※この作品はR-18です。

サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏)   作:ボルメテウスさん

102 / 484
宇宙からの来訪者

アカネとのセックスを終えた翌日。

 

ようやく、落ち着きを取り戻した俺達は。

 

「それで、元の世界に帰りたいんだよね」

 

「あぁ、その方法に関して、何か知らないか?」

 

そう、俺はアカネに尋ねる。

 

けれど。

 

「そう言われても、そんな方法はないよ」

 

「まぁ、そうだよな」

 

「まぁ……でも本当に帰れないのかなぁ」

 

太郎の沈んだ声が狭い部屋に響く。ベッドの上で膝を抱えるアカネは困ったように首を傾げた。窓の外では夜明けの光がゆっくりと空を染め始めていた。

 

「少なくとも私が知る限りではね」

 

ウサリアが不安げに二人を見つめる。長い耳が微かに震えているのが見て取れた。

 

「そう言えば、太郎君を襲ったのは、確かヤプールだったよな」

 

「あぁ、そう言ってたけど、そう言えば、ヤプールってなんだ?」

 

そこから疑問に思い、俺はヤプールの事について聞いてしまう。

 

「ヤプールというのはウルトラマンAに出てきた敵勢力だよ!異次元に生息している知的生命体で、超獣を使って地球侵略を目論んだ!だから、異次元で自由に動くことが出来るんだよ!」

 

アカネは嬉しそうにそう答えながら。

 

「なるほどな、けれど、そのヤプールは一体、どこにいるんだろうな」

 

俺が疑問を呟くと。

 

「確かに分からないですぴょん。今はただ様子を見るしかないと思いますぴょん。それにあの男の狙いもまだハッキリしません。用心するべきだと思います」

 

「そうだなぁ」

 

そうして、俺達が話していると。

 

「…………」

 

突然の物音に、三人の視線が一斉に集中した。

 

最初に感じたのは違和感だ。窓の外から差し込む月明かりが微妙に遮られ、影のようなものが蠢いている。風の音とは違う。人工的な機械音が低く響いている。それは明らかに自然界では聞こえない類の音だった。

 

「まさか……また怪獣じゃないよな」

 

太郎が身構える。緊張感が部屋中に広がる中、ウサリアが耳を立てて音源を探った。

 

「……何かおかしいです。あれは生物の気配じゃありません」

 

次の瞬間、彼らの眼前に巨大な影が出現した。

 

漫画の中に出てきたような、ロケット型の宇宙船。

 

それは、ウサリアと一緒に乗ってきた宇宙船とは別の。

 

「こんなの見たことない!」

 

アカネが興奮気味につぶやいた。ウルトラマンファンとしては夢にまで見た光景だが、今は素直に喜べない状況だ。

 

円盤が静止すると同時にハッチが開き、中から何かが降りてきた。

 

最初に見えたのは人型のシルエット。しかし近づくにつれてそれが人間ではないことに気付く。

 

「ロボットだ……」

 

太郎が呆然と呟いた。

 

その存在は無機質な動きで地面に降り立つと、まるで彼らを認識しているかのようにこちらを見据えた。光学カメラらしきレンズ部分が赤く光り、内部からは電子音声と思われる低音が響いた。

 

「発見!キサマ、エンペラ星人の子孫を発見!」

 

「えぇぇ!!」

 

それと共に、ロボットはこちらを見つめて、接近する。

女王は誰にする?

  • アルファ
  • ララ·サタリン·デビルーク
  • エミリア
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。