サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
俺は胸の王国の駒に手を当て、王者の資格を発動させた。巨大化した堕天使を見上げながら、隣に立つガーフィールとマンモスマンに声をかける。
「やるぞ、お前ら!」
「了解だぜェ、大将!」
「ボスの命令なら」
三人の駒が空中で輝き、立方体状に展開していく。赤い光、白い光、緑の光がそれぞれ巨大な金属の塊へと変形を始めた。
『イーグル!』
空から舞い降りたのは、ワシの本能を宿した赤いジュウオウキューブ。
『タイガー!』
地面を駆けて現れたのは、虎の本能を宿した白いジュウオウキューブ。ガーフィールの闘気が宿り、縞模様の装甲が猛獣の如き力強さを放つ。
『エレファント!』
大地を揺るがして現れたのは、マンモスの本能を宿した緑のジュウオウキューブ。その巨体は圧倒的で、一歩動くだけで地面が陥没するほどの重量感がある。
「三つの王者の資格よ、一つに集え!」
俺が叫ぶと同時に、三体のジュウオウキューブが空中で組み合わさっていく。金属が噛み合う轟音が響き、関節が繋がり、装甲が展開する。光の奔流が渦を巻き、巨大な人型のシルエットが浮かび上がった。
『5!4! 1! ジュウオウキング!』
合体完了の電子音声が鳴り響く。そこに立っていたのは、三色の装甲を纏った巨大ロボット――ジュウオウキングだ。今回はワシ、トラ、マンモスの組み合わせによる、パワー重視の形態である。
「さあ、これで終わらせるぜ!」
俺が操縦桿を握ると、ジュウオウキングが巨大な剣を構えた。ガーフィールとマンモスマンもそれぞれのコックピットで戦闘態勢に入る。地上ではレオーネとエレンが援護に回っていた。
「喰らえ、堕天使!」
ジュウオウキングが踏み込み、巨大な剣を振り下ろす。堕天使は翼を広げて回避し、上空から無数の光の槍を放ってきた。黒い閃光が雨のように降り注ぎ、周囲の建物を粉砕していく。
「くっ……数が多い!」
俺はとっさに剣で槍を弾き飛ばすが、次から次へと新しい槍が生成され、キリがない。ガーフィールが唸るように叫んだ。
「ちくしょう!キリがねェぞ!」
「時間がない。このままではジリ貧だ」
マンモスマンの冷静な声がコックピットに響く。確かに、防御に回っているだけでは消耗するばかりだ。何か策を考えなければ。
「なら、まずはあの翼をどうにかする!」
俺はジュウオウキングの右脚に意識を集中させた。今回の形態はマンモスの力が宿っている。重量級の脚部は、防御力と破壊力を兼ね備えているはずだ。
「マンモスマン、右脚の出力を最大に!」
「了解した、ボス」
ジュウオウキングの右脚が緑色の光を放ち、装甲がさらに厚みを増す。俺はその脚を振り上げ、降り注ぐ槍の雨に向かって蹴りを放った。
「でやあっ!」
重量級の蹴りが槍の束を粉砕する。黒い光が弾け散り、衝撃波が周囲の槍もまとめて吹き飛ばした。だが、堕天使はすぐに新しい槍を生成し、再び攻撃を仕掛けてくる。
「ちっ、やっぱりキリがねェな」
「大将、どうすんだよ!」
ガーフィールの焦った声が響く。俺は必死に考えを巡らせた。相手は空から一方的に攻撃している。地上からの攻撃では届きにくい。ならば――。
「空を封じるんだ。翼をもげば、あいつは地上に落ちる」
「どうやって?」
「俺に考えがある。ガーフィール、お前の虎の瞬発力で飛び上がれるか?」
「ああ、できるぜェ!」
「マンモスマンは地上からの援護だ。俺が空中であいつの動きを封じる。その隙にガーフィールが翼を攻撃する」
「なるほど、いいぜ大将!」
「了解、ボス」
三人の息が合った瞬間、ジュウオウキングの背部から赤い翼が展開した。ワシの本能が覚醒し、飛行能力が付与される。
「行くぜ!」
ジュウオウキングが大地を蹴り、空へと舞い上がった。巨大な翼が風を切り、堕天使の目前まで一気に距離を詰める。堕天使が驚愕の声を上げた。
「なにっ!?飛べるのか!」
「俺たちを舐めるなよ!」
俺はジュウオウキングの左腕を突き出し、堕天使の翼を掴んだ。虎の瞬発力を宿したその動きは、まさに猛獣の狩りそのもの。堕天使がもがくが、ガーフィールの力でがっちりと拘束されている。
「今だ、ガーフィール!」
「おうよ!虎の爪、喰らいやがれェ!」
ジュウオウキングの右腕が変形し、虎の牙を模した巨大なクローが出現する。白い光を纏ったその爪が、堕天使の右翼を根元から斬り裂いた。
「ぐわああっ!!」
黒い羽根が大量に舞い散り、堕天使がバランスを崩す。片翼を失った堕天使は、その巨体を支えきれずに地上へと落下していった。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア