※この作品はR-18です。

Holo Quest   作:轟th

18 / 43
・イースター遊技場。
 アロス共和国の首都の一等地に店を構える総合レジャー施設。
 施設としては大きく賭博場を初め闘技場や劇場などの施設も併設しており、どのエリアも自由に行き来が可能となっている。施設を利用するには金銭を支払う必要はあるが、かなり良心的な値段の為に庶民でも安心して使える。
 カジノエリアには割と健全な娯楽が並ぶが、特定の人物のみが立ち入ることが許されたVIPエリアが存在している。そちらでは単純に利率の高いゲームだけでなく、破産者の命を懸けたギャンブルも余興として行われている。毒入りのロシアンや闘技場で猛獣と戦わされる等、非人道的なゲームが実施されている。
 かつて伝説と謳われたギャンブラーがいたとか。

作者の活動報告に、今作に関する質問受付を用意してあります。
詳細はそちらに明記しておりますが、何かありましたらご利用ください。


では、本編をどうぞ。


scene.18

 どうして、こうなってしまったのか。

 イースター遊技場のVIP専用エリアに設けられた控室にて、フブキはそう自責の念に囚われていた。いや、誰かに指摘されずとも自分が悪いのだと理解できていた。自らの欲望のままに行動した結果、仲間に迷惑をかけているどころか聖剣を手放す羽目になってしまい、挙句の果てには乙女としての純潔すら失いそうになっている。これが自業自得と呼ばずに何と言うのだろうか。

 草葉の陰で先祖も泣いている、と言われても何も言い返せはしない。

 

「ほれ、何を惚けておる。ちゃんとお酌をせんか」

「は、はい。申し訳ありません」

 

 慌てて、向けられたグラスにワインを注ぐ。

 プライマルは注がれたワインを気分よく喉に流し込み、少し鼻息を荒くさせながらグラスを乱暴にテーブルに置く。

 

「ふぅ、前祝いの一杯は格別だな」

 

 そう言いながら手を伸ばし、タイツ越しにフブキの足をなでる。

 ゾクッと背筋に悪寒が走るが、今の彼女には逃げる権利は与えられていない。いや逃げようとしたところで部屋の扉には鍵が掛かっているから出られず、抵抗しようにもバニー服と一緒に付けさせられた『脱力の腕輪』という道具のせいで中年の酔っぱらいにも負ける程の力しか出せない状態にあった。

 

「や、止めてください」

「ひひっ、何を言っておるのだ。お前は今夜、わしのものなんじゃぞ」

「約束の時間まで、まだあります」

「ほぉ、あの男を信じておるのか? たった一時間で、一ツ星を十枚も稼げる筈がないだろうに」

「………」

「まぁ、いい」

 

 プライマルは座っていたソファから立ち上がると、フブキの前に立つ。

 じっくりと品定めするかのように舐め回すように見つめられ、嫌悪感から身を捩るが彼は嬉しそうに歪んだ笑みを浮かべるだけだった。

 

「それにしても、本当に良い身体をしているではないか」

「やめてください……!」

「っと、忘れる前にこれを渡しておかんとな」

 

 そう言って、プライマルは何かを差し出す。

 フブキの眼前に小さな小瓶が突き付けられる。

 

「これは……?」

「避妊薬だ。万が一にも出来てしまっては、互いに面倒だからのう」

「っ……」

「それとわしは優しい男だから、愛らしい女子が痛みに泣きわめく姿を見るのは心が痛むのでな。その避妊薬には痛み止めの成分も含まれとるから、天井のシミを数える間に終わるわい」

「……」

 

 チラッと室内の置時計に視線をやる。

 刻限まで既に五分を切っているが、一向に扉の向こうから人がやってくる気配はなかった。

 本当は彼女自身、分かっていた。プライマルの言うように一時間で金貨十枚に相当するコインを集められる訳がないと。それでもデュラハンなら、いつも冷静でいてどんな困難でも乗り越えた彼なら何とかしてくれるんじゃなかと心の何処かでそう願っていたのだ。

 

「その薬が効くまで数分は要するからのう、早めに飲んどいた方がええぞ」

「……わ、分かりました」

 

 覚悟を決め、フブキは小瓶の中身を呷る。

 口の中に広がる今まで飲んだこともないような独特な味に、思わず吐き出しそうになるが何とか飲み込む。

 

(くくっ、他愛もない)

 

 その様子を眺めながら、プライマルは静かにほくそ笑んだ。

 彼がフブキに飲ませたのは確かに避妊薬に間違いなかったが、そこに痛み止めの成分は一切含まれていなかった。そればかりか催淫作用のある薬品が混ぜられており、彼女は知らない間に媚薬を呑んだような状態となっていた。

 プライマルの言う通り、彼には相手を痛めつけて愉しむ趣味はない。ただフブキのような経験の少ない、あるいは未通女が理性に反して快感に悶えるのを見ては言葉巧みに辱めるのが好きなのである。そうしてこれまで幾度となく同じような手口で女性を連れ込んでは、一夜のアバンチュールを楽しんできた。

 

(しかし、今回はついている。あの勇者として旅をしていると聞いていたお姫様を、この手で抱くことが出来るとはな)

 

 こんなチャンス、二度とないだろう。

 今回は避妊薬を呑ませたが、子供を設けるのも悪くないかもしれないと思わずにはいられなかった。

 

「さぁ、そろそろお楽しみの時間だ」

 

 そう言いながら、彼は手を伸ばしてバニースーツ越しに胸を鷲掴みにする。

 手の平には滑らかな手触りの織物の感触と共に、程よい弾力のある柔肉の感触が伝わってくる。サイズとしては決して大きいとは言えないが、それでもしっかりと膨らみを持った柔らかい感触が指先に感じられる。

 

「ひゃんっ……!」

 

 突然のことに驚いたのか、フブキが可愛らしい悲鳴を上げる。

 その様子を見て、プライマルは舌なめずりをする。

 

「ひひっ、いい反応をするじゃないか」

「や、止めてください……!」

「止める訳がなかろう」

 

 片方の手だけで楽しんでいたのを、両方の手に切り替える。

 右手は相変わらず服越しに揉みしだき、左手は乳首のある部分を刺激していく。

 

「んっ、ひぐぅ……」

「ほれほれ、気持ちええんか?」

 

 フブキは声を漏らすまいと、唇を噛んで耐えようとする。

 その様子を見ただけで彼女が未経験どころか、こうして異性に身体を触れられた経験がないことは容易に想像がつく。

 経験のない女を相手にするのは面倒と思う輩もいるが、むしろ他人の手垢がついていない方が良いに決まっている。それはさながら真っ白なキャンパスに初めて描くような高揚感を与えてくれるものであり、だからこそプライマルは初心な娘を好んで相手にするのだった。

 

「おっ? なんじゃ、服越しに硬いものがあるぞ」

「ぁ、んぅっ、そ……それは」

「感じておるのか? くくっ、可愛い顔をしていやらしい娘じゃ」

「ち、違います! わ、私はそんなんじゃ……!」

「口では否定しても、身体は正直じゃよ!」

 

 プライマルはそう言うと、親指と人差し指で左右の乳首を強く摘む。

 

「―――っ!!」

 

 予期せぬ強い衝撃に、フブキは身体を仰け反らせながら声にならない叫びをあげる。

 その様子に、本当はもう少し愉しむつもりでいたプライマルも我慢できそうになかった。

 

「はぁ、はぁ……もう辛抱堪らん!」

「きゃっ!」

 

 プライマルはフブキを、部屋に備え付けのベッドに突き飛ばす。

 脱力していた彼女は抵抗も出来ずベッドに倒れ込み、スプリングの反発で僅かに身体が跳ねる。

 

「さて、そろそろ始めるとしようか」

 

 鼻息を荒くさせながら、プライマルはベッドに上がろうとする。

 目を血走らせる男を前に、フブキは本当にこれから自分が処女を喪失してしまうと考えるだけで涙が滲んでくる。

 

(ああ、お父様、お母様。申し訳ありません)

 

 脳裏によぎるのは、祖国に残る両親への謝罪。

 その思いを胸に、フブキは襲い掛かろうとする男から顔を覆うように目を閉じる。

 

「あのくさん……」

 

 恐怖から、自然と彼の名前が口から零れ落ちる。

 その瞬間、部屋の外から慌てたような声が聞こえてきた。

 

「なんだ、騒がしい」

 

 プライマルが扉の方へと意識を向けた瞬間。

 バンッ――という大きな音を立てて扉が勢いよく開け放たれ、廊下から誰かが入ってきた。

 

「待たせたな……って、いくら何でも気が早いんじゃないか?」

「お、お前は!」

「あ、あのくさん……!」

 

 聞き覚えのある声に、フブキが涙を流しながら顔を上げる。

 ベッドの上で身体を起こしながら部屋の出入り口へと視線を向ければ、そこにはデュラハンが立っていた。

 

「小僧! 今更何をしに来た!?」

「いやいや、時間はまだ過ぎていないぞ」

 

 ほれ、と彼が指さした置時計は未だ約束の時間を過ぎてはいなかった。

 つまり約束はまだ有効だと暗に告げられていることにプライマルの怒りは沸点に達した。

 

「だから何だ! 時間が残っていようが、チップを持ってこなければ何の意味も――」

「それならここにあるぞ」

 

 そう言いながら、革袋を放り投げる。

 床へと落ちた拍子に緩んでいた口縁から、ジャラジャラと何枚かのコインが零れだす。プライマルがベッドから降りてその内の一枚を手に取って見れば、それは紛れもなく金貨と同等の価値を持つ一ツ星コインに間違いなかった。

 

「ば、馬鹿な……!?」

「そこにアンタの支払った枚数の倍のコインが入っている。彼女への借財、清算してくれ」

「ぐぬぬっ……!」

 

 歯軋りを立てながら、プライマルは黙り込む。

 だが約束は約束であり、ここで反故にしてしまえば今後の立場にも悪影響を与えかねない。フブキほどの逸材を手放すのは惜しいが、彼女一人に固執するほど彼も耄碌はしていない。

 

「……わ、分かった」

 

 足元の革袋を乱暴に拾い上げると、そのまま部屋を後にする。

 乱暴に閉められた扉の音に肩をすくめながら、デュラハンはフブキの方へと向き直った。

 

「大丈夫か、フブキさん」

「は、はい。おかげさまで……助かりました」

 

 ベッドから立ち上がったフブキは、頭を下げて礼を述べる。

 契約が履行したことにより、先ほどまで彼女の力を制限していた腕輪も既に外れていた。

 

「まぁ、気にするな。それと元の服だが、後から持ってきてもらえることになっている」

「そうなんですね。えっと……あのくさんは、どうやってコインを集めたんですか?」

 

 気まずい空気を変えるための話題探しがてら、気になった質問をぶつけた。

 すると彼は肩を竦め、苦笑交じりに答えてくれた。

 

「あのVIPエリアに、巨大なスロットがあったのは覚えているか?」

「スロット……ああ、確かにありましたね」

 

 VIP専用エリアには、特別なスロットが設置されている。

 一般的にスロットマシーンはメダルを投入して横並びになった三つのリールを回転させ、それらをボタンを押すことで特定の図柄を揃えることを目指す。機種にもよるが図柄は七種あり、組み合わせの数は七の三乗から三百四十三通りとなる。実際にはボタンを押すタイミングや絵柄の並び順も相まって目的の図柄を揃えるのは難しい。

 それのリールの数を六十個、絵柄も二十四種に増やした巨大スロットが目玉の一つとしてあった。当然、巨大化したことにより目的の絵柄一つを揃えるだけでも極めて低い確率となり、これまで揃えることに成功した者は一人としていない程である。因みにこのスロットに挑戦するのは物好きか、あるいは一発逆転を期待した者ぐらいである。

 

「それを当てた」

「えぇ……? 冗談ですよね?」

「本当だ。まぁ、流石にイカサマを疑われて取り調べに時間がかかった訳だが」

 

 信じられない、といった面持ちでフブキはデュラハンを見る。

 あまり知られていないことだが、戦闘力の向上は単純な力や魔力の量が上がるだけに留まらない。実際には反応速度や動体視力といった五感に関わる能力も上がっており、武術の達人には相手の動きが遅く見えるというのは噓ではない。とは言っても人間程度ではある程度で打ち止めとなるのが、総合戦闘力が優に一万を超える彼からすればスロット程度の回転速度であれば止まって見える程である。

 彼はその中から最も掛け金の倍率が高い物を、指輪を一時的に外した状態で揃えたのだ。

 

「それにしても、まだ来ないのか?」

 

 デュラハンは置時計へと顔を向ける。

 その瞬間、彼がフブキから視線を外した刹那のことだった。

 

「……あ?」

 

 彼の視界は突如と反転した。

 自分が何をされたのか理解するより早く、ドサッと柔らかい物の上に背中から叩きつけられていた。そんな彼の上に逃がさないと言わんばかりにフブキが覆いかぶさり、ベッドの上で寝かされる彼の腰に跨ったまま熱っぽい瞳で見下ろしてくる。

 

「えっ、と……フブキさん?」

「あのくさん……んちゅっ」

「んっ!?」

 

 突然、口づけされる。

 最初は触れ合わせる程度のものだったが、直ぐに舌を入れられて貪るような激しさに変わる。何とか外そうと思ってもフブキはデュラハンの顔を両手で確りと抑えており、簡単に逃れることが出来ない。そのまましばらく経ったところで満足したのか離れるが、唾液の糸が二人の唇の間に橋をかける。

 

「ぷはぁ……」

「ふ、フブキさん。どうしたんだ突然?」

「はぁ、はぁ……ごめんなさい。でも、お腹が疼いちゃって……」

 

 熱に浮かされたような顔をするフブキ。

 明らかに先ほどまでと様子が異なることから、薬か何かを盛られたのだろうとデュラハンは推測する。

 

「大丈夫か?」

「ん……あのくさんの手、冷たくて気持ちいです」

 

 手を伸ばして彼女の頬に触れれば、気持ち良さそうに目を細める。

 フブキも自身の身体が火照ったように熱くなり息遣いも荒くなっていくのを感じながら、決して不快感やダルさは覚えなかった。それよりも下腹部が酷く疼いて仕方がなく、それをどのようにすれば解決できるか知らない程に彼女も初心ではなかった。普段なら恥ずかしさで何もできないかもしれないが、本能から湧き上がる欲求に逆らえそうになかった。

 

「フブキさん、駄目だ。落ち着いてくれ」

「はぁ、はぁ……ほら見てください」

 

 そう言うと、フブキは自分のバニースーツの股間部分に指を引っ掛けると一気に引き下ろす。そこにはチャックが付いており、これを下すことで衣服を脱がずとも用を足せる構造となっていた。そしてスーツは下着の機能も兼ね備えていた為に下着の類は着徴しておらず、綺麗に整えられた薄っすらとした陰毛の生えた割れ目が露わとなる。秘所からは既に愛液で溢れており、透明な液により内腿を濡らしていた。

 

「見てくれますか……私、もうこんなになってるんですよ?」

「待ってくれ。流石にそれは拙い。色々な方面的に……!」

 

 この展開に、流石のデュラハンも焦る。

 これが彼が敬愛する魔王陛下にこのことが知られれば、如何に寛大な彼女であっても勇者が相手では何と言われるか分かったものではない。彼のお方の手にかかるのも悪くはないが、その理由がこれは流石に受け入れがたい。

 何とか説得しようとする彼に対し。

 

「むぅ、煩いですね。そんな悪いお口は、こうです!」

「むぶっ!」

 

 デュラハンの口を塞ぐように、フブキは彼の顔の上に腰を下ろす。

 そうなれば当然、彼女の大事なところが押し付けられる形になる訳で。唇には柔らかく湿った感触が伝わり、同時に独特の匂いが鼻腔を擽る。

 

「んむっ!」

「あんっ♡ あのくさん、舌を出して……んぁっ、そう……いい子ですね♡」

 

 恍惚な笑みを浮かべながら、フブキはデュラハンの頭を撫でる。

 こうなってしまえば彼女を満足させねば解放されないと考えたデュラハンは、舌を伸ばしてフブキの秘裂を舐め始めた。最初は入り口部分だけだったが、徐々に奥へと進み膣内へと侵入していく。するとそれに呼応して甘い蜜が滴り、口の周りがベタベタと濡れていく。

 

「んっ、あぁ……凄いです。あのくさんが私のを舐めてくれてるなんて……はぁ、はぁ……もっと、もっとください……♡」

 

 更なる快楽を求め、フブキは腰を上下させる。

 膣の奥の奥から止めどなく溢れる愛液を嚥下しながら絶えず舌を動かし続け、時折クリトリスにも刺激を与えてあげる。それに合わせて両手を上げ、すらりとした臀部へと指を食い込ませるように鷲掴みにする。流石に普段から動いているだけあって引き締まっており、それでいて女性特有の柔らかさを損なわっていないことが伝わってくる。胸部ほど自由といかないながらも揉みしだいていけば、フブキの呼吸はどんどん荒くなり、それに合わせるように腰の動きも速くなる。

 

「そ、そこも気持ち良いです……♡」

「じゅるるるるっ!」

「あっ、吸っちゃ、ダメですよぉ……んん~~っ♡」

 

 与えられる快感に、フブキは甲高い声を上げる。

 自分で慰めるのとは全く異なる快感は、彼女にとって未知の経験であり、抗いようがなかった。絶頂を迎えるべく自ら腰の動きをさらに加速させていく。これまでの人生の中でこれ以上ない程に多幸感に包まれており、頭が蕩けてしまいそうになる。。そして遂に限界を迎える時が来る。

 

「あっ、ダメッ……私、もうイっちゃいます……あぁっ!」

 

 ビクンッと大きく身体を震わせると同時に大量の潮を噴き出し、デュラハンの顔面へとぶちまける。

 脱力したフブキはそのまま仰向けに倒れ、彼女が上から退いたことで解放されたデュラハンはゆっくりと息をついた。

 

(これで彼女も満足して……ん?)

 

 安心したのもつかの間、股間に違和感を覚える。

 何事かと頭だけあげて確認すれば、脱力した筈のフブキが手を伸ばしてズボンの上から股間部分をまさぐっていた。

 

「ちょっ、フブキさん!?」

「あのくさんのここ、大きくなってる……興奮しているんですか?」

「そ、それは……!」

 

 思わず口ごもる。

 いや、目の前の美少女が乱れる様を見せつけられて興奮しない男はいないだろう。

 

「良いんですよ。私もまだ、満足してないんですから」

 

 ほら、と上半身をベッドに預け、逆くの字に体を折り曲げた姿勢で臀部を左右に振る。

 絶頂を迎え、淫らな液で濡れた割れ目からヒクつきながらピンク色の肉壁が男を誘っているのが見える。

 

「……分かった」

 

 流石に我慢の限界だった。

 デュラハンは体を起こしてベッドの上に立つと衣服を手早く脱ぎ捨て、いきり立った肉棒を露わにする。そしてフブキの背後に回ると、膝を屈めながら位置を調整する。狙いを定めるべく亀頭を割れ目に這わせたところで一度動きを止め、彼女の様子を窺えば期待に満ちた表情でこちらを振り返っていた。

 膣口に狙いを定め、ゆっくりと先端を押し込んでいく。

 絶頂させたとはいえ経験のない膣は非常に狭く、侵入者を拒むように締め付けてくる。それでも構わず奥を目指していけば、やがて亀頭が何か薄い膜のような物に行き当たる。

 

「どうかしましたか?」

「……いいや、何でもない」

 

 不思議がるフブキに、短く返事をしてから一気に腰を突き出す。

 普通なら破瓜の痛みに眉を顰めるところだが、薬の影響からか痛みは殆ど感じなかった。ただ処女膜が散ったのは紛れもない事実であり、少しして結合部からは鮮血が滴りベッドに落ちる。

 

「大丈夫か?」

「は、はい。圧迫感がすごいですけど……でも、変な気分なんです」

「変な?」

「お腹の奥が、キュンキュンって……♡」

「そうか」

 

 その返事を皮切りに、抽挿が始まる。

 最初は馴染ませるためにゆっくりと、それでいて小さく律動させていく。幾ら薬の効果で痛みがないとはいえ、身体の中に異物が入っている感覚は拭えない。しかしそれでも感覚にも慣れ、次第に単調な前後運動による摩擦は快楽をもたらし始める。最初は苦悶交じりだった嬌声も艶を帯びてきており、無意識なのか自分から腰をこすり付けるように動いていた。

 

「あっ♡ んっ♡」

「気持ちいいか、フブキさん!?」

「はぃっ……すごく……気持ちいい、です……♡」

 

 潤んだ瞳でフブキが肯定の言葉を口にする。

 パンパンッと肉同士がぶつかり合う音が響き渡るほどに強く打ち付けながら、セックスに没頭していく。

 

「んぁあっ♡ は、激しぃ……!」

「――ッ!」

 

 シーツを握りしめながら、フブキは甘い吐息を漏らす。

 デュラハンも経験数で云えば彼女より圧倒的に豊富であったが、それでも気を抜いたら直ぐにでも射精しそうになるのを必死に堪えながら腰を振る。まるで膣内は精液を搾り取らんとばかりに絡みついてくるようで、油断すればあっという間に果ててしまう。それでも先に絶頂することは男の矜持に関わることであり、何としてもフブキを絶頂させるべく動く。

 眼下にある白い肌を惜しげもなく晒すフブキの背中に抱き着き、両手を伸ばしてバニースーツの胸元に指を掛けるとグイッと下へとずらす。ぷるんっと外気に晒された双丘は汗と愛液で濡れ輝いており、ピストンの動きに合わせて揺れていた。そんな手の平に収まるサイズの胸を両手で掴んでムニムニとパンを捏ねるように全体を揉みながら、時折り手の中で硬く主張する乳首をつねる。

 

「ひゃうん!?」

「おっぱいも気持ちいいか?」

「は、はひぃ♡ おっぱいも……んっ♡ 気持ちいい、ですぅ!」

「素直な子にはご褒美だ」

 

 グリグリと捩じるように腰を押し付けながら、両方の乳房を刺激する。

 片方の乳首を人差し指と親指で捻るようにこすりながら、もう一方の乳頭は人差し指の爪でカリカリと引っ掻いてやる。

 

「あんっ! それ……ダメェ……♡ んんっ!」

「ほら、もっと可愛く鳴いてくれよ」

「あひゃっ!? だめ、またイっちゃいます……んぁ、あぁ~~っ♡」

 

 身体を大きく痙攣させながら、再び絶頂を迎えるフブキ。

 余韻に浸かるように惚けた表情を浮かべながら小さく身体を震わせる彼女に対し、そんなことはお構いなしに彼女の両腕を掴むと抽挿を再開する。それも緩やかなものではなく、最初からバチュバチュッと水音が混ざるような激しい物だった。絶頂したところに更なる快楽を叩きこまれ、フブキの脳内ではまるでバチバチと火花が弾けるような錯覚さえ覚える。

 

「お゛ぉ゛ぉ゛ぉぉぉっ!」

「イクぞ、フブキ! 出すからな!」

「く、くだしゃい! 熱いのっ♡ 私の膣内に――っ!!」

 

 激しく揺れ動きながら喘ぎ狂うフブキに、最早理性の欠片など存在しなかった。

 思考を完全に塗り潰さんばかりの快楽に悶えることしかできず、全身を支配するような悦楽にただ耐えるしかない。膣内で暴れまわる剛直から送られてくる熱は、薬の影響による火照りすら凌駕する勢いで子宮口へと届けられる。そして子宮内部から燃え広がるように下腹部が焼けるような感覚に襲われる。

 

「んっ♡ あぁぁっ♡ あっ♡ はぁんっ♡」

「ふん、ふんっ――出るっ!!」

「んぉ゛♡ お゛ぉっ!?」

 

 淫らな嬌声を上げ続けるフブキの反応最高潮に達したところで、ついに限界が訪れる。

 大きく膨らんだ睾丸から尿道を駆け上がり、鈴口からまるでゼリーのように濃厚な精液が解き放たれる。びゅるるるっと放たれる白濁の液が雌の胎を孕ませんとばかりに子宮口から膣の奥を満たしていき、その感覚にフブキはガクンガクンッと身体を震わせながら何度目かの絶頂を迎えた。

 デュラハンが両腕を離してやれば支えを失った身体はそのまま前のめりに倒れ、その拍子にズルンッと愛液と精液にまみれた肉棒が抜ける。顔面からベッドにダイブしたフブキは何度も身体を痙攣させ、処女には大きすぎる男根により広げられた膣口はぽっかりと開いており、そこから逆流してきた精液が垂れる。

 

「……流石に、やり過ぎたな」

 

 失神するフブキを尻目に、反省するデュラハン。

 本来なら早々にここを出て宿屋に帰るべきなのだが、流石に叩き起こすのは気が引けた。

 彼女が起きるまで待つか、と考えていると――。

 

「おっ待たせしましたー!」

 

 勢いよく扉をあけ放ち、バニーガールの女性が部屋に入ってくる。

 言わずもがな、彼女はVIPエリアに入ったデュラハンに飲み物を渡してきた人物であり、そして勇者一行の仲間でもある猫又おかゆである。彼女の手には綺麗に折り畳まれたフブキの服が抱えられており、遅ればせながら持ってきてくれたようだ。

 だが、流石にいまはタイミングが悪い。

 

「おんやぁ~?」

 

 案の定、おかゆは玩具を見付けた子供のように目を輝かせる。

 持っていた着替えを近くのテーブルに置くと、ベッドまで小走りで近寄ってきて興味深そうにデュラハンと眠るフブキを交互に眺める。

 

「あー、その……なんだ」

「初めての女の子を犯したんだ?」

「いや、これには事情があってだな」

 

 事実を、淡々と突き付けるおかゆ。

 口調は責めているようにも聞こえるが、言葉とは裏腹に彼女の手は未だに硬さを保っている肉棒を握っていた。精液と愛液でべとべとになっている竿部分を、ぬちゃぬちゃと音を立てながら擦る。

 

「こんな華奢な子を、こんなに凶悪なものでズボズボと貫いたんだ。おまけに中出しまでして」

「うっ……お、おかゆ」

「こんなこと、他の人に知られたら拙いよね~。例えばぁ……ミオちゃん、とか?」

「……どうしたら黙ってくれる?」

「どうすればいいと思う?」

 

 彼女が何を言わんとしているのか、言葉にせずとも理解できた。

 体力的には問題はなく、フブキも意識を取り戻すまで暫くは掛かるのは容易に想像できる。

 

「おかゆ」

「な~にぃ?」

「……せめて場所は変えさせてくれ」

「いいよ? ここ、最新の浴室もあるんだ」

 

 デュラハンはおかゆを連れ、隣の部屋へと移動する。

 その後、数時間は閉じられた扉の向こうでは雌猫の喘ぎ声が絶えることはなかった――。

 

 




◆負債者フブキ
 装備:バニースーツ、脱力の腕輪
 体力:475 魔力:204 総合戦闘力:679

 カジノで負けし、負債を背負った元勇者。
 借金を返済するために恥ずかしながら、バニースーツに身を包む。
 流石に王女としての矜持から、踏み倒そうとは思わなかった様子。

衣装のイメージは、数か月前の某歌で流れた映像のアレです。
ぶっちゃけ、この格好をさせる為にカジノ回を出したと言っても過言ではない。
それと初エッチ回がコスプレになったが、別に作者の趣味ではない。本当はもう少し前に差し込む予定だったが、気付いたらこうなっていたのである。


クリック? クラック! また今度。

フレアの立ち絵が適してる?(あるいは好み?)

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