サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
あの教会襲撃劇から一週間経つ。
アーシアの処遇については、俺があらゆる手段を使った。
その手段というのは、駒王街を管理しているリアス先輩達へと頼んだ。
彼女を守ると言っても、俺自身は未だに領地は持っていない。
その事もあり、彼女がこの街で暮らせるように交渉を行った。
その結果、彼女を保護し住めるようにしてくれた。感謝しかない。
その恩恵だけでなく、何よりも彼女が元気にしてくれるようになったのを見るようになった。
最初は多少怯えていたが、その様子を見た小猫が話し掛けたりしたことにより彼女との距離が近くなっている。その距離の縮まりは微笑ましい。
まぁ、俺としても他人から避けられているのは辛いし、困るしな。
だが一方で。
堕天使達に関しては問題は解決していない。
彼らを拘束したままだが、結局のところ連中の所属組織からの情報もなし。そのため、交渉役を探す羽目になった訳だが。
まぁ、解決策がすぐに見つかった。意外な所からの協力によってね。
その解決策というのは、家臣の1人のツテを使い、天界の方々に接触して貰った結果。
あの堕天使達が好き勝手に行動していた事が分かり。それを確認した天界側からは謝罪と共に彼らの処罰をしてくれたそうだ。
まぁ、これで戦争は回避出来たかと一安心といったところか。
ただ今回分かった事は。
今まで静観していた敵達が動き出したという事か。
何よりも堕天使は序章に過ぎないということだ。
これから起きる事に対して憂鬱になる俺がいた。
「まぁ、事件に関しては」
俺は窓辺に寄りかかりながらため息をついた。西日に照らされた横顔が黄金色に輝いている。
「結局は嵐の前触れみたいなものなんだろうな」
拳を握る仕草には苛立ちが見える。制服の袖口が無意識に伸びて皺になっている。
「教会の動きが活発化してるし……今回は本当に厄介なことになりそうだ」
窓枠に置いた手がカタカタと震える。冷静さを装おうとしているが不安が表に出てしまっている。
「なんだか、リアス先輩が悩んでいるみたいだし」
何やら、リアス先輩が、自分の家の関係で何やら悩んでいるのが言葉に出さなくても分かる程。
「これ以上厄介ごとが増えても困るんだけどな」
遠くを見つめる目線には疲れの色が滲む。夕焼けの赤みが疲労感を増幅させているように見えた。
「でもなぁ……」
俯いた顔を上げると、その表情は決意に満ちていた。
「今度は……絶対に守り抜いてみせるよ」
最後に再び深いため息をついたところで回想を終える。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア