※この作品はR-18です。

Holo Quest   作:轟th

36 / 43
・暗黒海路
 黄と黒の領土の間にまたがる海域。
 水棲の魔物が跋扈する陸上以上に危険な海であり、両国の国境線でありながら、いずれの支配も及ばない魔の住処である。通常の方法での渡航は先ず不可能であり、万が一にも生きて対岸へ辿り着ける確率は皆無に等しい。
 それでも一獲千金を夢見る命知らずの密輸船や、祖国を追われた密航者たちの船は魔物の影に怯えながらも微かな希望を信じて死の海に挑む者も後を絶たない。そんな彼らの船は幽霊船となり、今も彷徨っているとか。


※筆者は特定のライバーを優遇している訳では決してありません。
 ただ、話し的に登場させやすいのでそうなっているだけです。


では、本編をどうぞ。


scene.36

「……どうして、こうなった」

 

 ある晴れた日の、日が高くなった頃。

 デュラハンは現在、港と隣接する位置にある砂浜に来ていた。

 本来なら今頃、黒の領土を目指す船の上に乗っている筈だったのに、こうして時間を潰しているのには理由があった。

 それは遡ること一日前。

 

「えっ、出航できない?」

 

 あれから港へと戻った後、おかゆと合流するべく酒場へと赴いた。

 そこでマリンから伝えられたのは、出航できるようになるのに最低五日、あるいは一週間は要するということだった。

 

「はい。現状を説明します。先ずうちの船員、診療所でお医者様に診てもらいましたが、幸いなことに命に別状はありませんでした。ただ衰弱してはいるので、ちゃんと快復しないと船旅に耐えられません。次に船舶、損傷は軽微ですが、マストに亀裂やら船体にトライデントが刺さっていたので、きちんと修理しないと航行時に浸水して転覆します」

 

 そこまでは、予想できた範疇だった。

 ただマリンの海賊船として最も致命的なのは、船をけん引する海竜のジャックが弱っていることだった。どうやら他の船員と同じように囚われている間、彼はろくに食事を取っていなかったので体力の低下が著しかった。洞窟から脱出した際は無理をしてくれたらしく、今は隠れ家にて大人しく静養しているという。

 

「例え船や船員が無事だったとしても、あの子が万全の状態でなければ船は出せません」

「一週間、というのもジャックの健康次第ってところか」

「はい。急いでるのに申し訳ないですが、これだけは引けません」

 

 マリンははっきりと、そう告げた。

 如何にジャックが強いとしても、黄の領土から黒の領土まで大海を渡るには相応のリスクを背負っているのは事実だ。例え小さな亀裂を見付けても些細なことと無視して出航すれば、後に大きなしっぺ返しとなって帰ってくる可能性もある。そうして沈んだ船を幾つも見てきただけに、マリンは妥協はできない。更に彼女にとってジャックは家族のようなものであるので、出航時期に関してはいくら積み荷が勇者一行と言えど譲るつもりはないのだろう。

 とはいえ、現状で勇者一行が出来る手立てはないのも確かだ。

 なので、フブキもこの件について了承した。

 

「分かりました。準備が完了するまで、私たちはどうしますか?」

 

 これが一番の問題点である。

 待機するのは別にいいとして、この場で出来ることは何もない。

 

「各々したいことでもすれば良いんじゃないか?」

「ゆっくりって、その間の宿や食事はどうするの?」

「流石に一週間も籠っていたら身体も鈍るからな、定期的に町の外に出て魔物を狩って稼ぐしかあるまい」

「小生としては毎日でも構わぬが?」

「バクニ……時には休むことも大切だぞ」

「むぅ……あのく殿がそう言うのであれば、従うのである」

 

 大まかながら、今後の予定について話し合う。

 とそこで、話を聞いていたマリンがある提案をしてくる。

 

「それでしたら皆さん、海水浴なんてどうですか?」

「カイスイヨクって、何ですか?」

 

 聞き慣れない単語に、全員が首を傾げる。

 どうやらこの地方で伝わる文化のようだが、そんな風習を知らない五人にマリンが口を開く。

 

「簡単に言えば、海岸で水泳や日光浴、ビーチバレーなど遊びを行うことです」

「それって、川遊びの延長ってこと?」

 

 マリンの説明に、ミオが訊ねる。

 魔物が跋扈する世界ではあれど、子供たちが川で遊ぶことはよくある風景ではあった。ただ深い森の中や街から遠く離れた場所ではなく、あくまで衛兵や大人と言った人の目が届く範囲に限られている。川遊びも水底の砂利がはっきりと見えるような浅瀬で水浴びをしたり、あるいは魚を取ったりと、何かあっても直ぐに対応できる範囲に留められている。

 

「そういう認識で間違いありません。まぁ、実際に体験した方が早いと思いますので、早速明日行ってみませんか?」

「えっ……みんな、どうする?」

「別に、良いんじゃないか?」

「ウチとしても、危なくないならいいと思うよ」

「小生は海に行っても問題はないのである!」

「ボクとしても反対じゃないよ」

 

 皆が賛同したことで、翌日――つまり今日、一行は浜辺へとやって来た。

 海水浴のルールとして、水着なるものに着替えなければならないらしく、デュラハンとバクニは一足先に着替えを済ませて砂浜で待機していた。因みにデュラハンはショートパンツのようなタイプを選び、バクニは何とも漢らしく褌を締めている。

 女性陣の方は利用者の為に海辺に建てられた施設内で水着に着替えているので未だ出てこず、やがて待っていることに飽きたバクニは施設で借りれた銛を手に素潜りで魚取りを始めている。

 流石にまばらながら他にも利用者がいるので、荷物番をしているデュラハンは待機していた。

 することもないので、ぼんやりと空を見上げながら待機していると。

 

「あーのーくーくーん!!」

 

 ぎゅっ、と勢いよく背中に誰かが抱き着く。

 おぼのある声と、むにゅっと柔らかく潰れる感触に振り返らずとも誰かが容易に察せられた。

 

「おかゆか、随分ゆっくりだったな」

「うん、水着にも色々と種類があって悩んでたからね。だから、見てみて~」

 

 おかゆは背中から離れると、一歩下がってみせる。

 デュラハンも振り返って彼女の恰好を見れば、おかゆが身に着けていたのはトップの布地が三角形をしていて左右が別々になったトップとボトムが別れたビキニタイプの紫色の水着だった。本人のグラマラスな肢体も相まって、非常に煽情的な格好となっていた。

 

「どうかな~?」

「ああ、よく似合っていると思うぞ」

「えへへぇ、褒めてくれて嬉しいよ~♪」

 

 満面の笑みを浮かべながら、おかゆは再度デュラハンに抱き着く。

 胸板に顔を押し付けながら片方の手で、腹部に浮き出る割れた腹筋をなぞるように指を滑らせていく。ただその手つきは次第に怪しくなっており、徐々に鼻息も荒くなってきているのが彼の耳にも届いていた。

 

「こら、駄目だぞ。これから皆が来るんだから」

「未だ悩んでるから大丈夫だよ。だからね、向こうでしっぽりしよ♡」

 

 おかゆは耳元に口を近づけ、甘ったるい猫なで声で囁く。

 目の前の雄を誘惑する彼女の様子に、デュラハンも思わず乗り気になりかけたところで。

 

「お待たせしましたー!」

 

 マリンが手を振りながら歩いてくる。

 その後ろをミオと、何やら頭からタオルをすっぽりと被った何かが付いてくる。

 

「ちぇっ……また後でね」

 

 そう言って、おかゆは離れる。

 交代するようにデュラハンの前に立ったマリンは、髪の色とお揃いの真っ赤なビキニだ。おかゆと同じタイプながらも、あちらよりも布地が小さいのでより官能的であった。また普段着けている眼帯も外しており、その下に隠されていた金色の瞳が露わになっている。

 

「どうですか~? あたしに惚れちゃいましたか?」

「ああ、とても魅力的だぞ。自惚れじゃなく、誇っていいぐらいだ」

「あのくさんが望むんだったら、この下側を見せちゃいますよ?」

 

 そう言いながら、ピラッと少しだけ水着を捲る。サービスのつもりでやったのだろうが、僅かに桜色の乳輪が見えていることに彼女は気付いていない。

 そしてマリンも下がり、次に前に出てきたのはミオと……手を繋がれたタオルのおばけ。

 

「お、おま、お待たせしました」

「ああ……ところで、そっちのは……まさか?」

「はい。ご想像の通り、フブキです」

「どうしてそんな恰好に?」

「あー、っと、その……恥ずかしいとか言って出てこようとしないのを引っ張り出したんだけど、そしたら見られないように大きめのタオルを頭から被っちゃって、今に至ります」

 

 ミオの説明に、デュラハンも納得する。

 彼からすれば互いに一度は裸を見せ合った仲なのだから、何を恥ずかしがっているのかと思わなくもないが、それを口にするのは色々と藪蛇なのでツッコンだりはしないが。

 

「ほら、いい加減にタオル取ろうよ」

「で、でも~……」

「ほらほらっ!」

「あっ!」

 

 フブキの抵抗も虚しく、ミオの手により呆気なくタオルは取り払われる。

 その下から現れたのは水色のトップがフリル状の布で覆われ、下はボトムではなく紺色のショートパンツという構成となっていた。彼女らしく露出を出来るだけ抑えつつ、それでいて動きやすさを重視した水着だった。

 

「み、見ないで、下さい……」

 

 視線を受け、フブキは顔を赤らめながらプルプルと震えている。

 おそらく恥ずかしさから今すぐにでも逃げ出したいだろうに、そんな彼女を安心させるために努めて穏やかに話しかける。

 

「心配しなくていい。とても可愛らしいぞ」

「か、かわっ!?」

「ああ。このまま俺だけのものにしたいくらいだ」

「~~~~っ!!」

 

 デュラハンが臭い台詞を口にすれば、ボンッとフブキの頭から湯気が上がる。

 そんな彼女を眺めながら、今度はミオへと視線を向ける。

 

「少しは慣れたかと思ったけど、相変わらず恥ずかしがり屋なんだから」

「そういうミオさんも、随分と大胆な水着だな」

「えっ、そうかな? これを勧められたんだけど……」

 

 ミオが着ているのは黒色のビキニタイプの水着ながら、首元までしっかりと布で覆われていた。胸の谷間が直接露出していないので控えめに思えるが、その布地はレースとなっているので実際にはうっすらと透けて見えている。

 

「上品で、とても素敵だ」

「あ、あはは……ありがとう」

 

 ミオも薄っすら頬を赤くしながら、照れるように礼を述べる。

 昔、癒月ちょこから言われた「着飾った女性を褒めるのは男の務め」に従って感想を述べたが、どうやら正解だったらしい。ただ、それと同時に周囲から向けられる敵意とも違う、嫉妬と羨望の入り混じった視線もひしひしと感じていた。年頃の、それでいてそれぞれ異なる魅力を放つ四人の美女美少女に囲まれた男に対する妬みからくるものだった。

 

「それで、今日は具体的に何をするんだ?」

「取り敢えず、海水浴ならではのことをしようかなと思ってます」

 

 それからマリンの説明のもと、海水浴を楽しむこととなった。

 ひざ下まで海水に浸かる位置まで海に入って互いに水をかけあってみたり、うつ伏せに並んで寝転んだ体勢から合図とともに駆け出して旗代わりの棒を取り合ったりと、他にも色々と勇者一行は羽を伸ばしていた。なお、バクニは昼まで魚取りに精を出しており、昼食は彼の取ってきた魚やら貝やらを焼いて腹を満たした。

 それから午後になり、今度はのんびりしようとフブキとミオは浜辺で砂を集めて城や山を作っていた。

 

「んっ、もうちょっとで貫通しそう」

「慎重に、慎重にだよ」

 

 今はトンネルを開通させるべく、フブキは慎重に砂をかき出している。

 フブキも流石に水着姿に慣れてきたのか、四つん這いになりながら作業を続けていると。

 

「あれ、居るのは二人だけですか?」

 

 何処で手に入れたのか、酒瓶を手に歩いてくる。

 ゴクゴクッと軽快に喉を鳴らしながら中身を飲む様は、あまりに堂に入ったものだった。

 

「そうだね。ここに居るのは、ウチたちだけだよ」

「う~……せっかく、あのくさんと良い雰囲気になろうと思ってたのに」

 

 残念そうに、マリンはそう言う。

 改めて周囲を見回したミオは、デュラハン以外にも姿がない人物がいることに気が付く。

 

「あれ、おかゆさんは?」

「もうちょい……あっ、開通した!」

 

 嬉し気な、フブキの声が響く。

 

 

 

 

 一方その頃。

 浜辺から少し離れた海岸沿いの岩陰の裏に件の二人はいた。

 

「ぢゅるっ……じゅぷっ」

 

 そこには四つん這いになり、男の男根をしゃぶる女の姿があった。

 少しばかり足場の悪い地面に直接膝をつき、男の太腿を両手で押さえながら顔を上下に動かし奉仕を行っている。

 

「じゅるるぅ……んちゅっ」

 

 じゅぽっ、んぼ、という卑猥な音を立てながら舌を絡める。

 半起ちだった男根は生暖かく湿った口腔内で包まれ、更にじっくりと濃厚に舌で肉竿を刺激され、瞬く間に血管が浮き出るほどに固く勃起する。そこで一度口から放すと、敏感な亀頭部分をチロチロと舌先で舐める。

 

「うっ」

「こんなに硬くしちゃって、イケナイ子だ」

 

 おかゆは悪戯っぽく微笑みながら、反り立つモノを見つめる。

 そこから再び口を近づけると亀頭の裏筋をゆっくりと舐め、次にカリ首の裏側に舌を這わせ、尿道口に尖らせた舌先を捻じ込みながら右手で竿を扱く。

 

「ん、んぅ……ぢゅ」

「くぅっ」

 

 ぴくっと男の腰が痙攣するのを見て、おかゆは楽しそうに目を細める。

 続けて今度は、口いっぱいに肉棒を含むとジュポジュポと激しく顔を動かす。

 

「じゅるっ、じゅるるるぅっ!」

 

 まるでバキュームのように吸い上げる。

 懸命に肉棒をしゃぶる彼女を労うかのように頭を撫でれば、サラサラとした艶のある髪は触り心地が良く、時折指先に頭頂部に生えた猫耳が接触するのも愛おしい。そうして暫く触っていたが、暫くして手を止めると、頭から離れてそのまま下へと向かう。顔の横を通り過ぎ、薄布一枚に守られた柔らかな膨らみへと辿り着くと、そっとその表面に触れる。

 布越しであっても手に伝わる柔らかさは全く損なわれることはなく、軽く力を込めるだけで指先が沈み込む感触を楽しむように揉む。むにゅ、もにゅっと波打つように五指を躍らせれば、ビキニ越しでも分かるぐらいにピンと尖った乳首の存在が手の平を押し上げる。

 

「んふぅ……んっ、ちゅっ」

 

 一方のおかゆは、嫌がるどころか寧ろ悦ぶように艶めかしい吐息を漏らしながらフェラを続ける。

 水着は肌に張り付くようにデザインされているので指先に伝わる感触はほぼ生乳と等しい。また薄手の布地では乳肉を十分に支えきれず、弾力と重量のある柔らかい乳房がグニッグニッと縦横無尽に形を変え、指が沈み込めば沈み込むほど淫靡な手応えが返ってくる。やがて布地だけでは満足できなくなったのか、デュラハンの左手は水着に指を掛けると、グイッとずらせば乳首が空気にさらされる。既に硬くなった突起物を人差し指の腹でグニグニと弄れば、コリコリとした感触が伝わってくる。

 

「んっ……じゅぷっ」

 

 軽くとはいえ、与えられる快楽におかゆの動きも少し鈍る。

 そして本人は気付いているか定かではないないが、彼女も興奮してきたのか腰をへこへこと小刻みに揺らしていた。

 

「おかゆ、そろそろ」

「ぢゅっ……ん」

 

 口に咥えていた肉棒を放し、おかゆは立ち上がる。

 それからデュラハンに背を向けるように近くの岩場に両手をついてから振り返り、誘うようにふりふりと臀部を振って見せる。彼女が身に着けている紫色の水着、そのクロッチ部分は他と違って黒っぽくなっているのが分かる。何故そうなったのかなど聞くことも野暮なほど、おかゆの準備具合も把握できた。

 デュラハンはおかゆの後ろに立つと水着のボトムを横へとずらし、血管が浮かび上がる程に反り立った反り立った剛直を片手で支えながら秘部へと添える。ぷにぷにと肉付きのよい、それでいて瑞々しい桃尻を掴めば、手に吸い付くような肌の張りや弾力が堪らない。乳房と違った感触を堪能しながらも、腰を前へと押し出せばずぶずぶと蜜壺に男根が呑み込んでいく。

 

「んっ、はあぁぁぁ」

 

 入り口こそ侵入を拒むように狭いが、十分すぎる程に濡れそぼった雌穴は肉槍を受け入れる。

 柔らかな膣肉をかき分けながら根元まで挿入されれば、膣全体が肉棒の存在に歓喜の声を上げるかのように締め付けてくる。その感触を少しの間楽しんだ後、デュラハンはゆっくりと腰を引いていけば、膣内の襞が名残惜しそうに絡み付いてくる。雁首が抜けるギリギリのところで一度止まり、そして再び前へと押し込む。

 

「あんっ♡」

 

 パチュンッ、と小気味良い音が響き、同時におかゆの口から可愛らしい喘ぎ声が零れる。

 そして根元まで入り込んだ肉棒を間を置かずに引き抜き、今度は勢いよく最奥まで突き入れる。ずちゅっという水音が立ち、肉と肉がぶつかり合う音が岩場に木霊する。そうして幾度も膣内を穿っていけば、ぶちゅりと淫猥な水音を立てながら愛液が溢れ出し、抽挿のたびに結合部からはドロリとした愛液が溢れ出し、内ももを伝ってポタポタと滴り落ちる。

 

「んっ、あんっ♡ もっと、んぅ、激しくしてぇ」

「ここか? ここが良いのか?」

「ああぁあっ、そこぉっ!」

 

 求められるままに、ピストン運動を繰り返す。

 これまで何度も身体を重ねてきたのだ、デュラハンにはおかゆの弱い所は既に把握していた。そこを重点的に攻めてやれば膣壁がうねるように絡みつき、肉竿を強く締め付けてくる。子宮口をノックするように亀頭を押し付ければ、子宮が下りてきてキスをするかのように吸い付いてくる。まだピストンの速度としては最大ではなかったが、おかゆの限界は近かった。

 

「ぼ、ボク、んぁっ、い、イキそう♡」

「ああ、俺もそろそろ――」

「あれ、そこにいるのはあのく君?」

 

 二人っきりの空間に突如響いた声に、思わずデュラハンの動きが止まる。

 下を向いていた彼が顔を上げてみれば岩場の向こう、少し離れた場所からこちらを見るミオの姿があった。一瞬、おかゆとの行為が見られたのではと焦るが、彼女の様子からして未だ気付いていないらしい。確かに彼の目の前にある岩場が目隠しになってくれているお陰で、どうやらミオからはデュラハンの頭ぐらいしか見えないようだ。

 

「あ、ああ……み、ミオさんはどうしたんだ?」

「あのく君やおかゆさんの姿が見当たらなかったから、何かあったのかと思って探しに来たんだ」

「そ、そうなんだ……こ、ここには俺しかいないぞ」

 

 何とか誤魔化そうと、デュラハンは説明をする。

 下に居るおかゆも状況を察してか、ジッと黙り込んで状況を見守っている。

 

「そっか。この辺りだと磯の臭いが強くて、全然鼻が利かないんだよね」

 

 そう説明しながら、ゆっくりとミオは近付いてくる。

 この辺りは岩が乱立していて足場が悪くなっているので、直ぐには迂回してこれないのだ。

 

「み、ミオさん、ちょっと待ってくれないか!?」

「ん? どうかしたの?」

 

 何とか言い訳を考えなければ。

 そう思考を巡らせるデュラハンを尻目に、おかゆは自らの腰をゆっくりと動かし始めた。それは決して激しいものではなく、非常に緩やかなものであったが、確実に快楽を得るものであった。

 

「コ、コラ」

「えっ? なんて言ったの? 波の音もあるからうまく聞こえなくて」

「あっ、いや、ぐっ……」

 

 真相を知らないミオは、明らかに訝しんでいる。

 デュラハンも何とかせねばと考えるが、下腹部から送られる快楽信号にうまく頭が回らない。

 そんな彼に対し、おかゆはにやぁとした意地悪な笑みを浮かべながら、更に腰の動きを加速させる。パンパンッと肌と肌がぶつかり合う音が響き、結合部からは大量の蜜が流れ落ちる。更にキュウキュウと膣内も肉棒を締め付けてきていて、精液を出せ出せと訴えかけるように妖しく蠢いている。

 

「あのく君? もしかして具合が悪いの?」

「だ、大丈夫だ。何とも、ないぞ」

「ん~……本当? その割には何だか苦しそうだけど」

 

 疑問符を浮かべるミオを尻目に、おかゆの腰の動きは止まらない。

 寧ろ激しさを増し、これ以上は如何に波の音があっても隠し通すのは難しいだろう。

 

「とにかく、そっちに向かうから」

「そ、それは拙い!」

「ど、どうしたの? 何かあったの?」

「……じ、実は訳あって水着を脱いでいるんだ」

 

 苦しい言い訳だったが、多少なりは効果はあった。

 ミオは歩みを止め、困惑した様子でデュラハンの顔を見ていた。

 

「えっ、どういうこと?」

「あーっと、その……にょ、尿意を催してしまってだな? ここで済まそうと思ってな」

「そ、そうなんだ? えーっと、その、ごめんね? じゃあ、ウチは先に戻ってるから」

「お、おう……」

 

 ミオは気まずそうに言い、踵を返してその場から去っていく。

 彼女に怪しまれる心配のないところまで遠ざかった所で、デュラハンは安堵の息をもらした。

 

「あれぇ、ミオちゃん。離れて行ったの?」

「……ああ、そうだよ!」

 

 そう返答すると同時に、おかゆの臀部目掛けて平手を繰り出す。

 力こそ籠っていないが、ペチンッと乾いた音と共に尻の肉が弾み、連動するかのように膣壁がキュッと締まる。

 

「あぁんっ♡」

「こっちは、バレるんじゃないかと、心配している、って言うのに! 何度も、何度も、動いて!!」

 

 一度だけじゃ飽き足らず、デュラハンは二度三度と平手打ちを繰り返す。

 真っ白だったおかゆの尻肉は赤く腫れあがり、見るからに痛そうではあった。

 

「ご、ごめんなひゃいぃっ♡」

 

 おかゆは謝罪を口にするが、その表情は痛みに顔を歪めるではなく、何処か恍惚としたものとなっていた。膣内の反応からしても、彼女が悦んでいるのは明白であり、叩かれるたびに内壁が痙攣するように収縮するのが伝わってくる。

 

「本当に分かってるのか、このエロ猫は!!」

「お゛ごぉっ!!」

 

 怒気を孕んだ声で言うのと同時に、おかゆの体を岩場に押し付けながら一気に貫く。

 どちゅんっという音を立てて子宮口を押し潰すと同時、おかゆは目を剥きながら濁った悲鳴を上げる。その拍子にキュンキュンと膣肉が蠕動し、きつく絡みつく感触に肉棒が歓喜するように脈動する。

 

「お゛っ、お゛っ♡ んあぁあっ♡」

 

 ぱんっぱんっと肉同士がぶつかり合う音が響く。

 おかゆは何とか目の前の岩に手を付いて身体を支えているが、繰り返される力強い抽挿に腕はプルプルと震えていた。その衝撃に乳房がだぷんだぷんと重たそうに激しく揺れ、ベチベチッと岩にぶつかる。結合部からはぶちゅりと泡立った愛液が噴き出し、地面に滴り落ちては砂浜に黒っぽい斑点を幾つも作る。暴力的なまでの責め苦に対し、おかゆは完全に理性を失い獣のような喘ぎ声を上げていた。

 

「お゛っ♡ あひっ♡ い゛ぐぅっ♡」

 

 汗ばんだ背中から放たれる、本能を刺激する香りが鼻腔を擽る。

 発情しきった雌の匂いに誘われるようにおかゆの身体に覆いかぶさるように腕を回し、そのまま両手で左右の乳房を指先が埋まるほど強く鷲掴みにする。それだけでおかゆはビクンッと身体を跳ねさせ、膣内の締め付けを一層強くする。手の中の乳房を揉みしだきながらも腰を激しく振り続け、ぐちゅっずちゅっと淫らな音を響かせながら膣壁を抉り返す。

 

「いくいく、お゛っ、イグイグ♡ イグッ♡♡」

 

 デュラハンの腕の中で、おかゆは絶頂を迎える。

 身体を大きく仰け反らせながら、蕩け切った表情を浮かべたまま、ビクビクと断続的に痙攣を繰り返す。満足げな表情のおかゆに反し、まだ射精していないデュラハンは今度はこちらの番だとばかりに、絶頂の余韻に浸る暇もなく抽挿を再開する。

 

「まっ、いま、い゛った、ばっかぁっ♡」

「もうちょっと付き合ってもらうぞ」

 

 おかゆは絶頂したばかりで敏感になっているため、ほんの少しの刺激にも大袈裟に反応する。両胸を掴んでいた手を離し、今度は彼女の両の二の腕を掴んで上半身を後ろへと軽く引っ張りながら強く腰を打ち付ける。

 

「ンぐっ♡ お゛っ! あ゛あ゛ぁぁぁあっ!!」

 

 理性を失った獣のように、おかゆは叫び声をあげる。

 現場を知らない者がそれを聞けば、危険な魔物が近くに潜んでいるのではと勘違いしてしまいそうな程だった。ただ、この場に居る二人にはそんな周りのことなど気にする理性など残っておらず、がむしゃらに快楽を互いに求めるのみ。

 

「はぁ、はぁ、おかゆ!」

「ひゃんっ♡ んぁっ、あぁん♡」

 

 デュラハンは目の前に見える、おかゆの白い肌に吸い付く。ちゅぅっと強く唇を当てれば出来上がったその紅い花弁に、まるで自分の所有権を示すような感覚に優越感を抱く。

 その間も腰の動きは一切止めず、欲望をぶつけるかのように最奥を突き上げ続ける。

 

「い゛ぐっ、イグっ♡」

「またイクのか? 本当にいやらしい女だなっ」

「ひゃんっ、だ、だってぇっ♡」

「ふっ、俺も出すからな。はぁ、受け止めろ!」

「だ、だひてっ。ボクの、しきゅうにぃぃっ♡」

 

 お互いに限界を迎え、ついに絶頂へと上り詰める。

 最後の一撃として力強く叩き付ければ、ボコッとおかゆの胎が内側から盛り上がった。

 

「お゛ぉっ!? あ゛ぁぁぁぁあああぁああああっ♡♡♡♡」

 

 おかゆが何度目かの絶頂を迎えると同時に、膣の最奥で亀頭の先端が爆ぜる。睾丸からマグマのような灼熱の奔流が子宮の中へと流れ込み、その熱さに子宮が悦びに打ち震える。その衝撃におかゆはおかゆは身体を大きく弓なりに逸らしながら身悶え、同時に膣内の肉壁が蠕動し、一滴残らず搾り取るように収縮する。

 暫くして射精が終わり、ずるりと肉棒を引き抜けば栓を失った肉穴からどろぉっと白濁液が垂れ落ちる。

 同時に解放されたおかゆは支えを失い、ぺたんとその場に座り込んでしまう。

 

「んっ……はぁ♡ こういうのも、たまには悪くないね」

「はぁ……せめてもう少し安心できる場所にしてくれ」

 

 にへらっと笑いながら、おかゆは振り返る。

 満足そうな彼女の様子に、デュラハンは少し疲れた様子でそう告げる。

 それから暫くして身支度を整えた後、腰の抜けているおかゆを背負ってデュラハンは仲間のいる方へと戻っていった。

 

 




◆ジャック
 種別:ラフネック・シードラゴン 種族:海竜 危険度:Ⅲ
 体力:6138 魔力:2630 総合戦闘力:8768

 マリンの相棒たる海竜。
 種族としては非常に気性の荒い海の暴れ者であるが、偶々手に入れた卵から孵った個体を彼女が手ずから育てた結果、今となっては共に大海原を旅する相棒となる。口から放つ高水圧のブレスの威力はすさまじく、大抵の船舶は一撃で沈められる。

イメージはFF5に登場する海竜です。
あちらと違うところは、哀しい最期を迎える予定はないことです。


クリック? クラック! また今度。

フレアの立ち絵が適してる?(あるいは好み?)

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