※この作品はR-18です。

Holo Quest   作:轟th

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言い訳になりますが、今回も何故か駆足気味になってしまいました。
やはり休日出勤するからか、あるいは単純にモチベの問題なのか。
兎も角、もうちょっと余裕持って終わらしたいのにできない。
前にも言ったかと思いますが、エロシーンは書くのにカロリーを使います。カロリーという表現で合ってるかは定かではありませんが、普通に執筆するより疲れます。私だけかな?
そんな訳で、展開が急に思えるかもしれません。


では、本編をどうぞ。



黒の領土:セーグル帝国
scene.39


 そうして迎えた出航当日。

 海賊船が停泊する港では朝から船員たちが物資の積み込みやら、船体の最終点検など慌ただしく動いていた。そんな船に乗船すべく自分たちの準備を済ませた勇者一行も港を訪れ、昨日はあれだけ飲んでいたと思えない働きぶりの船員たちに感心しながら船へと乗り込んでいく。渡り板を上がって甲板へと出れば、そこには椅子に座ったマリンが彼らを出迎えた。

 

「あっ、宝鐘さん。おはようございます!」

「み、皆さん。おはようございます」

 

 元気よく挨拶するフブキに対し、マリンは何処か疲れた様子で返す。

 軽く手も上げてはいるが、僅かに震えているのが見える。

 

「どうかされたんですか?」

「その、ですね……少しばかり腰の調子が良くなくてですね」

 

 そう言いながら、苦笑いを浮かべている。

 事情を知らない面々は心配そうにするが、原因が分かっているだけにデュラハンは視線を逸らす。昨晩は結局、明け方近くまでろくに休みなくマリンと致し続けていたので腰への負担は相当だったのだろう、流石の海賊と言っても短時間では回復するには至らなかったようだ。

 

「大丈夫なんですか?」

「大人しくしてたら問題ないですよ。ただ、案内は出来ないんで、代わりに部下にさせます」

 

 そう言って、マリンは近くにいた船員を呼びつける。

 指示を受けた部下は元気よく返事をし、勇者たちを船内へと案内しようとした矢先。

 

「おーい!! 俺たちも乗せてくれーー!!」

「――ん?」

 

 甲板にいた皆が声のした方に視線を向ければ、そこには荷物を抱えて走ってくる複数の人影が見えた。未だ距離があったので確実ではなかったが、向かってくる人物たちにフブキたちは見覚えがあった。

 

「あれって……」

「……ああ、自称勇者たちだな」

 

 誰からともなく発せられた言葉に、デュラハンが答える。

 向かってきているのは確かにオリュザ火山の温泉村に残った剣士のリバティと、その仲間である僧侶と魔法使いであった。

 彼らは桟橋まで来ると、近くにいた船員に改めて乗せてもらうように頼む。

 

「この船は黒の領土に向かうんだろう? 俺たちも乗せてってくれ!」

「キャプテーン! どうしますかー!?」

「んー……料金を支払ってくれるならあたしは構いませんが、皆さんも良いですか?」

 

 マリンは確かめるように、フブキたちへと振り返る。

 三人くらいなら乗船させる余裕はあったが、今回の客は彼女たちだったので許可を求めたのだ。

 

「私たちはあくまで乗せてもらってる身です。宝鐘さんたちが良いのなら、文句はありません」

「分かりました。その人たちにルールと、料金の説明をしてくださーい!」

「アイアイ!!」

 

 マリンの言葉を受け、船員はリバティたちに説明を行う。

 少しして彼らもまた渡り板を歩いて甲板へと上がり、そこでフブキたちの存在に気が付く。

 

「なんだ、お前たちも一緒なのか!!」

「ど、どうもです」

 

 声を掛けてくるリバティに、フブキは何とも言えない表情で挨拶を返す。

 片や聖剣を携える勇者と、片や自称勇者を名乗っている剣士。

 フブキもここで自身が本物であると伝えれば、無用な争いを生みかねないと考えてあえて言わないでいた。それは仲間も察していたので、リバティたちの前で敢えてその話題を出そうとはしなかった。ただ、彼女らのそんな空気も察していないのか、リバティは話を続ける。

