サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
俺が招待された席は部屋の中央よりやや後方。円卓の端にぽつんと置かれた椅子だった。
「皆さんお集まりいただき感謝します」
サーゼクス・ルシファーの声が響く。その隣にはリアス・グレモリーとソーナ・シトリーの姿もある。三大勢力の代表者たちが次々と登壇して挨拶を始めた。
「……っ」
思わず息を呑む。
「さて本題に入りますが……」
議長を務めるサーゼクスが話し始めた、各々が話し始める。
それは、堕天使側、天界側、悪魔側。
各々が、その意見を言っていく。
それと共に、ついに。
「それじゃ、最後に今回の1件の功労者である太郎君、君の意見を聞かせて貰うか」
「そうだな、俺は」
円卓に座る俺の声は思ったより低く響いた。皆の視線が一斉にこちらを向く。サーゼクスは僅かに眉を寄せた。
「平和は良いだろう。だが過去の罪は清算されていない。お前ら悪魔も堕天使も天使も散々殺し合ってきたじゃないか」
俺は指を一本ずつ折りながら数えた。
「無関係な人間を巻き込んでな。それなのに今さら握手ですか?冗談じゃない」
喉の奥が熱くなる。
「確かに過去に禍根はある」
サーゼクスがゆっくりと言葉を選ぶ。
「だが未来のために」
「未来だと?」
鼻で笑ってしまう。
「未来のために今の犠牲者を黙らせろってか?俺は絶対許さん」
拳を握りしめる。爪が掌に食い込む痛みが冷静さを保たせた。
「もし平和がただの建前なら」
俺は立ち上がりテーブルに両手を置いた。椅子がギシリと軋む。
「俺がその仮初の平和を叩き壊す」
一瞬の沈黙。誰もが息を潜めているようだった。
「その時は」
言葉を選んでいる場合ではない。
「お前ら全員敵だ」
「随分と過激な意見だ」
彼の声は意外にも穏やかだった。
「しかし君の正義感には敬意を表するよ」
敬意だと?内心で毒づく。
「ならば君は、ある意味、我々の抑止力に最適かもしれないな」
「・・・人間で高校生の俺をか?」
俺は思わず尋ねてしまう。
けれど。
「だからこそ」
サーゼクスは口角を微かに吊り上げた。
「普通の人間で済まないかもね」
そうして、会議が終わりを迎えようとした時。
俺達の時間が止まった感覚がした。
「おいおい、まさかこんな時にテロかよ」
「テロって?」
「それは、アザゼル、君が言っていた」
「あぁ、禍の団だ」
「・・・」
その組織の名前を知っている。
だからこそ、俺は腕を組む。
これはかなりヤバいか?
そう考えていると、会議室に現れたのは、1人の女性。
褐色の肌に眼鏡をかけた女性は、そのまま、俺達を見る。
「先代レヴィアタンの血を引く者、カテレア・レヴィアタン」
その人物の名を告げられる。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア