サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
太郎君はXXの提案に戸惑いつつも、渋々了承しました。
彼女が差し出したのは未来チックなデバイス。片手に収まるサイズながらも機能満載といった雰囲気です。
「スキャニングを開始します。痛みはありませんから安心してください」
その言葉に少しホッとしつつも緊張する。
その姿を見て、アカネは興味津々といった感じで覗き込んでいます。
スキャナーが腕に触れると微弱な振動と暖かさを感じるだけでした。ピピッという軽い電子音と共に彼女の目に映る画面では様々なデータが流れていきます。
ウサリアも少し心配そうでしたが、XXの正確な操作に安心したようです。
「結果が出ました。やはりエンペラ星人の血脈である事は間違いありません。そして、これは……」
XXの声色が変わりました。
「あなたには更に二つのエネルギー源があります」
その言葉に皆の目が大きく開きました。
私の体内で脈打つ力が二つあるという言葉。
「まず、一つ目は、チェスの駒のような形をしています」
「それって、確か王国の駒っていう神器ですよね」
アカネさんが食い入るように訊ねました。
「はい。他の駒と共鳴することで互いにエネルギーを与え合い、それによってエンペラ星人の血の暴走を抑えているようです」
XXの言葉にアカネさんが驚愕します。その様子を見て、私は胸の奥に奇妙な感情が湧き上がってきました。
この力で人々を守れる可能性と同時に、それが私自身の暴走を抑制してくれるなんて。まるで誰かが私を導いているようにも感じます。
しかし一方で恐怖もあります。この二つの力がいつ均衡を失うかわからないという不安です。
「この二つの力は現在バランスが保たれていますが油断できません」
「わかりました……ありがとうございます」
感謝しながらも不安な気持ちを抑えきれません。
その時ふと思い出すことがあります。以前感じた妙な感覚――まるで自分の中にもう一人いるような錯覚だった――あれはこのエネルギー同士の摩擦によるものかもしれません。
「そして二つ目は——これは驚きました」
XXの声音が変わる。これまでの機械的で淡々とした口調とは違い、そこに微かな動揺が含まれていた。
「太郎さんの体内には、ウルトラマンメビウスと同じ波長のエネルギーが宿っています」
その瞬間、時間が止まったように感じた。いや実際に止まったわけではないが、その言葉の重みが俺の思考を停止させたのだ。
「メビウス……同じ力、なんで」
「・・・それは、多分、エンペラ星人の最期の戦いが関係しているはず」
「エンペラ星人の最期の戦い?」
それに疑問に思っていると。
「ウルトラマンメビウスがエンペラ星人を倒したのは、言ったけど」
「王国の駒と連動するように、このウルトラマンメビウスの光が強くなっている。これがおそらくはエンペラ星人の力の暴走を抑え、アーマード・ダークネスの制御をより行えるようにしてるんです」
そう語る彼女はどこか確信している様子だった。
「確かにそのような事はありますけれど、それはエンペラ星人の血だけではあり得ないはずです。この組み合わせが起こり得るのは偶然ではありません。何か特別な要因が働いている可能性があります」
XXの言葉を聞いて、納得する。
「それって、まさか」
「王国の駒で繋がりを増やす。それを行えば、ウルトラマンメビウスの力も強くなる」
「だったら、エンペラ星人のあの衝動は」
「・・・分からない。けれど、エンペラ星人がこれまで得られなかった何かを得る為の可能性はある。未だに分からない事が多いけれど」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア