サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
リアス先輩との行為を終えた後。
俺はぐったりとしている身体を引き釣りながら、その手にあるスマホを持つ。
これまで、自分の中にある衝動で行為を行う事は何度もあった。
だが、今回の戦闘では、ほとんど後遺症のない程度に使用した。
しかし、今回はリアス先輩の方から勝手に契約の為と言って行動したのだ。
何かしらの間違いがあった可能性もある。
だからこそ、俺はその件について報告しようと思う。
相談相手は謎のヒロインXX。
この間知り合い、今は色々な悩みを相談したりしている。
その相手と電話を始める。
「もしもし、太郎くん」
「おう」
「今日も連絡ありがとうね♪」
明るい声で応える彼女だが、今の俺には毒になるくらいだった。
「それで今日はどうしたの?」
「実は……」
俺は今日起こったことを正直に伝える。
その間ずっと彼女は黙って聞いていた。
説明し終えると沈黙が訪れる。電話の向こう側から溜め息が聞こえてきた。
「なるほどねぇ~」
そしてしばらく考え込むような間があった後に彼女が話し出す。
「多分だけどエンペラ星人の闇が原因だと思うよ?」
「どういうことだよ?」
思わず聞き返してしまう。それを予測していたのかすぐに彼女が答えを教えてくれる。
「要するに太郎くんは自分の意思関係なく女の人を魅了しちゃったわけ」
その言葉に納得しかけたもののすぐに疑問が湧く。それじゃあ今まで襲ってきた連中も同じ理由なのかということだ。
だがそれを口にする前にXXが話を続けたことで遮られてしまうことになる。
「エンペラ星人っていうのは本来別次元から来た存在なんだよね。しかもあの人は元々宇宙人なの」
「そうだな」
当たり前のように答えるが内心では動揺していた。まさかそこまで詳しく知っているとは思わなかったのだ。しかもその口ぶりだと俺の正体も知っていそうだということにも気づいたからだ。
「エンペラ星人って、簡単に言えば悪のカリスマのような人物なの。だから悪魔からしたらカリスマ性のある存在に感じられたんだと思う。ちなみに悪魔は強い力に惹かれやすいから」
説明しながら納得してくれと言わんばかりだった。しかしそう言われてもピンとこないというのが本音である。
確かにエンペラ星人の能力が悪魔にとって魅力的だったというのは理解できるかもしれない。
だがそれが今回のような暴走につながるかどうかは別の問題だと考えるべきだろうと思っているのである。そのためいまいち腑に落ちていないという状況になっていることも確かなのだ。
そんな風に悩んでいるうちに再び沈黙が始まってしまったみたいなので仕方なしに話を切り上げることにするしかないと思ったのだった。
「まあなんとかやっていくしかないってことか……」
ぼやきつつ通話を切るボタンを押そうとする直前で突然大声が聞こえてきたためにその手を止めざるを得なかったのである。
「そうそう!忘れてたけど明日暇だったら会えないかなって思って電話したんだけどさ。もしよかったらどっか遊びに行かないかと思ってさ」
その誘いに対する返事をするよりも早く次の言葉が飛んできてしまうことになるのだった。
「ダメかなぁ~~?」
甘えるような声音と共に懇願されているような気分になりつつも返事をすることにした。
「わかったよ。じゃあな」
そう言ってようやく通話を終えることができたのであった。全く疲れ切った体に鞭打ってここまでやってきた甲斐があったというものだと言えるかもしれないと思ったところでふと思い出したことがあるのだ。
それは先ほどの会話内容についてのことであるのだが気になる点があったのである。
それというのはやはりエンペラ星人に関係する部分のことなのだがいくらなんでも詳しすぎるのではないだろうかということなのだ。
もちろん本人に直接尋ねればいいだけではあるのだがなかなかそういうわけにもいかない事情があったりするわけで……
とにかく今はとにかく休養に集中すべきであると考え直す。
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