※この作品はR-18です。

リスタート:過去へ戻って孤高な女達を手駒にして現在の危機を打破する   作:霧江

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お仕置き

荻田亀太郎こと、紫石仁。

彼の件で美鈴に3時間くらい怒られた俺は漸く解放された。

いつもは怒ってからも仲直りのセックスとか戒めのセックスとかで場を和ませてくれる美鈴だったけど、今回はそんなことは全くなかった。

 

「それだけ俺がやっちゃいけないことをしたということか。うう…」

 

俺は少し自己嫌悪に陥って唸った。

急なアクシデントだった絵里ちゃんの件と違って、今回は俺から明らかに危険人物である荻田亀太郎に近づいた。

周りのことは考えずに、自分の復讐心だけで軽率な行動をした。

これは怒られて仕方がないことだった。

 

「本当に軽率だった…」

 

俺は改めて自分の軽率な行動を反省した。

これは言い訳ではないけど、まさか荻田亀太郎があれ程極悪人だったとは夢にも思わなかった。

俺としてはそこまでの大きな犯罪は出来ない肝の小さい爺さんくらいと思っていた。

実際には児童虐待という大罪を犯しているにも関わらずである。

 

「被害者の俺さえもあの爺さんの人当たりの良さそうな外面に騙されていたってことだね。荻田亀太郎と接点がなかった父が騙されたのも当たり前なことかも知れない。」

 

その後のこと、両親からは明らかな危険人物に近づいたことで軽く説教を受けたけど、最終的には俺を一人にしていることと危険に晒したことについて謝罪された。

 

「いつも真剣な感じのお父さんはさておき、あのお茶目っ気なお母さんがあんな風に謝まってくるとはな…、これこそ夢にも思わなかった。やはり、世界Aで俺から家族に寄り添っていたらまた結果は違っていたんだろうな。」

 

俺が思っていた以上に俺の両親は俺を大事に思っていた。

以前までは分からなかったけど、いろんな世界の記憶を手に入れた最近は本当に染み染みとそのことを感じる。

俺の両親は、俺が思っていたより遥かに信頼に足る人物だった。

俺がどの時でも両親に相談さえしていれば、全てが変わっていたかも知れない。

 

「本当に、俺ってバカだったんだな。」

 

改めて俺は自嘲した。

本当に自分のことはバカとしかいえない。

今回のことも、世界Aでのこともそうだ。

俺を大切に思ってくれている人たちに迷惑ばかりかけている。

 

「本当に気をつけないと…」

 

俺は心の中で二度とこんなことはしないと誓った。

 

「しかし、一人で寝るのは久しぶりか。」

 

岬も美鈴もない夜。

いつもは二人のうち誰かは必ず隣にいるのに、今日は誰もいない。

こんなことは2ヶ月ぶりだな。

俺は少し人肌恋しさを感じながら眠りについた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

翌日の朝、美鈴は普段通り俺を接してくれた。

美鈴の怒りは昨日のことで治ったみたいだ。

いや、これは我慢してくれているというのが正しいか?

美鈴は基本的に一度怒って、しっかり言い聞かせたことに関してもう一度怒ることはなかった。

 

「わかった?危ない人に近づいたらいけないんだからね。」

 

「うん。わかった。昨日は本当にごめんなさい。」

 

俺は改めて美鈴に謝った。

 

「わかってくれたなら良いわ。これはもうお仕舞い。」

 

美鈴は俺の目を見て、俺が本気ということをわかってくれたみたいだ。

それで美鈴は俺を許してくれた。

しかし、荻田亀太郎の件の影響はそこで終わりではなかった。

 

「むうう」

 

岬は未だに怒り気味だった。

不満そうな顔で俺を見つめてくる岬。

 

「岬…?」

 

「ふん!」

 

プイッと俺から視線を外してくる岬。

俺はかなりショックを受けた。

岬は登校の際にも口を聞いてくれなかった。

 

「岬…本当にごめん。」

 

「…」

 

無言で一人でズカズカと歩みを進める岬の姿に俺はどうしたら良いかと頭を悩ますのであった。

学校についてからも、岬の怒りは収まることはなかった。

それどころか、岬の怒りは他のところにも飛び火した。

 

「…ほう、僕を送ってから、昨日そんなことがあったのか…」

 

岬は昨日の件を葵にも教えたのであった。

無茶をしないという約束を違えた俺を見つめてくる葵の目は冷ややかだった。

 

「瑛二の分からず屋。」

 

「嘘つき。」

 

岬と葵はそれぞれの言葉で俺を罵倒してきた。

分からず屋に嘘つきか…

そういえば、今思い出したものだけど、岬は絵里ちゃんの件でもっと自身を大事にするように言ったことがあったけ。

つまり、岬の怒りは今回の件だけのものではない。

溜まりに溜まった不満が今回の件で爆発したといことか…

本当にどうしよ…

 

「…」

 

俺は何とか二人の機嫌を直す方法を見つけようとしたけど、方法が見つからなかった。

何せよ俺にはこう言ったことに対する経験が少なすぎる。

そんな俺を二人はジッと何も言わずに見つめていた。

だけど、俺には二人を満足させられるような妙案は思い浮かばなかった。

仕方なく、俺は二人に判断を委ねる選択肢を取った。

 

「本当にごめんなさい。二人とも許して。俺、何でもするから。」

 

「何でも?」

 

「ほう、何でもとは」

 

俺の言葉にやっと二人は反応というものを返してくれた。

それから二人はこそこそと何かを話し合った。

俺はそんな二人の決断を黙って待っていた。

しばらくして、二人の話し合いが終わった。

 

「瑛二には罰を受けてもらうの。」

 

「ば、罰?」

 

「そうだ。僕たちとの約束を違えた罰だ。」

 

予想外の展開に俺は戸惑った。

俺としては何かの要求が来ると思っていたのである。

しかし、これで二人の怒りを鎮めることが出来るなら、俺には文句がなかった。

 

「わかった。」

 

どんな罰かは分からないけど、俺は敢えて内容を聞かなかった。

そうすることが更に俺の本気が伝わると思ったからである。

俺が二人に罰を受けることを伝えたタイミングでチャイムがなった。

俺たちは自分の席に戻った。

 

俺の席は前までは中間から少し後ろのところだった。

しかし、この前の席替えで俺の背が伸びたことにより、一番後ろの席にされた。

そして、そこは葵のすぐ隣の席だった。

 

「…」

 

何も言わずに前を見ている葵。

 

「…」

 

俺はチラチラと葵に視線を送ってみたけど、一向に反応してくれない。

葵の怒りも相当なものみたいだ。

普段だったらもっと話し合っているところだけど、今日は沈黙が痛い。

 

「うう…」

 

とにかく心が痛い。

早く罰とやらを受けて、二人の怒りを鎮めたい一心になった。

本当に放課後が待ち遠しいと思った。

それからホームルームが終わり、授業が開始した。

 

「!?」

 

俺の股間に何かの感触があった。

俺は何とか声を抑えて、下を確認した。

そこには葵の小さな手があった。

 

「葵…?」

 

俺は小さな声で葵の名前を呼んだ。

しかし、葵は相変わらず前を向いたままだった。

そして、慣れた手つきで俺のズボンのチャックを下ろして、パンツに手を入れる。

葵はあろうことか、授業中に俺のちんぽを触り始める。

罰って、放課後からのスタートじゃなかったの?

あまりの出来事に俺は驚いたけど、俺は必死に声を抑えた。

 

「うっ…」

 

先生が見ているにも関わらず、葵は大胆に俺を責めてきた。

何回か俺のちんぽをシコシコと扱いては俺が反応しそうになるとての葵は動きを止める。

しばらく、休憩したかと思うと今度はちんぽのカサの裏を指でなぞってきた。

 

「くぅ…」

 

敏感なところを刺激された快楽で思わず声が漏れそうになるも、俺はぐっと声を我慢した。

周りにバレそうになったけど、幸い先生の声に埋もれて、俺の情けない声を聞いたものはないらしい。

しかし、やばい…このままだととんでもないことに…と思った時、葵はまた手をとめた。

 

「う…」

 

俺はそこでやっと罰の正体をきづいた。

罰というのは俺が今まで愛用してきた寸止めのことだったのである。

俺は手を止めた葵の顔を覗いてみた。

葵は感情の見えない無表情をしている。

俺は普段の葵の微笑みを浮かべては何だか胸が苦しくなってきた。

 

しばらく、休憩が済んで葵はまた俺のちんぽを刺激してきた。

今回は亀頭のさっきぽうを指でカリカリとしてくる葵。

手つきがとんでもなくエロい。

しかし、今回はそれだけではなかった。

先生が板書のために後ろを向いたその時。

 

「嘘つき。僕とずっと一緒にいてくれるなんて嘘だったかい?」

 

葵は俺の耳元にそう小さい声で囁いてきた。

 

「くっ、そ…」

 

俺は必死に否定しようとしたところで、先生が後ろを振り向いた。

葵はいつしか澄ました顔で前を向いている。

俺は自分の素直な感情を伝えられないことにもどかしさを感じた。

そんな俺の感情は知らずに、葵は更に俺のちんぽを責めてくる。

そして、また、先生が後ろを向いた瞬間。

 

「嘘つき。無茶しないと約束したのに…」

 

再び葵は俺に囁いた。

俺は葵に何とか自身の感情を伝えようとする。

 

「ごめ、うっ…」

 

しかし、葵の手つきがそれを許さなかった。

俺が何か言おうとすると、葵は俺のちんぽを刺激した。

俺は射精しそうな感覚を感じて一瞬言葉に詰まった。

当たり前だけど、ここで射精したら大変なことになる。

それだけは何とか止めないといけなかったから、俺は必死に我慢した。

もちろん、その間も葵はずっと俺のことを言葉でも責めてきた。

 

「嘘つき。嘘つき。」

 

そんなことを言っている葵の顔はずっと無表情だった。

俺は本当に泣きそうになった。

 

「ううう…」

 

一限目が終わってからのこと、俺のちんぽは限界だった。

ピンピンに立って、立ちあがろうにも立てないくらいであった。

 

「瑛二、ちょっと来るの。」

 

普段だったら他の子と話ししているはずの岬が今日はすぐに俺に向かってきた。

そして、岬は俺の手を引っ張ってどこかへと歩み出した。

 

「岬、どこ行くの?」

 

岬は俺の質問に何も答えてくれなかった。

そのまま階段を駆け上がって、俺たちがついたのは屋上の前だった。

 

「瑛二、座って」

 

「う、うん。」

 

有無を言わさぬ岬の態度に俺は素直に従った。

俺を座らせた岬は、また葵と同じく俺のちんぽを取り出した。

ギンギンに限界まで勃起している俺のちんぽは先走り液でドロドロになっていた。

 

「岬…!」

 

「しっ、瑛二、ジッとしてるの。」

 

そう言った岬は俺のちんぽを自身のハンカチを取り出して、拭き取り始めた。

力を入れて拭き取るわけではなく、くすぐったさを感じるくらいの力加減だった。

サラサラとしたハンカチの感覚が俺の亀頭をくすぐる。

ゾクゾクとした感覚が俺の背中に伝わってきた。

 

「ひいっ」

 

俺は情けない声をまたあげる。

 

「瑛二、どうして私との約束を破っちゃったの?」

 

「それは…」

 

完全に自分の驕りからだった。

大人の意識を持つ自信なら何とかなると俺は勘違いしていた。

それが大切な人に心配をかけるとも知らずに。

本当に言い訳のしようがなかった。

 

「あたし、約束破る瑛二は嫌い!」

 

岬の一言に俺は心臓がドクンとすることを感じた。

まさか、岬からこんなことを言われるとは…

俺は目に涙が泊まることを感じる。

喉の奥が渇いてくる感覚がする。

 

「うう…みさき…」

 

もはや快感と悲しい感情で心の中がぐちゃぐちゃだ。

本当に頭が可笑しくなりそうだった。

しかし、岬の態度は依然変わらなかった。

 

「瑛二、もう時間なの。教室に戻らないと。」

 

そう言って、岬は手を取って、俺を立たせた。

俺は必死に涙を我慢しながら教室に戻った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

食事時間が終わって、昼休憩の時間になった。

俺たちはいつもの庭で、3人でベンチに座っていた。

しかし、そこに漂う空気だけはいつもと違っていた。

 

「嘘つき、嘘つき。僕と約束したのに…無茶しないって言ったのに…僕とずっと一緒にいてくれるんじゃなかったのかい?」

 

俺を言葉責めする葵。

 

「あたしと約束したのに、もう危ないことしないって約束したのに、あたし、約束守らない瑛二嫌い。」

 

岬も同じく俺を責め立てる。

嘘つきと嫌いと呟かれる度に俺は心臓が裂かれるような感覚がした。

俺は本当にやってはいけないことをしたと思う。

そして、何よりも辛い点は二人が無表情という点だ。

俺はそれで本当に二人に嫌われた気がして、気が気でなかった。

 

「ごめんね、ごめんね。」

 

うわ言のように俺は二人に謝罪する。

しかし、二人はまだ俺を許す気はないみたいで更に俺を攻め立ててくる。

 

「君は本当に悪いと思っているのか?一歩間違っていれば君は死んでいたかも知れないんだぞ。」

 

淡々と事実を述べる葵。

 

「そうだよ。あの人、強盗もしていたんだよ?なのに、近くで写真まで取っていたでしょう?瑛二、本当に危ないところだったんだよ?」

 

岬もそれに続いた。

そうだ、二人の言葉は絶対に正しかった。

俺は返す言葉がみつからなかった。

俺は二人の顔を見た。

相変わらずの無表情で俺をジッと見つめてくる二人。

そこで俺の感情は爆発した。

 

「うわああああああん、ごめんよ、本当にごめん。」

 

俺は自分でも情けないと思えるくらいの声をあげて泣きじゃくった。

しかし、感情が抑えられなかった。

こんなこと、本当にいつぶりだろう。

でも、この二人には本当に嫌われたくない。

俺は何度も何度も二人に泣きながら謝った。

 

「瑛二、これで懲りた?」

 

岬はそれでやっと無表情な顔をやめてくれた。

俺はそこでやっと自分の感情を抑えることができた。

 

「ふう、ううう…うん。もう二度と、危ないことはしないよ。」

 

まだ、涙の余波で声が震えているけど、俺は何とか答えた。

大人のくせに泣いてしまうとは、本当に恥ずかしい。

俺は自分の涙を拭おうとしたけど、まだ二人に腕を拘束されているからできなかった。

 

「よし、よく言えた。その言葉忘れるなよ。ふふっ、しかし、君も可愛いところがあるじゃないか。君の泣き顔は中々可愛かったぞ。ほれ、僕が涙を拭いてあげよう。」

 

葵はそう言って俺の涙を拭いてくれた。

少し不穏なことを言ってから、優しい手つきで俺の涙を拭う葵。

 

「うう…ありがとう。」

 

俺は葵に感謝の挨拶を伝えた。

 

「どうだ?僕の演技も中々の物だっただろう?」

 

葵は自慢げな顔で聞いてきた。

 

「俺、本当に嫌われたと思って、怖かったよ。」

 

「僕が君を嫌いになるわけ無かろうに…怒っていたのは事実だけど…」

 

俺はその言葉を聞いてやっと安心を覚えた。

俺としては本当に愛想を尽かされたと思ったのである。

 

「にしし、葵ちゃん、本当にすごかったよ。」

 

岬は笑いながら葵を褒め称える。

やはり、二人は笑っているところが一番魅力的だ。

それに怒ると物凄く怖い。

俺は二度とこの二人を怒らせないことを誓った。

 

「ああ、瑛二まだ勃ってる!」

 

岬が俺の股間を見て叫んだ。

 

「しっ、岬、声が大きい。」

 

いくら人気がない場所とはいえ、その声量はやばい。

 

「よしよし、辛かったよな。僕が治めてあげよう。」

 

そう言った葵は俺のちんぽをズボンの上でなでなでした。

 

「あたしも!」

 

「その…お願いします。」

 

俺たちは午後の授業に遅刻した。




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