サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
ロボットが一歩踏み出し、こちらに接近してくる。その動作は機械的で正確無比でありながら、どこか不気味な威圧感を放っていた。冷たい金属製のボディには微細なセンサーがいくつも埋め込まれており、私たちを値踏みしているような視線を感じる。
「エンペラ星人の血を引く者は危険分子と判定されました。これより排除措置を開始します」
平坦な合成音声が響き渡る。ウサリアが即座に警戒態勢を取ったが、相手は既に武器を構えている様子だ。
「いや、エンペラ星人という理由だけで攻撃されても」
「何を言っている。かつてのエンペラ星人が率いていた軍勢が既に復活しています」
「復活って言われても、俺全然知らないし、第一、俺を狙った変な奴らも出てきたし」
「変な奴ら?」
すると、ロボットの胸部にあるカメラアイが一層強く輝き出す。
「貴方を襲ったのは誰ですか」
どうやら、気になった様子だった。
「なんというか、身体から光を放っていたけれど」
「・・・まさか、惑星テリオの。そう考えればまさか」
「何やら知っているようだけど、どういう事なんだ?」
事情が理解出来ずに、疑問に思っていると。
「惑星テリオって」
「それもウルトラマンに出てきたのか?」
「うん、プラズマスパークと酷似した人工太陽『テリオンスパーク』でテリオの軍人達を強化し、他惑星へと送り込むという侵略行為にも手を染めている人だよ」
「そこまでの情報が、確かにその通りですね」
すると、ロボットは頷く。続けて。
「確かにエンペラ星人の血を継ぐ事は大きな問題でしょう。しかし、貴方が言うように今現在は危険性はありません。むしろ、我々にとっては有益な情報源となり得ます」
太郎君の目の前で、あの無機質な機械の頭部がパシュッと開いた。
いや、開いただなんて可愛いものじゃない。まるでロボットが頭蓋骨を自分で外すように、カシャッという音とともに金属のパーツが左右に割れた。その中から現れたのは――。
金色の髪。透き通るような青い瞳。整った顔立ち。
美少女。それもとびっきりの。俺の鼓動が一気に跳ね上がった。
「申し遅れました。私はAIB所属のコードネーム、謎のヒロインXXです」
声は澄んでいて、どこか優雅ささえ感じる。だけど今の俺にはそんな分析する余裕もない。
だって……ロボットから美少女が出てくるなんて想像もしてなかったから。
「なっ……なんだそれ!」
思わず叫んでしまった。
「まさか、ロボットだと思っていたけど、違ったんだ」
「パワードスーツだったんですかぴょん」
ウサリアが興味深そうに見つめていましたが、
「様々な環境に対応が出来る優れ物ですから」
そう答えながらも、謎のヒロインXXは冷静でした。
「それで、エンペラ星人の子孫の件ですが」
しかし彼女は太郎を見据えて続けます。
「あなたがエンペラ星人の血を継ぐ可能性があります。その場合、AIBとして対処しなければなりません」
その言葉に場の空気が一気に緊張した。
俺とアカネは息を呑む。ウサリアも警戒態勢を取る。
「エンペラ星人……やっぱりそうなのか」
俺自身も改めて自分の出自について考えざるを得なくなった。
そんな俺を前にして謎のヒロインXXは毅然とした態度で言った。
「確認のために一度あなたの体を調べさせてください」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア