※この作品はR-18です。

【R-18】男女比1:50の貞操逆転世界で、僕は   作:オッパイダーマン

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#4★ 木谷 瑠璃子3

木谷(きたに) 瑠璃子(るりこ)は処女である。

生まれてこの方、男性と経験を持った事はない。

 

しかし、そんな女は、この世界に山ほどいる。

寧ろ、男性と碌に話した事がない女の方が多い。

そういう女は、男性と話す際にデリカシーの欠けた発言をする……と瑠璃子は考えていた。

 

瑠璃子はそんな女達とは違うと自認していた。

男と関わった経験があるからだ。

中学一年生の頃、クラスで品行方正かつ成績優秀者だった彼女は、学年で3人しか選ばれない共学の高校見学生に選ばれた。

 

共学の高校であるため、男性も居る。

成績優秀で内申点も高く、真面目な女子しか参加できない。

万が一にも男性に危害を加えないためだ。

 

そこで瑠璃子は初めて男性と会話した。

 

蝶よ、花よと育てられ、態度が大きい男性だったが……初めての異性に瑠璃子は興奮した。

凄くドキドキしたし、ムラムラもした。

 

高校見学は一ヶ月もあった。

その間に何度か、その男子と会話した。

 

そうして最終日、もし良ければ高校見学が終わっても仲良くして欲しいと言ってみれば──

 

 

『え?嫌だよ。だってさ、お前、好みじゃないもん。ブスだし』

 

 

なんて、言われてしまった。

 

 

瑠璃子の初恋は、そこで終わった。

幻滅したと同時に、心が酷く傷付いてしまった。

 

自分の顔は良くないのだと、他人の視線を気にしてしまい……遂にはマスクで口元を隠すようになった。

同級生や友達には、風邪対策とか何とか言っていたけれど。

 

今の容姿を少しでも変えたくて、髪も染めた。

化粧をして、学校に行くようになった。

口調も……明るく、元気に。

 

母親に不良になったのかと心配された。

素行が不良となった訳でもなく、学校の成績も落とさなかったため、思春期のイメチェンかと納得したようだが。

 

そうして、瑠璃子は成績を維持して、共学の高校へ入学した。

あの時の出来事はトラウマになったけれど、別に男性自体が苦手になった訳ではなかったからだ。

 

 

そうして、高校では軽薄なギャルとして過ごした。

別のクラスに男子が転入したって聞いたけれど……噂で──

 

 

『小室くん、すっごくカッコいいんだ〜。少女漫画に出てくる俺様系って感じ?』

 

 

と、聞いて瑠璃子は興味を無くした。

苦手なタイプだと判別したからだ。

他の女子達はその男子に夢中になっていたけれど、瑠璃子は一歩離れた位置で見ているだけだった。

 

そうして時間が流れて、瑠璃子のクラスにも男子が編入して来た。

また嫌な感じの偉そうな男かと、思っていたけれど、その男子は──

 

 

「はじめまして。今日から皆さんと同じクラスになる、相田 雄介です。仲良くしてくれると嬉しいです」

 

 

自分の知っている男子とは違った。

物腰が柔らかく、口調も丁寧で、偉そうにしない……それこそ、テレビのドラマに出てくるような理想の男子だった。

 

その男子にクラス中の女の子が群がった。

仲良くなりたい、付き合いたい、エッチな事をしたい。

そんな欲求を少しも隠さない同級生の女に呆れつつも、瑠璃子も興味を感じていた。

 

そして、同級生の1人が度を越えた発言をした時、瑠璃子はそれを止めた。

 

それはきっと、下心だった。

この男子と仲良くなりたい、という下心だ。

見え見えの下心。

 

そんな瑠璃子に対して、相田 雄介は──

 

 

「ありがとう。瑠璃子さん」

 

 

礼まで、してくれた。

 

心臓がギュッと握られたような感触だった。

思わず、頬がだらしなく緩んでしまう……マスクでバレなくて良かった、なんて思う程に。

 

それから、何度か話しかけた。

教室を移動する間やら、いろいろ。

 

同級生達から嫉妬の目を向けられているのは分かっていたけれど、無視した。

 

 

そうして成り行きで、2人っきりで食事する事となった。

他の同級生から一歩リードした喜び……よりも、一つの不安が胸を締めた。

 

食事をしている時……どうしても顔を見られる事を避けられない。

ブスだと言われたらどうしよう……そう考えていたのに──

 

 

「可愛いと思うけど……」

 

 

雄介は可愛いと褒めてくれた。

 

その瞬間、瑠璃子は恋をした。

それ以前の「気になる男の子」から「好きな男の子」に格上げされた。

 

そして──

 

 

(も、もしかして、相田くん。あ、あーしに気があるかも……)

 

 

やっぱり頬がだらしなく、緩んでいた。

これも幸い、マスクのお陰でバレなかったけど。

 

 

だから、『性行為実習室』に誘った。

相田 雄介と性行為ができると思っていた訳ではない。

でも、もしかしたらできるかも知れないと思ってはいた。

下心があった。

 

 

(あー、相田くんとエッチしたい……男の子の硬い身体を、まさぐって……あわよくば……なーんて……)

 

 

間違いなく、下心があった。

瑠璃子の脳内は、煩悩で満ちていた。

 

 

そして、そうして──

 

 

瑠璃子は、雄介が女に免疫がない事に気付いた。

女性に対して恐怖心を全く持っていない事に。

 

目の前で薄着になって……しかも、カッターシャツは汗で濡れていて……そんなの、AVの導入じゃんと、瑠璃子は思った。

 

しかし、雄介が気にする素振りはなかった。

危機感はなかったし、誘っている訳でもなかった。

 

 

(あれ?これ、まずくね?)

 

 

瑠璃子は不安になった。

このまま、もし雄介が別の女と2人っきりになって……この様子だったらどうなる?

間違いなく、雄介は迫られる。

そして危機感のない雄介は流されて、無理矢理エッチさせられる。

 

そんなの、嫌過ぎる。

私の方が先に好きだったのに!

脳が壊れる。

 

だから、瑠璃子は一芝居しようと思った。

 

 

「あ、あーしだってさ、女なんだよ?分かってる?」

 

 

そう言って、雄介を押し倒した。

嫌われるかもしれない。

そう怯えつつも、雄介に教えたかった。

女は怖い生き物だから警戒しなければならないと。

 

 

(相田くんは優しいから、あーしのこと嫌いにならない……はず!それに、リスクを犯しても……寝取られ強姦(レイプ)よりは絶対マシ!)

 

 

そう考えつつ、瑠璃子は雄介の上に腰を下ろしていた。

の、だが──

 

何か、硬い感触が、尻に当たった。

 

 

「っ、え?」

 

 

それは、ズボン越しに感じる……男性器(おちんちん)だった。

教科書で読んだ通り、AVで見た通り……性的興奮で硬くなった、男性器(おちんちん)だ。

 

それはつまり、雄介がこの状況に興奮しているという証明で。

瑠璃子の事を性の対象にしてくれているという事で。

 

 

「……っ!?」

 

 

顔が熱くなって、心臓が高鳴る。

下腹部がぎゅぅっと締め付けられる。

 

こうして、このまま襲ってしまいたくなるような──

 

 

「き、瑠璃子さん……?」

 

「っえ?あ、あっ……ご、ごめんね!すぐ、ど、退くから……!」

 

 

雄介の声で正気に戻った瑠璃子は、慌てて彼の上から降りた。

それでもまだ、硬い感触の残り香のようなものが尻に残っていたが。

 

無意識のうちに腰をへこへこしてしまいそうだったが、何とか理性で抑える。

 

そして、謝らなければならないと瑠璃子は思った。

あんなセクハラをして、そして……あろうことか、無理矢理襲いたいなんて考えてしまった事を。

 

だというのに──

 

 

「瑠璃子さん、その……僕の方こそごめんね?」

 

「……ぇ、はへ?」

 

 

謝ったのは、雄介だった。

何を謝る必要があったのか、瑠璃子には分からなかった。

 

こういうラッキースケベのような状況で、男側が謝るなんて聞いた事がない。

週刊の少女漫画雑誌に出てくるちょっとエッチな漫画では、こんな事を女がすれば男にビンタされるのがお決まりだってぐらいなのに。

 

 

「あ、あの、瑠璃子さん?」

 

 

呼びかけられ、瑠璃子は雄介へ視線を戻した。

申し訳なさそうな、不安そうな表情に、瑠璃子は困惑した。

 

そして、自分が彼の謝罪に対して、何も返答していなかった事を思い出した。

 

 

「だ、大丈夫ー……だけど、その、あ、あーしが謝るべきだと思うんだけど……」

 

「えっ、瑠璃子さんが?どうして?」

 

「どうしてって……あーしが、セクハラしたから……嫌だったでしょ?」

 

 

瑠璃子は不安を感じながら、そう口にした。

世間一般的な常識を口にしたのだ。

だというのに、雄介は首を傾げた。

 

 

「嫌、じゃなかったけど……」

 

 

スカートの下で、下着が愛液でびちゃびちゃに濡れている。

身体の奥が熱いし、心臓は大きな音を立てている。

 

しかし、しかし、だ。

しかし、しかし、しかし。

 

瑠璃子は軽薄な見た目と言動をしているが、根は真面目な女である。

こんなに誘うような仕草をされていても、我慢できる女である。

 

瑠璃子は歯を食いしばった。

自分は神に試されているのだと、思った。

ここで手を出せば未来永劫、軽蔑されてしまうのだと。

 

性欲に身を任せて、この男から嫌われるのだけは何としても避けなければならない。

自分は我慢できる女だ。

性欲だけではなく、プラトニックな愛情で男を見ているのだと、自分に言い聞かせる。

 

そうして何とか暴走しそうな性欲を、瑠璃子は飲み込んで頷いた。

 

 

「あ、相田くん!そういうこと、他の女の子に言わない方がいいよ?襲われかねないから気ぃつけてね?」

 

 

なんとか捻り出したベストアンサー。

瑠璃子は内心、自分を褒めた。

 

これで何とか、耐える事が──

 

 

「さ、流石に誰にでもは言わないよ……瑠璃子さんだから。嫌じゃなかったし」

 

 

その一言で、瑠璃子の中で何か、重要な心の線が切れた音がした。

それはきっと“理性”だとか“我慢”だとか。

そういった部類の何かだった。

 

 

「…………」

 

 

瑠璃子は視線を落とした。

ベッドには横たわったままの、相田 雄介。

自分にこんな事をされて嫌じゃないと口にした男。

 

 

「き、瑠璃子さん……?」

 

 

もう、我慢は出来なかった。

瑠璃子は自分の股の下で横たわっている雄介の服を脱がせ始めた。

 

 

「ちょ、ちょっと、瑠璃子さん!?」

 

 

ブレザーを脱がし、シャツを剥いで……少し筋肉質な男の肌が見えた。

 

 

「っ、ぅ……あ、相田くんが、相田くんが悪いんだからね?」

 

 

自分が悪い事をしている自覚はある。

最低な事をしている自覚はある。

無防備に自分を信頼してくれている男の子に、無理矢理こんな事をするなんて許される事ではない。

 

それでも瑠璃子には我慢出来なかった。

 

 

「待って!落ち着いて!瑠璃子さん!」

 

 

瑠璃子は雄介のズボンに手を掛けた。

ベルトを外して、ズボンを下ろし、男性用の下着を脱がせれば──

 

 

「あ……♡♡♡」

 

 

ぼろん♡と勃起した陰茎が姿を現した。

 

 

(えっ!?何これ、すっご……♡お気に入りのAV男優のより大きいし……♡♡おしるで濡れて、エッチすぎ……♡♡)

 

 

思わず、興奮で吐息が荒くなる。

びちゃびちゃに濡れて下着がピッタリ張り付いてしまった女性器(おまんこ)へ、左手が伸びる。

 

 

「ちょっ、瑠璃子さん!?まっ、あ……!」

 

 

そうして、そのまま空いた右手で男の陰茎に触れた。

硬く筋張った陰茎の感触を確かめる。

 

 

ぬち……♡

 

(すご……♡かたい……♡自慰(オナニー)用のディルドとは全然違う……♡こんな硬いんだ……♡)

 

 

まるで犬のように吐息が荒くなる。

 

 

(舐めたい……♡舐めたい、舐めたい♡♡)

 

 

淫美な臭いに何度も息を吐き、遂には自身のマスクを指でずり下ろした。

そして、そのまま──

 

 

ちゅっ♡

 

「んっ……♡」

 

 

男の陰茎に口付けをした。

 

 

「瑠璃子さっ、待っ──

 

 

ぐ、ぷぷ……♡♡♡

 

 

そして、瑠璃子は陰茎を咥え込んだ。

大きくて根元までは口に入らなかったが。

 

 

(ちょっと、変な味……だけど、あーし、嫌いじゃない……かも♡)

 

 

口の中で舌を這わせて、陰茎を舐める。

肉棒の感触を感じつつ、鼻で呼吸をする。

 

 

「瑠璃子さん、やめっ──

 

れろれろ♡れろぉ♡♡♡

 

(おちんちん、おいし……♡苦いけど、ちょっとあまい……♡)

 

 

邪魔な前髪を片手でかき分けて、もう片方の手で陰茎の根本を擦る。

口と手で、全体を刺激していく。

 

 

ぬぽ……♡ぬっぽ……♡♡

 

(おっきくて、かたくて……♡♡あーしで興奮してくれるんだ……♡じゃあもう、これ同意でしょ♡らぶらぶえっちでしょ♡)

 

 

自分に都合の良い妄想をしながら、瑠璃子は陰茎を舐めた。

そして、愛液でびしょびしょに濡れた自分の下着をずらして、指で陰唇に触れた。

 

 

ぬちぬちぬち♡ぬちぬち♡♡♡

 

(あ〜♡“き”くっ♡♡イケメンおちんぽ舐めながらのオナニー♡めちゃくちゃ気持ちいい♡♡)

 

 

瑠璃子は腰をへこへことさせて、無様にガニ股で自慰しながら、飢えた魚のように陰茎にしゃぶりつく。

それは最早、日中の面影すらない男を貪るメスの姿だった。

 

 

「瑠璃子さ、んっ、それ以上は……!」

 

ぐっぽ♡ぐっぽ♡♡

 

(すき♡すきすき♡♡このおちんちん大好き♡♡これなしじゃ生きられなくなるっ♡♡)

 

 

夢中に吸い付き、舌で陰茎を舐めまわし、食いつく。

そうしてそのまま、陰茎は脈打ち──

 

 

「っ、あ……!?」

 

びゅるるるるる♡♡♡♡

 

「んぶっ!?♡♡♡」

 

 

瑠璃子の口内に男は射精した。

白く濁った液体を、瑠璃子は舌で舐めとる。

 

 

(これが精液(ザーメン)……♡すご……♡おいし……♡)

 

 

サキュバスの血を引く瑠璃子は、精液を美味だと感じ取っていた。

今までに食べた事も、飲んだ事もない、美味だと。

 

 

「はへ……♡」

 

 

舌の上で精液を弄び、口の中に含む。

 

 

くちゅ♡くちゃ♡♡

 

「んっ♡んむ♡」

 

 

精液を咀嚼し、しっかりと堪能して……そして──ごっくん、と飲み込んだ。

 

 

「はぁ……♡」

 

 

身体が熱い。

吐息にオスの臭いが残っている。

喉に絡まったような感触がある。

心臓が鳴り響き続けている。

舌に残った感触で、多幸感を味わっている。

 

女性器(おまんこ)、指で弄るのを辞めたのに、甘イキが止まらない。

愛液が滲んで、本気汁で膣内がとろとろに溶けている。

子宮がきゅぅ♡と締め付けるようにつらくて、妊娠したいって降りてきてるのが分かる。

 

そうして、体の中枢で熱を感じながらも、雄介の方へ視線を戻して──

 

 

「瑠璃子、さ……ん」

 

 

その目が、困惑に満ちているのを感じ取った。

瑠璃子に対して、困ったような顔を浮かべていた。

 

 

「……あっ」

 

 

そこで瑠璃子は、ようやく冷静になった。

自分のしてしまった事に気付いたのだ。

 

出会ったばかりの男性を押し倒して、強姦してしまったのだと……自覚した。

 

 

「あ、相田、く、くん……」

 

 

湧き出たのは興奮なんかではない。

後悔と、罪悪感だ。

自分がどれだけ非道な事をしてしまったのかという、自覚。

 

それは瑠璃子の身体の奥底から震え上がらせた。

 

 

「これは、その……えっと……」

 

 

好きな男の子を困らせてしまった。

好きな男の子に酷い事をしてしまった。

好きな男の子に嫌われてしまう。

色々な人に迷惑をかけてしまう。

 

傷つけて、しまった。

 

 

「相田くん、ご、ごめんね……?あーし、ひ、酷いこと、しちゃ……った……」

 

 

瑠璃子は震えるまま、頭を下げた。

もう、雄介と顔を合わせる事は出来なかった。

ただただ、罪悪感だけが瑠璃子の胸を占めていた。

 

 

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