 

「しかしなんだな、こうして出会えたのも何かの縁。お前たちが望むなら、俺様のパーティに加えてやってもいいぞ!」

 

 偉そうに、リバティはそう宣言する。

 なお、彼の言う「お前たち」にはデュラハンとバクニの男性が含まれていないのは視線からも明らかだった。

 フブキを初め、ミオとおかゆの三人は誰が見ても認める程の美少女であり、そんな彼女たちが仲間となればもしかしたらと期待するのも無理はないことだった。リバティの仲間である僧侶のタコマもまた整った容姿はしていたので美人であることに変わりはなかったが、スタイルについては残念の一言であり、三人と比べてしまうとどうしても霞んでしまうことは否定できない。

 

「お断りします」

「結構です」

「んー、ヤダ♪」

 

 バッサリと、即答で三人は断る。

 自身の誘いに全く悩むそぶりもなく拒否されたことに、ビシッとリバティも固まってしまう。

 

「船員さん、それより案内してもらえますか?」

「えっ? あ、ああ……つ、付いてきてくれ」

「お願いします」

 

 何事もなかったようにフブキは船員に声を掛ける。船員の方はチラッと確認するようにリバティの方を見たが、そっとして置こうと判断したのか自身の仕事を優先することにしたようだ。

 ぞろぞろと一団が移動を開始し、彼の仲間のタコマとコメットは互いに顔を見合わせた後、同じように船内の案内について行く。甲板に独り残されたリバティが回復したのは、それからしばらく後のことだった。

 

 

 

 

 そうして海賊船が就航してから、既に六日が経とうとしていた。

 これまでの道中は一筋縄でいくはずもなく、如何に海竜のジャックが船をけん引していることで弱い魔物が逃げていくと言えど、中には関係なく船舶を襲撃してくる魔物も一度や二度ではない。とは言っても船員も含めて全員が腕が立ったので、襲い来る海の魔物は追い払うか返り討ちにしていった。

 ただ魔物だけが脅威の全てではなく、寧ろ本当の敵は海そのものだと言えるだろう。

 道中では船が転覆しかける程の嵐に見舞われたり、視界を塗り潰す程の濃霧の奥から這い出してきた幽霊船に襲われたりもした。

 前者の方はマリンの的確な指示に全員が一致団結することで乗り越え、後者は骸骨兵よりも恐怖のあまりミオが戦線離脱したこと以外は問題なく撃退することに成功する。因みに最後には至近距離から大砲を浴びせることで、幽霊船は今度こそ海の藻屑となっていた。

 そうして件の黒の領土まで後少しと迫った海域にて、勇者一行は甲板に集まっていた。

 

「そう言えばさ」

「ん?」

「今更なんですけど、黒の領土ってどんな所なんですか?」

 

 船の手摺りに寄り掛かりながら、ふと疑問に思ったのかフブキはそう言った。

 それに応じるように、いつものようにデュラハンが言葉を紡ぐ。

 

「黒の領土は大きく縦に伸びた大陸となっているが、その下半分を支配しているのが『セーグル帝国』だ。帝国がどんな国かと言えば、簡単に言えば軍事に重きを置いている国家だな。少なくとも現代の皇帝は魔物の討伐、もとい魔王軍に対しても精力的に動いているが、実際の所は何とか食い止めているという噂だ」

「へぇ~」

「本当かは知らないが、正規の帝国兵ともなればほぼ全員が戦闘力は六千越えが当たり前、八千に届いている者も少なくないとか」

「えっ、八千って……それって冒険者なら白銀級ってことじゃないですか!?」

 

 白銀級ともなれば、望めば爵位だって与えられる強さである。

 フブキの祖国であるコーンフィールド王国でも、その高みに到達できている者は一人として居ないというのに。過去には確かに白銀級に到達した者も居るらしいが、現在の騎士団長でも八千には手が届いていないらしい。

 そんな実力者が何人もいると言われれば、フブキが驚くのも当然と言えるだろう。

 そうして話していると。

 

「おーい! 陸が見えてきたぞー!!」

 

 見張り台に居た船員が、声高らかに叫ぶ。

 それを聞いたところで話はお開きとなり、全員の視線が前方へと向けられる。

 確かに船員の言う通り、ずっと広がっていた青い大海原の向こう側に陸地らしきものが見えてきた。この船、もといジャックの速度なら後三時間ほどで港町に着くことが出来るだろう。

 

「いよいよ、黒の領土……あそこを抜けた先が魔王城のある赤の領土だ」

「き、気合が入りますね!」

「頑張っていこう!」

「うむ! 気を引き締めるのである!」

 

 デュラハンの言葉に、全員が意気込みを新たにする。

 この旅の目的である魔王討伐は目前に迫っており、きっとこれまで以上の危険が待ち受けているかもしれない。それでも彼女たちは臆することなく、前だけを見て進む覚悟を決めていた。

 そうして海賊船は速度を落としながら、黒の領土の玄関口たる港町『クワス』へと入港する。

 

「それでは皆さん、お達者で!」

 

 一週間とは云え、世話になったマリンたち海賊に別れを告げ、フブキたちは町へと降り立つ。

 予め準備していたとはいえ、流石に途中で補給地点のない弾丸航海だったので当然こちらでも物資の補給が必須だった。それに何より航海中はいつ問題が発生するか分からないので休息も軽くしか取れていなかったので、慰労を兼ねて数日はここで滞在することになっていた。なお、リバティたちは先を急いでいるのか、一足先に帝都へと向かっている。

 

「じゃあボクは情報収集に行ってくるから、また夜にね」

 

 そう言って、おかゆは町中へと消えて行った。

 集合地点は決めていたので残った面々も、各自が自由に行動しようと解散する。

 

 

 

 

 それから数時間が経ち、一行は酒場にて集合していた。

 いつも通りではあるが、食事を取りながらおかゆの集めた情報を共有するのだ。

 

「おかゆさん、何か収穫はありましたか?」

「ん~、ちょっと時間がなかったから少ないけど、幾つかは仕入れられたよ」

 

 そう前置きをしてから、彼女は情報を話し始める。

 

「あのく君の言っていた通り、帝国では魔王軍と徹底抗戦の構えを取っているけど……最近は少し大人しいみたい」

「大人しい、とは?」

「皇帝は元々はかなり苛烈な人で、自分に敵対する者には情け容赦ない人物として知られていたみたい。けど、五年位前に息子さんを亡くしてからは以前のような苛烈さやすごみが表に出てこなくなって、更にはここ数ヶ月はまるで別人のようになったって噂されてるよ」

 

 おかゆの話に皆が耳を傾ける中、デュラハンはその話に身に覚えがあった。

 

(五年前……ああ、あの時の大規模遠征のことか)

 

 それはちょうど、魔王が代替わりして間もない頃だった。

 魔王というのは世襲制ではなく、弱肉強食という魔物の本質が反映されるので最も強い者が新しい魔王として君臨する方式を古くから続いている。当代の魔王も五年ほど前に先代を打ち倒したことで代替わりしており、そんな折に皇帝は一万に及ぶ軍勢を率いて赤の領土へと進軍してきたのだ。それは魔王が就任して間もないことを知ってのことか、あるいは野心の表れかまでは不明だが、どっちにしても赤の領土に攻め込もうとしたのは間違いなかった。

 当時は未だ魔王軍も現在のように完成しておらず、戦力になる配下はデュラハン一人しか居なかった。

 だが、逆に言えば魔王の威光を世界に示す千載一遇の機会とも言えた。

 それ故にデュラハンは魔王と共に打って出て、迫る帝国軍を真正面から叩き潰すこととなった。

 

(あの時の陛下は凄まじかった)

 

 一撃で軍勢の半数を壊滅させた場面は、今でも脳裏に焼き付いている。

 その後は残った半分の処理をデュラハンが任されたが、その中に皇帝の嫡男が混じっていたのかまでは正直覚えていない。最初の一撃で軍勢の戦意は完全に喪失していたので、もはや戦いと呼べるものではなく単なる後始末に近い形になっていたからだ。彼が覚えているのは、這う這うの体で皇帝が撤退していく様子くらいなものだ。

 デュラハンがそんな風に昔を思い出している間も、おかゆの話も終わっていた。

 

「ま、詳しいことは分かんなかったけど、今のところはそんな感じかな」

「そうですか……ありがとうございます」

 

 おかゆの報告に、フブキは礼を述べる。

 一旦区切りをつけた所で、店員が注文した料理を持ってくる。

 ここでの滞在は後一日を予定しており、明後日の朝までには出発することとなった。

 

 

 

 

 その日の夜。

 酒場から宿へと戻った一行は、それぞれの部屋へと散って行く。

 閑散期なのか宿屋は空いていたので、フブキとミオは同室にし、残りの三人はそれぞれ個室となっている。デュラハンは別にバクニと同室でも構わなかったのだが、何故かおかゆと、それからミオの後押しにより個室を取ることになっていた。

 そんな訳でデュラハンは一人部屋で、ぼんやりと窓から見える夜空を眺めていた。

 

「……そう言えば、俺はどうやって抜ければいいんだ?」

 

 ふと、そんな考えが頭に浮かぶ。

 ここまで勇者の仲間として旅してきたが、離脱のタイミングについては考えてもいなかった。

 主である魔王からの命は、勇者を王の元へと導くこと。

 このままいけば、勇者一行の一人として彼の方の前に立つことになってしまう。

 そんな風に今後のことについて考えていると、コンコンッと扉が叩かれる。

 

「ん? 誰だ?」

 

 一体誰だと訝しみつつドアを開ければ、そこに立っていたのはミオだった。

 ただ、服装はいつもの旅装でもなければ簡素な寝間着でもなく、マントのようなもので身体を覆っている。

 

「……ミオさんか。どうした?」

 

 不思議に思いながら声を掛ける。

 ミオは頬を僅かに赤らめながら、おずおずといった様子で口を開く。

 

「えっと、ごめんね? ちょっとだけ、時間をくれるかな」

「それは構わないが……どうした?」

 

 立ち話も何なので、室内へと招き入れる。

 ただ中程度の宿の個室なので椅子は一脚しかないので、必然的にデュラハンはベッドに腰掛ける。しかし室内に入ってきたミオは椅子に座ることはなく、部屋に入って数歩の所で棒立ちになりながらもじもじとしている。

 

「ミオさん、どうしたんだ?」

「あの、えっと、その……う、ウチ!」

 

 やがて意を決したように要件を告げようとした矢先、再び部屋の戸が叩かれる。

 デュラハンは片手でミオを制してから、ベッドから立ち上がって扉を開けてみれば、そこにはおかゆが立っていた。その服装は麻のシャツとショートパンツというラフな服装に身を包んでいる。

 

「おかゆ、どうかしたのか?」

「うん、遊びに来たんだけど……誰かいるの?」

「ああ。今し方、ミオさんがやってきてな」

「ふーん?」

 

 デュラハンの肩越しに、おかゆはミオを見る。

 ミオの方はおかゆが来るとは思っていなかったらしく、少しばかり慌てている様子だ。何というか拙い所を見られたと言わんばかりの表情をしており、それを見て何かを察したのかにまぁっとした笑みをうかべながらおかゆは部屋に入り込んでドアを閉める。

 

「おっ、おい」

 

 デュラハンが声を掛けるが、おかゆは彼の横を素通りしてミオの側に近寄る。

 

「ミオちゃんも、やっぱり女の子なんだねぇ」

「な、何のことかな。ウチ、ちょっと話をしに来ただけだから」

「ふーん……じゃあ、これは何かな!」

 

 言うが早いか、おかゆはミオの纏っているローブをずり下ろす。

 不意をつかれたせいか、ローブはするっと地面に落ちてしまい、ミオの姿が露わになる。

 ミオの服装はおかゆのようなシャツやショートパンツといった類のものは一切着ておらず、身に纏っていたのは上と下の下着のセットだけだった。それは黒色にレースの刺繍が施された下着は普通のものではなく、それぞれに縦のスリットが入っていて大事な部分は全く隠されていない代物であった。おかゆ程ではないが豊かな膨らみの先端は隙間から顔を覗かせ、下に至っては大事な茂みが丸見えとなっている。

 

「わぁお。ミオちゃんったら、だいたーん!」

「い、いやこれは……その……」

 

 何と恥ずかしい恰好をしてきたのか、ミオは顔を真っ赤にしながら狼狽える。

 自分から着て来たくせに何を恥ずかしがっているのかという話だが、それはそれとしてミオは両腕で身体を隠そうとする。そんな彼女に対しておかゆは背後から抱き着くように、片方の乳房と下腹部へと手を伸ばす。

 

「隠しちゃダメだよ。あのく君に、ミオちゃんの恥ずかしい所見てもらおう?」

「う、ウチは……」

「ボクが来なかったら、本当は二人っきりでエッチなことするつもりだったんでしょ?」

「そ、そんなこと……」

「こんなえっちぃ恰好しておいて、嘘はよくないよ」

「うぅ……」

 

 耳元で囁かれ、ミオは黙り込んでしまう。

 最早何も言えないのか俯いて黙り込み、そんな彼女の乳房と陰核をおかゆは指で弄り始める。下から支えるように持ち上げながら指の腹で乳首を捏ねりながら、もう一方の手はショーツに入ったスリットに沿って這わせていく。

 

「あっ……」

 

 思わずミオは声を漏らしてしまう。

 ただ直ぐに手で自分の口を塞ぎ、淫靡な声が漏れないようにする。

 

「ミオちゃんのここも、もう濡れてるよ。期待してたんでしょ?」

「む~っ! んっ、ふぐっ」

「あのく君のオチンチンで、ずっぽずっぽってされるの想像してたんでしょ?」

「んっ、ふっ! ちが、ひぅ!」

 

 耳元で煽られながら、ミオは首を横に振る。

 だが、どれだけ言葉で誤魔化そうと、おかゆの指が生み出す快感は誤魔化すことが出来ない。

 普段は抑圧している淫蕩な欲望もまた、この時ばかりは否定することは出来なかった。

 

「あのく君、ほら。ミオちゃんのここも準備万端だよ」

 

 そう言いながら、おかゆはミオの陰部を弄っていた手をデュラハンに見せる。

 確かに愛撫が始まって間もないのに、手の指と指の間には透明な粘性の橋が架かっており、彼女の興奮度が見て取れる。

 

「あのく君も、こんなエッチなミオちゃんに興味湧いてきたんじゃない?」

「あ、ああ……」

「なら早く脱いじゃいなよ。ミオちゃんにだけ恥ずかしい恰好をさせるのはフェアじゃないよ」

 

 おかゆに言われるがまま、デュラハンは衣服を脱いでいく。

 既に立派なテントを形成していた肉棒は解放されたことで、ぶるんっと天を衝くように勢いよくそそり立つ。それを見たミオは目を逸らすどころか、じっと魅入られたように注視しているが、本人はそのことに気付いた様子はない。その間におかゆも下着も含めて全てを脱ぎ去ってから、再びミオへと抱き着いた。

 

「ミオちゃんも準備万端みたいだし、こっちに行こうか」

「えっ、ちょっ!?」

 

 そう言うや、おかゆはミオの身体を後ろへと引っ張る。

 前に集中していたのと、突然のことだったのもあり、ミオは踏み出しが間に合わず後ろ向きに倒れる。

 ボスンッと音を立てて二人はベッドに倒れ込み、おかゆはそのまま後ろから腕と脚を絡めて動けないように拘束する。

 

「ね、猫又さん。は、放して!」

「もう暴れないの。ほら、あのく君も、見てないで早く挿れてあげなよ」

 

 ミオの懇願に耳を貸すことなく、おかゆはそう促す。

 その言葉にデュラハンもまたベッドへと上がり、抵抗できないミオへと近づいていく。

 

「ちょ、待って……あのく君!」

「ミオちゃんも観念し――お゛お゛ぉっ!?」

 

 突然の衝撃に、おかゆは思わず声を上げる。

 デュラハンは固くそそり立った肉棒をミオ――ではなく、おかゆの膣へと挿入したのだ。いくら何度も身体を重ねてきたとは云え、ろくに濡れていない状態でいきなり膣奥まで突かれたことで、その瞳には生理的な涙が浮かんでいた。

 

「な、なんで、ボクの方に……!?」

「元々、お前もする気だったんだろ? なら前後しても大差ないからな」

「い゛っ! あのく君、何か怒ってる?」

 

 突かれる度に身体が揺れ、声が漏れる。

 最初は痛みの方が勝っていたが、それでも徐々に快楽へと傾いていく。

 

「怒ってはないな。ただ、ミオさんは乗り気じゃないみたいだからな」

「そ、そんなこと、あんっ♡」

 

 ミオの脚に自分の脚を絡めて固定しているので身動きがとれないおかゆに対し、デュラハンは構わず剛直を叩き込んでいく。ばちゅんっばちゅんっと激しい水音を響かせ、同時に卑猥な悲鳴も部屋中に響き渡る。何度も身体を重ねてきたおかゆの弱点は既に知り尽くしており、どう動けばいいのか、どこを突かれると弱いのかは考えるまでもなく攻めることが出来る。

 

「んっ♡ ひぐっ、あっ♡」

「………」

 

 おかゆの下の口からは、愛液が洪水のように溢れ出していた。

 だらしない表情を浮かべる彼女を、至近距離から見つめるミオの胸中は複雑であった。

 

(……いいなぁ)

 

 先程まで恥ずかしさが勝っていたミオだが、こうして目の前で行われる淫行を見続けていると羨ましさが芽生えていた。

 元より、デュラハンとの一晩の蜜月を期待して彼の部屋を訪れていたのだ。

 それが何の因果か、自分ではなく後から来たおかゆがそれを味わっているではないか。

 ただ狡いという感情は、彼女の痴態を見せつけられたことで身体は疼き、徐々に思考も淫靡な方へと傾いていく。

 

「あ゛っ♡ いく、いっくうぅ♡」

「っ……!」

 

 びくんっと、おかゆの身体が跳ねる。

 どうやら見蕩れている間に、二人が一戦やり終えるぐらいの時間が過ぎていたようだ。

 膣奥で精液を受け止めながら絶頂を迎えたおかゆは弛緩し、それにより拘束から解かれたミオは彼女の上から退く。

 

「……ふぅ」

「あ、あのくくん」

「ん?」

 

 射精し終え、一息ついたデュラハンにミオが声を掛ける。

 チラッとそちらに視線をやれば、彼女はおかゆの直ぐ隣で四つん這いとなり、恥ずかし気に自身の秘裂を見せつけるように広げていた。薄暗いオイルランプの明かりの中で、懸命にピンク色の膣壁を彼に見せ付けていた。

 

「お、お願いです……ウチのことも、その……いっぱい可愛がってほしいよ」

 

 口から零れ出る言葉は甘ったるく、その表情もまた媚びていた。

 それまでの恥ずかしさは微塵も感じられない程に、妖艶なものとなっている。

 

「――了解」

「んぁぁ!」

 

 言われるがまま、今度はミオに挿入する。

 おかゆの時と比べれば幾らかスムーズに入るが、やはり経験が少ないので随分と狭さを感じる。

 それでも待ち望んでいた彼女に応えるべく、そのままパンパンっと腰を勢いよく打ち込んでいく。

 

「んっ! あっ♡ だめ、ウチ、気持ちいの!」

「くっ、こんなに濡らして……そんなに俺としたかったのか?」

「う、うんっ! 実は……ぁんっ♡ 初めて、した時からずっと♡」

 

 そう言いながら、ミオは自分でも分かる程に乱れる。

 ここ暫く、ずっと自慰の際に思い浮かべていた光景が現実となったことに、否応なしに彼女の興奮は高まっていた。

 口端からは涎を垂らしながら、全身を悦楽の震えが襲っていた。

 

「どうだ! 待ち望んでいたものは?」

「いいのぉ! もっと、ずぽずぽしてくだしゃい♡」

 

 もはや呂律も回っていない。

 そこには普段の落ち着いたミオの姿はかけらもなく、ただ一匹の雌として雄の子種を求める存在となり下がっていた。

 

「ミオさん!」

「んっ! ぢゅっ」

 

 デュラハンはミオの背中に覆いかぶさると、彼女の顔に寄せて唇を奪う。

 当然のように舌を入れ、口腔内をまさぐるように動かす。

 腰を動かすのを一時的に止め、両手を伸ばしてミオの柔らかい乳房を揉みしだき、乳首を捏ねる。

 

「んっ♡ ふっ! ぢゅる……むぐっ」

 

 互いに唾液を交換しながら、次第に二人の呼吸が荒くなっていく。

 ただミオは我慢できないのか、催促するように腰をくねらせる。

 

「んんっ!!」

 

 それに応じるように、デュラハンは再度腰を動かす。

 既に一度は射精しているにも関わらず、きゅうきゅうと締め付けて精液を搾り取ろうとする膣に彼の限界も近付きつつあった。

 

「そろそろ、出るぞ」

「ぷはっ! うん、いいよ! 出して! ウチの膣、子宮を一杯にして!!」

「ぐ……ああ、いくぞ!」

 

 絶頂を迎えるべく、腰の動きを速める。

 力強く早いピストンが十数秒続き、やがて精巣から込み上げてきた濃厚な白濁液が解き放たれる。

 

「ああああぁぁっ♡♡♡」

 

 どぴっどぷっ、と相も変わらずの量の精液が吐き出される。

 最奥に来る熱い奔流の勢いにミオもまた全身を激しく痙攣させながら果てる。

 下腹部が内側から膨らむ感覚を感じながら、彼女は目を蕩けさせるように絶頂の余韻に浸る。

 

「はぁはぁ……ぁんっ♡」

 

 デュラハンが手を離せば、ドサッとミオはうつ伏せにベッドに突っ伏す。

 最後の一滴まで出し切ったところでデュラハンも腰を引き、ずるりと脱力した陰茎を引き抜く。

 

「ふぅ……うぉっ!」

 

 一息ついた瞬間、背筋にぞわっと悪寒が走る。

 見ればいつの間にか復活したおかゆが、肉棒に舌を這わせているのが見える。

 

「お、おかゆ」

「ねぇ、今度はボクの番だよ?」

 

 期待に満ちた目で、おかゆは見上げてくる。

 そこからは彼女との二回戦目に突入し、暫くして復活したミオも加わって代わる代わる性交は続く。

 結局、二人が満足したのは明け方近くとなり、疲れ切った二匹の雌は泥のように眠るのであった。

 

 




現在、各キャラの立ち絵的なものをAI生成にて作成中です。
作品用、というより私の自己満足でやっているので皆様の中でのイメージと異なるものになっているかもしれません。それでも需要があるのであれば、各話かあるいはまとめ?のようなページで載せようかと考えています。


クリック? クラック! また今度。

フレアの立ち絵が適してる?(あるいは好み?)

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