リスタート:過去へ戻って孤高な女達を手駒にして現在の危機を打破する 作:霧江
俺としては夏休みといえば、ただ単に学校に行かない時期という認識しかなかった。
しかし、世間では夏休みには教育的な意義があって、子どもの成長を促すことが目的らしい。
世界Aでの俺はもちろん夏休みの時期を有意義に使うことは出来なかった。
荻田亀太郎こと、紫石仁に食っては寝るばかりの自堕落な生活を余儀なくされていたからね。
そんな状況の中だったまら夏休みの宿題なんてまともにして無かったのである。
そこで俺は今回こそは夏休みの宿題をちゃんとしようと決心した。
と言うことで、土曜日の朝に岬と葵と共に夏休みの宿題をすることにした。
「皆でしたら、夏休みの宿題も楽しいの!」
岬はウキウキした様子だった。
今回初めて俺と夏休みの宿題をすることになって、新鮮な気持ちとのことだった。
因みに、以前までの俺は最終日に岬の宿題を見せてもらっていただけで、一緒に宿題をしたのはないとのこと。
本当に昔の俺は碌でもない子供だったな。
「そうだね。一人でやるより楽しいのは確かだ。」
俺は岬の言葉に同意した。
最近の俺は完全に勉強の味を覚えたからね。
分からないものを理解していくという感覚は本当に良いものだった。
しかし、葵はそうでも無いみたいだ。
「宿題が楽しい…?」
心底理解出来ないと言った感じで俺たちを見る葵。
葵は口調自体は賢い感じの口調だったけど、勉学においてはそうでも無かったのである。
どちらかと言うと、葵はスポーツ一辺倒で勉強は苦手な部類だった。
成績で言うとはクラスでも中間くらいだ。
「葵は俺と勉強するの嫌い?」
「いや、そんなことは無いんだ。ただ、宿題自体があんまり楽しく無いと思っただけだ。決して君と勉強することが嫌いって訳では…」
俺の言葉に葵は何だか言い訳がましくなった。
前よりはかなり良くなってはいるけど、葵は偶にこうなることがある。
俺は葵を落ち着かせることにした.
「冗談だって、葵が俺を大好きなのは知っているから、心配しないで。」
「ああ…そ、そうだな。わかった。心配しないよ。」
葵は頬を赤くしている。
俺はそんな葵の頭を撫で撫でした。
「やはり、君の手は気持ちいいね。」
葵は俺に頭を撫でられながらニコニコしている。
岬は言うと…
「瑛二があたしをほったらかして、葵ちゃんとイチャイチャしてるの…うっ❤️」
そんな俺たちを見て興奮し始めていた。
これ以上岬を刺激したら、勉強所ではなくなりそうだ。
本当に岬は変態なんだから…
俺はそこで一旦葵の頭を撫でるのをやめた。
「あ…」
葵は少し残念そうな声を上げる。
少し心苦しいから、後でいっぱい撫でて上げるから。
俺は岬の頭も撫でてあげた。
「瑛二?急にどうしたの?」
岬は俺の唐突な撫で撫でに興奮が覚めた。
「うん?岬の頭が撫で易い所にあったからね。」
岬の頭も葵と同じくらいの時間を撫でて上げる。
岬の顔から情欲が消えて、幸せそうな表情になっていく。
とても気持ち良さそうな表情だ。
「にしし、気持ちいいの!」
岬が満足したところで俺はまた撫でることをやめる。
これでちゃんと夏休みの宿題が出来そうだ。
それから俺たちは夏休みの宿題を始めた。
「瑛二、この問題だけど…」
「あ、それだと…こうね、面積から長さを逆算して…それに三角形だから、二を割っているから…まずは二倍にしてからだった。ごめん。分かりづらくて。」
「いや、良いんだ。教えてくれてありがとう。」
葵の質問に俺は何とか説明をした。
しかし、中々うまく説明ができない。
頭では問題を理解しているつもりだけど、それを説明することは別問題だった。
くう、うまく説明出来なくてもどかしい。
「それなら、あたしに聞けばいいの!」
そんな俺を見ていた岬が一言口を挟んできた。
この中でも岬は一番成績が良い。
「あ、それは無理。」
「僕もそれは遠慮したいかな。」
葵と俺は口を揃えて岬の提案を断った。
岬はカンとショックを受けた顔になった。
以前にも言ったけど、岬は本当に説明が下手だった。
殆どの問題を自分が難なく理解できるからか、大体フィーリングで説明する癖があるからな。
岬の説明はこれをこうこう、あれはこうして、ああやってとかが関の山なのである。
「ぶうううううう」
俺たちの反応に岬は不満そうに頬を膨らませた。
それから俺たちは今日の分の計算ドリルを終わらせた。
そして、漢字の練習も完了した。
時間にしては大体1時間半くらい掛かった気がする。
そろそろ、自由研究のテーマについて話し合おうかと思った時のことだった。
「もう少しだけ僕の勉強に付き合ってくれないか?」
葵からそんなことをお願いされたのである。
あの勉強嫌いな葵がこんなことを提案するとは…
僕の勉強?夏休みの宿題ではないのか?
「いいの!どんとこいなの!」
「いいけど、ドリルを明日の分もやろうってこと?」
俺は葵に聞いた。
葵は俺の質問に頭を横に振った。
「いや、そうじゃないんだ。僕が頼みたいのはこれだ。」
葵はそう言って、カバンの中で一冊の本を取り出した。
葵が取り出したのは…
「「中学入試問題集?」」
そう、中学の入試問題集だった。
意外なものの登場に岬と俺の声が揃った。
「そう。これを手伝って欲しいんだ。」
葵は真剣な眼差しで俺たちを見た。
そういえば、葵に俺たちが中学受験することを言ってたっけ。
今日は妙に勉強に真剣だったのもそのせいだったのか。
「僕は君と同じ所に行って、同じことをして、同じ時間を過ごしたい。頼む!僕に勉強を教えてくれ!」
嬉しいこと言ってくれるじゃん。
それプロポーズにも聞こえる。
俺は何だか胸がキュンとして来た。
これが乙女心という物なんだろうか。
「はわわ、葵ちゃん凄いこと言っているの…❤️」
岬は葵のプロポーズまがいのことを聞いて興奮している。
今にも股の間に手を持っていく勢いだ。
本当に僕の彼女さんは変態だな…
「葵がそんなことを考えていたなんて、俺、嬉しいよ。わかった!」
「あたしも協力するの!あたしも葵ちゃんと一緒にいたいから!」
「二人とも…!ありがとう!」
葵は感激しているようだった。
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それから1時間後のこと。
俺は葵に頭を下げていた。
「葵、ごめん…」
「ごめんなさいなの…」
中学受験の勉強を初めて、俺は葵に謝るしか無かった。
問題を解くことは出来るけど、それを上手く説明することが出来なかった。
自身が説明が下手とは思っていたけど、ここまでとは…
「いや、良いんだ。謝らなくて良い。二人とも頑張ってくれた。」
葵は慌てて俺たちを慰めた。
しかし、これはただ事じゃない。
葵に説明が出来なければ、勉強を教えることも出来ない。
と言うことは、葵とは一緒の学校に行けなくなるということだ。
「ううん…どうすれば…俺も葵と一緒の学校に行きたいし…」
だからと言って、中学のレベルを下げることはあり得ない。
世界Cでのことが再び起こりうると言うことだ。
上原弁護士の消滅、それだけはどうしても避けたい。
本当にどうしたら良いんだ?
「ごめん、僕が勉強が苦手で…」
「葵ちゃん…」
葵は俺が悩んでいるところを見て申し訳ないと言った表情で謝ってきた。
岬も葵のことを心配そうに見ている。
くう、自身の無力さが身に染みる。
俺は葵が悲しむ姿なんて見たく無かったのに。
俺は悔しさで胸中がいっぱいになった。
「大丈夫だから、まだ時間はある…。だから、そんな顔しないでくれ。」
「そうだな…わかった。頑張ってみるよ。」
俺が必死に絞り出した慰めの言葉に葵は無理矢理元気を出そうとしてくれた。
くっ、説明のためには問題の内容を全部理解している必要がある。
それに説明には要領と言うものが必要だ。
こうなったら、俺が絵里ちゃんに説明の仕方を覚えて…
「?」
今、何か思いついた気がする。
「瑛二?」
「どうにかしたかい?」
二人とも急に固まった俺を見て怪訝そうな目線で俺を眺めていた。
もしかして、これって使える?
俺は説明なんてできないけど、説明が上手い人なら知っている。
その人に直接説明してもらったら、別に俺に聞くことも無いんだよな…
でも、絵里ちゃんは…
「葵ちゃん?ちょっと確認したいことがある。」
「む、どうした?」
俺は葵に近づいた。
葵は少し戸惑っているようだったけど、すぐに俺のなすがままになって耳を貸してくれた。
俺は岬に聞こえないように葵にヒソヒソ声で囁いた。
「葵、勉強のために何でもする覚悟ってある?」
「ああ、君と一緒にいられるなら、何でもする覚悟はある。」
葵はまた俺にヒソヒソ声で囁き返してきた。
ううむ、これだと何とかなりそうか?
それに葵は昨日絵里ちゃんの存在を認めてくれているし。
「実はさ、俺の四番目の彼女だけど…滅茶苦茶勉強がうまくて、説明が上手いんだ。俺の成績が上がったのもその子のおかげなんだよね…」
「へえ、そうかい?」
そこで葵は俺の意図がわかったようだ。
しかし、これを葵が受け入れるか?
昨日は絵里ちゃんの件であんなに拗ねていた葵のことである。
俺は少し不安になった。
「どう?絵里ちゃんに頼んでみる?」
「…」
葵はしばらく沈黙して、俺の提案について考えた。
少し時間が経った後、葵は何かを決心したような顔になった。
「君と一緒にいられるなら、悪魔にでも何でも頭を下げてもいい。お願いするよ。その絵里ちゃんとやらに会わせてくれ。」
葵は格好いい表情でそういった。
…絵里ちゃんは悪魔でも何でも無いけどな…
どちらかと言うとちょっと性欲強めのうさぎみたいなものだけど…
「うん。来週まではちょっと無理だから、その時までは俺が頑張って勉強教える。」
「ふふ、ありがとう。瑛二。」
そう言って葵は俺に笑顔を見せてくれた。
一方で岬はというと…
「くうぅう、瑛二が葵とあたしに言えない秘密の話をしているの…❤️」
一人で放置されたことによって、興奮していた。
岬は完全に発情して、お互い囁き合っている俺たちをおかずにオナニーを開始している。
シリアスな場面だったと言うのに、俺の最愛の彼女さんったら、何をしているんだか…
これから自由研究の課題を決めないと行けないと言うのに…
室内に岬のオナニーでくちゅくちゅとした音と卑猥な匂いが立ち込め始める。
「まあ、3時間も勉強したんだ。一休みしようじゃないか❤️」
葵はそう言って俺に自身のおっぱいを差し出してきた。
俺は誘惑に負けて葵のおっぱいに手を述べた。
それから俺たちは美鈴が呼びに来るまで3Pをした。
葵に絵里ちゃんを紹介することになりました。
ちなみに葵は勉強が出来ないというより、興味がなかったからやってこなかったタイプです。