リスタート:過去へ戻って孤高な女達を手駒にして現在の危機を打破する 作:霧江
※総合評価1000達成しました。
みなさま誠にありがとうございます。
荻田亀太郎の件で俺の家はめちゃくちゃにされた。
まるで廃墟とも言えるくらいに汚された家は当然ながら掃除が必要だった。
そこで俺の両親は、今回こそちゃんとした地元の掃除関係の会社に家の掃除を任せた。
一応、俺がスマホでその会社を調べたところ、実績もあって、評判も普通に良い。
何処にも文句のつけようがない普通の会社であった。
しかし、流石にあんなことがあったからか、俺の両親はかなりの疑心暗鬼になっていた。
「あら、牧田さんお久しぶりです!」
それで白羽の矢が立ったのが美鈴だった。
美鈴は元々近くでも静粛で常識人という評判があった。
それに両親の視点だとダラダラして勉強もしなかった俺を変えて見せた人物である。
信頼しないのが逆におかしいという感じである。
だから、家の確認を美鈴に任すのはある意味必然だった。
「明日の午後に家の確認ですね?鍵は瑛二くんに受け取って、家の中の確認…もちろん、大丈夫です。」
美鈴は丁寧な口調で両親の提案を承諾した。
それから、しばらく談笑をして美鈴は電話を切った。
談笑というところを見るとどうやら今回は母からの電話だったみたいだ。
俺は電話が終わったところを確認して美鈴に飛びついた。
「美鈴!」
「あら、瑛二、どうしたの?」
美鈴は俺を軽く受け止めた。
やはり、普段運動しているだけあって、子供の俺の飛びつき程度は何ともないみたいだ。
「電話の相手ってお母さん?」
そう言って、俺は美鈴のお尻を弄った。
「よくわかったわね。そうよ。瑛二の家がちゃんと掃除されているか確認をして欲しいって。」
美鈴は普通に質問に答えてくれた。
一方で、美鈴は俺がお尻を触りやすいように後ろ向きになった。
美鈴は俺が触りやすいように少し屈んで自身の尻を俺に突き出してくる。
俺が何も言わなくても自身の体を差し出してくる美鈴。
本当にエロくて好き。
「そうなんだ。ってことは明日ウチに行くってこと?いつ?」
俺は美鈴のもちもちとした尻の感触を楽しみながら聞いた。
「そうね。今のところは朝の10時とかに行こうと思ってるわ。」
朝か…俺たちがいない時間帯に合わせてくれているみたいだ。
しかし、家の確認ね…ということは美鈴が俺の家に来るってことか。
中々新鮮なシチュエーションである。
あ、閃いた!
「それって俺が帰ってきてから行くのってだめ?」
「どうして?」
不思議そうに俺に聞いてくる美鈴。
まあ、家の確認という何の面白みのないイベントの時間を変える意味がわからないのだろう。
しかし、俺にも思うところがあった。
最近の俺はかなり美鈴に疎遠なのでは?という感覚があった。
疎遠と言っても毎日行為をしているし、ラブラブではある。
だが、考えてみれば、俺と美鈴はまだデートもやってなかった。
美鈴は俺の初めての恋人なのに、いまだにデートもしたことがない。
俺は美鈴にデート申請をするために真摯な顔で美鈴の名前を呼んだ。
「美鈴。」
会話の途中だというのに、美鈴は急に名前を呼ばれてポカンとした。
そして、何かを分かった!という表情をした。
「ちゅっ」
美鈴は急に恭しく腰を曲げたかと思えば、俺にキスをしてきた。
美鈴のサラサラとした髪が俺の顔を擽る。
「!?」
「あら、これじゃなかったの?」
美鈴は悪戯に成功したみたいな顔をして妖艶に笑った。
これが大人の余裕ってやつか…
本当に俺の彼女さんが可愛いくて辛い。
「それで、本当はどうしたの?」
「明日、俺の家でデートしない?」
「ふえっ?瑛二!?」
今回は美鈴が女児みたいな可愛いらしい声をあげて驚いた。
美鈴は政略結婚と夫を早く亡くしたことによって、恋愛経験が全くというほどない。
美鈴は恋愛において、娘の岬よりも経験が少ないくらいであった。
今の反応を見るとこれ以前にデートもしたことがないみたいだ。
「瑛二、それって、本気なの?」
美鈴は喜びを隠せないにやけた表情をしている。
本当に嬉しいそうだ。
そこまで喜んでくれるとは、俺もほっこりした感情になる。
こんな美鈴を失望させるわけにはいかない。
「本気も本気。美鈴、俺とデートしてくれる?」
「喜んで❤️」
美鈴は二言もなく承諾してくれた。
「じゃあ、準備をしないとね。」
「準備?」
美鈴は首を傾げた。
そう、美鈴との初デートだから、美鈴が一番喜びそうなものをしたいからね。
本当に最高のデートにしたい!
とういうことで俺は美鈴とショッピングに出かけた。
「あっちあっち!」
俺は美鈴を腕を引っ張って目的の場所に美鈴を連れて行った。
「どれどれ、子供服の店だね。何?岬にプレゼントでもしたいの?」
目的地に着いた美鈴は訳のわからないと言った顔をしている。
デートの準備と言ったのに岬の服を買いに来るとか本当に訳がわからない行動ではある。
そんな顔をするのは当たり前なことではあるけど…俺は今日の目的を明かさないことにした。
そのままサプライズにしたいからね。
「ひみつ!美鈴はここで待っててね!」
そう言った俺は美鈴をおいて、店内を探った。
ちょうど、良さそうな服を探した俺は店員さんを呼んだ。
「あの!これってもっと大きなサイズってないですか?」
「あ、それだったらあるよ。持って来ようか?」
店員さんは親切に答えてくれた。
「じゃあ、お願いします!」
しばらくしてから、店員さんはさっきよりもっと大きいサイズの服を持ってきた。
うむ、これじゃ少し足りないかな。
「もっと大きいものはないですか?」
「え?そんなに?ちなみにどれ位の大きさが欲しいの?」
困惑している店員さんだったけど、今回は二度手間にならないように俺にちゃんとしたサイズを聞いてきた。
「大人でも着れそうなものが欲しいです。」
「え?どうして?」
店員さんは驚いて、俺に質問してきた。
「彼女にプレゼントするんです!でも、その子凄く体が大きくて、それくらいじゃないと入らないからです。」
「そうなんだ。彼女さんの…大人サイズって最近の子はかなり成長が早いのね…あるかはわからないけど、探してみるね。」
感心したような顔の店員さんはまた店の裏に消えていった。
しばらくして、帰ってきた彼女の手には大人サイズに近い女児服があった。
俺は美鈴を呼んでお会計をお願いした。
急に岬の服を買う俺をみて美鈴は少し機嫌が斜めになっていた。
ふう、今夜は大変になりそうだ。
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翌日の放課後、俺は美鈴と一緒にいた。
これから楽しい楽しいデートの時間ということで、俺はウキウキしていた。
「もう行くよ?」
俺は美鈴を催促する。
「ちょっと待って!流石にこれは…」
しかし、美鈴は抵抗してきた。
昨日まではあんなにデートに前向きだった美鈴だけど、今は必死に抵抗している。
俺は大袈裟に残念な振りをする。
「何、俺とデートしたくないんだ。俺、悲しいよ。」
態とらしく肩を落として、落ち込んだ振りをする。
美鈴はそんな俺を見て慌て出した。
「そうじゃないの!私も瑛二とのデート楽しみにしていたわ!」
「じゃあ、早く行こうよ!」
「だって、だって!」
それでも、美鈴は激しく抵抗した。
まあ、それも仕方ないことではあるけれど。
「こんな格好!恥ずかしいじゃない!」
今の美鈴は到底人には見せられない格好をしていた。
普段の髪型とは違う岬と同じツインテール。
キャラクターがデカデカと印刷されたピンクの服。
子供向けに作られて丈の合わないスカート。
スカートのせいで普通に丸見えのクマがプリントされたパンツ。
一応一番大きいサイズで買ってきたけど、子供用服といこともあり、どれもピッチピチになっていて肌の露出がすごい。
そう、俺が昨日買ってきた服であった。
「ええ?とても似合ってるよ?俺は美鈴の今の格好めちゃくちゃ好き!可愛い!」
俺は美鈴を褒め称えた。
これは紛れもない俺の本心だった。
大人が子供向けの服を着ているというきつさはあったものの、美鈴が美人で童顔なこともあり、普通に似合っていた。
やはり、美人は何を着ても似合うのである。
「本当に?」
「本当本当!」
俺は即肯定した。
美鈴は俺の言葉を聞いて恥ずかしがりながらも、嬉しそうな顔をしている。
本当にチョロくて可愛い。
よしあと一押しだ。
「それに美鈴こういうの大好きでしょう?いつも変態みたいなドレス姿で外を出歩いているじゃん。」
最近の美鈴は娼婦のような格好で街を散歩することにハマっていた。
人生が終わるかも知れないというあの感覚がたまらなく好きらしい。
「それは好き❤️でも、でも、それとこれは違うわ。これは恥ずかし過ぎる…流石にできないわ…」
「ほお、本当にそんなに違うかな?どれも美鈴が美鈴だとバレたら人生が終わるのに?結果が同じというなら、もっと恥ずかしくて、もっとどうしようもない服を着た方がお得じゃない?」
俺は自分でも理解ができない頭の可笑しい論理を展開した。
誰が聞いても頭が可笑しいと思える論理だったけど、美鈴にはかなり効果があった。
本当に変態で、アホで、可愛い彼女さんだ。
「うっ…❤️たしかに…」
そこは確かにじゃないと思うけど…
「それに俺は最高に無様で、最高に可愛らしい美鈴とデートがしたい…だめ?」
俺は上目遣いで美鈴をじっと見つめる。
しばらく、無言でお互いを見つめたけど、先に美鈴が視線を逸らした.
「わ、分かったわ。瑛二がそうしたいなら、私は従うわ。」
今回のデートにおいて、俺は美鈴が最高に気持ちよくなってもらうために幾つか規則を決めた。
美鈴は急に規則と言われて戸惑ったけど、彼氏命令ということで無理やり納得してもらった。
「俺は美鈴を今からすずちゃんと呼ぶね。」
「すずちゃん?」
美鈴は俺の発言に頭を傾げた。
当たり前な反応である。
俺はそんな美鈴を気にせず、説明を続けた。
「うん!すずちゃんは俺と同じ歳の女の子なの。それに俺の大切な彼女!だから、だから、それに見合う行動をしてね。」
「ええ…わかったわ。」
美鈴は引き気味に返事する。
普段通りの感じの口調で普通に答える美鈴。
俺はそんな美鈴に注意した。
「すずちゃん?」
「わ、わかったの。」
美鈴はパッと指摘されたからか、子供の口調が思い浮かばなかったのか、岬の口調を真似してきた。
ううむ…岬の口調は美鈴には似合わないな。
それはこれから直していくとして。
「すずちゃんは俺をどう呼びたいとかあるの?」
俺は美鈴に質問した。
美鈴はしばらく悩む素振りを見せた。
かなり真剣に悩み始める美鈴。
美鈴はやはり岬の母親なんだな。
割とノリがいいところがそっくりである。
「うん…じゃあ、えーちゃんで…」
「えーちゃん。いいね。すずちゃんの愛情が感じられる!」
「愛情って…うう、恥ずかしいわ。」
美鈴はまた現実に戻ってきた。
まだ慣れてない感じみたいだ。
「すずちゃん!」
「うう…恥ずかしいの…」
美鈴は俺の指摘で口調を直した。
「じゃあ、すずちゃん行こうか?」
「わ、分かったの。」