サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
放課後のざわめきが教室に満ちていた。修学旅行の班決めで浮かれるクラスメイトたち。特に兵藤のグループはテンションが最高潮だ。
「京都行ったらマジで彼女作るぞ! 清水寺とか河原町でナンパしまくろうぜ!」
兵藤が拳を振り上げる。
黒髪をツンツンと逆立てたクラスメイトは今日も元気いっぱいだ。
この駒王学園では、特に変態3人組として、松田と元浜と一緒に騒いでいる。
松田は短髪でゴツい感じの男子。
元浜は眼鏡を掛けた小柄な男子だ。
まぁ、僕の友人の少ない仲の良い連中だ。
確かに京都はデートスポットも多いだろうけどな。
「修学旅行なんて滅多に行けないしな」
「リア充爆発しろ!」
他の男子たちもワイワイ騒いでいる。
それを聞いて僕は苦笑いするしかなかった。普通の高校生なら浮かれるのも当然なのだが……。
(京都か)
そうして、青春と言える中で。
(なんか、向こうでも面倒な出来事で巻き込まれそうなんだよなぁ)
それは、少し前、京都にいる陰陽師から連絡が来た。
何やら、京都で大きな騒動が起きたらしく、それを解決する為に、俺に力を貸して欲しいという連絡だった。
しかし、その時期は、修学旅行と重なっていた為、断りを入れていた。
けれど。
(やっぱり無理そうだよな……)
そんな事を考えていた。
俺は溜息をついてポケットからスマホを取り出した。画面には無数の通知アイコンが並んでいる。ほとんどがメールかLINEのメッセージだ。
そして、誰なのか疑問に思っているが。
「えぇ」
思わずため息を吐く。
そこには、先程まで考えていた陰陽師だけではなく、妖怪側からのメッセージもあった。
詳細の内容を確認しようとすると。
「なにやってんの?」
松田と元浜が兵藤と一緒に俺の方に寄ってくる。
「別になんでもない」
慌ててスマホを隠そうとするが。
「いやいや」
「ちょっと見せてくれよ」
松田が横からスマホを奪おうとする。流石にこれを渡す訳にはいかないので、必死に抵抗する。
「おいおいおい!」
「なんだよ?」
「ちょっとぐらい良いじゃんか〜」
3人がかりで取り囲まれると逃げ場がない。仕方なくメッセージ画面をちらりと覗く。
「え?」
思わず声が出てしまった。
そこには陰陽師と妖怪からのメッセージだけでなく。
「おいおいおい」
兵藤がニヤニヤしながら俺のスマホ画面を覗き込んでくる。
「どうしたんだよ?」
松田も気になるようで身を乗り出してくる。
「ちょっと見せてくれよ」
そう言って勝手に画面をスクロールし始めた。俺は慌てて阻止しようとするが……
「ん?」
「何にも映っていないが」
「なんだよぉ」
松田と兵藤が拍子抜けした顔でこちらを見る。
「別になんでもない」
俺は慌ててスマホをポケットに戻した。彼らには見せられないメッセージだった。
そして、そのメッセージとは。
『京都にて緊急事態発生』
『至急対応求ム』
そんな内容が書かれていた。
それを受けて、色々と考えていた。
(これは修学旅行どころじゃないかもな)
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア