サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
「それはどういう意味だ?」
「・・・天使は、他の種族よりも人が必要としているのは、私達自身では天使を増やす事が出来ないからです」
「自分自身では」
それと共に天使の、その生体を詳しく教えてくれた。
頭上に天使の輪を浮かべ、光の力を操ることができる種族。邪なことを考えると「堕天使」へと堕ちる。
それはつまり、性行為もまた邪な事に入るのか。
「だからか」
「えぇ、我々自身が戦い続ければ、きっと我々は消えてしまう。だからこそ、人々を騙す結果になったとしても」
その時のガブリエルさんは、悲しそうな表情。
だけど。
「それが、本当に邪な事に入るのか?」
「それは、一体どういう事なんですか?」
俺の問いかけにガブリエルの表情が凍りついた。
「・・・俺には好きな奴がいる。そいつと行為を行っている時に、邪だとは思っていない。だって、好きだからな」
「好意、つまりは愛ですか」
「あぁ、それは、天使も神も同じじゃないのか?だって、神の愛を再現させたのが、システムじゃないのか?」
十二枚の翼が大きく広がっていた。
「しかしそれが"特定の誰かへ向けられる"ことが問題なのです」
翼の羽毛一枚一枚が光の粒子となって宙を舞う。
「感情は危険です」
ガブリエルの瞳孔が微かに拡大した。
「特別な誰かを強く想えば……嫉妬や執着という"歪み"が生まれてしまう」
彼女の長い指が自らの胸元を押さえる。
「それが堕天の種となるのです」
ソラが食い下がる。
「でも!それでも愛するのは悪いことじゃないはずです!」
その声に反応してかガブリエルの翼が一度収縮した。
「ソラ……あなたは」
彼女は目を瞑って何かを抑え込もうとする。
「地上では人間たちが自由に愛し合っていますね」
深いため息が響く。
「……そうかもしれません」
ガブリエルは儚げに微笑む。十二枚の翼が風もないのに揺れた。
「本来の意味で言えば……愛は尊いものです」
その声は蜜のように甘い。だが同時に硝子のように脆く響く。
「しかし天界のシステムは」
彼女はそっと掌を自分の胸元に添える。
「時に私たちの愛を……“欲望”と誤認します」
ガブリエルの指が震える。
「特定の誰かを強く想うこと—それは時に嫉妬や独占欲を生み出し」
瞳孔が微かに揺らいだ。
「天使としての資格を喪失させるのです」
その空気が重く淀む。ステンドグラスから射す光が突然暗くなった気がした。
「そうかな?誰か1人を愛する事が、そんな事になるとは思えないけどな」
「それは」
「・・・だったら、試してみるか?」
「えっ」
俺の提案にガブリエルさんはどこか驚きの表情だった。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア