デビルサバイバー2/ハッカーズメモリー 作:ボルメテウスさん
最期のセプテントリオンを倒す事が出来た。
それと同時に、まるで最期のセプテントリオンを倒した褒美のように、俺達は光に包み込まれる。
「これは」
「・・・どうやら、現れたようだね」
それと共に、リンゴの言葉と共に見つめた先。
そこには、セプテントリオンに似た巨大な存在が、そこに立っていた。
「人間よ、よくぞ試練を乗り越えてきた」
「・・・なるほど、こいつが」「ポラリス」
「そうだ、我こそは管理者、ポラリス。故に聞く」
それと共に、俺とリンゴを見つめる。
「お前らは一体、何なんだ」
その問いかけは、心底の疑問と共に問いかけてきた。
「何だと言われてもねぇ」
「存在しないはずの未来から来た。そして滅びの運命を変えようとしている。それは我が作り上げた完璧なアカシック・レコードにはない。一体どうしてだ」
ポラリスの問いかけは、純粋な疑問だ。
それは、何処か人間のような言葉に聞こえた。
「簡単な話だよ。そもそも未来っていうものは色々とあり得る。それはお前が作り上げた完璧なアカシック・レコードなんてものにも分かるものではないんだから」
「それだけで納得が出来ると思っているのか?」
「当然だろうね」
リンゴはそう言いつつも、その拳を握りしめる。
「なぜだ?」
冷徹な問いが宵闇を震わせる。質量を持つかと思うほどの存在感に押し潰されそうになる。
「存在しないはずの未来から来た。そして滅びの運命を変えようとしている。それは我が書き記した完璧なるアカシックレコードには刻まれていない。一体どうして?」
機械的でありながら感情が滲む。初めて出会う類の“意思”だった。
リンゴは小さく鼻を鳴らすと口を開いた。
「簡単さ。未来ってやつは可能性の海みたいなもんでね。お前が作った秩序とか規律なんかよりずっと荒っぽくていい加減なのさ」
挑発するような口ぶりだが目つきは真摯だ。相手を理解しようと努める学者のような眼差しでポラリスを見据えていた。
「それで納得できるとでも思うか?」
ポラリスの声音が苛立ちを帯びる。
「当たり前だろ」
リンゴが拳を握り締める。
「だってさ……こんな理不尽な世界を許容できるほど俺たちは柔じゃないからな」
そう言うと彼女は右手を掲げた。五指の間で稲妻が弾ける。
「だからこそ言ってやる」
彼女の瞳に決意の炎が宿る。琥珀色の光彩が闇夜を裂く。
「未来は、私達が」
そして彼女の背後に展開するのは、巨大な光学ディスプレイとでも形容すべき蒼白い幾何学模様。アンティキティラが真名解放される兆候だった。
「ここで、奪い返す!!」
宣言と同時にリンゴ。
「これはっまさか」
「アクセス権限。これまで、幾度となくセプテントリオンと戦ったからね。こうしてハッキングする事が出来た」
それと共に、これまでとは違う何か。
真っ直ぐと、向ける。
「まさかっこんな事でっ」
「「さぁ、運命を変えようじゃないか」」
菅野史はヒロイン入りしますか?
-
はい
-
いいえ