※この作品はR-18です。

Holo Quest   作:轟th

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・転移門
 転送魔法を再現した古代の装置。
 現在では転送魔法の使い手はほぼ残っておらず、如何なる手段にて空間を遠く離れた場所に繋げられているのか定かではない。現存するのも各国に拠点を置く冒険者ギルドの地下に設置された四つのみだが、存在そのものを知るのは一部の高位冒険者とギルド長、それから各国の首脳に限られる。


・猫又おかゆ
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・戌神ころね
【挿絵表示】



では、本編をどうぞ。



scene.42

「そろそろ良いかな」

 

 晩餐会の会場から客室に移ってから一時間余り。

 一人っきりになったおかゆは着ていたドレスを脱ぎ捨てると、ベッドの上に綺麗に畳まれて置かれていた着慣れた盗賊服に着替える。袖を通してみると分かることだが、どうやら預けている間に洗浄やほつれていた部分が綺麗に縫合されていて、ここで働く人たちの丁寧な仕事っぷりが分かる。

 

(……少し、洗剤の匂いがする)

 

 鼻をひきつかせ、おかゆは眉を下げる。

 魔物は差はあれ臭いに敏感な個体が多く、彼女のような盗賊や斥候を担う者は基本的に臭いが立たないよう心掛けている。少なくとも衣服を洗う時は石鹸の類は使わずに水で洗い流すだけか、あるいは魔法を使える者に頼んで汚れのみを落としてもらう。今のように探りをするのなら、こんな良い匂いがついていては目立って仕方がない。

 

「えっと……あったあった」

 

 荷物袋から小さな革袋を取り出すと、その中に入った緑がかった灰色の粉末を慣れた手つきで首筋や胸元、服の各所などに叩きこんでいく。それは主に料理の肉の臭み消しに使う薬草の乾燥粉末だ。独特の渋い薬草の匂いが一瞬立ち上るが、肌の脂と馴染むと、不思議と体臭ごと完全に匂いを消し去ってしまう。

 最後に部屋の窓の閂を外してから、おかゆは部屋を出る。

 流石に客間の前には衛兵は立っておらず、物音を立てないようにするりと廊下に滑り出る。

 そのまま廊下を素早く、それでいて衣擦れも出ないように慎重になりながら駆け抜けるように廊下を進む。

 

「っと……ちょっと寄り道してこ」

 

 途中、おかゆはある部屋の前で止まる。

 そっと扉の前に立って耳をそばだてるが何も聞こえず、ドアノブに手を掛けて回してみるも開く気配はない。

 

(寝てる? ……ううん、まだそんな時間じゃない)

 

 これまで何度か一行と一緒に野営を共にしてきた時に大体の寝起きする時間はある程度は分っていたので、普段通りならまだ起きていてもおかしくはない。いや、確実に起きていて部屋にあった蔵書に目を通しているか、あるいはいつものように窓から空を眺めていることだろう。

 

(あれ、気配が二つある……もしかして、ミオちゃん?)

 

 部屋は一人につき、一つを割り振られている。

 おかゆがそうであったように、この部屋には彼が一人だけで泊っている。案内された時に確認したので、間違いない。流石に扉越しの気配だけでは誰がいるかまでは分からないが、こんな時間に二人っきりとなれば考えられるのは一つのみだ。

 

(むー……ボクはこうしてお仕事してるってのに)

 

 狡い、と純粋に思う。

 本音を言えば直ぐに割り込みたいが、彼女には彼女にしか出来ない役目を任されている。

 それをほっぽり出せる程、おかゆは無責任ではない。

 

(仕方ない。今晩は譲ってあげよう……後で褒めてもらおう)

 

 そう決め、おかゆは再び動き出す。

 事前にノエルから教え込まれた城内の構造――通されるであろう客間から皇帝の居室までのルートを頭の中で思い描き、それをなぞるように進んでいく。やはり自分たちのいた城の外縁部から皇城の心臓部に近づくにつれて衛兵の数は多くなり、そして警備の仕方も巡回ではなく定点配置となる。

 

(どこを見てるか分からないし、無難に死角を移動しよう)

 

 この時の彼女の選択は、正しく正解であった。

 おかゆは知らないことだが、帝国の兵士が身に纏う全身甲冑――蒸気動力鎧甲の頭部にある赤いレンズのはめ込まれた覗き穴は、真昼の明るさには劣るも暗闇でも問題なく見通せるような仕組みになっている。だからもし彼女が暗闇に紛れるようにしても、衛兵からすれば何も隠れる場所のない所に身を潜めているのは丸見えとなっていた。

 そしてもう一つ、鎧甲の視界は通常の全身甲冑と同じように視界角が狭められており、実際には上下と斜めが見えづらくなっている。なので彼らの足元を素早く通り抜けることが出来たのなら、意外にもやり過ごすこと自体は不可能ではなかった。

 そうして城の最も奥まった区画――皇帝の私室がある階に到達する。

 

「……誰も、いない?」

 

 思わず、そんな言葉が口から洩れる。

 先ほどまでは鎧甲から発せられる蒸気の音や、暗闇でも存在感を発する無機質の赤い光があちこちに灯っていたのに、この階層には警備が誰一人として立っていない。おまけに燭台といった類もおかれておらず、窓から差し込む僅かな光だけが廊下を照らしている状態となっていた。

 

(気付かれていた? ううん、この感じは最初から衛兵が配備されていない)

 

 異様な雰囲気に警戒しながらも、おかゆは扉の前へと移動する。

 人の呼吸や身動きする音の類は聞こえて来ず、気配も感じないことから無人と思われる。

 家主が戻ってくる前に手早く調べようと、鍵のかかっている扉を慣れた手つきで開錠してゆっくりとドアを開ける。キィッという小さな音を立てながら大きな扉は内側へと開いていき、念のために室内に人影がないのを確認してから中へと入って扉を閉める。

 そうして目の当たりにしたのは、見る者の意識を吸い寄せてしまうほどの壮麗で荘厳な空間だった。けれども調度品の類は驚くほど少なく、あるのは壁一面に収められた重圧な本棚と、そこに収められた様々な資料。そして部屋の中央には大きな書き物机が置かれており、居室というより執務室のような機能性が優先された作りとなっている。

 無人の室内を、改めて見回す。

 

(あっちにも、扉がある)

 

 正面扉から見て左手の壁に、隣室へと通じる扉があるのに気が付く。

 そちらにも息を殺しながら近付いてみれば、聞き耳を立てるまでもなく内部から豪快な寝息が聞こえてきた。

 どうやら皇帝は、既に寝付いているようだ。

 

(それなら、今の内に……)

 

 何か手掛かりになるものはないかと、先ずは物書き机を調べる。

 幾つもの資料が乱雑に置かれているおり、時間的にじっくりと一枚ずつ見ている暇はない。幾ら皇帝が眠っているといっても、絶対に起きてこないという保証はないのであまりゆっくりとはしていられない。

 

(これは北壁の構造? 何でこんなものが……まぁ、いいや)

 

 一先ず脇にやり、他の資料を見る。

 そうして関係なさそうなものが続く中、気になる一枚を見付ける。

 

「……オクルトゥスの、鏡?」

 

 そこに記されていたのは、驚愕の事実であった。

 晩餐会の席では皇帝から聞かされたのは『偽りの鏡』とは、視た者を惑わせて死に追いやる呪われた遺物というものだった。しかし資料にある『オクルトゥスの鏡』は、映った者の本当の姿を露わにする神から授けられた神器であり、それが保管された遺跡も大昔に建てられた鏡を奉納した古代の聖域であると記されていた。

 

「嘘……じゃあ、ボクたちが聞かされたのは」

 

 衝撃の事実に、おかゆの頭から「潜入中である」という意識が完全に消し飛ぶ。

 故に、彼女は先ほどまで聞こえていた鼾声が、全くしなくなっていたことに気が付かなかった。

 

「貴様……何者だ」

「っ!?」

 

 バッと振り返れば、隣室の扉の前に寝巻き姿の皇帝が静かに佇んでいる。

 資料の内容に衝撃を受けて思ったより時間が経っていたのか、あるいは皇帝が何らかの要因によって目覚めてしまったのか。

 今となっては些末なことであり、問題は侵入者の存在が敵に気付かれてしまったことだ。

 

「……見たのか」

 

 皇帝の視線が、おかゆの持つ紙束へと向けられる。

 反射的にそれを隠そうとする彼女に対し、皇帝からは明らかな殺意が向けられる。

 

「ここから生きて帰れると思うな!!」

 

 隣室との境界、闇の輪郭がゆらめき、寝巻きを羽織った男の姿が浮かび上がる。

 人間としての皇帝の姿――しかしその瞳に宿るのは、絶対者の威厳ではなく、飢えた肉食獣のそれだった。

 

「グルルルーーッ」

 

 人間の皮が内側からの圧力に裂け、筋肉が膨張する不気味な音が室内に木霊する。

 着ていた寝間着は当に爆ぜ、身体の節々からは動物を思わせる毛並みが顔を覗かせている。

 肩の関節が異様に蠢き、引き裂かれた皮膚の隙間から、人の腕とは全く異なる二本の太く獰猛な腕がずるりと引きずり出される。それが左右それぞれ、一本一本が丸太のような太さを持つ巨腕。

 一般的だった背丈だった皇帝の肉体は明らかに巨大化していき、二倍――いや、人間の優に三倍を越える巨躯へと膨らんでいき、もはや元が人だったとは思えないほどの変貌を遂げていく。

 だが、その変身は本の僅かな隙が生む。

 

「ーーッ!!」

 

 命の命運を分ける刹那、おかゆが選択したのは即時の撤退だった。

 唯一の出入り口は怪物の向こうにあったため、彼女は躊躇なく自分の後方にあった嵌め殺しの窓目掛けて全力で体当たりする。ガッシャーンと、ステンドグラスを砕きながら冷たい夜空へと身を投げ出す。飛び散るガラスの破片が月明かりを浴びて宝石のように煌めくその無重力の数秒、落下が始まる直前に反射的に振り返ったおかゆは驚愕のあまり思わず目を大きく見開く。

 

「アーー」

 

 粉砕された窓枠の奥、不気味に蠢く黄金の毛並みと飢えた獣の眼光。

 そして自分を突き殺さんとばかりに、窓の檻から強引に伸ばされている黒く鋭い爪。

 あと数センチまで迫った所で、おかゆの肉体は重力に従って落下する。

 

 

 

 

 針を一つ巻き戻した、その一時間前――。

 デュラハンが案内された客間のベッドでゆっくりしていると、部屋の戸がノックされる。

 

「開いてるぞ」

 

 そう返せば、カチャッと音を立てて扉が開けられる。

 そうして顔を出したのは、踊り子として逗留している常闇トワだ。

 扉が閉まるのと同時にデュラハンが指を一つ鳴らせば鍵が自動的に閉まり、更には内部からの音が外に漏れ出ないように簡易ながら結界も張られる。

 

「こんやっぴ~! トワ様です♪」

「……久しぶりだな、トワ軍団長」

 

 目の前の人物に対して、デュラハンは改まって挨拶をする。

 彼が勇者一行の一人として潜入して暫く経つので、こうして会うのは随分と前になる。

 

「お久しぶりです、デュラハン様」

 

 直前の態度とは打って変わって、トワは恭しく一礼する。

 踊り子の恰好のままなので少し違和感を覚えてしまうが、本人は至って真面目な様子だ。

 

「息災そうで何よりだ」

「デュラハン様も重責の続く日々とお見受けいたします」

「立ち話も何だ、座るといい」

「痛み入ります」

 

 そう言って、トワはデュラハンの隣に並んで座る。

 客間の窓から月明かりが差し込む中、ベッドの縁に並んで腰を下ろす二人は立場が違えば男女のあやのようであった。

 

「それで、あの皇帝になり替わっているのは誰だ?」

「デュラハン様もご存じの通り、あれはスラッシング・レオンのアスランです」

 

 その名前を聞いて、記憶の引き出しを漁る。

 少しして、アスランというのが誰だったか思い出す。

 

「ああ、武闘派を自称する奴だったか」

「はい、その通りです」

 

 デュラハンの発言に、トワが肯定する。

 記憶が正しければアスランは月影旅団の中でも、単純な戦闘力という意味においては二番目くらいの実力を持つ猛将タイプの魔物だ。戦場においては軍を率いる者としては優れているのは確かだが、後方で指揮をすることや、ましてや我を抑え込んで人間に化けて王族としてふるまうのは明らかに向いていない。

 

「晩餐会の様子からも分かるが、既に本物とは思えないと疑われてるぞ」

「仰る通りです。今回の大役について希望を募った所、我こそはと名乗り出ましたので」

「……まぁ、アイツなら知られたところで、自分の手で片付けられるか。それにしても見事な擬態だな」

「あれは妖魔軍団から提供していただいた魔道具によるものです。姿形だけでなく、声も模倣できますので」

「成程、流石は妖魔軍団か。しかし、それも万能ではないのだろう?」

 

 指摘に対して、トワは首肯する。

 どんなに便利な道具であっても、完全な万能な道具を作り上げることは不可能だ。

 

「はい。先ず一つは、定期的に変身元となる存在の生体パーツを摂取する必要があります。次に感情が高まったり、本来の力を出そうとすると変身が解けてしまう点がございます」

「まぁ、そうだろうな。なら本物の皇帝も未だ生きているのか」

「地下の隠し部屋に軟禁しております」

「そうか」

 

 そこで話を切る。

 他にも言うべきことはあるのだろうが、現状はこれ以上の話は無益と判断した。

 

「あの、ですね……デュラハン様」

 

 おずおず、といった様子でトワは切り出す。

 デュラハンの膝の上に手を置くと、身体を密着させてくる。

 

「お会いしたのも久しぶりですし、その……と、トワとお楽しみになるのもよろしいかと」

「ふむ、野暮な話はここまでにしよう」

 

 そう言って、トワの肩を抱き寄せる。

 自身の胸板に押し当てられるのは、女性特有の柔らかな感触だ。

 互いに見つめ合い、そして二人の唇が重なり合う。

 

「んっ……んんっ」

 

 久しぶりの逢瀬を楽しむように、軽い接吻は段々と激しさを増していく。

 どちらが口付けを求めているのか分からなくなるまで貪り続け、互いの体温を感じるように身体を寄せていく。

 やがて、どちらともなく離れる。

 けれども惜しむように唾液の橋が架かり、それが切れると共に名残惜しむように小さな吐息が零れる。

 

「綺麗だな、トワ」

「ありがとうございますよ」

「おかげで、こっちもやる気を出してきたぞ」

 

 そう言って、彼女の手をズボン越しでも分かる程に勃起した肉棒を掴ませる。

 まだ実物を見ていないというのに彼女の眼は潤み、身体の芯は疼きだす。

 

「……で、では、ご奉仕させていただきます」

 

 ズボンをぐいっとずらすと、硬くそそり立つモノを取り出す。

 血管の浮き出た一物は既に雄の匂いを漂わせており、長らく待ち望んでいた存在にトワは喉を鳴らす。

 そんな肉棒を前に、トワは彼の隣に座ったまま上体を倒し、、ゆっくりと口の中に含んでいく。

 

「んっ……ふっ……」

 

 決して歯を当ててしまわないよう注意しながら、頭を動かす。

 ジュボジュボと淫靡な水音を奏でながら、裏筋や亀頭に丹念に舌を這わせ、尿道口に舌先を捻じ込ませるように舐る。トワが頭を動かす度に生暖かい舌はカリ首に引っかかり、その度に肉棒は喜ぶようにビクッと跳ね上がる。

 

「くっ……随分と、熱心だな。ならこっちも触るとするか」

 

 デュラハンは手を伸ばし、トワのトップス越しに胸に触る。

 彼女の胸は大きいとは決して言えず、どちらかと言えば慎ましやかと表現した方が近いだろう。ただ、だからといって魅力がないことは決してなく、むしろ感度という点においては非常に敏感といっても過言ではない。ことトワに関してはデュラハンが自ら調き……仕込んだので、こうして触られただけでもビクッと彼女の身体が跳ね上がる。

 

「んんっ!」

 

 薄手の布越しに手の平に感じる柔らかい感触に加え、指先にかけて軽く力を込めれば適度な弾力が返ってくる。

 トワの形の整った小振りな乳房は揉みごたえはフブキにも及ばないものの、小さくとも女らしい膨らみを確りと感じることが出来る。そうして暫く感触を楽しんでいれば、直接触らずとも彼女の乳首が硬く自己主張しているのが分かる。

 トップスの隙間から手を差し込み、直接乳房を揉み、乳頭を指先でこすり上げる。

 

「は、んっ……んっ♡」

「相変わらず、乳首が弱いな」

「んっ、はぁっ……ふぅっ♡」

 

 指先で摘まんで擦りあげ、時には引っ張ったり、押しつぶしたりと。

 その度にトワは甘い嬌声を漏らし、犬歯が竿部分に軽く当たり、舌の動きも疎かになる。

 

「ほら、口がおろそかになってるぞ」

「ぼごっ!」

 

 トワの頭に反対の手を添え、上から押し込む。

 その結果、肉棒を根元まで咥え込むことになり、口内全てで雄の味で一杯になることになる。喉奥まで犯されると生理的に嘔吐感が生じるが、苦しみから逃げようにも頭を押さえつけられているので逃げ場はない。それどころかデュラハンはトワの頭を掴むと、強制的に上下に動かして喉の奥まで蹂躙する。

 

「ぼごっ! んぉっ、ぐぅっ!!」

 

 激しいピストン運動に、トワは声にならない悲鳴を上げる。

 乱暴に扱われているのに身体の方は久々の逢瀬を待ち望んでいたようで、下腹部はジュンッと濡れているのが分かった。

 

「ぼっ! ぉごっ!」

「ああっ、良いぞ。そろそろ―――出るっ!」

「んぼっ!!」

 

 そう言って、喉奥に精液をぶちまける。

 どぷどぷと吐き出される白濁液の生臭い味、口内に広がる濃厚な雄の香りを伴う苦味。

 普通なら飲み切れない量のものを、トワは拒否することなく、寧ろ嬉しそうに喉を鳴らして飲み干していく。

 

「んっ、んっ……♡ ぷはっ♡」

 

 全てを飲み切った後、肉棒から口を離す。

 口の端に垂れそうな残滓を舌で舐めとり、もう一度先端に口付けて残ったものを吸い出す。

 ちゅっと軽い音が鳴り、そうしてトワは身を起こす。

 

「……デュラハン様」

「満足したか?」

 

 手を放しながら、デュラハンはそう訊ねる。

 その問いに対して、トワがとったのは躊躇うことなく彼をベッドに押し倒す。

 

「はぁ、はぁ……ご、ごめんなさい」

 

 謝罪を口にしながらも、彼女の表情に申し訳なさはなかった。

 その瞳には情欲の炎が宿っているのが分かり、スイッチが入っているのは明らかだった。

 

「構わないぞ。ただ、自分で挿れるんだ」

「は、はい」

 

 トワはデュラハンの上に跨ると、硬さを失っていない肉槍を己の蜜壺へと宛がう。

 先端が入り口に触れると、ただそれだけでビクッと身体を震わせる。

 

「入れますね……んっ、あぁっ♡」

 

 トワはゆっくりと腰を下ろしていく。

 亀頭が膣内に入り、秘所が竿部分を呑み込んでいく。

 久しぶりでこれ程の巨根が入るのかと心配したが、彼女の内心とは裏腹にすんなりと根本まで呑み込まれていく。そして膣内の膣襞が蠢きながらデュラハンの肉棒に絡みつき、精液を搾り取ろうと収縮を繰り返しているのが分かる。

 

「はぁっ……全部、入りました♡」

「ああ……温かくて気持ちが良いぞ、トワ」

 

 繋がった状態で、暫くは腰を動かさない。

 デュラハンも急かすことはせず、トワが慣れるまで静かに待つ。

 暫くして彼の鍛え抜かれた腹筋に手を付くと、トワは腰を動かし始める。ゆっくりと腰を持ち上げていき、ギリギリまで引き抜いたところで再びゆっくりと腰を落とす。

 

「んっ……あっ……はぁっ♡」

 

 パンッ、パンッと一定のリズムで繰り返される度に、結合部からは粘り気を帯びた卑猥な水音が響く。

 下でされるがままでいたデュラハンは不意に手を伸ばしてトワの着るトップスに指を掛けると、そのままぐいっと下へと引っ張って乳房を解放する。彼女の小さな果実はぷるんっと顔を出し、小振りでありながらも確かな弾力のある膨らみが上下運動に合わせて小刻みに揺れているのが見える。

 そうしてつんと尖った乳首を摘まみ、抓るように弄る。

 

「んんっ♡ 乳首、気持ちいいです♡」

「ほら、もっと腰を動かすんだ」

「は、はいっ……んっ♡ んんっ♡」

 

 言われた通りに、トワは更に動きを加速させる。

 先ほどよりも激しく、ずちゅっ! ずちゅっ! という粘ついた音が室内に響き渡る。

 

「んぁっ♡ はぁっ♡ ふぁっ♡」

 

 緩み切った、だらしない表情を浮かべながらトワは腰を振る。

 彼女の綺麗な紫色の髪は汗で額に張り付き、潤んだ瞳で見つめてくる姿にデュラハンの嗜虐心は煽られる。

 

「あっ♡ もう、ダメです♡ イキそうです♡」

「なら、盛大にイクといい」

「は、はいっ♡ でゅ、デュラハンさまっ♡ トワ、先にイっちゃいます♡」

「構わない、そのままイケ」

「んっ、ああぁぁっ!!」

 

 トワの身体が弓なりにしなり、絶頂を迎える。

 同時に膣内は痙攣し、愛液を撒き散らしながら膣内が激しく蠕動する。

 ビクビクッと痙攣しながら背中を反らすと同時に、彼女の膣内は収縮し肉棒を強く締め上げる。

 

「はぁっ……はぁっ……♡」

 

 ぐったりとした様子で、トワは繋がったまま前のめりに倒れる。

 彼女を抱き締めるように手を回したデュラハンは、汗でしっとりと濡れた臀部を鷲掴みにし、そしてこれまで以上に強く、激しく肉棒を突き上げる。

 

「んひぃぃっ!! おっ! おぉっ♡!」

 

 膣内を擦り上げるような勢いで肉棒が出し入れされる度に、トワは喉を晒しながら喘ぎ声を上げる。

 もはや抑えることなど忘れ、ただただ獣のような下品な嬌声を上げる。

 

「んぉっ♡! イ゛っでるがらっ!! イ゛っでるの゛に゛ぃっ♡!!」

「まだ俺はイッてない」

「おほぉっ♡! だ、だめぇっ!!」

 

 ぐぽぐぽと淫らな水音を奏でながら、トワの弱点となる性感帯を的確に攻め立てる。

 膣壁をごりっと削るような感覚に、彼女は口から涎を垂らしながら悶絶する。

 

「うぁ゛っ♡! おほっ! も、もうイったからぁっ! 止めでっ! おおっ!? それだめぇっ!」

 

 懇願するように叫ぶも、彼の動きは止まらない。

 それどころか更に激しさを増し、今までとは比べ物にならない速度でピストン運動を続ける。

 膣内を蹂躙される感覚にトワは涙を流しながらも、身体の方は正直に反応し、再び絶頂を迎えようとしていた。

 

「も、もう無理ぃっ! またイぐっ! イっちゃう!!」

「良いぞ。そろそろ、俺も――」

「んぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 そして再び、絶頂を迎える。

 膣内の締め付けが一層高まったところで、子宮口に肉棒をぐりぐりと押し付けるようにしながら大量の精液を吐き出す。

 

「出るっ!」

「んお゛お゛ぉ゛ぉぉぉぉっ!!」

 

 熱い迸りがトワの子宮に流し込まれる。

 びゅーびゅーっと勢いよく出る精液は子宮内を満たしていき、その感覚にトワはぷしゃぁっと勢いよく潮を噴き出す潮を噴き出しながら白目をむくようにして全身を痙攣させる。がくがくと身体を震わせる彼女を逃がさないと言わんばかりに抱き締めながら、一滴残らず吐き出そうと軽く腰を前後させる。

 やがて落ち着いた所で肉棒を引き抜けば、栓を失ったトワの股からは注ぎ込まれたばかりの大量の白濁液がどろりと漏れ出る。

 

「ふーっ……ふーっ…」

 

 肩で息をしながら、トワは呼吸を整えていく。

 最初から少しばかり飛ばしてしまったが、久しぶりの逢瀬がたったの一回で終わらせる勿体ないと言わんばかりに、彼女はぐっと顔を近づけてデュラハンの首筋に吸い付く。ちゅ、ちゅっと幾つもキスを落としていき、そんなトワの頭を撫でながら訊ねる。

 

「どうした、まだしたりないのか?」

「んっ……だ、だって久々にお会いできたんですよ。なのに、一回で終わりなんて……」

「そうだな。夜はまだ長いな」

 

 デュラハンの股間は、既に回復していた。

 体勢を変えて二回戦目に突入しようとした矢先、部屋の戸がノックされる。

 

「僧侶様、お休みのところ大変申し訳ございません。至急、お伝えしたい儀がございます」

 

 どこか、切羽詰まったような声色。

 その声を聞いてデュラハンはこれが吉報でないことを悟り、トワをベッドに残したまま扉へと近づく。

 

「誰だ、どうかしたのか?」

「夜分遅くに恐れ入ります。館内にて不審な騒ぎがございまして、念のため皆様の身に危険がないか確認に参りました。お怪我などはございませんでしょうか?」

「ああ、こちらは問題ない」

「ご無事であれば何よりです。騒ぎに関しましては陛下のご指示のもと、我が国の騎士団が早急に対応しております。そのため、誠に勝手ではございますが安全が確保されるまで部屋からお出になられませんよう、ご協力をお願い申しあげます」

「承知した」

「それでは失礼致します」

 

 返答を終えると、扉の前に居た人物は去っていく。

 音が遠ざかるのを確認してから、デュラハンはベッドに戻っていく。

 

「どうかされましたか?」

「さてな……それより、続きをするぞ」

「はい、喜んで♡」

 

 




◆常闇トワ‐仁慈の悪魔 ハザード:Ⅳ
 年齢:■■歳 性別:女性 身長:150㎝(83B) 適正:槍、魔法(白)
 装備:地獄の三叉槍、夜魔の礼服、眷属のエメラルド
 体力:8313 魔力:19397 総合戦闘力:27710

 魔王軍が一つ、月影旅団の軍団長。
 冷酷無比な悪魔として気取り高笑いを浮かべるが、その本質は何処までも誠実で優しい。部下のことも興味がないのか作戦時にも特に口出しすることはなく、自らは「冷酷な悪魔」と自称している。しかし本人のあずかり知らぬところでは部下からの信頼は厚く、一部からは「天使」とまで称されているとか。

衣装はオリジナルのアラビアンナイトのようなドレスのもの。
なお、今回はあくまで踊り子としての衣装なので、軍団長時は違うものになりますので勘違いしないように願います。トワ様の衣装ではイメージに合うのがなかったので、どちらもオリジナルになります。


クリック? クラック! また今度。

フレアの立ち絵が適してる?(あるいは好み?)

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