サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
「ほほっ、まさかあのお堅いロスヴァイセをああも簡単に落とすとはのう」
オーディンは楽しそうに笑みを浮かべている。どうやら彼は俺とロスヴァイセの関係が深まったことに満足しているらしい。
「お褒めに預かり光栄ですね」
俺は軽く頭を下げて答えた。オーディンはコーヒーを一口啜り、再び口を開く。
「実はのう、今回の一件には裏があったんじゃよ」
「裏?」
俺の問いかけにオーディンは不敵な笑みを浮かべた。
「うむ。実はな、お前さんとロスヴァイセの関係をどう発展させるかで賭けをしていたんじゃよ」
「賭けですか?」
「そうじゃ。ワシはお前さんがロスヴァイセを口説き落とす方に賭けていたんじゃが……見事に的中したわい」
なるほど。そういうことだったのか。オーディンは最初から俺の行動を予測していたようだ。彼の言葉には嘘偽りはないだろう。だが、彼が賭けをしていた理由が気になる。
「なぜそのような賭けを?」
俺の問いかけにオーディンは少し考えてから答えた。
「それはな……今回の一件はアースガルズの同盟を決めるための判断材料だったんじゃよ」
「同盟?」
「そうじゃ」
そのまま珈琲を飲む。
「まぁ、北欧の勢力が三大勢力の同盟に反対する勢力はかなり多いからな」
「ああ。だからこそ今回のような機会を利用させてもらったんじゃ」
なるほど。そうだったのか。
「お前さんがロスヴァイセを落としたことで、アースガルズの代表たちは同盟に賛成することを決めたのじゃよ」
オーディンは満足げに語った。俺は少し呆れた表情を浮かべる。
「つまり俺は政治利用されたってことか?」
「まぁそう言うな。結果としてお前さんはロスヴァイセという魅力的な女性を手に入れることができたのじゃからな」
オーディンは笑みを浮かべながら言った。
「それに、これはお前さんにとっても悪い話ではないはずじゃぞ」
「どういうことだ?」
俺の問いかけにオーディンは再びコーヒーを一口啜った。
「お前さんはこれから北欧神話の世界にも足を踏み入れることになるんじゃ。そうなれば様々な問題や試練が待ち受けているかもしれん。じゃがな、北欧神話の神々が味方になってくれれば心強いと思わんか?」
なるほど。そういうことだったのか。オーディンは最初から俺を利用して同盟を結ぼうとしていたのだ。だがそれは俺にとっても悪い話ではない。北欧神話の神々と繋がりを持つことができれば、様々な情報や力を得ることができるだろう。
「わかった。ありがとうな」
「なに。礼には及ばんよ」
オーディンは再び笑みを浮かべた。
「これからも頑張ってくれよ。お前さんはまだまだ成長できるはずじゃ」
「ああ。ありがとうな」
俺は微笑んで答えた。オーディンは珈琲を飲み干すと立ち上がり、「ではまた」と言って去っていった。
彼が去った後、俺は窓の外を見つめる。空は青く澄み渡っていた。
「・・・なんというか、面倒な事になりそうだな」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア