リスタート:過去へ戻って孤高な女達を手駒にして現在の危機を打破する 作:霧江
岬のオナバレ事件があったその翌日のこと。
上原家の玄関に絵里ちゃんが来ていた。
まさか上原家にいる絵里ちゃんを見る日がくるなるなんて、夢にも思わなかったのにな…。
なんだか変な気持ちである。
「おはようございます。」
「あら、おはよう。電話で何回か話したことあるわよね?改めて自己紹介するわ。私は上原美鈴です。よろしくね。」
「はい、よろしくお願いします。」
二人は改めて自己紹介を済ませた。
二人が直接対面したのはこれが初めてだったけど、中々悪くない空気感である。
俺としては主に美鈴とか、美鈴とかが問題になって、少し険悪な雰囲気になることも心配したけど、そんなこと全くはなかった。
美鈴は案外気さくに絵里ちゃんに接していたのである。
それどころか、美鈴は絵里ちゃんのことが気に入っているようにさえ見えていた。
まあ、美鈴は基本的に子供が好きだからな…
「じゃあ、俺たちは岬のところに行くから!」
俺は二人の会話が長くなりそうな気配を感じて、無理矢理話を切り上げることにした。
今日の絵里ちゃんの訪問はあくまでもサプライズだ。
玄関で話し込んでいるところを岬に見られたら、全部ぱあになる。
「そうね。それでは絵里ちゃん、また今度お話しましょう。」
「は、はい。」
美鈴には既に今日の計画を伝えていたからなのか、あっさりと引き下がってくれた。
因みに美鈴も携帯を一緒に使っていることもあり、娘の性癖については把握していたのである。
実は美鈴が葵や絵里ちゃんを受け入れているのも、主にそれが原因だったりもする。
「じゃあ、二人とも岬のことをよろしくね。」
美鈴はそう言って、そのまま外出した。
ここでよろしくと言われるのも何だか可笑しい話である。
これから娘の脳を破壊しようとしているといのに…
閑話休題、俺はそんな美鈴を見送ってから、絵里ちゃんと2階に上がった。
「瑛二くん、これ本当にやるの?」
最後の最後になって不安になったのか、絵里ちゃんは俺の耳元にそんなことを囁いてきた。
一応、絵里ちゃんも岬の性癖については理解はしている。
しかし、基本的に善良な絵里ちゃんとしてはこれからやろうとしていることは我慢ならないみたいだ。
「うん。多分だけど、大丈夫。本当にやばそうだったらそこで止めるからね。」
その言葉を聞いた絵里ちゃんは少しだけホッとしたような表情になった。
だけど、本当に問題なのはそこではなかった。
一応、何ともない振りをしてはいたものの、実は俺だってかなり緊張していたのである。
俺もこういう本格的な浮気はやったことがなかったからな。
美鈴についてはそもそもの話、美鈴の方が先に恋人になっていたから、岬の方が浮気相手だった。
葵に至っては、岬の方から俺に無理矢理くっ付けて来た形。
だから、こんな風に自意識的に浮気をしたのは絵里ちゃんが初めてだった。
俺としても岬がどう反応するかは未知数なのである。
「瑛二くん?」
そんな俺の反応に絵里ちゃんは俺の名前を呼んできた。
いかん、ここで本当に不安なのは、俺と岬のじゃれ合いに巻き込まれた絵里ちゃんの方だ。
この際、俺の不安はどうでも良いことだった。
「ごめん、ちょっとだけ考え事をしてただけだから。」
俺はそう言ってから、絵里ちゃんの頭をしばらく撫で続けた。
そして、絵里ちゃんの表情が柔らかくなったタイミングで、俺は絵里ちゃんの前髪を掻き分けて、額にキスを落とした。
「えっ!?」
俺の突発的な行動に絵里ちゃん顔を赤くした。
後は勢いで何とかするだけだ。
このまま一気に突っ切るぞ!
「絵里ちゃん、行くよ。」
「え?うん…。」
俺はそのまま岬の部屋にノックをした。
トントンと短い音が周辺に響き渡った後。
しばらくして、岬の声が聞こえてきた。
「お母さん?」
どうやら、岬は俺たちを美鈴と勘違いしたようだ。
まあ、普段の俺なら鍵を使って勝手に扉を開いているところだからな。
勘違いすることも無理の無い話だ。
「岬、俺だ。ちょっと話がある。」
「え!?瑛二?わかった。ちょっと待ってなの。」
岬はノック音を出したのが俺ということで少し驚いている様子だった。
最近は全くノックなんてしてないからな…
しばらくして、岬の部屋の扉が開いて、岬が姿を表した。
「瑛二、どうしたの…ふえ?」
岬は扉の前に立っている俺たちのことを見て驚いたような声を上げる。
俺は絵里ちゃんの手に力が入ることを感じて、俺はその小さい手を握り返してやった。
どうやら、絵里ちゃんはものすごく緊張しているらしく、手に汗が滲み出ていることが感じられた。
無理もない話ではある。
「え?その娘は…?」
「紹介するよ。こちらは俺の新しい彼女の絵里ちゃんだ。」
「え、瑛二の彼女の西之宮絵里です。よ、よろしくお願いします。」
俺は敢えて、新しい彼女という言い方をした。
俺が岬のことを捨てて新しい彼女を作ったと感じるようにと。
その方が岬にとっては燃える展開になる思ったからである。
「…?」
しかし、岬の反応はそこまで芳しくなかった。
俺の言葉を聞いて最初は何のことか分からないと言った感じの岬だったけど。
岬はそのまま無言で俺たちのことを見つめてきた。
どんどん、岬の顔が下へと落ちてきた。
そして、岬の視線は俺たちの手にとどまった。
「え?恋人繋ぎ?」
そういえば、美鈴とはよくするけど、岬とはしたことなかったな。
恋人繋ぎ。
これは別に俺が意図したものではなかった。
ただ、岬は活発な性格で、普段は俺の前を先導して歩いていた。
それで手をつないで歩いたりはしないだけの話だったのだけど...
その点が岬には大分効いたみたいだった。
その証拠に手を見ていた岬の顔は悲しみに満ちていた。
それだけにはとどまらず、次第に岬の顔には絶望の色が見えてくる。
岬の目尻には小さな雫がてらてらと光を発していた。
何だか俺が思っていた反応とは全く違う反応だ。
俺はこの状況に戸惑いを隠せなくなった。
「…あの、岬?」
俺は恐る恐る岬の名前を呼んでみたけど、岬からは何の反応も帰ってこなかった。
ただ単に呆然と立ち竦んで、俺たちを見つめてくるだけだった。
特に恋人繋ぎをしている手元をじっと見つめていたのである。
そんな岬の姿に見るに耐えなかったのか、絵里ちゃんは俺の耳元にこう囁いてきた。
「英二くん?これって大丈夫?あの子本気で悲しんでいるよ?今にも泣きそうだけど?」
「え?うん...そうだね。今回はなしにした方が良いかも。ごめんね。こんなことに付き合わせたのに、こんな空気になってしまって。」
俺は絵里ちゃんに謝りの言葉を返した。
確かに昨日の岬の反応から考えると、これも大丈夫なはずだったけどな。
ちょっと、俺の思い違いだったみたいだ。
本当に二人には悪いことをしてしまった。
「ううん、大丈夫だよ。それよりもあの子のところに行ってあげて。ちゃんと慰めてあげないと。」
こんなとんでもない状況でも岬の心配をしてくれる絵里ちゃん。
本当に絵里ちゃんは優しいなとしか言えない。
「わかった。ありがとう。」
俺は絵里ちゃんの言葉に従うことにした。
ということで、おれは絵里ちゃんとの秘密の話を終わらせた。
そして、絵里ちゃんの言葉通り、俺は岬を慰めようとした。
だけど、それは叶わなかった。
「いっぐぅうううううううううううう♥️」
急に岬が奇声をあげながら膝から崩れ落ちたからである。
「「!?」」
あまりにも唐突過ぎる出来事に俺の体は硬直した。
それは絵里ちゃんも同じだった。
二人してぎゅっと手を握りしめたまま、立ち尽くしていた。
しばらく時間がたってから、俺は正気を取り戻した。
俺はなんとか状況を把握するべく、岬へと近づいた。
「みさ...き?」
そして、すぐに話しかけようとしたけど、俺は言葉に詰まった。
どうも、岬の様子が可笑しかったのである。
何というか岬の様子は悲しみで膝から崩れ落ちた人には見えなかった。
俺はそのまま少し離れた場所で岬のことをじっくりと観察を始める。
岬の状態はお世辞にも良いとは言えなかった。
下を向いているから顔は良く見えなかったけど息づかいは荒い。
それに耳とか肌とかも紅潮を帯びていることが分かった。
俺は何となく岬の胸に目線をおとした。
すると、岬の乳首は可愛らしくぽっこりと勃起して、服の上でも分かるように自己主張をしていることが見えた。
それに岬の回りには嗅いだ覚えのある甘酸っぱくてムラっと来るつんとした匂いが充満していた。
俺はそのまま岬のスカートの中に手をいれた。
「うっ...♥️」
俺の行動に岬は一瞬驚いたような声をあげたけど、何の抵抗もせずに俺の手を受け入れた。
俺はそのまま岬のパンツを触る。
すぐにからはぬめぬめとした湿り気のある布の感触が伝わってきた。
この匂いの元は岬の雌汁だった。
これで導かれる結果は...岬が絶頂した?
でも?どうしてと一瞬思ったけど、そういえばこういうことを聞いた覚えがある。
「脳イキ...」
確か感受性の高い人は性感帯への直接的な刺激なしで、想像だけでも絶頂が出来るとか。
俺も聞いただけの話で、それが実際に出来るとは思ってなかったし、フィクションの話だと思っていた。
だけど、我が最愛の恋人は実際にそれを果たしていたのである。
俺に捨てられることを妄想して、他の女と俺が自分は出来なかった行為をすることを想像して。
俺の岬は、俺が思っていたよりも、ずっと本当にどうしようもない変態だった。
まあ、これならこのまま続けても問題なさそうだけど、一旦岬に確認しようか?
そう思った俺は岬の顔を両手で挟んで、俺と目線を合わせるようにした。
それで現れた岬の顔はめちゃくちゃになっていた。
何時もの凛々しい目元は快楽でぼんやりとした感じになっていて、口元もだらしなく開かれて、唾がそのまま垂れている。
それが最高に無様で、最高に可愛かった。
「このまま続けて欲しいの?」
俺は小さな声で岬に質問した。
岬はその言葉を聞いて少しだけ頭をコクりと縦に振った。
どうやらOKということらしい。
「俺は何もしてないのに、一人で俺を取られる妄想をして絶頂するとか。岬は本当にバカで最低の変態女だね。軽蔑するよ。」
俺はそのまま岬のことを罵倒した。
本当は軽蔑なんてしてない。
このまま岬を、この愛らしいバカメスを抱き締めてやりたい気持ちだった。
だけど、俺はその気持ちを必死に堪えた。
「♥️」
そして、罵倒された当の本人は嬉しそうな顔をして俺の目を見つめ返して来た。