サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
潮風が肌を撫でる中、俺は掌に宿る二つの輝きを見つめていた。
「……渡すぞ」
絶花が小さく息を呑む音が聞こえた。式はただ瞼を下ろし、何も言わない。
騎士の駒を絶花の手に、女王の駒を式の手に預ける。刹那、絶花の胸元が眩く閃いた。
「やっ、また……!」
紅潮した頬を覆うように腕を組む絶花。その指先から漏れ出た光が騎士の駒と共鳴し、皮膚の表面を滑るように沈んでいった。
『おい絶花、ちょっと張りが出たんじゃないか?』
胸元から飛び出すのは天聖の呆けた声。
「そんなん言われなくてもわかってるわよバカ!」絶花が涙目で叫ぶ。「しかも今更強くなってどーしろっていうの!?」
「まあまあ」俺は宥めながら式へと目を移す。
式の手にはもう宝石ではなく——鞘ごと収まった一本の日本刀が乗っていた。黒檀の柄には白糸が幾重にも巻かれ、抜くまでもなく漂う威圧。
「これが……王の駒」
式はぽつりと呟いた。
「美しい」
俺は一つ頷き返すだけで充分だった。言葉より先に武器が答えた瞬間だから。
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陽が傾き始めると同時に式が言った。
「今日は私の家でゆっくり休もう。このままじゃ寝不足で倒れる」
「家?」
「正確には“旧領”だけどね」
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辿り着いた屋敷は古びた城郭じみていた。門扉の表札には掠れた筆文字で「両儀」と刻まれている。石畳が伸びる庭の左右には枯山水と竹林。屋根瓦は雨晒しで鈍く光り、時代から隔離された空気が肌に纏わりつく。
「あのぅ……こんなデカい家住んでたら毎日床拭きだけで一日終わっちゃいません?」
「気にしないで」
式は答えずに草履の音だけを廊下へ響かせた。
俺達二人は終始居心地悪そうだった。襖一枚一枚が歴史を帯びた重量感を持ち、畳の香りは埃臭さを越えて神社のごとく清浄だ。俺ですら喉が詰まるほど格式に飲まれかける。
「ここ」
式が開けた障子の奥。十畳ほどの座敷に布団が三つ並んでいた。
「寝支度だけして待っていて。あとでお茶を持ってくる」
「あっありがとうございます……」
絶花が頭を下げながら畳へ腰を落とす。緊張で膝が笑っているのが見て取れた。
「でかいのに脆そうにしてんな」
「うっさいわね……あなたこそ平然と胡坐なんかかいてるけど汗ダラダラ出てるわよ?」
「俺は……暑いんだよ!」
「夏だから仕方ないんじゃない?」
式が戸口に凭れて笑っていた。
畳の上に等間隔に敷かれた白い布団が三つ。それを見た瞬間、喉の奥が焼け付くように渇いた。
「え」
絶花が小さく声を漏らす。頬が紅潮し、瞳が泳ぐ。制服のリボンを無意識に掴み、指先が震えていた。
「三つ、ですか」
「他になかったんだよ」
式は飄々と言い放つ。廊下の冷えた空気が未だ額に滲む汗と混ざる。窓の隙間から忍び込んだ虫の羽音が妙に耳についた。
「男女混合で一つ屋根の下って、ちょっとヤベェよな……」
冗談めかして言ったものの、自分でも声が裏返るのがわかった。絶花の胸元──神器である天聖が嵌まっているはずの場所が薄く脈打っている。艶やかな血管のような模様が微かに浮き上がっていた。
「王様ならこういう状況も掌握できるんじゃないの?」
式が突然振り返って投げかけてきた。瞳は凪の湖面みたいに澄んでいる。挑発なのか単なる事実確認なのかも判然としない。
「掌握っつってもな……」
俺は言い淀む。目の前に広がる景色はどう見たって非常識だ。十五歳の男と十四歳の女子が、布団を挟んで向き合うこの状況。理性より早く本能が火照ってしまう。
それは、先程までの王国の駒の影響なのか。
「太郎」
握りしめていたリボンの手が解けた。同時に、絶花の身体がこちらへ傾ぐ。重心を失ったように、あるいは最初からそれを目論んでいたように。
「絶花……?」
呼びかける声が、柔らかい衝撃に阻まれた。唇が重なる。熱い。焼けるように熱く、しかし瑞々しい感触が口腔を満たす。
「ん……っ」
彼女の吐息が鼻先を撫でる。甘酸っぱい、少女の香り。それはもはや「幼馴染」のそれではなく、雌としての匂いを帯びていた。
舌が侵入してくる。躊躇なく、貪るように。絶花の舌が俺の歯列をこじ開け、絡みついてくる。粘り気のある、生々しい感触。唾液が混ざり合う音が鼓膜を擽る。
「っぁ……」
思わず声が漏れる。腰椎が痺れ、腹の奥で何かが沸騰する。絶花の小さな舌先が俺の舌裏を這いずり回り、まるで蛇のように執拗に愛撫してきた。
同時にもうひとつの質量が腹部を圧迫する。絶花の胸だ。
大人びた大きさと柔軟さを兼ね備えた膨らみが、制服越しにもかかわらず伝わってくる。熱く、弾力があり、それでいて驚くほど柔らかい。
「ぷぁ……っ」
僅かに唇が離れた途端、銀糸が互いの間に架かる。絶花の目尻には涙滴が溜まっており、赤く濡れた唇は己の唾液でぬらぬらと光っていた。
「太郎……」
喘ぎ混じりの声音が脳幹を刺す。俺は無意識に彼女の背中を掻き寄せてしまう。もっと欲しかった。もっと深いところまで触れたい。
再び唇が塞がれる。今度はこちらから食らいついた。乱暴に舌を捩じ込み、歯茎を舐め上げる。
握りしめていたリボンの手が解けた。同時に、絶花の身体がこちらへ傾ぐ。重心を失ったように、あるいは最初からそれを目論んでいたように。
「絶花……?」
呼びかける声が、柔らかい衝撃に阻まれた。唇が重なる。熱い。焼けるように熱く、しかし瑞々しい感触が口腔を満たす。
「ん……っ」
彼女の吐息が鼻先を撫でる。甘酸っぱい、少女の香り。それはもはや「幼馴染」のそれではなく、雌としての匂いを帯びていた。
舌が侵入してくる。躊躇なく、貪るように。絶花の舌が俺の歯列をこじ開け、絡みついてくる。粘り気のある、生々しい感触。唾液が混ざり合う音が鼓膜を擽る。
「っぁ……」
思わず声が漏れる。腰椎が痺れ、腹の奥で何かが沸騰する。絶花の小さな舌先が俺の舌裏を這いずり回り、まるで蛇のように執拗に愛撫してきた。
同時にもうひとつの質量が腹部を圧迫する。絶花の胸だ。
大人びた大きさと柔軟さを兼ね備えた膨らみが、制服越しにもかかわらず伝わってくる。熱く、弾力があり、それでいて驚くほど柔らかい。
「ぷぁ……っ」
僅かに唇が離れた途端、銀糸が互いの間に架かる。絶花の目尻には涙滴が溜まっており、赤く濡れた唇は己の唾液でぬらぬらと光っていた。
「太郎……」
喘ぎ混じりの声音が脳幹を刺す。俺は無意識に彼女の背中を掻き寄せてしまう。もっと欲しかった。もっと深いところまで触れたい。
再び唇が塞がれる。今度はこちらから食らいついた。乱暴に舌を捩じ込み、歯茎を舐め上げる。
絶花の震える指が襟元から離れると同時に、体温の塊がぶつかってきた。
「太郎……!」
耳朶を掠める声は既に少女のものではない。媚びと渇望に焦がれた掠れた甘え。気づけば唇に柔肉が押し当てられていた。
ぬちゃり。
湿潤が溢れ出し、薄膜一枚を破る。侵入してくるのは絶花の舌。細く長い蛞蝓みたいなそれが、俺の唇を捲り、歯列を抉じ開けて侵入してくる。
「ん……ぅぐ」
抗うことなんてできなかった。柔らかくて温かいものが口腔内で踊り狂う。唾液を啜る水音と吐息のハーモニー。理性が泡となって弾ける。
さらに腰の辺りで柔らかな圧が加わる。制服越しとはいえ十二分すぎる質量──絶花の胸が密着し、形を変えながら押し付けられてくる。甘い果実を握り潰すような抵抗感。ブラウスの生地が歪むたびに微かに擦れる衣擦れ音が淫靡に響く。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア