サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
俺は三人でアパートの一室にいた。昨夜の戦いの後、泥のように眠り、気がつけばもう昼前だ。窓から差し込む日差しがやけに眩しくて、二日酔いでもないのに頭が重かった。いや、精神的な疲れか。テレビをつけると、ちょうどニュース番組が流れている。画面には昨夜の倉庫跡地が映し出され、リポーターが興奮した口調で叫んでいた。
『こちらが問題の巨大ロボットです!目撃者によりますと、三色の巨人が突然現れ、謎の怪物と戦闘を繰り広げたとのこと!専門家も困惑するこの現象、果たして何が起きているのでしょうか!』
「……やっちまったな」
俺はソファにだらりと背を預け、天井を見上げた。画面にはぼやけた映像ながら、確かにジュウオウガオガイガーらしきシルエットが映っている。しかもタイトルテロップは「衝撃!駒王街に巨大ロボ出現!」と派手に踊っていた。これが全くの偶然なら笑い話で済むが、そうはいかない。あの戦いの後、敵の残骸は跡形もなく消え去ったが、倉庫の破壊跡は生々しく残っている。目撃者だって何人もいるだろう。俺は頭をかきながら、ため息を漏らした。
「これからは慎重に動かねぇとダメだな。目立ちすぎると後々面倒だ」
「何言ってんだい、少年」
レオーネが缶ビールを片手に、豪快に笑った。昨夜もあれだけ飲んだのに、もう新しい缶を開けている。相変わらずの酒豪ぶりだ。
「面白ぇじゃないか!巨大ロボに変身できる王サマなんて、この街じゃそうそういないだろ。アタシは好きだよ、こういう派手なの」
「好きとか嫌いの問題じゃねぇんだよ。俺はこの街で普通に生活しなきゃならねぇんだ」
「普通って、お前さんがか?」
レオーネはビールを一口飲み、ニヤリと笑った。
「唯我太郎は王になる男だろ。普通なんて目指してどうするんだい。王は目立ってなんぼじゃないか」
「それはそうだが……まだ時期があるだろ。絶花もまだこっちに来てねぇし、この街のこともよくわかってねぇ」
俺がそう言うと、部屋の隅から気だるげな声が聞こえてきた。
「うるさい……ニュースくらい静かに見て」
エレンがベッドの上で枕を抱きしめながら、眠そうにテレビを睨んでいる。サメの尻尾がだらりと垂れ、布団からはみ出していた。
「お前、まだ寝てたのかよ」
「寝てた。でも、お前たちがうるさいから起きた。レオーネの笑い声、壁に響いてる」
「ははっ、悪いねぇ」
レオーネは全く悪びれずに笑い、缶ビールを掲げた。
「でもまあ、少年の言うこともわかるよ。確かに、もう少し情報を集めてから動いた方がいいかもしれないね。昨日みたいにいきなり飛び出すのも悪くないが、相手が何者かもわからねぇうちは慎重にいくべきだ」
「わかってんじゃねぇか」
「当たり前だろ。アタシだってナイトレイドで暗殺者やってたんだ。情報の重要性は身に染みてるよ」
エレンが枕に顔を埋めながら、くぐもった声で言った。
「私は面倒だから、なるべく戦いたくない。でも、お前がやるなら仕方なくつきあう」
「……そりゃどうも」
俺は苦笑しながら、テレビの画面を見つめた。ニュースはすでに別の話題に移っている。どうやら巨大ロボの件は、まだ詳細が掴めていないらしい。だが時間の問題だろう。この街にはオカルト研究部だの悪魔だのがウヨウヨしている。俺たちの存在が知られるのも、そう遠い話じゃない。
「まあいい。とりあえず、今日は情報収集だ。二人とも、手伝えよ」
「了解、王サマ」
「めんどいけど、仕方ない」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア