サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
「行くぞ、ジュウオウスカイキング!」
俺の号令とともに、四枚の翼が大きく羽ばたいた。キューブファルコンの漆黒の翼と、キューブピーコックの深緑の翼が重なり合い、夜の闇を切り裂く。両脚のキューブダチョウが爆発的な推進力を生み出し、巨神の身体を一気に上空へと押し上げる。
「■■■――ッ!」
異形と化した堕天使が、無数の翼から光の槍を放つ。闇を切り裂く無数の光条が、さながら流星群のようにジュウオウスカイキングへと迫る。しかし、俺は臆することなく前進した。
「そんなもの、俺の剣の敵じゃない!」
右手のキューブコンドルが変形した大剣――コンドルセイバーを振るう。赤銅色の刀身が唸りを上げ、飛来する光の槍を次々と粉砕していく。斬り払われた槍が夜の闇に散り、光の粒子となって消えていくさまは、まるで花火のようでもあった。
一振り、また一振り。鷹の視力がすべての光の槍の軌道を正確に捉え、コンドルセイバーがそれを寸分違わず斬り捨てる。両脚のダチュウの加速装置が、巨神に驚異的な機動力を与えているため、空中での急旋回や急停止も思いのままだ。
「すげぇ速さだ…こいつはとんでもねぇぜ、大将!」
ガーフィールが興奮した声を上げる。彼の言う通り、ジュウオウスカイキングの飛行速度は、単体のキューブファルコンよりもはるかに上だった。ピーコックの翼がファルコンの出力を増幅し、ダチュウの脚力が機動力を底上げしている。それはまさに、空を制するために生まれた形態だった。
「接近する!全員、衝撃に備えろ!」
俺はコンドルセイバーを前方に構え、一気に加速した。四枚の翼が空気を切り裂き、両脚のダチュウが爆発的な推力を生み出す。異形の堕天使との距離が、瞬く間に縮まっていく。
「■■――!」
堕天使がさらに多くの光の槍を生成し、雨あられと降らせる。しかし、俺はそれらをものともせずに突き進んだ。避けきれないものは、左手のキューブホークの盾で防ぐ。灰色の盾が展開する魔力障壁が、光の槍を弾き飛ばし、巨神の装甲を守り抜く。
「これでも喰らえ!」
ついに間合いに入った瞬間、俺はコンドルセイバーを横薙ぎに振るった。赤銅色の刀身が堕天使の無数の翼を斬り裂き、黒い体液が夜空に飛び散る。続けて斬り上げ、斬り下ろし、さらに突きを繰り出す。ダチュウの脚力による急加速と急停止を織り交ぜた、目にも止まらぬ連続攻撃だ。
「■■■――ッ!!」
堕天使が苦痛の咆哮を上げ、反撃の光弾を放つ。だが、俺は左手の盾でそれを受け止め、さらに間合いを詰めた。懐に飛び込んだ瞬間、コンドルセイバーを全力で振り抜く。刀身が堕天使の巨体を斜めに斬り裂き、深い傷口から闇の霧が噴き出した。
「トドメだ!」
俺はコンドルセイバーを高く掲げた。それに呼応するように、左手のキューブホークの盾が変形を始める。盾の装甲が展開し、コンドルセイバーの鍔と合体。両方の武器が一つになり、刀身がさらに巨大化した。燃え盛る炎が刀身を包み込み、夜の闇を朱色に染め上げる。
「さらばだ、異形の堕天使よ。お前の苦しみも、これで終わりだ」
ジュウオウスカイキングが空高く舞い上がる。四枚の翼が大きく羽ばたき、ダチュウの脚力が巨神を天の頂点へと押し上げる。月明かりが巨神のシルエットを照らし出し、その姿はさながら神話に語られる天空神のようであった。
「必殺!ジュウオウスカイ・バーニングストライク!」
俺が叫ぶと同時に、ジュウオウスカイキングは急降下を開始した。コンドルセイバーの切っ先を敵に向け、四枚の翼を折り畳み、両脚のダチュウが最大推力を放出する。巨神の全身が空気との摩擦で発熱し、やがてそれは燃え盛る炎と化した。
ジュウオウスカイキングの巨体が、さながら火の鳥のごとく夜空を駆ける。その光景は、読者諸君、想像してみるがいい。闇夜を切り裂く一筋の流星。神話の不死鳥が如き、紅蓮の閃光。それはまさに、天の裁きと呼ぶにふさわしい光景だった。
「終わりだ!!」
炎に包まれたコンドルセイバーが、異形の堕天使の巨体を貫いた。刀身が胸の中心――かつてレイナーレの心臓があった場所を正確に捉え、そのまま巨体を両断する。コンティニューメダルの暴走によって膨張した肉塊は、内部から赤熱し、やがて大爆発を起こした。
「■■■――――ッ!!」
断末魔の咆哮が夜空に響き渡り、異形の堕天使の巨体が光の粒子となって霧散していく。無数の翼が剥がれ落ち、無数の目が閉じられ、肉塊は空気に溶けるように消え去った。後に残ったのは、銀色に輝くコンティニューメダルが一枚。それはくるくると回転しながら、地上へと落下していく。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア