※この作品はR-18です。

デビルサバイバー2/ハッカーズメモリー   作:ボルメテウスさん

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一日目/崩壊の原因

アナスタシアとの契約を行う事が成功した後、頭の中に響いているリンゴの言葉と共に目的地まで走っていく。

 

「それで、俺達は一体、どこに向かっているんだ!」

 

周囲は、先程までの地震の影響もあり、建物に電気はない。

 

だけど、僅かに残っているスマホの電源と共に耳にあるイヤホンからリンゴの声が聴く。

 

『この世界における崩壊の原因。それが何か未だに分からない。けれど、この時代において他の時代では観測しない何かのエネルギーが観測されている』

 

「それが、滅びの原因かもしれない」

 

そうして、俺リンゴの指示と共に辿り着いたのは、新宿駅前の交差点。

 

そこに到着すると共に、俺は周囲を見渡す。

 

「ここで、何が起きるんだ」

 

疑問に思いながら、その視線はふと空へと眼を向けてしまう。

 

空に浮かんでいるのは月。

 

停電の影響で、周囲の電気が止められた暗闇によって、月の光がよりはっきりと分かる。

 

だが、違和感はきっと空にある《何か》。

 

「あれは、一体」

 

その形は、風船。

 

月明りだけでは、そのはっきりとした正体は分からない。

 

だが、悪寒がする。

 

『あれだ』

 

リンゴの、その言葉で理解出来た。

 

あれが、世界を崩壊させた何かだと。

 

『あそこから感じるエネルギーは、この世界とは異なる何か。悪魔とも違う何かだ』

 

「ここで、止めなきゃならないという事なんだな、けれど」

 

改めて考えると、恐怖しかない。

 

世界を崩壊させる何かと戦う。

 

そんなのは、一般人だった俺には荷が重い。

 

そう感じているが。

 

『安心しろとは言わない。死ぬ可能性は十分にある。けれど』

 

同時にスマホに映るリンゴの表情は。

 

『何もしないよりはマシだろ』

 

「…なんで分かるんだ?」

 

『未来から来たんだ、情報は知っているさ。何よりも、君の情報もね」

 

「そうか、だったら、頼む」

 

リンゴの言葉と共に、俺はスマホを構える。

 

それと共に、全身に感じる感覚。

 

あの時と同じ身体がリンゴへと譲渡される感覚。

 

そして、リンゴへと、その姿を変える。

 

姿を変える際には、緑色の光を包み込むが、俺達は、それを気にせずに進む。

 

「なっなんだぁ?!」「今度は一体」

 

俺の姿が変わった事に対して、周囲の人々が騒ぐ声が聞こえる。

 

だが、それよりも早く、リンゴは左側のラインを変形させ、銃を生み出す。

 

「さぁ、出番だよ、アナスタシア」

 

その一言と共に銃身には氷が集まり始める。

 

同時に空にいる何かは、膨らみ始める。

 

そして。

 

地上に降り立つと同時に、その膨らみは爆発となる。

 

衝撃は凄まじく、本来ならば、多くの被害が出るはずだった。

 

けれど、それよりも早くリンゴが放ったアナスタシアの魔力。

 

その魔力によって、爆発は氷の中で収まる事が出来た。

 

「何が起きたんだ」

 

思わず声を出す人々に対して。

 

「さっさと逃げた方が良いよ。この一回を逃したら、死ぬよ」

 

リンゴの警告の意味を示すように、氷の中に閉じこもっていた何か再び膨れ始めた。

 

それを見た人々はすぐに逃げ始めた。その光景を目にしながら、リンゴはその様子を確認して。

 

「さぁ、ここからが本番だ!」

 

同時にリンゴの魔力によって氷から飛び出したそれは再び膨張すると同時に破裂した。

 

その衝撃に思わず吹き飛ばされそうになるも何とか堪えながらも、もう片手の剣を地面に突き刺す。

 

爆風に吹き飛ばされる距離をなるべく抑えると同時に何かを睨む。

 

「再生した。本当に何でもありな奴だね」

 

再び再生をした何かは、こちらに向けた。

 

僅かに見える穴。

 

その穴のねらいは、完全に俺達に向けていた。

 

それを感じると共にリンゴは既に走り出した。

 

リンゴに向けて、放たれたのは弾丸。

 

弾丸は、そのままリンゴを狙うように放たれていく。

 

その弾丸に対して、リンゴはその手に持つ剣で弾きながら、銃に装填したアナスタシアの氷の魔力で造り出した弾丸で打ち返す。

 

同時に、リンゴの頭上には何かが迫っていた。

 

それはリンゴを狙って攻撃を仕掛けてくるが。

 

同時にリンゴは走りながらも銃身を上へと向けると同時に放った。

 

放たれた氷の弾丸はそのまま空中で分裂すると共に氷の刃と化し。

 

それによって、リンゴを襲おうとしていた何かを貫く。

 

同時にリンゴは再び走り出す。

 

そしてリンゴは何かの元へと向かうと同時に。

 

何かを蹴り上げると同時に銃を抜く。

 

銃から放たれるのはやはり氷の刃。

 

それによって何かを切り裂く。

 

だが。

 

何かはその場で再び膨らむと同時に破裂する。

 

「本当に厄介だねっこいつは!!」

 

腕を交差させて、ジャケットでダメージを最小限にしながら、空に吹き飛ばされる。

 

だが、それは。

 

「やばっ!?」

 

空へと吹き飛ばされた事によって、俺達の逃げる道が塞がれた。

 

再び何かは空から俺達へと落ちてくる。

 

「くそっ!」

 

そう呟いた時。

 

俺達は地上を見つめる。

 

そこにはトラックが、何かに向かって走っている。

 

「まさかっ無謀だ」

 

だが、その言葉は届かず、トラックは何かに突っ込んだ。

 

同時にトラックと共に、何かは爆発した。

 

「くっ」

 

止められなかった事を、人が死んでしまった事。

 

それに対して、手に力を込めていると、感じたのは別の力。

 

背後を見れば、そこには、まだ避難していなかった男女。

 

その内の一人の手には、携帯を持っており、その近くには悪魔がいた。

 

けれど、その悪魔は、悪魔というには、あまりにも強すぎる力を感じる。

 

「白虎、嘘でしょ、あんな大物を召喚出来るなんて」

 

リンゴの言葉を聞きながらも、白虎は雄叫びをあげる。

 

その狙いは、何かに向かって。

 

「そう、敵は同じだと考えても良いよね」

 

同時にリンゴもまた走り出す。

菅野史はヒロイン入りしますか?

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