サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
怪物が水晶から姿を現した瞬間、部屋の気温がさらに急降下した。足元の氷が床一面に広がり、吐く息が瞬時に凍りつく。
「お前があのお方の」
その声は低く重々しく響き、全身が銀色の氷で形成されているにも関わらず妙に人間味を感じさせる。水牛のような巨大な角と無数の鋭いトゲが特徴的だ。彼の周囲には細かい氷の粒子が舞い上がり、まるで生きた妖精のように煌めいていた。
「エンペラ星人の血を引く者が現世にいるとは聞いていたが……まさか貴様のような若い者だとは」
「・・・お前は、何者だ」
俺の言葉に反応したかのように怪物は顔と思しき部分を向けてきた。氷でできた眼球が紅く光り輝いている。
「我が名はグローザム。かつてエンペラ星人に仕えた忠実なる戦士なり」
その堂々たる佇まいからは歴戦の猛者としての風格が漂っていた。
「そして貴様に挑むためだけにこの地へ参った」
一歩踏み出すと床が軋み氷の欠片が飛び散る。圧倒的なプレッシャーに押されそうになるがここで引くわけにはいかない。
「・・・あんたはさっさと、引きなさいよ!」
だが、グローザムに鬼崎が立ち向かう。鬼崎が即座に構えを取ると掌に冷気が集中し始めた。
「愚かな。我に敵うと思っておるのか」
冷笑するグローザムに鬼崎が冷気を放とうとするも一瞬で動きを封じられる。地面から出現した無数の氷柱が彼女を取り囲み動きを止めたのだ。
「鬼崎!」
咄嵯に叫ぶものの彼女は拘束されたまま動けなくなってしまった。その表情からは焦りが滲み出ている。
「まずは小手調べと行こうか」
グローザムの手元で輝く冷気が形を変え刃物へと変貌する。そのまま振り下ろされた斬撃を紙一重で避けたものの服の一部が切り裂かれた感触が伝わってくる。
「ほう……避けたか」
感心したように言うがその声音には愉悦混じりの感情が含まれていた。続けざまに繰り出される斬撃に対して防戦一方となってしまう。
「どうした?その程度では戦友に失礼ではないか」
煽るように言われ怒りが込み上げるものの冷静さを保たなければ勝機はない。
「うるさいわね!」
拘束から抜け出そうともがくきららだったが依然として身動きできない状況だ。このままでは埒があかないと思い知らされるばかりだった。
「これ以上話していても仕方あるまい」
決定打を放とうと右手に力を込め始めたその刹那。
俺が間に割って入った。
「なっ」
俺はアーマード・ダークネスを身に纏い、グローザムの攻撃を受け止めた。装甲が軋む音と共に全身に衝撃波が広がるものの耐えきれそうだ。
「ほう……なかなか骨があるようだな」
感心したような口ぶりで距離を取り直すグローザムに対し反撃に出る。拳を握りしめると黒き雷光が迸り渦巻くエネルギーの奔流となった。
「喰らいやがれッ!」
一直線に向かってくる俺を目にして初めて動揺の色を見せた彼だったが時すでに遅しという状況となったようだ。
「邪魔よ!あんた、「良いから」っ」
俺は鬼崎の拘束を解く。
「男はみんな同じよ!私を玩具みたいに扱って楽しんでる!」
きららの声は震えていた。長年の不信感が爆発しているのがわかる。
「でもお前が言ってるのは過去のことだろ」
冷静に諭すように語りかけるが反応は芳しくない。それでも続けるしかないと思った。
「確かに男っていうだけで拒絶する気持ちは理解できる。俺だって何度も騙されたり裏切られてきた」
少しだけ間をおいてから言葉を選ぶように慎重に話すことに決めた。感情的になってはいけない相手だからだ。
「だけど今は俺達しかいない。信じてくれないか?」
そこで一度深呼吸を入れて覚悟を決めるような感じになるように心掛けた。こういう時は誠実さが一番大事なのだと思い出すことができたからだったと思うことにしようと思うべきだろうと思うことができるならばそれに越したことはないことだと思えたからこそできたことなのだと思うように努めてみようと努力する決意を固めてみようとしているわけだからその結果としてどうなるにせよとにかくこの場においてできることをする以外に選択肢はないような気がしてきたような気がしてきたようなきがし
「太郎」
突然名前を呼ばれ驚いてしまったくらいだったのにそれでもなお続けるしかないと自分自身を鼓舞するために奮起することも忘れないようにしようと考えるしかなかったわけなのだ。
「……わかったわよ」
渋々といった様子だが少なくとも拒絶されることはなくなった様子に安堵する。しかし根本的な問題は何も解決していないこともまた事実なのだということを忘れてはならないだろうということも同時に思い知ることになった結果となったわけでしかないと言わざるを得ないのではないかと思えるほどの結果しか得られていないような状況だったためそれを考慮した上で今後の展望を考えていかなくてはならないと思った時に思い浮かんだ答えというのがまさにその時出てきたものだったわけです。
「ありがとう」
それと共に、グローザムは、紫色の鎧を纏い、構える。
「話は終わったか」
「あぁ」
俺は、ゆっくりと、構えを取る。
「行くぞ、グローザム!」
瞬間。グローザムと俺は激突する。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア