TS鉄騎戦記 鋼鉄の戦乙女たち、その淫らな記録 作:えぴっくにごつ
ユエト等はそれから、複雑な思いを抱きつつも。
拠点である要塞都市ヘキサウォールに。その内にある駐屯地へと帰り着いた。
「――……」
夜、深い時間になろうとする境目。
場所は駐屯地内にある、鉄騎のハンガー内。
そこでユエトは、愛機である97式改のコックピットに収まり。
静かにイメージトレーニングを兼ねた、瞑想の時を過ごしていた。
これはユエトが、皇国軍に入り鉄騎操縦者となってから。その日常の内で行い始めたもの。
帰還してからも求められる、鉄騎の機体整備や、煩雑な事務処理業務が終わり。
業務時間外、自由時間となった今の時間を割いて。ユエトは静かにその時としていた。
「――ユエト」
しかしその最中。装甲ハッチを開け放ったコックピットの向こう外に気配を感じ。
そして同時に、ユエトを呼ぶ透る声が届いた。
ユエトが静かに目を開けば、そこには少し遠慮がちな様子でこちらを覗き込み。声を掛けて来たクラナの姿があった。
彼女もまた、今の時間まで機体整備や事務業務に追われ、ようやく終業を迎えた身。
なおそのため、今もユエトもクラナも。格好はパイロットスーツのままで、それぞれの魅惑のボディを飾り主張していた。
「ゴメン、邪魔しちゃって」
その、コックピットの前でこちらを覗き込むクラナは。まずは瞑想の時間を邪魔してしまったであろうことを謝罪する。
「ううん、いいよ……まだ気になってる?」
それにユエトは別段問題など無い事をまず伝え。それから、そんな尋ねる言葉を向けた。
クラナの顔は、何か憂いを帯びた悩ましい色をありありと作っている。
それが、日中に見た性暴行――レズレイプの現場の記憶にある事は明白だ。
「それも……あるんだけど……」
しかし、そのクラナは言葉尻を濁しながら。何か後ろめたい色を顔に作りながら、モジモジと落ち着かない仕草を見せる。
そしてだ。一応は視線を逸らしながらも、チラチラと明らかに下心を含めたそれで。
女体へと変じたユエトの抜群のボディを、盗み見てくる様子がまるで隠せていない。
クラナは純粋な女子だというのに。真面目過ぎる事が影響してか、童貞男子みたいな所があった。
(あ。あぁ)
そして、そんなクラナのあからさまな様子状態から。ユエトはクラナが求める所をすぐに見止め気づいた。
おそらく、日中のレズレイプの光景に「感化」されてしまっている。
クラナに大分見える後ろめたい色は、それによるものだろう。
「……僕なんかを、お望みでよければ」
そしてユエトは次には、そんなクラナに向けて。遠回りな物は不要と、大分ストレートに。
「合意」の意志を示す一言を紡いで見せた。
「っ!♡……え!?……あ……いや……!」
まさか、いくらかの過程をすっとばして、そんな返事が直接返って来るとは思っていなかったのか。
クラナは目を剥き、あからさまな動揺の様子を見せるが。
しかし同時にその口元は緩み、期待してしまっている色が隠せていない。
「僕は「その気」あるけど、クラナは違う?僕の勘違いだった?」
そんなクラナを誘い、リードしてやるように。ユエトはそんな誘う言葉を次には紡ぎ。
凛としながらも普段は静かな色のその顔に、しかし少し悪戯な微笑を作り。
そして同時に女となった今に携える、ワガママおっぱいを両腕でギュッと挟んで主張して見せる。
「うぅ……中身男子のクセに魔性……っ♡」
それにクラナは、少しの恨み言をまずは零したが。
「……ぉ、お願いします……っ♡」
そしてしかし次には、やっぱり童貞男子みたいな願い入れる反応に返事を寄越しながら。
いそいそおずおずと、鉄騎のコックピット内へと潜り入った。
「――んちゅ……♡」
「ん……♡」
二人が入るには狭いコックピット内に、しかし二人は器用に収まり。装甲ハッチが閉じられ。
クラナはコックピットシートに背を預けるユエト覆い被さり。ユエトはまたクラナを迎え抱き寄せ。
そして唇を重ねた。
「んじゅ……んふ……♡」
