サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
「エクスカリバーに関して、実は私達の方でも情報が来たの」
怪しい不審者からの襲撃を受けた後、マリアさんは俺の安全の為に護衛をして貰いながら、家に同行してくれた。
その際に、マリアさんから伝わったのは、今回の1件の不審者の裏で動いていると思われる事件。
その事件の内容は、どうやら教会で保管されていた聖剣が盗まれたらしい。
「それで、その盗まれた聖剣が」
「エクスカリバー、聞いた事はあるはずよね」
「まぁ、かなり有名な聖剣だからな」
それと共に、俺はエクスカリバーの情報を纏めながら、そのまま事件の内容を聞く。
エクスカリバーを管理していた教会の警備は十全だった。
だが、その十全な警備でも打ち破り、保管されていたエクスカリバーを盗み出した。
「その首謀者がこの街にいると」
「・・・えぇ、この街で何かを企んでいるのまでは辿り着いた。けれど、それ以上を探ろうにも情報があまりにも少ない。だからこそ」
そうして、マリアは俺の方を見つめる。
「我が王に聞きたい。この街で何が起きるのか分かりますか」
その問いかけに対して、俺は腕を組む。
「現状の情報だけじゃ、エクスカリバーを奪った奴らがなぜここに来たのか。それを考える為には、この街で戦えば、何が起きるのかを考えないといけない」
「この街で」
そうして、マリアも頷く。
「ここは、悪魔が管理している土地という事は既に分かっているわ。けれど、そんな悪魔の土地でわざわざテロのような行為を行って、何が得があるのかしら」
普通に考えれば、その行為は良い事は起こらない。
普通に理解出来る事だ。
けれど。
「それは俺達から見て、不利益だった場合だ。エクスカリバーを盗み出した奴らにとって、それを行えば出来る事があるんじゃないのか?」
「・・・悪魔が管理する土地で」
「首謀者は、分かっているのか?」
「・・・堕天使コカビエル、それだけは分かっているけど、それ以上は」
「決まりだな」
「決まり?」
その単語を聞けば、俺は嫌でも分かる。
「理由までは分からないけど、こんなのが三つ揃ったら、嫌な予感しかしないだろう。天使が管理している聖剣を使って、悪魔が管理している土地で暴れた堕天使。
これらが合わされば、少なくとも宣戦布告だと思われても可笑しくないだろ」
「まさかっ戦争を起こそうとしているの⁉︎何の理由も分からないのに」
「戦争なんて、下らない理由で起きるからな。とりあえずはマリアに聞きたい事がある」
「・・・何かしら」
「この事は、おそらくは教会側も何か動きがあるはずだ。それを含めて、調べてくれないか」
「分かったわ」
それと共に、今回の1件がこれまでと同じように厄介な事件になる。
それを理解すると、俺は頭を抱える。
女王は誰にする?
-
アルファ
-
ララ·サタリン·デビルーク
-
エミリア