リスタート:過去へ戻って孤高な女達を手駒にして現在の危機を打破する 作:霧江
※日間5位有難うございます!
ps:一人感想を残して頂いた方がいらっしゃいましたが、
私のコメントを修正しようとしたところ、
ミスって感想ごと消してしまいました。
まさか感想を自分で消せるとは思いませんでした。
わざとではありません。
信じてください!
本当に申し訳ございません!
6月14日、日曜日の朝。
今日は俺の誕生日だ。
そして、なんてことのない日常の朝だ。
俺は敢えて上原家に自身の誕生日を知らせたりはしなかった。
何せ居候の身として誕生日まで祝ってもらうのは何か気が引けた。
一応、岬と美鈴との関係は恋人という特別な関係ではあるけど、その立場をあんまり振り翳したくなかった。
俺も変わったものだな。
「はあむ、おはよう、みんな」
俺は欠伸をしながら、二人に挨拶する。
ここ1ヶ月ですっかり慣れた感じになった二人に対する挨拶。
しかし、誰からも返事はなかった。
昨日は美鈴の提案で仲直りとご褒美のセックスという名の3Pプレイをしていた。
それのせいで二人ともバテているのかと思っていると、ダイニングで人気が感じられた。
俺はダイニングへと足を運ぶことにした。
「岬、美鈴、そこにいるの?」
俺は二人の名前を呼びながら、ダイニングに入る。
すると急にパーンと大きな音がした。
「うわっ、何事!」
「「瑛二誕生日おめでとう!」」
俺に祝いの言葉を贈る二人。
どうやら先ほどの音は誕生日用花火の音だったみたいだ。
「えっ、どうして分かったの?」
俺は驚いて美鈴に聞いた。
「瑛二の両親から聞いていたわ。二人は瑛二の誕生日を祝ってあげられないから、代わりにお願いしますって。」
両親からの情報か。
それだと分かっていて当たり前か。
まさか、誕生日を祝ってもらえる日が再び訪れるとは…
俺は両親の配慮に感謝した。
「なんで直接言ってくれなかったの!危うく瑛二の誕生日を逃すところだったんだよ。」
プンスカと頬を膨らませて起こり出す岬。
「ごめんごめん、今度から気をつけるよ。」
俺は岬に素直に謝った。
「別に良いもんね。もう誕生日の日付覚えたから!」
そんなことを言う岬。
俺は岬の反応にクスッと笑みを漏らした。
「二人ともありがとう。」
俺は心からの感謝を告げた。
大人の精神を持つ俺だけど、年甲斐もなく本気で嬉しかった。
世界BとCとDの記憶で誕生日を祝われていたことは分かっている。
しかし、実際に誕生日を祝われたのはほぼ10数年ぶりだった。
「はい、瑛二ここに座って。」
美鈴は椅子を引いて俺を手招きする。
テーブルにはぎっしりと料理が詰まっていた。
そういえば、昨日は普段よりも早く美鈴が白旗を上げていたけど、これを準備するためだったか。
俺は美鈴に誘われるまま、椅子に座った。
それを見た二人もそれぞれ椅子に座る。
俺の目の前には誕生日ケーキがあった。
「さあ、蝋燭の火けして!お願い事をするのも忘れないの!」
「分かったよ。」
岬の催促に負けて俺は力一杯息を吹いて、蝋燭の火を消した。
まさか生きている内にまた誕生日を祝われることがあるとは。
タイムマシンさまさまである。
俺は名も知らない恩人に心から感謝した。
「瑛二、これ受け取って。」
「これは…」
大体食事が終わってから、美鈴が小さな箱を渡してきた。
どうやら、俺へのプレゼントみたいだ.
パーティーだけで俺は十分満足していた。
まさか、プレゼントまでもらえるとは思ってなかった。
「開けてみて。」
「早く早く!」
「分かった。」
箱を開けるとそこには鍵があった。
「まさか…」
「そう、この家の合鍵よ。」
美鈴は俺にプレゼントの説明をしてくれた。
普通の子供だったら、こんなもの貰っても喜ばないと思う。
しかし、俺は大いに感激した。
これは岬と美鈴が俺を完全に家族として受け入れてくれた証拠だ。
「ありがとう!」
こんなにも人と繋がりを感じたことがない。
俺は自分の気持ちを込めて感謝の言葉を述べる。
「喜んでいる瑛二、かわいいね!」
「そうだね。」
感激している俺をみて二人が感想を述べた。
男に可愛いって何だよ。
俺は苦笑いを浮かべるしかなかった。
しかし、これよく見れば形が違う鍵が二つ入っている。
俺はその点について美鈴に質問した。
「美鈴、ところでこれ形が違う鍵が二つあるけど…」
「よく気づいてくれたわね。そうよ、岬。」
そう言った美鈴は岬を呼んだ。
どうやらこれも計画の一環らしい。
「うん!」
岬は元気に答える。
そして、二人とも服を脱ぎ出した。
「え、どうしたの?」
俺は困惑して立ち上がった。
プレゼントについて聞いただけなのに、急に服を脱ぎ出す二人。
しかし、そんな俺に構わず、二人は何も言わないまま服を折りたたんで前に置いた。
岬も服を折り畳もうとはしたけど、まだ苦手なのか美鈴が代わりに折りたたんだ。
これも全て美鈴の計画のうちみたいだ。
服を全部脱いだ二人は俺の前で正座した。
「瑛二、座っていてちょうだい。」
「う、うん。」
美鈴はそう言って俺を座らせる。
あまりにも唐突な出来事だったけど、美鈴が俺にエロいことならいざ知らず、悪いことをするはずもない。
俺は美鈴の言葉に従って、座り直した。
「その鍵は、この家のマスターキーよ。」
「マスターキー?」
俺は訳がわからず美鈴の言葉を復唱した。
美鈴は俺がマスターキーのことを知らないと思ったのか、マスターキーについて説明する。
「そう、その鍵があればこの家のどこの扉も開けるわ。私たちの部屋はもちろん、トイレやお風呂場の扉も全部。」
そう言っている美鈴のお股からは水滴がポツポツと落ちている。
美鈴はとても興奮しているみたいだ。
「先ほど家の合鍵を渡したのは、瑛二を私たちの家族として迎え入れたという意味よ。」
「…」
俺は美鈴の言葉の続きを黙って待った。
「つまり、このマスターキーは瑛二を私たちのご主人様と認めたという意味よ。」
とんでもないことを言う美鈴。
俺は岬に質問した。
「岬はそれでいいの?」
「うん!瑛二はあたしの彼氏だから、全然いいよ。」
すぐに肯定する岬。
岬に施されたのはあくまでも恋人洗脳だったのに、岬はあっさりと俺をご主人さまとして認めた。
「だって、瑛二こういうのが好きでしょう?」
年に会わない蠱惑的な顔で聞いてくる岬。
俺は二つ返事で即答する。
「大好き」
「そういうことなの、瑛二が好きならあたしは何だってするの!」
岬はそういった。
よく見ると岬のおマンコからも白いどろどろとした液体がながれている。
岬も本気ということだ。
それをみた美鈴が締めに入った。
「その鍵を使って、いつでも私たちを瑛二の好きに使っていいわ。寝ている時も、トイレでも、お風呂場でも大丈夫。私たちが何をしていても、瑛二の自由にしていいわ。私たちのおマンコは瑛二の物だもの。」
「そう!瑛二が欲しいならあたしのおマンコいつでもズボズボしてもいいの。」
美鈴と岬はそう言った。
まさか、自身の全てを渡すと宣言するとは。
まるでこれでは…
「「だから、瑛二、私たちの人権を受け取ってください。」」
二人は俺に向けて土下座をするのであった。
親子が揃って一人の男に自身の人権を奪ってくれと土下座する異様な光景。
俺はたまらなく興奮した。
下半身に血が集まることを感じる。
「二人とも最高のプレゼントだよ。」
俺はそう言って立ち上がる。
俺のおちんぽはギンギンに勃起していた。
それをみた二人は妖艶に笑った。
「あら、早速私たちのおマンコ使いたいの?」
「いいよ。岬のおマンコ使って。」
「ありがとう。じゃあ…岬から」
そう言って俺は岬の腰を捕まえるのであった。
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その日のうちに父親からのプレゼントが届いた。
宅配便で送られた箱の中身は無骨なハードディスクだった。
岬と美鈴はそれをみて頭を傾げていたけど、俺は大いに喜んだ。
それもそのはず、このハードディスクは未来に数億円の価値を持つ。
俺はそれを自分の部屋に後生大事に大事に閉まった。
母親からのプレゼントは特になかったけど、俺は不満がなかった。
このハードディスクだけで240万円もする。
さらにプレゼントを強請ることは強欲ということだ。
今回俺はいろんな誕生日プレゼントをもらったけど、
中でももっとも今実用的なものは家の合鍵だった。
今までは、自分一人で家に入る手段がないから外出も制限的だった。
出かける前に美鈴に報告したり、美鈴がないときは岬と外出したりしていた。
つまり、俺の動きがかなり制限されていたということだ。
だが、今回家の鍵をもらったことで俺の生活半径が広がった。
「どれも嬉しいけど、家の合鍵は本当に嬉しいな。実用的な意味でも感情的な意味でも。せっかくだし、ちょっと外出してくるか。」
俺はそう言って、夕方の街へと繰り出した。
外に出てきてからのこと、俺は近くをうろうろしてみた。
しかし、当たり前ながら、何の面白みもなかった。
「ただの散歩だしね。運動するだけなら、美鈴の家のヘルスルームを使えばいいし。」
そう、美鈴の家にはヘルスルームが別に備わっている。
それだけではなくて、シアタールームとか、いろんな趣味部屋が美鈴の家にはあった。
だから、別段と外に出てまで何かをしようということはほぼない。
「外でだけ出来ることか…」
そういえば、一つだけあったな。
「山にでも行ってみるか。」
あそこはもう危険を取り除いているから、事件はないと思う。
だが、それでも27日に西之宮さんが来るのは確実だ。
一目惚れ作戦が無に帰ったとしても、結局は西之宮さんを手に入れるのは決定事項だ。
この時代で西之宮さんを手に入れるためには、結局は西之宮さんと会う必要がある。
今の所、そのきっかけはあの山しかなかった。
「美鈴には二度と行かないでと言われているけど、仕方ないよな。」
岬は昼に西之宮さんが落ちる事件があったと言った。
正確な時間が分かっていない以上、早朝に山頂に行って待っている必要がある。
そのためにもあの山の道に慣れている必要があった.
「美鈴ごめん。」
俺は美鈴に一言謝った。
そして、山登りをするのであった。
前にも言った通り、基本的にそこまで高くはない場所だから山頂にはすぐについた。
今回は岬がないから途中で走って、更に登場時間を節約できた。
それも大体5分くらいで、15分で頂上につけた。
「うう、疲れた。セックス後に山登りは無理だったかな。」
俺は新鮮な空気を肺に入れながら、一人呟く。
周りを見渡すと昨日とそう変わらない風景だった。
…変わらない?
「え?」
俺は鳥肌がたった。
そんなはずはない。
前に来た時、誰かが怪我しないように、近くの草木を整理していたのだ。
変わらないはずがない。
「どういうことだ?」
俺はゆっくりと周辺を見渡した。
「これは…!」
あの崖になっている激しい地形が再び見えないようになっている。
前は自然と生い茂った草と散らばった枝で隠されていたけど。
今回はどこから抜いてきたような草と枝で周りが偽装されている。
知らない人が一見したところで、気づかないくらいには自然な偽装だ。
「明らかに人為的な工作だな。周囲には草が抜かれた跡がないのに…これだけの草を他の場所で調達している。」
誰かの明らかな悪意。
俺は少し恐ろしさを感じた。
一体これは誰がしたことなんだ?
しばらく、悩んでみても答えは出なかった。
だけど、一つだけ確実なことがある。
「これは誰かの明らかな悪意によって作られた罠だ。この調子だと俺が何回ここを整備したとしても意味がない。」
昨日の昼頃にここを整理したというのに、翌日の夕方にはすでにこうなっていた。
どのタイミングでこれを設置したかはわからない。
それを調べようにも俺は俺で事情があるから、ここを一日中見張るという選択は取れない。
「毎日ここに来ることも無理だし。」
岬と美鈴がそれを許すはずもない。
ちょくちょく抜け出すことならいざ知らず、毎日になると絶対にバレる。
ということは、27日にもこの罠が設置された状態と考えた方が良さそうだ。
つまり、西之宮絵里が罠に掛かるという未来は変わらない。
「これをやったのが、誰かはわからないけど、分かった。」
これが誰かに差し向けられた悪意かは今の所知らない。
だけど、これに西之宮さんが引っかかる可能性は大いにある限り、俺はこれを利用する。
一目惚れ乗っ取り作戦の始まりだ。
「一応、念のためにこれは撤去しておこう。」
俺は新たに作られた罠を破壊した。
誰かさんかわからないけど、そいつは岬を危険に晒している。
これからも時間がある限りはここに上ってきてこれを壊す予定だ。
誰を狙った罠かはわからないけど。
「どこまで出来るか見ものだな。」
一目惚れ乗っ取り作戦は続行になりました。