「んちぅ……んぷ……れろ……♡」
最初は様子見、探り合うようだったが。
唇を重ねるのみのキスはしかし程なく。互いの舌を突き込みあい、絡め合うディープキスへと変わり。
二人ともそのアプローチは、徐々に大胆になる。
互いの両手は、それぞれ相手の乳房に尻肉へと伸び。
それぞれを遠慮なく揉みしだき、指先を沈め堪能し始める。
「んっ♡んぅ……んく……っ♡」
「んぅ……んっ♡んぅぅ……っ♡」
そしてまた程なくして、自然な流れ言うように。
二人の片腕の指先は、互いの股間へと伸び。そして最早承諾も不要と、ほとんど同時に愛撫を始めた。
「んっ!♡……んぅ……!♡」
「んゅっ!♡んん……!♡」
愛撫は直接では無く、それぞれのパイロットスーツの生地の上から。女性器、おまんこ周りを圧し弄るものであったが。
それでも一層の甘美な刺激感覚が、二人それぞれの身に走り。二人は同時にベロチューで塞がる口から、くぐもりながらも一層の甘い鳴き声を上げた。
「ん……っ♡んぅ……♡んく……!♡」
「んっ♡んちゅ……♡んっ……!」
その、一際の甘美な刺激感覚に。二人は一瞬で虜となってしまった。
普段から静かな印象のユエトだが、彼も年相応に性への興味はあり。
そして性転換できる身となってから、正直を明かせば。男子の際のそれとは別物の、甘美な女体でのオナニーに幾度もふけっていた。
そしてクラナも真面目な性格である反面、いやだからこそか、ムッツリスケベな所があり。オナニーの回数はなかなかに多い方だ。
そしてしかし。相手と体を重ねる経験は、本日が初めてとなった初心な二人は。
容易いまでに、その甘くてたまらない感覚へと沈み囚われた。
「んっ♡ちゅぅぅ……っ♡」
「んゅぅ……っ♡」
最早、遠慮も無く。
ベロチューで互いの口内を貪り、互いの乳房や尻肉を夢中で揉みこねくり回し。
そして互いのスーツ生地越しのおまんこを、クニクニと懸命に愛撫しながら味わう二人。
そしてそれは、悔しくそして後ろめたかったが。
クラナは、そしてユエトも。
日中に見た捕虜のレズレイプの光景を思い返し。それに感化され。まるでそれを再現、疑似体験するかのように。
お互いの身体を嬲るように。そして同時に嬲られているのだという感覚をイメージしながら。
互いを犯し貪った。
「んちゅ♡んっ♡んん……っ!」
「ちゅぅ♡んく……っ!」
そして間もなく。そんな二人に「至る」時は容易く訪れ。
「!♡――んきゅぅぅぅ……!♡♡♡」
「!♡――んちゅぅぅぅ……!♡♡♡」
二人は、互いの重ね絡めた唇に舌を、頑なに捕まえたまま。同時に互いの指先で、おまんこを追い詰められ。
淫らに艶やかに、絶頂した。
「んくっ……♡んっ……♡」
「んぅっ♡……んゅっ……♡」
股間、下腹部を中心に全身を襲い包む。電流が走る様な刺激と、そして蕩けるような快楽。
二人はなおも緩慢に互いの口内を貪りながらも。それに身を任せ、虜にされながら堪能する。
そしてしばらく。二人は緩慢に互いの唇に体を、艶めかしく絡め合いながら。
その甘い快楽に、沈むように浸った。
「ふぁ……♡」
「はふぅ……♡」
刺激の波が引き。
しかし未だに体に残る、甘く心地の良い余韻に浸りながら。
クラナはユエトに身を預けて抱き沈み。ユエトもそのクラナの身を受け止め抱き。
互いの魅惑の女体を密着させて、それぞれを抱き枕のようにしながら、また互いを緩慢に貪っていた。
なし崩し的に、流されるように、そしてしかし当然の流れと言うように。
互いの身体を重ね合う関係となった二人。
性転換技術の普及により、そして長引く紛争の影響もあり。
世間は、過酷なそれから甘美な快楽に逃れるため。性に関わる所への箍が外れ始めている。
そしてそれらは、自分たちもまた例外では無い事を感じながら。
二人は今は、甘く心地の良い時の中に沈んだ。
しかしそれは。
より「淫ら」の深みに嵌っていき、艶やかに堕落していく日々の序章に過ぎないことを。
二人はまだ知らなかった――