡しそうな時にまで拘るのもね」
菅野史はヒロイン入りしますか?
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はい
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いいえ