サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
妖怪達との話し合いが終わった。
それと共に、俺達はすぐに京都での調査を行う事にした。
だが、京都の妖怪側からの連絡役として、シオンが担当してくれた。
そして、問題の陰陽師側からは。
「どうも、川神舞だ」
そう名乗ったのは、若い女性だった。
サイドテールの髪型に、巨乳。
そして左右にある泣きボクロが特徴的なクォーターの女性。
それが彼女。
しかし。
「アンタが陰陽師側の代表って本当かよ」
そう尋ねると。
「まあね。他に適任者がいないっていうし」
「それにしてもまさか本当に鬼を従えてるとは思わなかった」
シオンを見て鼻で笑う。
その態度に思わずカチンときた。
「おい」
「お前何様だよ」
言い返す前にシオンが一歩前に出る。
「私は太郎様の眷属ですから」
「お前みたいな小娘と一緒にされては困りますね」
舞は腕を組みながら冷笑する。
「ハッ!何が家臣だか知らないけどさ」
「強い奴について行くのは生き延びるための基本よね」
「鬼とはいえ随分と弱腰じゃない?」
挑発的な言葉にシオンの眉間がぴくっと動く。
「ほう?」
「ならば試してみますか?」
一触即発の空気に僕は慌てて間に入る。
「おいおい喧嘩はいいから早く調査を始めようぜ」
だが二人とも視線だけで火花を散らしている。これじゃあ協力体制なんて到底築けそうにない。
「とにかく八坂様が囚われている場所を探さないとな」
「探すと言っても、どうするつもりなの?」
それと共に、俺は八坂様が攫われた状況を。
「須弥山の神々との会談に向かう途上で、何者かに攫われたのは分かるわ。けれど、その痕跡も何も残っていない状況では」
「・・・確かに痕跡は残っていないけれど、手掛かりはあるだろ」
「はぁ?」
俺がそう言うと、川神さんはこちらを見つめる。
「何も証拠を残さないという事は、何も残せない程に隠密性に長けている事を意味している。しかも、この京都の地で大胆に行えるという事は手段も限られている」
「それは、確かにそうだけど」
「加えて、現代日本での潜伏は難しく、裏の世界でも八坂さんの存在は重要視しているんだったら、潜伏場所も限られている筈だ」
「そう言われると・・・そうかも」
川神は少し納得した様子を見せた。
「そして、敵はなぜ、八坂さんを攫ったのか。妖怪の重鎮を攫えば、下手すれば京都市が壊滅する」
「そうだよね」
「だけど、それでも構わないという事は連中の正体は自然と分かる」
「・・・例のテロ組織の連中が関わっている可能性が」
川神さんが呟く。
「その可能性が高い。連中は日本の秩序を乱す事が目的の一つだ」
「つまり、八坂さんを攫った事で混乱を招き、その混乱に乗じて、何かをするつもりなのかもしれない」
「そうかもしれないわね」
「いずれにせよ、八坂さん程の妖怪の痕跡を消すならばっと」
そうしながら、俺はスマホですぐに他の家臣と連絡する。
「どうよ、我が王は」
すると、俺を余所にシオンは川神さんに話し掛けていた。
「は?」
「あんたみたいに喧嘩腰で馬鹿な女とは比較にならないくらい優秀でしょ」
「誰が馬鹿だ」
「少なくともお前の目は節穴よ」
「何ですって」
「ほらほら」
シオンが煽るように胸を張る。
川神さんの大きな乳房が窮屈そうに服の中へ押し込められているのが見て取れる。
「あの人に魅力を感じるんだったらもっと素直になんなさいよ」
「うるさい!」
顔を真っ赤にする川神さんの反応を見てシオンはケタケタ笑っている。
「・・・おぉい、さっさと始めるぞぉ」
「始めるって、何を」
「狩り」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア