サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
ベッドの上で朝日が差し込む中、アリスの金色の髪が柔らかな光を纏っていた。
冥界に来たアリスと共に、屋敷でも過ごしていた。
初夜を共にしてから1週間程度が過ぎたが、二人の関係は以前にも増して親密なものになっていた。
太郎は腕の中の温もりを感じながら、彼女の寝息に耳を澄ます。しかし今朝のアリスはどこか落ち着かない様子で、何度も寝返りを打っていた。
「どうした?」
太郎の低い声に、アリスはハッとしたように目を開ける。頬が微かに赤らんでいる。
「……あ、なんでもないわ」
そう言いながらも視線を彷徨わせる姿に、太郎は微かな違和感を覚えた。昨夜はいつものように優しく抱き合い、アリスも満ち足りた表情をしていたはずだ。しかし今朝の彼女は何かを隠しているように見えた。
(後で聞いてみるか……)
太郎は内心でそう決めると、朝食の準備に立ち上がった。キッチンから流れるコーヒーの香りに誘われて、アリスもゆっくりと起き上がる。その時、彼女の視線がサイドテーブルの上に置かれた一冊の雑誌に留まった。
それは皇庁から送られてきた荷物の中に紛れていた女性向けのファッション雑誌だった。昨晩寝る前に軽くパラパラと捲った程度で特に気にも留めていなかったが、今朝のアリスの視線はその雑誌の表紙に釘付けになっている。
「『モテる女性になるための100の法則』……?」
アリスの唇から小さな呟きが漏れる。ページを捲る手が微かに震えていることに、太郎は気づかなかった。
昼下がり、屋敷の中庭に設けられたガゼボで太郎が読書をしていると、アリスがそっと近づいてきた。彼女の手には先ほどの雑誌が握られている。
「ねぇ、太郎……」
普段の自信に満ちた声ではなく、どこか不安げなトーンに太郎は眉を寄せた。アリスが太郎の隣に腰掛けると、柑橘系の香水が微かに漂ってくる。最近になってつけ始めた新しい香りだ。
「その雑誌、気に入ったのか?」
太郎が問いかけると、アリスは俯いたまま首を振った。
「……そうじゃないわ。ただ……少し気になることが書いてあったから」
ページを捲る彼女の指先が微かに震えている。太郎はそっとその手に自分の掌を重ねた。冷たい指先が僅かに温もりを取り戻していくのを感じながら、アリスの次の言葉を待つ。
「『彼を喜ばせるための秘訣』……という記事があったんだけど……」
アリスは顔を上げると、太郎の瞳をじっと見つめた。その赤い瞳に映るのは不安と期待が入り混じった複雑な感情だった。
「受身だけの女性は男性に飽きられるって……書いてあったの」
太郎の表情が微かに変わる。アリスの不安げな声に含まれた棘が胸に刺さったような感覚を覚えた。
「それで……私は今までずっと太郎に任せっぱなしで……もしかしたらあなたのことを満足させられてないんじゃないかって……」
アリスの言葉が途切れると同時に、一筋の涙が頬を伝って零れ落ちた。太郎は無言で彼女を抱き寄せると、背中を優しく撫でる。柔らかな金髪が太郎の鼻先をくすぐり、シャンプーの甘い香りが漂ってくる。
「そんなことで泣くな」
太郎の低い声が耳元で響き、アリスの肩が小さく震える。
「でも……」
「・・・俺が勝手にやりたいようにやっているだけだ。そんな事でアリスが不安に思う必要はないよ」
太郎はそう言うとアリスの唇に軽くキスを落とす。触れた唇から伝わる温もりに安堵しながらも、アリスの表情はまだ晴れないままだった。
「太郎のことは信じてる。でも……私ももっと努力しないとって思ったの」
アリスの真剣な眼差しに太郎は小さく溜息をつくと、「わかった」と頷いた。彼女の不安を完全に払拭することはできないかもしれないが、その気持ちは尊重してやりたかった。
「でも、どうすればいいか分からないわ……」
アリスが再び雑誌に目を落とすと、ページには『テクニックを磨こう』という見出しが踊っている。そこに描かれたイラストや文字列を見て、アリスの頬が再び朱に染まった。
その日の夕方、アリスは自室に籠って雑誌のページを睨みつけていた。ベッドの上に広げられた雑誌には付箋が幾つも貼られ、マーカーでラインが引かれている。彼女の真剣な表情は王女として政務に取り組む時と変わらないものだったが、その内容は全く異なるものだった。
「まずはフェラチオの基本……ね」
アリスは小さく呟くと雑誌の図解に見入る。未知の領域に対する緊張と好奇心が入り混じった複雑な感情が胸の中で渦巻いていた。ページを捲るとパイズリの説明文が目に飛び込んでくる。自分の豊かな胸を意識しながら、アリスは小さく息を呑んだ。
「大丈夫……太郎のためなら……」
自己暗示のようにそう繰り返しながらも、その日の夜。ベッドの上で太郎と向き合うと、アリスの鼓動は早鐘のように鳴り響いていた。薄明かりの中で見る太郎の表情は穏やかだが、アリスの緊張は隠せない。
「今日は……私が……」
消え入りそうな声でそう言うと、アリスは恐る恐る太郎の下半身に手を伸ばす。指先が触れた瞬間、太郎の身体が僅かに反応するのを感じて思わず手を引っ込めそうになったが、ぐっと堪えて動きを続けた。
「んっ……」
太郎の低い呻き声がアリスの耳に届き、それが新たな勇気となって彼女の行動を後押しする。しかし雑誌で見た理論と現実の乖離に戸惑いながらも必死に知識を思い出そうとする。唇が震え、指先は微かに冷たくなっている。
「上手くできない……」
半ば涙声になりながら顔を上げるアリスに、太郎はそっと彼女の頭を撫でた。
「焦るな。お前らしくていい」
その言葉に励まされ、アリスは再び太郎に向き直る。羞恥と戸惑いに震える手で慎重に動き始めた。経験したことのない行為に対する不安と緊張が全身を支配するが、それ以上に太郎を喜ばせたいという一心が彼女を動かしていた。
「こう……かしら……?」
恐る恐る舌を這わせると、太郎の吐息が微かに乱れる。その反応に励まされながらも、アリスの動きはどこかぎこちない。練習したつもりでも実際に相手を目の前にすると恐怖と恥じらいが先行してしまうのだ。
「んんっ……」
アリスの舌が特定の部分に触れた瞬間、太郎の身体が大きく震えた。その反応を見てアリスは慌てて顔を上げる。
「ごめんなさい!痛かった?」
「違う……気持ちよかった」
太郎の言葉にアリスの頬が紅潮する。照れ臭さと嬉しさが混ざり合った複雑な感情が胸の中で膨らんでいくのを感じながらも、再び太郎のものを口に含んだ。今度は先程よりも大胆に動くことができる。練習してきた技術が少しずつ形になっていく感覚にアリスは満足感を覚えていた。
「太郎……」
熱に浮かされたような声で名前を呼ぶと、太郎の手が優しくアリスの頭を撫でた。その仕草に勇気をもらいながらも、アリスは自分の胸元に手を伸ばす。雑誌に書いてあった通りに両手で自分の乳房を持ち上げると、その谷間に太郎のものを挟み込んだ。
「んっ……」
柔らかな圧迫感と共に上下運動が始まる。アリスの豊かな胸の谷間で太郎のものが擦れる感触に、二人とも同時に快感の波に飲まれていった。時折漏れる太郎の低い呻き声に応えるように、アリスはさらに動きを加速させていく。
「はぁっ……アリス……」
太郎の切羽詰まった声にアリスの鼓動も速まる。互いの体温と湿度が混じり合う空間で二人の呼吸が重なっていく。やがて絶頂の波が押し寄せてくるのを感じた瞬間―――
「もう……限界だ」
太郎の言葉と共に全身が大きく震え、アリスの胸の谷間で熱いものが迸った。その衝撃でアリスの身体も痙攣するように震える。二人は重なり合ったまま呼吸を整えるのに精一杯だった。
「上手く……できた?」
息を弾ませながら問いかけるアリスに、太郎は優しく微笑んだ。その表情を見ただけでアリスの胸には安堵と喜びが広がっていく。
「最高だったよ」
その言葉に励まされつつも、アリスの挑戦はまだ終わっていなかった。
「これからもっと頑張るから……」
決意を新たにするアリスの瞳には涙と決意が光っていた。次は騎乗位への挑戦だ。雑誌で学んだ知識を実践するべく太郎の上に跨がると、緊張で震える指先で彼のものを導く。汗ばんだ太腿が太郎の腹に密着し、体温が直に伝わってくる感覚にアリスの鼓動がさらに速まった。
「大丈夫……ゆっくりでいい」
太郎の励ましを受けながらも、アリスの動きはぎこちないままだった。初めて試みる体位への不安と羞恥心が行動を縛っている。しかし太郎の優しい声と視線に支えられながら少しずつ腰を沈めていく。柔らかな肉壁が太郎を包み込み、アリスは思わず声を漏らした。
「ああっ……入って……くる……」
圧迫感と同時に襲ってくる快感に耐えきれずアリスは太郎の胸板に手を突いた。しかしまだ序章に過ぎない。これから自分のペースで動き始めなければならないと思うと途方もなく困難な課題に思えてくる。
「動けるか?」
太郎の問いかけに頷きながらも、その動作はどこか不自然だった。ぎこちない上下運動が始まると共に結合部から粘着質な音が響く。アリスの動きに合わせて豊かな乳房が揺れ動き、太郎の視線を釘付けにする。
「んんっ……あっ……」
徐々に慣れてきたのか、アリスの動きに余裕が生まれ始めた。雑誌で覚えた知識を思い出しながら角度を変えたりリズムを変えたりと工夫を凝らす。その度に太郎の反応が変わり、アリスは新しい発見をするように興奮を覚えていった。
「これがいい……?」
囁くような問いかけと共に特定のポイントに集中して動くと太郎の全身が大きく震える。その反応に満足感を覚えつつもアリス自身も限界に近づいていた。互いの体温と湿度が混じり合い、二人の呼吸が重なり合う中で次第に絶頂へと向かって行く。
「アリス……そろそろ……」
太郎の切羽詰まった声に応えるようにアリスの動きが加速する。その瞬間――
「んんっ……ああっ!」
二人の身体が同時に硬直し、次の瞬間には弛緩した。溢れ出る熱と快感の中でアリスは太郎の胸元に倒れ込む。汗ばんだ肌同士が密着し、互いの鼓動が共鳴するように響いていた。
「太郎……大丈夫だった……?」
息も絶え絶えに問いかけるアリスに対して太郎は優しく微笑んだ。
「もちろん。とても素晴らしかったよ」
その言葉に励まされつつもアリスの挑戦は続いていく。翌日の昼下がり、中庭のベンチで二人は並んで座っていた。太陽の光を浴びながらアリスは昨日の出来事を振り返っていた。初めて挑戦した行為への不安と羞恥心は未だ残っているものの、太郎の優しい反応が自信を与えてくれていた。
「ねえ太郎……」
アリスが遠慮がちに口を開く。
「昨日のこと……どう思ってくれた?」
太郎は一瞬だけ黙り込んだ後、穏やかな笑みを浮かべた。
「すごく良かったよ。でも……」
「でも?」
不安げに問いかけるアリスの手を取りながら太郎は続けた。
「俺はどちらかと言うとお前が自分の意思で求めてくれることが一番嬉しい」
その言葉にアリスの瞳が大きく見開かれる。自分本位ではなく相手を想う気持ちこそが大切だということに改めて気づかされたのだ。
「雑誌の記事とか気にすることはないんだ」
太郎の言葉にアリスの心が軽くなる。過度な期待や不安に縛られていた自分が滑稽に思えてきた。
「それに……」
太郎が悪戯っぽく微笑む。
「俺を満足させたいと思うならもっと別の方法もあるだろう?」
その意味深な言葉にアリスは顔を赤らめつつも小さく頷いた。これからの夜がまた一段と刺激的になりそうな予感を抱きながら。
女王は誰にする?
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア