サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
「全員、散開しろ!」
俺が号令をかけると、四人のジューマンたちが一斉に動き出した。空を舞う堕天使は全部で三体。さっきまで俺たちに不意打ちを仕掛けてきた連中だ。背中の黒い翼を羽ばたかせ、光の槍を手に俺たちを睨みつけている。
「ジューマンごときが、この堕天使たる我らに敵うと思うな!」
堕天使の一体が手をかざし、無数の光の矢を放ってきた。黒い閃光が雨のように降り注ぐ。俺は翼を広げて急上昇し、矢の雨を回避する。鷹の視力が敵の動きを捉え、弾道を見切った。
「まずは一体!」
俺はイーグライザーを手に、急降下からの斬撃を仕掛ける。ワシの急降下を模したその一撃は、堕天使の右翼を深く斬り裂いた。黒い羽根が舞い散り、堕天使が苦痛の声を上げる。
「ぐあっ……!」
「テメェら、大将に手を出すんじゃねェ!」
地上からガーフィールが跳躍し、二体目の堕天使に飛びかかった。虎の瞬発力を活かしたその動きは、まさに猛獣そのもの。彼の専用武装が唸りを上げ、堕天使の光の槍をへし折る。
「な、なんだこいつら……!」
「これが俺たちの連携だぜェ!」
ガーフィールの拳が堕天使の腹部にめり込み、地面へと叩き落とした。その衝撃でアスファルトがひび割れ、粉塵が舞い上がる。
「逃がさない」
エレンが水流を纏った鋏を振るい、三体目の堕天使の動きを封じる。サメの本能が捉えた獲物は逃がさない。氷の斬撃が堕天使の翼の付け根を凍らせ、飛行能力を奪った。
「くっ……この、獣どもが!」
「獣で悪かったねぇ」
レオーネが獅子の爪で四体目の堕天使を引き裂く。雷を纏った一撃は堕天使の防御ごと切り裂き、黒衣をボロボロにした。彼女は笑みを浮かべながら、追撃の構えを取る。
「まだまだ、これからだよ!」
「時間がない。早く終わらせる」
マンモスマンが長い鼻を鞭のようにしならせ、五体目の堕天使の脚を絡め取る。そのまま巨体を活かした投げ技で地面に叩きつけた。衝撃でクレーターができ、堕天使が動かなくなる。
「全員、今だ!」
俺は地上に着地し、ジュウオウバスターを手にした。四人も同じくジュウオウバスターを構え、五つの銃口が一体の堕天使に狙いを定める。さっきまで俺に不意打ちを仕掛けてきた、どうやらこいつがリーダー格らしい。
「な、なんだ……その武器は……!」
「喰らえ!これが俺たちの連携必殺技だ!」
五人の声が重なる。
「「「「「ジュウオウシューター!!!」」」」」
五色の光弾が一斉に発射され、空中で一つに融合する。赤、黄、青、白、緑の五色の螺旋が巨大な光の奔流となり、堕天使の身体を貫いた。
「ぐわあああああっ!!」
光が弾け、堕天使が地面に倒れ伏す。黒い翼が消え去り、身体から靄が立ち上っていく。
「はぁ……はぁ……やったか?」
俺が息を整えながら呟いた、その瞬間だった。
「まだだ……まだ終わってはいない……!」
倒れたはずの堕天使が、懐から銀色のメダルを取り出した。コンティニューメダルだ。
「まずい、止めろ!」
俺の叫びも虚しく、堕天使はそのメダルを口の中へ放り込み、飲み込んだ。瞬間、黒い靄が爆発的に噴き出し、堕天使の身体が異常な速度で膨張していく。
「ぐ……がああああっ!!」
堕天使の叫び声が轟音に変わる。身体がみるみるうちに巨大化し、周囲の建物を軽々と超えるほどの巨体になった。背中の翼もそれに比例して巨大化し、羽ばたくだけで突風が吹き荒れる。
「またかよ……!」
「どうやら、これが最後の一匹みたいだね」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア