※この作品はR-18です。

戦術人形が指揮官を愛するまで_裏   作:イエローケーキ兵器設計局

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 ミートソーススパゲティやミンチ肉を食べた人は一旦回れ右しましょう。ショッキングな表現がありますので。

 あの事件の生き残りの中ではおそらく、私だけ指揮官と性的接触が無い。別にソレで構わない。特別任務に使ってくれるだけで良い。知る限り私と指揮官だけが隊員だから。


7.M3_表及び裏(残酷な描写,R-18G注意)

「ワスプ2、走るぞ!」

「了解!」

 夜の赤の広場を走る。今回は"定年を迎えた"社員の"帰国のお手伝い"がお仕事。

「はぁ……ふぅ……手順は?」

「まずドアを開けて貰って……眠ってもらって、カバンに入れて……。」

「覚えているようだな、よし、行くぞ。」

 あるアパートの3階、302号室のドアを叩く。応答は無い。それもそのはず今は深夜1時。起きているとは思えない。

「時間が無い、急ごう。」

「了解。鍵を破壊します。」

 鍵穴に融解液を注入。数秒でドアを開けられるようになる。

「先行しろ。」

「了解。先行します。」

 狭い場所だと私のM3サブマシンガンの方がワスプ1のM14より有効だから。

「発見しました。」

「了解、眠ってもらえ。」

「了解。」

 貴女も国に帰りましょう。サプレッサーを額に合わせて……パン。

 20〜30代の女性と見受けられる。四肢と頭部を鋸で切断して自由になったその肉塊と汚れたシーツを袋に入れ、痕跡を消していく。もう繰り返し過ぎて特殊清掃も慣れてしまった。

「帰るぞ。」

「了解、あと3分で終わります。」

「手伝おう。」

「お願いします。」

 血痕を拭き取り、薬莢も拾って……ん?相関図……。

「あれを。」

「ふむ……。」

 フィルムカメラで写真を撮るワスプ1。

「よし、撮れた。」

「こちらも準備完了です。」

「よし、離脱だ。外の奴らが嗅ぎ寄せたらしい。」

 窓の外を見ると憲兵なのか警察なのか、赤色灯が見えた。

 まずは屋上に逃げる。人間1人背負う分には大して苦ではない。

「指示するまで銃口は向けるなよ。」

「了解。」

 暫くして赤色灯が消えた。そして私達はランディングゾーンまで帰った。

 

 Mi-80大型輸送ヘリコプターのコンテナに乗り込んで指揮官の隣に座る。対空仕様車を1台載せてあるのは緊急用らしい。

 

「ワスプ1、この57mmは本当に使えるんですか?」

「うん、使えるよ。ほら。」

 身体を動かすことなく砲塔をいきなり動かすワスプ1。え、遠隔操作……!?

「わわ、動いた!」

「ピークォドより、ワスプ1。当機の後方を尾行する飛行物体が見えるか?」

「どれどれ……。」

 パイロットさんからの連絡で、後方にいる機影を確認しようとするワスプ1を手伝ってコンテナを僅かに開く。

「げっ……ピークォド、敵機だ。チャフとフレアを!」

「了解。」

「ワスプ2、どこかに掴まってろ!」

 対空戦車が開きかけのコンテナの扉を砲撃で吹き飛ばし、57mm連装機関砲を後方から追いかけてくるMi-28ヘリコプターに合わせて撃つ。命中せず。撃つ、撃つ、撃つ。当たって墜落する敵ヘリコプター。追加で3機落としてようやく落ち着いた。

 

「お疲れ様です。」

「お疲れ様、もうコードは解除して良いよ。」

「お疲れ様でした、指揮官。」

「M3、また頼むよ。」

 はい、お任せください!そう返した私の表情は明るいはずだ。だってそう努めたから。性的接触が無くても良い。頼ってくれるならそれで。私はもう……満足です。指揮官、どうかずっと……私を頼ってください。私を一人にしないでください。殺人鬼でもシカリオでも何とでもお呼びください。私には…………貴方しか居ません。

 

 基地に帰って武器を整備台に置く。指揮官に銃で遊んではいけないと教えられている。けれど……私は悪い子なので……。

「すぅ……。」

 弾倉を外して、薬室を確実に空にする。目視確認……よし。

 銃口を下顎に当てて。

 かちゃっ。

「M3!何をやっている!」

「し、指揮官!?」

 オモチャを取り上げられてしまった。あぁ……私の存在意義が……。

 

「M3。」

「はい。」

「正座。」

「はい……。」

「銃で遊ぶなと命じた筈だが?」

「はい。」

「銃は暫くお預けだ。」

「あっ……。」

「反省していろ。」

 

 オモチャであり、自殺の道具であり、そして片腕でもあった存在意義を指揮官はどこかへと持ち去っていってしまった。

 

 体調が悪い。気分も良くない。まるで"女の子の日"の前指揮官のよう。あの人もこの様な気持ちだったのだろうか。

 

「M3、こっちに……来い。そうだ……こっちだ。」

 あの人の声がする。もう既に死んだ筈の声が。

「指揮官。」

 振り返ると死に体の、前指揮官"エカテリーナ"が倒れていた。

「そうだ、私を助けてく。」

 がんっ。がんっ。

 べきっ。

 ぐじゅっ。ぐじゅっ。

 まだ息のあった死体を物言わぬ死体になるまで踏みつけた。どうせ死んでいる。私も貴女も既に死んだんだ。みんな仲良く死んだんだ。

「M3。」

 私を呼ぶ声がする。でも、もうこの死体からはしない。

「はい、何でしょうか?指揮官。」

 貴方には見えない尻尾を振って応える。はい、私は貴方のM3です。

 

 

 夕食はミートソーススパゲティだった。ふと前指揮官を思い出す。あの人を食べたらこんな味がしただろうか。

「大丈夫か?食べられそうか?」

「あ、指揮官。」

 大丈夫です、と返して食べ続ける。人間からトマトの味がする訳が無い。ミンチ肉の味がする訳が無い。エカテリーナさん、聞こえていますか?貴女のお肉はどんな味がしますか?皆、貴女を嫌っていました。私も嫌いです。貴女が死んでせいせいしています。でも、貴女がマトモだった頃のミートソーススパゲティは好きです。今の指揮官はもっともっともーっと好きです。貴女は私たちをバラバラにして放置しました。今の指揮官はバラバラになった私たちを一つに戻し愛してくれています。さようなら。

 

 シャワールームに行く指揮官を見つけ、尾行する。今日は珍しく1人らしい。

「指揮官。お背中、お流ししますね。」

「む?いつの間に?それには及ばないが……いや、せっかくの好意を無下にするのもよくないな。お願いしよう。」

「はい。よろこんで。」

 

 指揮官の声はとても落ち着く。私の好きな声だ……。程よい低音で、何より包みこんでくれるような声音の優しさが……好き。

「M3、ちょっとだけ優しくしてくれ……背中が痛い。」

「えっ?あっ……ご、ごめんなさい!」

 強くスポンジで擦りすぎて指揮官の背中が赤くなってしまっていた。

「どれ、M3、お前も洗ってやろう…………すまん、自然とセクハラ発言をしてしまった。」

「いえ、そんなっ!」

「俺がすまなかった……。」

 指揮官が落ち着くまでこの大きくて、意外と小さい背中にぴったりとくっついて頭を撫でていた。

(全裸です……不思議ですねぇ?AK-12と違ってここでは発展しなかったんですかねぇ?)

 

 自室に帰って、あることに気がついた。愛銃が無い。返してもらってない。

「指揮官は……この時間は執務室よね。」

 飛び出していた。

 

「ここは通せない。すまないが明日にしてくれ。」

 警らに立つAK-15さんは堅物でいつも盗聴しようとするAK-12さんやらサイガさんやらを追い返している。そして私にも通行不可を告げる。大人しく帰ろうとする。

「すまんな、M3。おやすみ。」

 

 大人しく自室に帰る。ドアの覗き窓からAK-12さんがAK-15さんに追い掛けられる姿が見えた。うん?あの姿は……。

 

「今、良いか?M3。」

「はい、大丈夫です。開けますね、指揮官。」

 指揮官が遠くからこっちを見ていて目が合った気がした。そして、静かに来て私がドアを開けた。そして入ってすぐに私が閉める。鍵も。指揮官の手にはM3があった。

「マガジンは俺の部屋だ。勝手に入るなよ。とりあえずこっちだけ返しておく。」

「ありがとうございます。」

 銃が綺麗に整備された状態で帰ってきた。

「自殺ごっこは辞めろ。見ている側にもなってくれ。」

「はい。」

「要件はそれだけだ。失礼するよ。」

「おやすみなさい、指揮官。」

 銃口を私ではなく貴方の後ろ姿に。

 かちっ。

「言ったよな、自殺ごっこは辞めろって。」

 振り向くことなく私に声を掛ける指揮官。

「はい。」

「そして俺を殺してもお前の得にはならんぞ。」

「そのとおりです。」

「じゃあなぜ?」

「私が得するからです。」

 自己矛盾。パラドックス。普通の人形ならこの先で電脳が焼き切れ始める。けれど私達は普通ではない。

「矛盾してるじゃないか。」

「試しにこの例文を考えませんか?この文は偽である。」

 何も起きない。

「……試したな?」

「はい、指揮官。」

 一向に振り向かない貴方。私は静かに人形用の麻酔弾マガジンを装填する。

「……M3。」

 パパパン。

 振り向くか振り向かないかの間で引き金を引いた。倒れる指揮官。

 

To be continued......

 としたいところだけど、この話にはまだ裏があって。

 

 私、M3は指揮官が大好きである。それこそ機を見て襲ってしまおうと思ってたくらいには大好き♡

 エカテリーナ……カチューシャ(エカテリーナの愛称形)が他の人形にわざわざ命じて私を殴り殺そうとした時、私は見ていた。彼女が執務の片手間に皆のMG34姉さんを犯すところを。だから時々、私とMG34姉さんは入れ替わった。エスカレートを防ぐ為にも誰にも知られてはいけなかった。別に同性に興味は無い。むしろ好きではない。ただ、ニコライ指揮官が私を犯す、そんな想像をして自慰行為をするにはそれだけで充分だった。

 この基地に来て有り余る給料でまず買ったのはカチューシャによく押し付けられていた振動するオモチャだった。初手で見つかって没収なんてされたらたまったものではない。そう思っていた。ただ、邪なものを買った、という意味では同じ事を考えていた人形も居て、よく相談していた。

「お、おぉ……初手でそれは凄いでしゅねぇ……。」

「かく言う貴女は?」

「えっ?あたしは別に……。」

「……カメラ?」

「うぅ……でしゅ〜……。」

 真っ赤になって沈黙するMG42さん。良い趣味だと思った瞬間だった。カメラの下に乾燥剤に偽装した人形用の媚薬と隠しカメラを見つけてしまった。

「あっ……。」

「だ、誰にも言わないでくだしゃいね!」

「ええ。2人だけの約束。」

 そして今は一部の人形(最近はアンジェリアさんにも見つかった)にバレて指揮官のハメ撮り映像を希望者が買い取り、元締めとなったMG42さん達が報酬を元に指揮官とデートに出かけるようになった。私?私は別に……享受する側なので……。

 

 今日はついに私が……主演。右目のカメラを起動して……録画確認、よし。

「指揮官。完全に気絶していますね。フフッ。」

「指揮官……起きてくださ〜い、襲っちゃいますよ〜。」

 起きる訳が無い。しっかりバイタルも安定している。

「指揮官、指揮官……ここじゃ風邪引きますよ。」

 まずはベッドに運んで添い寝。初手からガッツリいく系統と、始めは控えめで段々と盛り上がっていく系統に分かれていて私は後者を選ぶことにした。確かに初手からガッツリでもオナっていて気持ち良いのだけど(正直、それも撮影者によって個体差がある)、段々と盛り上がっていく方が忙しくない時は好き。

 

 指揮官、キスしよう?良いよね?するよ?んっ……あっ……ベロが絡んで……これは無意識なの?好き……好き好き好き!

 

 指揮官のズボンを脱がすと今日のおちんちんはお休みのようで小さ〜く縮こまっていた。もちろんそれじゃあ動画にもセックスにもならないからまずこれを勃てる必要がある。ここはRPK-16さんに教えてもらった通りに……。

「えーっと……お尻のここを刺激して……。」

 前立腺をお尻の穴に指を突っ込んで刺激する。指に着いてきた排泄物は舐めて綺麗に……とは行かないからウェットティッシュで拭き取る。あぁ……勿体ない。

「あっ、勃った勃った♡」

 指揮官のおちんちんに頬を優しく擦り付けてご挨拶。今から貴方に気持ち良くしてもらいます。不束者ですが……よろしくお願いします。こっちにもちゅっ、ちゅっ♡

 唾液で濡らして……上に乗っかって……素股しちゃう♡ごしごし……ぬるぬるしてきちゃ♡

「気持ち良い……♡」

 指揮官のおちんちんが大き過ぎて一回が長いから、疲れちゃうけどとっても良い♡良い……♡良いのぉ……♡

「うぅ……。」

「は、はやっ……んっ!」

 指揮官がもぞもぞと動いた衝撃がつ、伝わって……あっ……!

 

 頭の中が真っ白になって……気がついたら正座させられていた。

「せめて一言断りくらいぐらい入れてくれ。なぁ、AK-15。」

「……。」

「ごめんなさい……。」

 正座して私と向き合う指揮官の隣にはなぜかAK-15さんが居た。けれど彼女の木屑まみれの服を見て……なぜかではないと悟った。

「全く……指揮官がなかなかお帰りにならないと思ったら……AK-12が見つけてくれなかったら朝まで掛かったかもしれなかったかと。」

 大方、私の部屋のドアを破ってきたのだと思う。AK-12さんは私を裏切ったのでしょうか?

「AK-12なら今、修理ポッドに入っているぞ。M3。」

 裏切ったのではなく尋問されたのだと理解した。

「……それでは私はこれで。」

「え?」

 AK-15さん、指揮官を連れて帰りに来たわけじゃないんですか?

「ドアが壊れたままでは寝れないだろう?彼女が歩哨に立ってくれる。」

 飄々と部屋から出て廊下に立つAK-15さんをかっこいいと思いつつ、出ていかない指揮官を見て、私は思考回路を少し都合の良い方向に回した。

「もしかして指揮官……誘ってます?」

「……指揮官、やっぱり私は失礼した方が良いですか?」

「あっ…………いや、う、うーん……可能なら下がってくれると……。」

「では、下がらない方向で、廊下に居ます。どうせ下がったら帰ってきたAK-12やらRPK-16やらが来ますから。」

 

 なぜか指揮官の(第一)彼女公認エッチになってしまった。廊下に立つAK-15さんの頬が少し赤く染まっている。そして指揮官も顔が赤い。彼女に聞こえる範囲でするなんて、そりゃ赤くもなるよね……。

「M3。」

「はい。」

「綺麗だ。」

「……そういう事は彼女に言ってください……私なんて……。」

 貴方のトリガーに過ぎないんですから、と小声で漏らしつつもお股がじゅくっ、と疼いた。

「可愛いよ。」

「や、やめて……。」

 じゅくじゅくっ。

「素直な君が好きだ。」

 じゅくじゅくじゅくっ……♡

 助けを求めるように廊下に居るAK-15さんを見るも首を横に振って、諦めろと背中で返してきた。そんなぁ……♡

「指示に忠実で。」

 や、やめぇ……♡

「ちょっと……いやまあ、かなりか?エッチな忠犬で……。」

 くぅん……♡

「とにかく、君が好きだ。」

「そ、それ以上は指揮官、貴方を、襲っちゃいます♡」

 とは言いながらももう、指揮官のズボンとベルトに手をかけていて。

「貴方がいけないんですよ?私をこんなにして……。」

 素股していたからパンツは履いてない。なので……垂れる愛液がスカートを捲るだけで……♡

「指揮官?貴方がこんな私にしたんですよ♡責任、取ってください♡」

 静かになった廊下に咳払いの音が響いた。音源は私でも指揮官でもない。

「……AK-15さん。」

「……っ!」

 言及するまでもなく逃げていってしまった。AK-15さんとなら3Pも悪くないかとは思ったけどしょうがない。指揮官、逃げちゃ駄目ですよ?ほら、そのビンビンのおちんちんをおっ立ててください。

 ……んっ♡まだ先っぽだけなのに、オモチャには帰れないかも♡初めての……本物のおちんちん……♡こんにちは♡M3です、よろしくお願いします♡

「あっ……んっ♡」

 ズル、ズルズル、と腰を落として一度休憩。オモチャで多少、大きいモノに慣らされ、そして慣らしていたとは言えやっぱり指揮官は指揮官たるモノをお持ちだった。

「まだ動かないでくださいね。動いたら叫びますから。」

「ぐっ……。」

「可愛いです、指揮官♡私のものになりませんか?」

「……断る。」

「あんっ、強情ですね、指揮官♡」

 私を見て欲しい。あの死んだ女とその仲間が遺した禍根と遺産を貴方にも知って欲しい、肩代わりして欲しい、受け止めて欲しい……ぐすっ……助けて欲しかったんだ……。

「泣いているのか?大丈夫か?」

「指揮官、どうかこのままで……。」

 ぷつん、と糸が切れたように倒れ込んでしまう。指揮官は私を受け止めてくれた。深く聞かず、ただ受け止めてくれる。それが私にとってもどかしいけれど嬉しくもあった。

「話したいことがあるのに……ぐすっ……何も……口から出てこないの……。」

「それで良い、それで良いんだよ……ゆっくりと……俺はM3、お前を傷つけたりしない。」

 指揮官もカウンセリングは初めてだからやり方がわからない、と付け足した上で試行錯誤をしてくれていた。だからこそ、私は……あの女を、カチューシャを殺した。この血に塗れた脚で。トラウマの治療には原因を追体験する事も時に含まれるという。私はそんな建前を愛していた。私は人を殺すために生まれたんだ、人を愛する為ではないんだ。そう建前の再確認もさせてくれた。指揮官と人を殺しに行くのは楽しい。なにより人や部下の人形に任せにくい汚れ仕事で必要とされている、という充足感の中毒になっていた。

「指揮官、指揮官……♡」

 私が腰を持ち上げ、打ち付けながら首を絞めようとしても抵抗せず受け入れる貴方も、はっ、と気付いて手を離した隙に抱き締めてくる貴方も好きです……心の底から。

「指揮官、なぜ私を引き取ったんですか……貴方を殺しかねない私を。」

「……教えてやらない。俺の首を狙う間はな。」

 指揮官はとても静かで穏やかだった。時にとても怒る。時によく泣く。そして時によく笑う。喜怒哀楽がしっかりとしていた。私の頭を撫でてくれる指揮官は……私の為に泣いていた。

「指揮官、貴方を殺してしまいたいくらい好きです。」

 伝わっていますか?この言葉の意味が貴方に。

「M3……。」

 言葉の返事はそれだけで、代わりに口づけを貰った。昏睡レイプよりも気持ちの良い口づけを。

「貴方になら……たまにはグリースガンって呼ばれても良いかもしれません♡」

 

 腰を打ち付け、水音を響かせて、指揮官から愛というものを学ぶ。AK-12さんやRPK-16さん達が言っていた言葉の意味がようやく分かった。あれもこれも……全部、愛だったんだ。ニコライ指揮官は不器用で、愛情表現も苦手だけど、私たち皆を愛してくれていたんだ。大きくて見えない手で……。

「指揮官、手、手を……♡」

 指揮官の大きくて両手じゃないと掴みきれない右手首を私の首へ。

「エ、M3!」

「いやっ……♡離さないで♡」

 首に手を当ててくれるだけで良い。絞めてくれなくて良い。私の自殺ごっこはもうおしまい。貴方が私を満たしてくれているって分かったから……。だから……貴方に全てを委ねます。

 首に当てていた指揮官の右手を頬に移して。

「指揮官♡指揮官♡」

「M3……。」

「私に暗殺以外も教えてください♡」

「M3!」

 AK-15さんはまだ戻っていなかった。

 

 自分で腰を振るのも気持ち良いけれど、体勢を変えて腰を打ち付けられると、重力で圧迫されてとても……視界がパチパチしちゃう♡いつもの人を殺す時よりもっ……良いっ!自殺ごっこよりも……良いのっ♡すきっ♡

「あっ、んっ、あっ、やんっ……♡」

「気持ち、良い……か?」

「うんっ……!気持ち良いの!指揮官♡」

 疑似子宮におちんちんがぶつかって……♡ちょっと痛い位が気持ち良いの♡子宮口がせり上がってきて、おちんちんとキスしてるの♡おちんちんが殴ってくるから、私はされるがまま♡指揮官は、気持ち良い?

「きしゅ、きしゅ……んっ……ぷはぁ♡」

 ちゅっ、と軽いキスだけでももう飛びそうなのに、ぶちゅ〜と深いキスをされたら、もう……だめぇ……♡お潮が、ぴゅっ、て……♡

「いきそっ……♡しきかん、きもちい?」

「ごめん、我慢してたけど、もうでそうだ……!」

「だして♡だしてぇ……♡いく、いく、いくっ♡♡」

 疑似子宮を満たす精液に、溺れる。私が人間だったなら……貴方との子供を残せたでしょうか?

 

「終わりましたか?指揮官。」

 あっ……AK-15さん……。

 

 




M3
:前の指揮官の処刑要員だった。人に愛される、ということが良くわかっていない可能性アリ。その上で敵を殺して指揮官の役に立つ方がきっと良い、そう認識していた。少し前までは。前の指揮官に洗脳の一環として教え込まれた"自殺ごっこ"が癖になっている。今のところ1回しか弾は出ていない。オナニーはゆったりとじっくり、時間を楽しむタイプ。
 という表面とは別に前指揮官"エカテリーナ"による性暴行の被害者でもあるという裏面がある。暴行の被害者はMG34だけではなかった。

 人間しか使えない(と勝手に定義付けをしていた)"♡"が使われている時点でお察しかもしれないが、彼女と指揮官(と先述のRPK-16)は純粋な戦術人形及びAIではない。自己言及のパラドックスに動じないのもこれが理由だからである。


 以下、ある一幕。
「RPK-16。今からテストをする。よく考えて答えてくれ。」
「ええ、どうぞ。」
「この文は偽である。」
「……効かないわよ、それ。」
「やっぱりか。」
「有名じゃない。試しにAK-15で試したら?」
「いやまあ……試したんだ……暫くフリーズしてたよ。」
「あら、それは見てみたかったわね。」
「呼んだか?RPK-16。指揮官、おはよう。」
「呼んでないわよ。」
「AK-15、怒ってるか?」
「いいえ。怒っているかと聞かれると怒ってはいないです。」
「その割には表情が硬いな。ほら、リラック……いてて!」
「指揮官、怒ってはいません。呆れているだけです。」
「AK-15、そんなに暴力的だと指揮官に見捨てられるわ……痛い痛い!」
「はぁ……。指揮官、私は嫌いですか?」
「いや、暴力的な君も好き……うぉっ!」
(指揮官が持ち上げられる)
「あんたも好きねぇ……ってえっ!」
(RPK-16も持ち上げられる)
「2人とも静かにお願いします。屋上から投げるので。」


作者より
:私、ある意味……生娘なのでどっちも経験ないんですがそれは……(全て想像で書いてます)
:暗殺シーンは多少、ゲームを参考にしたりはしました。HITMANを参考にするのは如何なものかとは思いますが。
Q:ガールズラブですか?
A:本質的にはちょっと違うかと。カチューシャことエカテリーナは他者を痛めつけ、辱めることに悦びを感じていたので……愛している、とは違うかなって。まあ……番外ではニコライ指揮官にその性格をきょうせ……いいえ、ワカラセられるのですが……。
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