サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
ヤプールの1件の後。
俺達は日本へと帰ってきた。
「ふむふむ、ヤプールが現れるとは、それはかなり厄介な事になりましたね」
謎のヒロインXXの声が静かな室内に響く。彼女はソファに深く腰掛け、その金色の瞳で僕を見つめていた。隣ではウサリアが小さなテーブルの上で前足を器用に使ってタブレットを操作している。
「厄介というのは?」
僕は椅子に座り直しながら尋ねた。先日のヤプールとの戦いで受けた傷はほとんど癒えたが、まだ体の芯に残る倦怠感は拭えない。
「ヤプールがどのように動くのか。少なくとも、そのヤプールは単体で動いていたから良いと思いますが」
ヒロインXXが指先で額を軽く叩く。
「エンペラ星人の血がこの次元に干渉した影響で『次元の継ぎ目』が不安定になっています。これは宇宙の均衡そのものを揺るがす事態です」
「次元の継ぎ目……」
その言葉に過去の記憶が蘇る。エンペラ星人との邂逅──あの圧倒的な力と闇。あれ以来、確かに世界の秩序は微妙に歪み始めている気がする。
ウサリアがタブレットから目を離さずに付け加えた。
「データによれば暗黒宇宙の勢力が活性化してるピョン。ヤプールが来たということは……他にも来訪者が現れる可能性が高いピョン」
「情報通……ですか?」
僕は眉をひそめた。ヤプールの件で頭を悩ませている今、新たな協力者の提案はありがたいが、正直言って胡散臭い。
ウサリアがタブレットを閉じながら微笑んだ。
「ウサリアの知り合いピョン。ちょっと変わった奴だけど情報収集能力は本物ピョン」
「変わった奴?」
その時だった。
ウサリアが取り出したのはタブレット。
そのタブレットの中に映像は映っている。
映っていたのはナンジャモの映像だ。
ナンジャモの特徴的な色の目とギザギザの歯をした口元が印象的な少女である。黒色のワンピース型のドレスを着ており、灰色のパーカーを羽織っている。灰色のパーカーと同じ色の帽子を被っている。
「初めましてだぞ。ナンジャモだ。ナンジャモのドンナモンジャTVを知ってるかー!」
唐突な登場に驚く僕に対し、ヒロインXが淡々と説明を始めた。
「彼女はSNSを中心に活動する配信者兼情報屋です。表の顔は『ナンジャモのドンナモンジャTV』という番組の司会進行役ですが、裏では宇宙人ネットワークとも接触しています」
「宇宙人ネットワーク?」
思わず聞き返すとウサリアが補足した。
「簡単に言えば様々な情報を収集してる組織ピョン」
そう言われながら、ナンジャモはこちらを見つめる。
「にひひひっ、確かに面白い人物ですなぁ」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア