サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
ナンジャモの部屋はまさに彼女の世界そのものだった。壁一面に貼られたポスター、棚に並ぶフィギュアコレクション。だが一番目立つのは巨大なデュアルモニターで、無数のウィンドウが絶え間なく情報を映し出している。
「おーいナンジャモ、進捗はどうだ?」
僕がドアをノックすると、ヘッドフォンを付けたまま振り向く。紫色の瞳が僕を一瞥し、ニヤリと笑う。
「ん〜?あぁ太郎くん!ちょうど面白いもの見つけちゃったよ♪」
キーボードを軽快に叩く指が止まらない。
「監視カメラを追ってたんだけど……ふふっ、なんと教会施設近くの廃ホテルに出入りしてる形跡が!」
画面には衛星画像と動線解析が表示されている。鮮やかな赤いラインが廃墟とフリードの居場所を繋いでいた。
「おぉ、さすがはナンジャモだなぁ!こういうのは本当に助かるぞ」
そう言って頭を優しく撫でると嬉しそうに笑うナンジャモの姿があった。
「さすが私の太郎君だよね。これは私が活躍するチャンスがあるかもね」
「本当だな。本当にナンジャモが味方になってくれて嬉しいよ」
「むふふっ、お礼は期待しているよぉ」
そうして、俺はナンジャモから受け取った情報と共にアスカときららと行動を行う。
「とりあえず情報はこんな感じだ、良いか?」
「「…」」
俺が集めた情報。
それを見たアスカときららは眼を見開いた。
「どうしたんだ?」
「いや、私達は一応忍だから、情報を集めるのが専門だけど」
「そんな私達よりも正確な情報をここまで揃えるナンジャモって一体」
「あぁ、そういう事か」
そう言いながら、俺はクスッと笑いながら呟く。
「とにかく、情報をって」
「おお……神よ……救いを……」
雨上がりの濡れた路地で、修道服を泥にまみれさせた二人の少女がうずくまっていた。ゼノヴィアとイリナ――つい先日まで高慢にエクスカリバーを掲げていた教会の使者が、今は哀れな物乞い同然の姿で路上に跪いている。
アスカが眉をひそめた。
「なによこれ……本物?」
きららが鼻を鳴らす。
「見てわかんないわけ?偽物の方がまだマシだよ。あいつら完全に壊れてるじゃん」
確かに壊れている。かつて凛々しかったゼノヴィアの碧眼は虚ろで焦点が定まらず、イリナの金髪は雨で頬に張り付き、唇の端から涎が糸を引いていた。
「……どういうことだ?」
俺は低く唸った。
「…お前は唯我太郎、なぜ」
「いや、それはこっちの台詞だよ、何をしているんだ」
「…実は、ここにいる馬鹿が無駄遣いをしたせいで、昨日から何も食べていないんだ」
「そっそうなのか」
俺達は呆れている間に。
「…とりあえず、何か食べる?」
「「お願いします!!」」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア