サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
肩にずっしりと伝わるドリルの重みが、機体と一体化した俺の神経を震わせる。胸部を覆うサイの鎧が心臓の鼓動のように脈打ち、背中の真紅の翼が夜風を切り裂いた。コックピットの中、俺は操縦桿を握り締め、眼下の堕天使を睨みつける。
「これで終わりだ、堕天使」
堕天使は残った片翼を必死に羽ばたかせ、よろめきながら立ち上がった。その目は怒りと恐怖に染まり、口元からは黒い血が滴っている。
「ふ、ふざけるな……!この我が、獣ごときに敗れるなど……!」
堕天使が両手を掲げると、闇が凝縮され、巨大な光の槍が生成された。さっきまでの槍とは比べ物にならないほど巨大で、周囲の空気がビリビリと震える。奴は残ったすべての力を注ぎ込み、その槍を俺たち目がけて投げつけてきた。
「消え去れぇ!」
黒い槍が空を裂き、一直線にジュウオウグレンラガンへと迫る。だが、俺は笑みを浮かべ、右腕を突き出した。
「甘い!」
右肩に装着されたジュウオウモグラのドリルが唸りを上げ、高速回転を始める。茶色い装甲が展開し、ドリルが前方へと伸びていく。大地を砕くその力は、空気さえも粉砕し、衝撃波を生み出した。
「でやあっ!」
俺が右腕を振り抜くと、巨大なドリルが黒い槍に激突した。金属が悲鳴を上げ、黒い光が四散する。さっきまで俺たちを苦しめていた光の槍が、まるでガラス細工のように粉々に砕け散った。
「な、なにぃ……!」
堕天使が驚愕の声を上げる。俺はさらに前進し、残りの光の破片をドリルで薙ぎ払った。コックピットの中で、ガーフィールとマンモスマンの気配が高まる。
「大将!これで最後だぜェ!」
「ボス、俺たちの力を使ってくれ」
「ああ!お前らの本能、全部俺に預けろ!」
俺が叫ぶと同時に、機体全体が金色の光を放ち始めた。胸部のサイの紋章がまばゆく輝き、背中の翼が赤く燃え上がる。両肩のドリルが共鳴し合い、右腕に集約されていく。
「これは……!」
俺の目の前で、右腕のドリルがさらに巨大化していく。ジュウオウモグラのドリルがサイの角と融合し、トラの闘気がそれを加速させ、ワシの翼が推進力を与える。機体を遥かに超えるほどの巨大なドリルが形成され、その先端は夜空をも貫かんばかりだ。
「必殺!」
俺は操縦桿を全力で押し込み、スロットルを全開にした。背中の翼が爆発的な推進力を生み出し、機体全体が弾丸のように加速する。巨大なドリルが高速回転し、空気を切り裂く轟音が戦場に響き渡った。
「獣王!」
ジュウオウグレンラガンが光の矢となって突進する。堕天使が何か叫んでいるが、もう聞こえない。俺の視界はただ一点、敵の心臓部だけを捉えていた。
「ギガ!」
ドリルの先端が堕天使の胸に触れた瞬間、凄まじい衝撃が機体を襲った。だが、俺は歯を食いしばり、さらにスロットルを押し込む。サイの鎧が衝撃を吸収し、トラの闘気が推進力に変わる。
「ドリル!」
ドリルが堕天使の身体を貫き始める。黒い靄が噴き出し、翼が千切れ飛ぶ。それでも俺は止まらない。仲間たちの本能が、俺の背中を押していた。
「ブレイク!!」
俺の絶叫と共に、ジュウオウグレンラガンが堕天使の巨体を完全に貫通した。機体が敵の背後に抜けた瞬間、堕天使の身体に無数の亀裂が走り、内部から金色の光が溢れ出す。
「ぐ……があああっ……!!」
断末魔の叫びが夜空に響き、次の瞬間、堕天使の巨体は大爆発を起こした。爆炎が渦を巻き、衝撃波が周囲の建物を揺るがす。黒い羽根が雨のように降り注ぎ、やがてすべてが消え去った。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア