TS鉄騎戦記 鋼鉄の戦乙女たち、その淫らな記録 作:えぴっくにごつ
結局、『お仕置き』の名目も途中からお流れになり。
それぞれの愛しいバディを、満足行くまでレズセックスで貪り合った小隊の皆。
「――はひぃ……♡」
「はへぇぇ……♡」
それからしばらくの後。
くんずほぐれつの爛れた絡み合いが、ようやくいくらかの収まりを見せた更衣室内で。
くたくたのふやふやの様子で。
ユエトは寝そべってクラナを抱き受け止め、クラナはユエトに被さり身を預け。
レズセックスで疲労した身を重ね合い、競泳水着越しの互いの身体を感じながら、余韻に浸る二人の姿があった。
「んっ♡ホントたまんないねぇっ♡」
「おぃぃ……♡キリないだろ……っ♡」
その横では、アクレイルとセイにあってはまだ『ヤリ』足りないようで。
アクレイルがその身、腕中にセイを抱き捕まえて好き放題にまさぐりキスをし。セイも文句を言いつつも、それにされるがままにされてる。
「なんかどんどん、深みに嵌って行くようだよ……」
「私たちぃ、もう戻れないかも……」
そんな未だお盛んなセイとアクレイルを横に、少し呆れ気味に見つつ。
ユエトとクラナは一緒にそれぞれそんな声を零す。
それはここ最近より、己たちが飲まれるように性の欲望に沈み。抜け出せなくなっている事実を実感して、嘆くものだ。
「なんだなんだ?辛気臭い顔してボヤいて?」
「んちゅー♡」
そんな所へ、二人に差し込まれたのはそんな声。それはケリオンのもの。
また横隣を見れば。
ゆったりとセクシーなまでの姿で座るケリオンが、バディのエーリを抱き留めて。そのエーリに自身の身を、今も好きに堪能させている様子が見えた。
「先日に、散兵の連中に喰われちまったコトか?」
そんな、それぞれのバディ同士が引き続きイチャつく中で。しかしケリオンがユエトとクラナに向けて来たのは、そんな察しを付ける言葉だ。
先日にユエトとクラナの二人が、散兵たちの餌食とされてしまったことは。二人の小隊長であるケリオンの耳にも届いていた。
「……」
「っ……」
その件を訪ねる言葉に。ユエトとクラナは気まずそうに沈黙し、しかしその顔色には肯定を見せてそれでもって答える。
「別に、深刻に考えるモンでもあるまい?――」
しかしそれにまたケリオンから返って来たのは、そんな言葉であった。
――ケリオンに言わせれば、散兵たちに好き放題されてしまった事実は。そんなものは犬に噛まれた程度と考えれば良いと。
『餌食にされてしまった』のではなく、『坊やたちと戯れ遊んでやった』程度に思っていれば良いと言う。
ケリオンはなんだかんだ良い人であり、これで戦場では頼りになる小隊長である――のだが。
その一方。ここまでに見た通り、多分に宿す悪戯心が時に危なっかしく。
そして併せて。性転換技術の普及と、合わせての長引く紛争での不満鬱憤の蓄積から。世間から軍までもが、性に関わる所の箍が外れ始めてる現状を。
しかしあまり問題視しておらず。それどころか、その状況を率先して楽しんでいる程であるなど。
問題児的な面も合わせ持った。
その関係から。ユエトとクラナが性欲の沼の深みに嵌ってしまっている現状も、あまり重大には考えていないようで。
そこをリカバリーする気もあまり無い様子であった。
「……まぁ、蚊でも刺した様なものとはいえ。向こうがこっちの弱みを握ってると思ってるのは、いけ好かない話ではあるな」
だが、それはそれとして。
散兵たちに『やられっぱなし』な感が出ており。おまけに、ユエトとクラナがドスケベ写真を撮られ、弱みを握られてしまっているような状態である事など。
イニシアティブが散兵側にあるような今の状況は、ケリオン的にも何か気に入らないらしい。
「そうだな……それは俺が手を回しとく、少し時間をくれ」
そしてそんな様子のケリオンは。少し何かを考える様子を見せた後に、二人に何かそんな託してくれるよう願う言葉を寄越した。
「「?」」
ケリオンの企みが、その詳細な所がそれだけでは見えず。ユエトとクラナは不思議に思う顔を浮かべる。
「それはそれとして。お前らそんな状態なら、正直なかなか欲求不満なんだろう?」
しかしケリオンは、今その詳細を説明するつもりは無い様で。
次には話題を切り替え。今現在、色々と悶々とした状態にある二人の見通して、また尋ねる言葉を寄越してくる。
「そんなお二人さんに、ある『ご褒美』付きの『お役目』の提案があったりする――」
そしてしかし、尋ねた言葉への二人の回答を待つことは無く。
ケリオンは続けて、何かまた悪戯を企むような妖艶な笑みを作りながら。そんな前置きのから、とある『提案』を二人に向けて紡ぎ明かす。
「っ!……えぇ……」
「そ、そんな……」
聞かされたその『提案』の内容に。ユエトとクラナは次には揃って驚き戸惑い、同時にその頬をまた赤らめた。
「本気で嫌なら無理強いはしない――だが、なかなかに悪くは無いモンだぞっ?♡」
そんな二人に、ケリオンはそう断る言葉を添えつつも。
しかし同時に、また悪戯で艶やかな笑みで。まるで誘うようにそんなような言葉を添え伝えて来る。
「……っ♡」
「……こくっ♡」
そんなケリオンからの、ある『提案』に。
ユエトとクラナの二人は迷いつつも、しかし惹かれる様子をごまかせない顔色で。
互いの視線を交わし見合わせて、揃って生唾を飲んだ――