※この作品はR-18です。

デビルサバイバー2/ハッカーズメモリー   作:ボルメテウスさん

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7日目/最期の試練

6体目のセプテントリオンを倒す事が出来た。

 

それによって、次に戦うセプテントリオンが最期の1体となった。

 

今までの苦労も水泡に帰す事になってしまった。

 

しかし、その終わりを迎えても尚――終わりではない。

 

「セプテントリオンを全てを倒したとしても、未だに人類が立ち向かうべき存在がいる」

 

そう、俺達の前に現れた憂う者が告げる。

 

それは、まさしく絶望と言っても良いだろう。

 

ポラリス。それは、セプテントリオンを生み出した存在であり――世界を管理する為に生まれた。

 

「セプテントリオンを全て倒すのは、間違っていない。なぜならば、あれは人類に与えられた試練なのだから」

 

その説明を行うのは、これまで謎に包まれている憂う者が行った。

 

曰く――セプテントリオンを創ったのは『ポラリス』と呼ばれる存在であり、その創造者は人類に対して試練を与えたかったのだとか。

 

しかし、それ以外は何も言わない。恐らく、それが本当かどうか確かめたいと思っているのかも知れない。

 

「けれど、あなたはそれを教えるのかな」

 

だからこそ、リンゴもまたその疑問を憂う者に尋ねる。

 

「私もまた、元々はセプテントリオンの一体であるアルゴルだった」

 

その理由は、俺達にとっても衝撃的な話だった。

 

「ポラリスの統一自我から外れ、火や文字を人類に与えるなどして人類の進歩を促してきた。しかしその結果人類は種としての飽和を迎えてしまい、自身が人類を滅ぼしたのではと憂いている。それが私の由縁であり憂いなのだ」

 

その呟いた彼の言葉に嘘はなかった。

 

「・・・つまり貴方は自分の事を悔いているんですね?」

 

そんな俺の質問に対し――

 

「そうだね、後悔だろうね」

 

そうした、憂う者の表情を見ながら。

 

「けれど、人間は失敗から学ぶ生命体だ」

 

リンゴは、そう彼に言う。

 

「そして、人間に知恵を与えたあなたも失敗した。だからこそ、これから来るであろう最期のセプテントリオンをどうすべきか悩んでいるんだよね」

 

そして、そこまで言い終えたリンゴに向け――

 

「・・・・・・私はその答えを見つけられないでいた。しかし、もし私がその問いに対する答えを持っているとするならば――」

 

そう言って、リンゴの瞳を見る。そこには希望と不安と期待が混ざったような感情があった。

 

「私は信じている。きっとその答えを持ってくれることをね」

 

そういうと同時に憂う者は笑顔を見せた。

 

「だからこそ、信じるさ。君達が試練を乗り越えるのを、最期のセプテントリオンのベネトナシュを倒すのをね」

 

その言葉を聞き届けると憂う者は何処かへと去ってしまう。

 

残った俺とリンゴは互いを見て微笑むことしかできなかった。

 

最期のセプテントリオンとの戦いは避けられないらしいのだから。

菅野史はヒロイン入りしますか?

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