サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
「……ほら」
テーブルに積まれた料理の山を見つめる二人の瞳孔が開いた。理性の欠片もない獣のような貪欲さだった。
「いただきます!」
ゼノヴィアが吠えるように叫ぶと同時に、鶏の唐揚げに爪を立てた。衣が剥がれ肉汁が滴るのも構わず丸ごと口に詰め込む。顎が軋む音が聞こえるほど噛み砕いていた。
「私も……!」
イリナはお好み焼きにしゃぶりつく。海苔や青のりが髪にくっつくのも気づかない。半熟卵が唇から垂れるたびに舐め取っている。
「はぐっ……はぐっ……んぐっ……!」
「もう一口……はやく……ちょうだい……!」
俺は目の前の光景に言葉を失っていた。美しい少女たちがここまで墜ちるとは……
「これも食べていいですかぁ?」
ゼノヴィアが三皿目のパスタに箸をつけようとした瞬間、
「そいつを俺が買う!」
「きゃっ!」
俺の命令に従ってナンジャモが新たな注文をする。
「どうやらお金の使い方を学ばせないとね」
俺は彼女たちの財布を没収してしまった。
「うぅ……ありがとうございます」
ゼノヴィアが涙目でお辞儀する。その姿は屈辱的でありながらどこか愛嬌があって……
「まったく……」
呆れながらも俺は彼女たちを見守った
「……ふん」
太郎は冷笑を浮かべながら二人の狼藉を見つめていた。テーブルには油と汁が飛び散り、床には零れた料理が点々と染みを作っている。
「あふっ……美味しいですっ!」
ゼノヴィアが顔を上げた瞬間、頬にミートソースがべっとりとこびりついていた。涎と混ざり合い口元から首筋へ流れ落ちる。
「んぐっ……もっと……ほしいです……」
イリナはフォークで突き刺したハンバーグを犬のように咥えている。金髪の束がスープに浸かりながら咀嚼音が響く。
アスカときららは蒼白な顔で傍観している。
「ねぇ太郎……これって酷いんじゃない?」
きららが袖を引くが太郎は冷たく言い放つ。
「これが"教会の戦士"の姿か」
ゼノヴィアの目が潤んだ。
「だって……お金がなくて……」
「わかってるよ」
太郎は立ち上がると皿を押し戻した。
「ただし一つ条件がある」
「えっ」
イリナが即答する。服の裾で顔を拭う。汚れがますます拡がる。
「これから俺がフリードを初めとした奴らを片付ける為に手となり脚となれ」
「えっえぇ!」
「そんな事、出来る訳」
「えぇ、良いのか?こういう痴態がばら撒かれたらどうなるのか」
「なっぐっぅ」「卑怯な!」
俺の一言に対して、ゼノヴィアとイリナは言うが。
「王とは、民の為に手を汚す事も厭わない!故に、これもまた王の役目だ!」
そう、俺は宣言した。
それに対して、アスカときららは。
「「・・・えっ、これって、卑怯に入るの?」」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア