サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
夕暮れの街並みが懐かしい。自動ドアが開き、冷房の効いた店内に入った瞬間、太郎は久しぶりに吸う日本の空気にホッとした。
「……本当に戻ってきたのか」
週刊誌コーナーに向かい、山積みになった最新号を手に取る。表紙には「都心マンション火災から3日目 被害者家族悲痛の叫び」「夏ドラマ最終回特集」など、ごく日常的な見出しが並んでいた。
「・・・それで、この世界では間違いないの?」
そう、ウサリアが尋ねてきた。
正直に言えば、分からない。
「私の世界みたいに、基本的には同じだけど、全く別の世界に移動した可能性もありますから。そもそも、ここに移動させる技術があれば」
「うん、とりあえず落ち着こう。今は確認するのが大事だから」
アカネの言葉に頷きながらも心の中で考える。
元の世界に帰れたのか。
そんな考えは。
「太郎」
「っ」
聞こえた声に眼を向ける。
そこには、俺にとっては、誰よりも会いたい人物。
「絶花!」
絶花の姿を見て安心した。
その安堵からか太郎は絶花の方へと歩み寄っていくと。
「太郎ぉ」
その声と共に絶花も駆け寄ってきて抱きしめ合う二人だった。
それはお互いを求めあっていた証拠でもあった。お互いに求めていたものを手に入れられた喜びからだろう。その瞬間、涙を流していたのだ。
「絶花ぁ、よかったよぉ」
「私もだよ」
「良かった。ちゃんと戻れたんだな」
「あぁ」
俺は改めて思う。
やっぱり俺の居場所はここなんだ。
そして目の前にいる女性は大切な存在であるということも分かった気がした。
太郎が絶花と再会を喜んでいるとき、背後でウサリアが小さな溜息をついていた。
「……なんだか蚊帳の外みたいで寂しいぴょん」
アカネは苦笑しながら肩を叩く。
「まあ仕方ないよ。だってあの二人にとって特別な時間なんだから。私たちが無理に入るのは野暮ってものだよ」
ウサリアは鼻を鳴らすと、「でもやっぱり悔しいぴょん」とぽつり。
「・・・それでさ、聞きたいんだけど」
「なんですかぴょん?」
「今度は、私達って、どうやったら帰れるの」
そう、アカネはウサリアに尋ねる。対してウサリアは少し考えるようにしながら。
「それで、太郎、これまでどこに行っていたの?というよりも」
そうして、絶花が眼を向けたのは。
「あのロボット、何」
そうして、絶花と共に全員の視線は。
「・・・なんですか、カレーは渡しませんよ」
絶賛、カレーを食べているXX。
「・・・なんというか、説明が色々と難しいな、これは」
メフィラス星人を初め、様々な脅威は未だにあるが、一番は彼女の説明だろう。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア