サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
無事に駒王学園から出た後、俺は今回の出来事もあり、家臣を既に呼んでいた。
その家臣は。
「えっと、それってつまりは悪魔と堕天使の争いにうっかりと巻き込まれてしまったっていう事ですか」
そうして、顔面を青くしながらウィズが俺に尋ねてきた。
現状、家臣の中で、この世界の裏の世界で最も知識があるのと同時に穏便に済ます事が出来る人物として、俺はウィズを呼んだ。
幸いというべきか、ウィズが経営している店は相変わらず閑古鳥であり、むしろ猫猫が店を使って実験場に使われている。
そうして、一番暇な状態と言えるウィズを呼んで、今回の事件の解決の為に力を借りる事にした。
「やっぱり、ヤバい状況だよなぁ」
「そっそれは、まぁ。何よりも太郎さんの話が本当だったら、その、リアス・グレモリーさんって言う人はかなりヤバいです」
「・・・どういう意味で?」
「地位的な意味です」
ウィズはそう言うと。
「リアスさんは悪魔の中でもソロモン72柱の名家の次期当主。しかも、彼女の兄は魔王という事もあり、下手したら」
「家の騒動で魔王含め悪魔全体に睨まれる可能性もあるか」
ウィズの答えは予測できていたものだ。リビングで淹れたばかりのコーヒーを啜りながら続ける。
「要するに俺は下手すると悪魔のトップに喧嘩を売ってるような状況なんだな」
ウィズは慌てて首を振った。その拍子に灰色のローブが床を擦る。
「いえっ!太郎さんが悪いわけじゃないです!ただ……この場合は外交問題に発展しかねません」
「外交ね……」
窓の外を見れば夕暮れ。昨日まで平穏だった日常が遠ざかるのがわかる。
「でもウィズなら何とかできると思ったんだけどな」
「そっそんな!私なんてただのアンデット店員ですしっ!」
彼女はいつも通り顔を真っ青にして両手を振る。その仕草が妙に安心させてくれる。あの狂乱の一夜からすれば異常に平穏だ。
「じゃあ率直に聞くけど。堕天使の一件と今日の出来事はどう思う?」
「えっと……そうですね……堕天使の場合はあれでしょう。本来なら別派閥と抗争で敵対する筈が偶々居合わせた太郎さんが巻き込まれてしまったといったところでしょう。そしてリアスさんの件ですが……」
ウィズはお茶菓子のクッキーを一つ摘みながら、珍しく断定的な口調で言う。
「下手な対応をすれば、戦争の火種になりかねません」
そうして、俺は何も言えなかった。
「・・・どうする?」
「うぅ、どうすると言われても、どちらの伝手も私は知りませんし」
そうして、ウィズに対して。
「・・・堕天使って、不法侵入だよな」
「えっ、それはまぁ」
「・・・だったら、正当防衛でなんとかなるか」
「えぇ!?」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア