戦術人形が指揮官を愛するまで_裏 作:イエローケーキ兵器設計局
次回予告:7.M3_"表"(残酷な描写注意)
「ニコライ君、済まないね。」
「いえいえ。」
VM-T輸送機のカーゴの中、一緒にフルトン回収されたニコライ君と向き合って座席に座っている。
「小隊は元気しているかい?」
「ええ。仲間達と和気あいあいとしています。」
久しぶりに会ったニコライ君は少しげっそりとしていた。眠れていないのか?
「体調管理も指揮官の仕事だ、ニコライ君。」
「返す言葉も無いです……。」
私の後釜で指揮官になった彼は本来なら私が多少なりとも指導及び補助するべきなのだが如何せん、少し前まで身体すら動かせなかったからほぼ丸投げになってしまった。
「ニコライ君、少し休んだらどうだ?」
「ですが……。」
「たまには年上に甘えてくれ。私だって母性は多少あるつもりだよ。」
「で、では……お言葉に甘えて……。」
怯えた様子で恐る恐る私に近寄るニコライ君。そう警戒しないで。取って食ったりしないし、ただ甘えてほしいだけなの。私は……君が好きだ。言わないけどね。そういう謙遜するところも好きなんだ。
「そうそう……おいで。」
右隣に座ろうとするニコライ君を捕まえて私の上に座らせる。人形にしては軽いな。
「……。」
見るからに横顔が赤い。もしかして嫌だったか?…………どうやら私は常識を潜水艦基地に置いてきてしまったらしい。距離感とは何か勉強し直したほうがよさそうだ。
「す、すまないニコライ君!」
「い、いえ……だ、大丈夫です……。」
右隣に座り直したニコライ君に膝枕をする。なんとか許してもらえて良かった。
「恥ずかしいです……アンジェリアさんにこうして膝枕されるのは……。」
「私は君を高く評価している。あの癖の強い小隊を纏めて作戦を遂行しているんだからね。」
「それはアンジェリアさんの指導が上手かったからですよ。僕はそれを使わせてもらっただけで。」
むう……平行線が続きそうだ。お喋りは好きだが……げっそりした君を起こし続ける趣味は無い。
「少し眠ったほうが良い。」
「で、では……。」
そう断りを述べ終わるか否かぐらいに眠りに落ちたニコライ君。あぁ……私達は、こんなに若い人形に負担を掛けているのだな。勿論、戦術人形の小隊を指揮する中で分かっているつもりだった。でも、私が一番分かっていなかった。彼は生まれて約10年。そしてこれからも戦い続けるだろう。ある時は共通重戦闘プラットフォームの制御端末として、ある時は人形大隊の指揮官として……。
頭を撫でていると彼が夢にうなされているのか唸っていた。どうして良いのかわからなくて、身体の向きを変えて自分の胸に顔を突っ込ませてみた。もちろん気道は確保している。
「よーしよーし……いい子、いい子。」
彼の手は見えない血で汚れている。私の手も今は見えないが血で汚れている。私にできるのは……。
「ねんねんころりよ。ベッドの端で寝ては駄目よ……。」
子守唄を歌って、彼が休めることを祈るだけ。
予定ではあと6時間は飛び続ける予定らしい。巡航速度自体、かなり遅く……病院もかなり遠い場所だったから……つまり、暇だ。ニコライ君はご覧の通り寝ている。周りには特には何も無い。乗員は機長たった一人。話し相手も居ない。子守唄はもう数え切れないくらいループしたし、暫く起きる様子もない。
「む?」
ニコライ君のズボンのチャックのあたりが盛り上がっていた。これはつまり……ちょっとくらい愛情表現しても良いのではないか?どうせ起きなければわかるまい。
「お、起きないよね?」
生まれてこの方、誰かと深い関係になったことがない私でもこれはわかる。彼は寝ながら勃起しているんだ。
「ニコライ君、苦しいのかい?」
表情は……見るからに苦しそうだ。男性というのはよく分からない。
「さ、触るぞ?」
ゆっくりと、卵を優しく握るようにチャックを握り、下げる。黒いボクサーブリーフの前開きから……うわっ!
「お、おっきい……。」
男性器がどんな大きさをしているのかは実のところ知らないが、印象としてかなり大きく見えた。もしかしたら顔くらいあるかもしれない。
「こ、これはだな……君を助けるためなんだ。協力させてくれ。」
理由にならない理由を立てて先端を歯を立てないように咥える。人形の男性器は人間が咥えても問題ないように作られているから大丈夫、とか心のなかで屁理屈を述べていく。
「んっ……。」
え?
「……。」
お、起きてないわね。続けましょう。
屹立する男性器をゆっくりと咥えて奥に……はどう考えても入らないので咥える前に諦めて手で握り込む。壊さないように、優しく……愛情を持って……。
「……リアさん……アンジェリアさん。」
あ。目と目が合った。
「……お、おはようニコライ君。」
終わった……私はセクハラ上司として彼に記録されるだろう。急いで戻そうとする私を彼は引き止める。
「怒ってないので聞いてください。」
「は、はひ……!」
「小隊の皆さんどころか拾い子を含めた大隊のほぼ全員が僕に彼氏になるよう言い寄ってくるんです。身体を使って、ですよ。そしてさっきまでアンジェリアさん、貴女の夢を見ていました。貴女にレイプされる夢です。」
ぎ、ぎくっ……。
「アンジェリアさん。別に貴女に襲われるのはもう良いです。僕も貴女のことが好きですから。皆に襲われてからそういう運命だと思うことにしました。」
「へ?」
今、倫理観の欠けた発言しか無かったよね?
「続けてくれても良いですが、始めたからには責任を取ってもらわないと。辻斬りなんて……ユルシマセンヨ。」
明らかに感情の抜け落ちた冷たい声で言われると、ゾクッとしてしまった。さらに続けて言う。
「僕は玩具ではありません。人形です。ですが、人格があります。それは他の人形も同じです。僕は大隊の皆と責任を取りました。貴女は、覚悟はありますか?」
「当たり前じゃない。無かったらこんな事しないわよ。」
疑う視線に耐える。私は好きだ、君が。心の底から。
「なら順番を考えてください。キスすらせずに……むぐっ!」
「……これなら、文句無いでしょう?」
「そ、そうですけど……!」
キスしたら良い、というものではないのかしら。むちゅ〜…………んっ。
「はぁ……はぁ……初手から舌を絡めてくるのは卑怯じゃないです……んっ!」
「んっ……ん…………ちゅっ……はぁ……駄目かしら?初めてでもそれなりに出来たつもりなのだけど。」
「初めて……ですか……。」
「そうよ。意外?」
「……。」
「私はね、誰とも付き合ったことが無いの。だから……貴方が最初の男の人よ。」
初めては結婚する人が良い。そう思って生きてきた。多分、貴方の事だから皆、そうだったんじゃない?
「ニコライ君、あと6時間くらいは飛ぶらしいの。少しくらい仲を深め合っても良いんじゃない?」
椅子に座り、その上に彼が座る。ズボンからは立派な男性器が飛び出している。私は彼の背中におっぱいを押しつけて、男性器をゆっくりと擦る。されるがままに体重を私に預けるニコライ君。とても愛おしい……。
「ちゃんと休めてる?休ませてあげようか?」
「扱きながら、言うの……やめてくださ……!」
「やーだ。」
吐息が荒くなってきた。ニコライ君、気持ち良いの?
「もしかして……ここが良いのかしら?」
「ぐっ……!」
亀頭の首部分をゆっくりと責めるととても良かったみたい。明らかに物欲しげな表情をしている。
「アンジェリアさん……アンジェリアさん……。」
「アンジェで良いわよ、もう。私たち、そういう関係でしょ?ニコライ。」
少しだけ早く全体的に扱く。1ヶ所だけ責めても良くないと風の噂で聞いた。
「あ、ぐぅっ……。」
「もし出したくなったら言ってね。止めるから。機内を汚すわけには行かないでしょ?」
「そ、そうですけど……うっ!で、出ちゃいそうですっ!」
「ふーん……。」
「と、止めて!出ちゃう!」
手を止め、離す。
「ひー……ひー……ひー……。」
かわいい。立場が立場なら連れて帰りたい位には。とりあえず椅子に座らせ、私は床に座り、パンパンに腫れた男性器の正面にくる。
「ア、アンジェさんっ……!」
「ひひはら。」
咥え、可能な範囲で口の中で転がす。男性器は苦い。けれど……ニコライだから……好き。
「だめっ!出ます!」
びゅるっびゅるるっ!とかそういった擬音が似合いそうな勢いで口の中を……!
「んっーー!」
「は、吐いて!」
「んっ……ぐちゅぐちゅ……んぐっ……んぐっ……。」
粘度が高すぎてなかなか飲み込めない。噛んで転がして味わって……ずっと味わっていたいけれど飲み込まないと話せないから、一種の未練も感じながら飲み込む。精液ってやっぱり苦いのね。
「ふぅ……どこに吐くというのよ。」
「う。」
「その様子だと皆に搾り取られてるようね。私は満足したからもう寝なさい。」
無理やりまた寝かせて残り5時間とちょっとをどうするか考える。でも、先を急ぐ必要はない。生きていればまた会えるもの。頭を撫でながらそう思った。
帰ったら今日は指を入れてみよう……今まで自慰とか怖くて出来なくて、指を入れたりしてこなかったし……。
数日後。
「やあ、ニコライ君。」
「……なん……で……。」
「ちゃんと食べてるかい?私は君のせいで少し太ったよ。そうそう。これをよろしく頼む。」
書類を差し出す。私は君の助言役に配置された。これからもよろしく頼むよ、ニコライ指揮官。
「早速案内してくれ。」
遅れて出てきたAK-12以下4人の見慣れた顔を中心に揉みくちゃにされながら中へと入っていく。書類を手に固まったニコライ君を残して。
補足(リメイク前のアンジェリア編と同じ内容です)
この世界のグリフィン(と鉄血)は正規軍と東ヨーロッパ復旧協定を締結、コーラップス汚染された大地の開拓及び解放で同意していた。平行世界からやってきた"ライカ中佐"が行方不明になり、正規軍陸上戦艦"バタリングラム"が稼働するまでは。