※この作品はR-18です。

サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏)   作:ボルメテウスさん

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重量級バトル

俺は胸の王国の駒に手を当て、王者の資格を発動させた。巨大化した堕天使を見上げながら、隣に立つガーフィールとマンモスマンに声をかける。

 

「やるぞ、お前ら!」

 

「了解だぜェ、大将!」

 

「ボスの命令なら」

 

三人の駒が空中で輝き、立方体状に展開していく。赤い光、白い光、緑の光がそれぞれ巨大な金属の塊へと変形を始めた。

 

『イーグル!』

 

空から舞い降りたのは、ワシの本能を宿した赤いジュウオウキューブ。

 

『タイガー!』

 

地面を駆けて現れたのは、虎の本能を宿した白いジュウオウキューブ。ガーフィールの闘気が宿り、縞模様の装甲が猛獣の如き力強さを放つ。

 

『エレファント!』

 

大地を揺るがして現れたのは、マンモスの本能を宿した緑のジュウオウキューブ。その巨体は圧倒的で、一歩動くだけで地面が陥没するほどの重量感がある。

 

「三つの王者の資格よ、一つに集え!」

 

俺が叫ぶと同時に、三体のジュウオウキューブが空中で組み合わさっていく。金属が噛み合う轟音が響き、関節が繋がり、装甲が展開する。光の奔流が渦を巻き、巨大な人型のシルエットが浮かび上がった。

 

『5!4! 1! ジュウオウキング!』

 

合体完了の電子音声が鳴り響く。そこに立っていたのは、三色の装甲を纏った巨大ロボット――ジュウオウキングだ。今回はワシ、トラ、マンモスの組み合わせによる、パワー重視の形態である。

 

「さあ、これで終わらせるぜ!」

 

俺が操縦桿を握ると、ジュウオウキングが巨大な剣を構えた。ガーフィールとマンモスマンもそれぞれのコックピットで戦闘態勢に入る。地上ではレオーネとエレンが援護に回っていた。

 

「喰らえ、堕天使!」

 

ジュウオウキングが踏み込み、巨大な剣を振り下ろす。堕天使は翼を広げて回避し、上空から無数の光の槍を放ってきた。黒い閃光が雨のように降り注ぎ、周囲の建物を粉砕していく。

 

「くっ……数が多い!」

 

俺はとっさに剣で槍を弾き飛ばすが、次から次へと新しい槍が生成され、キリがない。ガーフィールが唸るように叫んだ。

 

「ちくしょう!キリがねェぞ!」

 

「時間がない。このままではジリ貧だ」

 

マンモスマンの冷静な声がコックピットに響く。確かに、防御に回っているだけでは消耗するばかりだ。何か策を考えなければ。

 

「なら、まずはあの翼をどうにかする!」

 

俺はジュウオウキングの右脚に意識を集中させた。今回の形態はマンモスの力が宿っている。重量級の脚部は、防御力と破壊力を兼ね備えているはずだ。

 

「マンモスマン、右脚の出力を最大に!」

 

「了解した、ボス」

 

ジュウオウキングの右脚が緑色の光を放ち、装甲がさらに厚みを増す。俺はその脚を振り上げ、降り注ぐ槍の雨に向かって蹴りを放った。

 

「でやあっ!」

 

重量級の蹴りが槍の束を粉砕する。黒い光が弾け散り、衝撃波が周囲の槍もまとめて吹き飛ばした。だが、堕天使はすぐに新しい槍を生成し、再び攻撃を仕掛けてくる。

 

「ちっ、やっぱりキリがねェな」

 

「大将、どうすんだよ!」

 

ガーフィールの焦った声が響く。俺は必死に考えを巡らせた。相手は空から一方的に攻撃している。地上からの攻撃では届きにくい。ならば――。

 

「空を封じるんだ。翼をもげば、あいつは地上に落ちる」

 

「どうやって?」

 

「俺に考えがある。ガーフィール、お前の虎の瞬発力で飛び上がれるか?」

 

「ああ、できるぜェ!」

 

「マンモスマンは地上からの援護だ。俺が空中であいつの動きを封じる。その隙にガーフィールが翼を攻撃する」

 

「なるほど、いいぜ大将!」

 

「了解、ボス」

 

三人の息が合った瞬間、ジュウオウキングの背部から赤い翼が展開した。ワシの本能が覚醒し、飛行能力が付与される。

 

「行くぜ!」

 

ジュウオウキングが大地を蹴り、空へと舞い上がった。巨大な翼が風を切り、堕天使の目前まで一気に距離を詰める。堕天使が驚愕の声を上げた。

 

「なにっ!?飛べるのか!」

 

「俺たちを舐めるなよ!」

 

俺はジュウオウキングの左腕を突き出し、堕天使の翼を掴んだ。虎の瞬発力を宿したその動きは、まさに猛獣の狩りそのもの。堕天使がもがくが、ガーフィールの力でがっちりと拘束されている。

 

「今だ、ガーフィール!」

 

「おうよ!虎の爪、喰らいやがれェ!」

 

ジュウオウキングの右腕が変形し、虎の牙を模した巨大なクローが出現する。白い光を纏ったその爪が、堕天使の右翼を根元から斬り裂いた。

 

「ぐわああっ!!」

 

黒い羽根が大量に舞い散り、堕天使がバランスを崩す。片翼を失った堕天使は、その巨体を支えきれずに地上へと落下していった。

女王は誰にする?

  • アルファ
  • ララ·サタリン·デビルーク
  • エミリア
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