サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
事件が終わった後の出来事に関して、軽くだが振り返る。
今回の事件に関して、死亡したのはコカビエルを率いるエクスカリバーによるテロを行おうとした集団。
事件の被害者は、リアスさんの所にいた騎士だけ。
彼は、どうやらエクスカリバーに対して強い恨みを持っており、その1件があってから単独で動いていた。
彼を止める為に行動しようとしたが、手掛かりは結局掴む事が出来ず、エクスカリバーに対して一人で挑んで、死んだらしい。
もしかしたら、誰かが彼を止めていたら、その運命も変わっていたかもしれないが、それはもしもの世界でしかない。
その後の対応として、駒王学園を爆破した件に関して、俺に対して処罰が下される可能性がある。
一応、街を救う為だと言う名目で動いてはいたが、駒王学園を潰すというのはやりすぎだとの声が聞こえる。
だが、実際に爆発が起きていたのであれば、周辺の被害は更に酷い事になっていた筈である。
そう言った事情もあり、今のところ俺の処罰については決まっていない。
「これで良かったの?」
「何がです?」
マリアさんが俺に問いかけて来る。
今回の事件に関して、やはり疑問があったようだ。
「どうして、あんな方法でコカビエル達を止めようとしたんですか?」
その問いに対して俺は笑うしかなかった。
「だって、あの時、他に方法はありませんでしたからね」
「でも、もっと別の方法があったんじゃないですか?」
そう言われて考えてみるが、やはり他の方法は思い浮かばなかった。
そもそも、コカビエルがどれほどの戦力を持っているか分からなかったし。
「確かに方法はあったかもしれない。けれど、それを行った場合、俺達の誰かが死んでいた可能性はある」
相手は、過去の戦争で名を残した堕天使。
さらには、伝説の剣まで揃っている
こちら側の戦力が不十分な状態でも戦いに挑めば、誰かが死ぬ。
分かりきった事ならば、犠牲者がなく済む方法が一番だ。
「それより、俺の方が聞きたい事があるんだ」
「なんでしょう」
「なんか、借金とかないよね」
さすがに駒王学園ごと破壊した以上は、何かしらの罰を受けなくてはならない。
もちろんお金がないわけではない。ただ、それだけで済まされるかどうかはわからない。
「その心配はないわ。むしろ、今回の1件で、街を救う為の策を考えたのだから、あなたに賞賛が与えられるかもしれないわね」
「そっか・・・まぁいいか」
まぁ、その辺は大丈夫か。
「まぁ、けど」
「・・・けど」
すると、マリアは目を逸らしていた。
「今回の1件で、三大勢力があなたに興味が出たのか、接触がある可能性があるわ」
「・・・なんで」
「今度、ここで三大勢力による会議が行われる可能性があるわ。だから、その、気をつけなさい」
「気をつけろと言われても」
「まぁ、今は気にしない方が良いかもね。ただ、そう言った可能性があるのは覚えておいて」
そう言われても困る。
正直、三大勢力なんて知らない。そんな組織に対して興味はない。
ただ、今後こういった騒動に巻き込まれないようにだけは注意しておこうと思った。
女王は誰にする?
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