※この作品はR-18です。

サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏)   作:ボルメテウスさん

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シスターの事情

その少女――シスター服に身を包んだ金色の髪の娘は、凍り付いた同胞たちを前に恐怖に震えていた。彼女の手には武器らしいものはない。ただ十字架を握りしめ、祈るように胸に当てているだけだった。

 

「お前は……」

 

俺が声をかけると彼女は肩をビクッと震わせた。琥珀色の瞳が怯えに揺れている。

 

「あ、あの……私は……」

 

言葉にならない声が漏れる。どうやら戦闘訓練を受けた兵士ではないらしい。教会で育てられた修道女といった風貌だ。

 

「落ち着いて。危害は加えない」

 

ウィズが一歩前に出て微笑む。その表情には普段の優しさが戻っていた。

 

「この方は凍らせませんでした。彼女から敵意も殺意も感じませんでしたので」

 

その言葉に俺は納得した。ウィズの『カースド・クリスタルプリズン』は指向性が高い。憎悪や殺意を持つ者だけを標的にできる。つまりこの子は単なる駒として利用された被害者なのだ。

 

「名前は?」

 

俺が問いかけると少女は恐る恐る答えた。

 

「アーシア……アーシア・アルジェント……です」

 

消え入りそうな声だったが必死に伝えてくる。その様子からは嘘偽りのない誠実さが伺えた。

 

「アーシアさんですね、そのまずは事情を聞きたいのですが」

 

「あの、その前に、皆さんを解放出来ないですか」

 

「・・・それはなぜ」

 

「そのっこのままじゃ、死んじゃいますっだから」

 

その言葉を聞いて、俺もウィズもまた彼女が奴らとは違う事が理解出来た。

 

「今、解放する事は出来ません。けれど、安心してください。彼らを決して殺しはしません」

 

「でもっ」

 

「・・・アーシアさん、これは酷な話かもしれませんが、彼らはこれから罪を償う為に行わなければなりません」

 

「だっ騙され」

 

そう、その内の1人が何かを叫ぶよりも先に。ウィズの視線は氷のような視線であり。

 

「黙っていてください」

 

そう言った瞬間、更に凍った奴等は更に身動きを封じられた。

 

「なっなにを」

 

「別に殺したりはしませんよ。ですが、あなた方に罰を与えます」

 

そうして。

 

「そう言えば、自己紹介がまだでしたね。私はウィズといいます。そしてこちらの方が私のまぁ、主の唯我太郎さん」

 

「ウィズさんと太郎さん・・・ですか」

 

アーシアはウィズと俺を見て頭を下げてきた。

 

「その、先程はありがとうございました」

 

「・・・先程というのは?」

 

「はい。私達の所業をご存知なのですか」

 

「・・・簡単に説明致しますと」

 

そうして、アーシアは語り出した。

 

俺はとりあえず、彼女の事情を聞くのと同時に、アーシア以外の奴らに関しては、後に

女王は誰にする?

  • アルファ
  • ララ·サタリン·デビルーク
  • エミリア
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