サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
オーディンからの試練を受ける事になった俺は、その護衛である戦乙女のロスヴァイセと会う事になった。
戦乙女に関しては、マリアとセレナからある程度、聞いていたが、喫茶店で待ち合わせをしていた彼女を見て、少し驚いた。
北欧にはよくいるのか銀髪のロングヘアーに、Hカップのダイナマイトボディ。頭に紫のリボンをつけているその姿は、まさに戦乙女と呼ぶにふさわしい。しかしその服装は……スーツ。
いやまぁいいんだけどね? 確かに北欧の伝統的な戦装束だと目立つだろうし。
「初めまして。私はロスヴァイセといいます」
彼女が差し出した右手を握ると、思ったよりも柔らかい。意外と女性らしい手だなと思った。
「ああ、よろしく。俺は太郎だ」
名乗り終えると同時に、ロスヴァイセの視線が俺の全身を舐めるように見渡す。その目つきは明らかに値踏みをしているものだった。
「オーディン様からあなたの人物像をよく見るよう言われています」
なるほど。そういう役目か。
「それはそれは。お手柔らかに頼むよ」
俺は微笑みながら言う。さて、どうやって彼女の懐に潜り込もうか?
「それで、今日はどうするつもりですか?」
ロスヴァイセが尋ねてきた。彼女の表情は無表情だが、どこか緊張しているようにも見える。
「とりあえず、何か飲むか? 奢るよ」
「いえ、結構です。節約第一ですから」
彼女はきっぱりと断った。どうやら金銭感覚はかなり厳しいらしい。
「まぁ珈琲ぐらいいいじゃないか」
そう言って店員に注文を頼む。
そうしていると共に、ロスヴァイセと会話を行い始める。
雑談を続けるうちに彼女の人物像が少しずつ見えてきた。
まずはその金銭感覚だ。彼女は100均巡りが趣味で、生活必需品の大半はそこで調達しているらしい。衣類はデパートのタイムセールで購入し、化粧品にはほとんどお金をかけない。そんな生活をしているせいか、かなり節約志向だ。
「貯金は大事ですよ。いつ何があるかわかりませんから」
そう言って余った小銭で貯金箱を満たすのが彼女の楽しみだという。
次に彼女の恋愛事情だ。北欧の片田舎出身の彼女は、精霊との交信や降霊術を得意とする半神の一族に生まれた一人娘らしい。両親は戦士で多忙だったため、幼少期は祖母に育てられたお婆ちゃんっ子。そんな環境で育ったせいか、同年代の同級生たちと比べて恋愛経験が少ないようだ。
「実は……今まで一度も恋人ができたことがないんです」
そう言った瞬間、彼女の目から涙がこぼれ落ちた。
「おいおい、いきなり泣くなよ」
「すみません……でも、オーディン様に言われてここに来ているのに……こんな私では……」
どうやら彼女は自分に自信がないようだ。そんなロスヴァイセを見て、俺は少しだけ心が痛んだ。
「なぁ、ロスヴァイセ」
「はい?」
「お前さんは十分魅力的だと思うぞ」
その言葉に彼女は驚いた表情を浮かべた。
「え……? 本当ですか?」
「ああ。少なくとも俺はそう思う」
俺は彼女の目をまっすぐ見て言った。すると彼女の顔がみるみる赤くなっていく。
「そ、そんなこと言われたの初めてです……」
そう言ってロスヴァイセは俯いてしまった。その仕草があまりにも可愛くて思わず笑ってしまう。
「そうだな。お前さんは少し自信がなさすぎるんじゃないか?」
「そうでしょうか……」
「ああ。もっと自分に自信を持てよ」
俺の言葉に彼女は小さく頷いた。
それからしばらくの間、俺たちは色々な話をした。彼女は祖母への恩返しとしてディスカウントストアを建てたいという夢を持っていることや、戦乙女としての能力は高いものの祖母に劣等感を抱いていることなどだ。
そんな話をしているうちに彼女の表情も明るくなってきたように見えた。
「ありがとうございます。少し楽になりました」
そう言って彼女は微笑んだ。その笑顔を見て俺も安心する。
「そうか。なら良かった」
「でも……」
そう言いながら彼女は少し悲しそうな顔をした。
「でも?」
「実は私、酒癖が悪いんです」
「へぇ?」
「ほんの少しのアルコールでタガが外れて暴れてしまうんですよ」
そう言って苦笑いを浮かべる彼女。なるほど、それが「酔いどれヴァルキリー」と呼ばれる理由か。
「まぁ人それぞれだよな」
「でも……」
「それに俺はお前さんがどんな性格だろうと構わないぞ」
その言葉に彼女はまたしても顔を赤くした。
「・・・だったら、確かめさせてください」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア